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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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灰間「はいっ!それ、目撃しちまいました!!」

日下部「私も遠くから見た事あります。しかし、

何故、凧が火を吐けるのでしょうか・・・。」

大神「うむ。何者かが凧を改造して、殺人兵器にしたのか。

それとも、凧に何かの怨念が取りついているのか・・・。」

上川「凧は無生物ですからね。きっと、

誰かが仕組んだに違いありません。

誰でしょうね!?せっかくのお正月を潰そうとしている奴は!?」

叶野「・・・って、こんなムードで真面目な会議をしてもなァ・・・。」

叶野が暗そうな感じでこう言う。確かに、

こんなお正月なムードで防衛隊らしい会議などと、

どうかとしていると思う。

灰間「俺の予測では・・・・。多分、魔獣ではないかと思います。」

大神「魔獣・・・!確かに、

魔族は色々と摩訶不思議な事ができるけェ。

凧に火を噴かせる事さえ簡単かも知れない・・・。ちゅーか、

わしもちょうど、魔族の仕業ではないかと思うがのォ。」

上川「これから起こる怪事件を全て、

魔族のせいにすれば良いんじゃないでしょうか?」

日下部「流石に良くないと思いますよ。色々と。」

灰間「火を噴く凧。改め、凧魔獣は色が白く、

子供が落書きしたような顔のようで、表情が笑顔でありました。」

大神「ふむ。さっそく、その凧魔獣について調査する。

あと。皆にもう一つ、伝えておきたい事がある。」

隊員たちは大神のその言葉に動揺しそうになる。

大神「実は、BARがこの新しい年を迎えた記念に、

新しいメカと武器が既に開発されたそうだ。」

灰間「新しいメカと武器ですって!?」

日下部「そんな物が造られたのですか!?」

大神「うむ。魔獣たちとの戦いが徐々に困難になっていく事は、

皆もわかっているハズじゃ。もしかしたら、

今までの兵器では通用しない奴も出る。」

叶野「その事を予測して・・・。造ったと言うワケですね。」

上川「もしかして、魔獣を一撃で倒せる武器ですか!?」

大神「流石に一撃では倒せんが、君たちの頑張り次第で、

何度でも撃てば簡単に倒せると思うど。

あと数時間でこの使用可能になる。

それまで、自力で頑張ってくれ!」

隊員たち「了解!!!」


隊員たちは凧魔獣を調査しようと二手に分かれて、動き出す。

上川と叶野はどこかの町で調査し、

灰間と日下部は秋田町で調査する。

日下部「それにしても、一体。誰が凧魔獣を揚げているのかしら?」

灰間「んなもん。魔族っきゃねーだろ?多分・・・。ん?」

その時、灰間は空き地の方で何かが起こっている事に気づく。

そこで、森下と徳丸が何故か放心しているような感じであった。

野口と森川もいるが、二人は普通に何かで遊んでいた。

灰間「・・・・何やってんだ?お前ら。」

灰間は徳丸と森下の方に近づく。

徳丸「ああぁぁぁ・・・。僕。凧のように空へ浮かべるかなァ。

あ。でも、海に済む蛸は嫌だなァ。たこ焼きマントマンにされちゃお。」

森下「いっそ、凧そのものになって、空を自由に飛びたいなァ。

きっと、天国にも行けちゃうかもォ。へけけけけ・・・・。」

灰間「やべェ。精神が壊れかけてやがる。・・・っ?」

そして、灰間は野口と森川の方を見る。

二人は、羽根つきをしていた。

野口「えぃ!!」 森川「やぁ!!」

二人は互角に勝負したが、森川が勝ってしまう。

野口「ああぁぁ・・・。負けたァ。」

森川「じゃ。野口さん。また失礼しちゃうね。」

森川は野口の顔に墨を塗る。頬にハートマークが描かれる。

よく見れば、森川の顔には墨が塗られてあった。

野口「・・・あら。灰間君。こっちに来て一緒に遊ばない。」

灰間「・・・・そんな気はねーよ。大体、森川。お前、

あの凧の事を心配してないのか?」

森川「そりゃぁ心配しているさ。でも、いつまでも暗がらないで、

野口さんが僕を元気づけようと、

こうして遊んでくれている・・・。でも。

本当はやっぱり気になるんだ。あの凧の事を・・・・。」

森川が暗そうになる時。野口が笑顔でこう慰める。

野口「安心してよ。灰間君がきっと、

森川君の凧を取り戻してくれるから。」

森川「本当かぃ?」 灰間「・・・・ああ。本当だ。」

日下部「灰間!!モタモタしてないで、さっさと行くわよ!!」

灰間「おっ!そうだな。じゃ、俺はここで・・・・!」

灰間と日下部は空き地から離れる。森川と野口は互いの顔を見る。

森川「・・・・何か、いっぱい描いてるね。」

野口「・・・・今度はめんこをやらない?」

森川「そうだね。」


灰間と日下部は歩き続ける。

凧魔獣を探し出すために。その時。

日下部「っ!?灰間!!あれを見て!!!」

日下部は空の方に指をさす。灰間はそこを見る。

灰間「ん・・・・。あっ!!!」

二人は空で凧魔獣が浮かんで来た事に驚く。

凧の魔獣が現れたのだ。

凧魔獣は火を吐いて、一つの民家を焼き始める。そして、

逃げ惑う人々をも焼き殺そうと動いている。

日下部がシーバーで通信する。

日下部「日下部より叶野隊員へ!!日下部よし叶野隊員へ!!

ポイント・32で凧魔獣が現れました!!」

つづく

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