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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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コリス「に、逃げた・・・・!?」

シャドー「いえ、奴は始めるつもりよ・・・!」

モモ「何を・・・・・!?」

シャドー「ヴァルアロスの言う通り、使途は数人いる。

特にヴァルアロスは、破壊を好むから破壊使途と呼ばれているわ。」

コリス「破壊使途・・・・。でも、僕はヴァルアロスは許せない。

どんな奴だろうと、シャドーさんを絶望に陥り、

ゴダルを殺し、

その夢を踏み躙った奴を許してはいけないんだ・・・・!!」

シャドー「コリス・・・・・。」

モモ「どう?私の自慢の弟。彼はとても熱い心を持って、

誰よりも優しいのよ。コリスはね、あんたのために戦うつもりよ。」

シャドー「私の・・・・ため・・・・?」

シャドーはコリスを見つめる。彼の姿では、

美しくも熱き眼差し。敵に向けたいがために強く握る拳。

コリスはヴァルアロスを倒す事はもちろん、

シャドーとゴダルの無念を晴らそうと言う事も望んでいるのだ。

あの敵であった二人の無念を・・・。

シャドー「・・・・・コリス。」 コリス「っ!シャドーさん・・・。」

シャドーに呼ばれたコリスは表情を和らげ、彼女に方に向く。

シャドー「・・・・何故、私を助けてくれたの?どうして・・・・。

私のために戦うの?」

コリス「それは簡単ですよ・・・・。」

シャドー「・・・・・っ?」

コリス「あなたはもう・・・悪の使者ではないからです。あなたはただ、

利用された。それに、ただこの世界を夢の国に満ちた世界に、

戻したかった・・・。それだけですよね・・・・?」

シャドー「・・・・・ええ。」

モモ「コリスは、悪人以外には殺意を向けないわ。だから、

あんたを悪人ではないと見抜いて、助けたのよ。」

シャドー「コリス・・・・・。でも、私はこれまで罪を・・・。」

モモ「だったら、償えば良い!

償うだけで、きっと皆も許しれくれるよ!」

シャドー「償うだけで・・・。モモちゃん、コリス・・・。」

シャドーは二人の優しさに触れて、涙目になりそうである。

コリス「あなたは悪くない。夢の国の皆さんだって、

きっと許してくれます。だから、あなたは安心して・・・・・。」

コリスが発言を続けようとした、

その時。彼の腕のシーバーが鳴り出す。

コリス「っ!!こ、こちらコリス!!」

サキ『大変よ!!アリゾナ79地区で、使途が現れたわ!!』

コリス「な、なんですって!?姉さん・・・・!!」

モモ「ヴァルアロスめ・・・!力を見せると言うのは、

この事だったなんて・・・・!!コリス!ワーピルで基地へ戻って!!」

コリス「はいっ!!」 シャドー「私も行くわ!!」

モモ「いえ。あんたはもう戦えないでしょ・・・?」

シャドー「それでも・・・見届けたいの!彼の・・・・コリスの、

戦う姿を・・・・っ!本当に私のために戦ってくれるか・・・!!」

モモ「・・・・わかったわ!!行くわよ!!!」


アリゾナの街で、空から何者かが落ちて来た。

それはヴァルアロスだった。

ヴァルアロス「グアアアアアァァァァァァァ」

ヴァルアロスは着地するつもりだったが、偶然にもビルを踏んづけて、

そこが崩れて爆発して、その炎に巻き込まれた。だが・・・。

ヴァルアロス「グルルルルルルルルル・・・・・」

使途は生きていた。そう。ヴァルアロスは最初から、

ビルを踏み潰すつもりだった。炎の中でヴァルアロスは語りだす。

ヴァルアロス『聞けィ!!愚かな人間共よ!!!我はヴァルアロス!!

破壊使途・・・ヴァルアロスなり!!人間共よォ!!今日で、

お前らは絶滅する時を迎えるのだ!!!

この我の制裁によってなァ!!!』

街の人々「か、怪獣だああぁぁぁぁ!!!!」

ヴァルアロスの言葉を聞いた人々は怯える。逃げ出す人も多くいる。

ヴァルアロス『人よォ!!我を何と心得る!?我は使途なり・・・!

皆の者・・・我に従い、死滅せよおおぉぉぉぉ!!!

歯向かう者には地獄の苦しみを与えてくれるうううぅぅぅぅ!!!!』

ヴァルアロスはそう言って、暴れ始めた。

ヴァルアロス「グオオオオォォォォォ」 使途は左手の刃物で、

次々とビルを切り裂いて、町並みを燃やした。その間に、

逃げ惑う人々を見たヴァルアロスはにやりと笑みを浮かべる。

ヴァロアロス『人よ。何故、逃げる?

もはや命は失わんっつーのに・・・。』

ヴァルアロスは口から吐息を吐いた。その吐息が緑色のガスとなり、

そのガスが人々を包んだ。すると、人々は突然、苦しみ出す。

人々「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・!!!!!!」

人々は激痛に苦しみ、やがて肉体が腐って崩れて行った。

ヴァルアロスの吐息は毒ガスとなり、人々を腐らせて殺したのだ。

ヴァルアロス「ガオオオオオオオォォォォォォォ」

そこへ、コプターラッシュとロードラッシュが駆けつけた。

コプターはイチゴとサキが。

ロードはテブリッシュとシュドーが乗っていた。

シュドー「くっそ!!

本当ならスカイラッシュでぶっ倒してやりてーのに!」

テブリッシュ「仕方がないんだ!!

シャドーが格納庫を破壊しちまったからな!!

修理には大分時間がかかる!!」

イチゴ「とりあえず、コリス君もZEROで来る!」

サキ「それまでに戦いましょう!シャドーの想いを汚した敵を!!」

コプターとロードがヴァルアロスを倒そうと向かう。

使途はそれを見る。

ヴァルアロス『ほう・・・。我の恐ろしさを知らぬ愚か者が来たか。

良かろう!!貴様たちに地獄に苦しみを与えてやろうぞォ!!!』

コプターはバルカンで、ロードは拡散レーザーで使途で攻撃した。

ヴァルアロス「グアアアァァァウ!グオオオオオォォォォォォォ」

使途は攻撃を受けるが、何故か効いていなかった。

シュドー「効いてねェ!?」 テブリッシュ「攻撃を続けろ!!!」

ロードラッシュは走りながら、拡散レーザーを連射する。

だが、ヴァルアロスには通用できず。

コプターラッシュも続けて攻撃する。

ヴァロアロス「ゴアアアアァァァァァァ」 荒ぶる使途は近くの建物を、

左手の刃物で破壊していく。その破片がロードの近くに落ちて、

ロードが急に止める。止まらなかったら危ない。

サキ「ショットバトラーを使います!!!」 サキは立ちあがり、

コプターの窓から、ショットバトラーの銃口を出した。そして、

コプターでサキが撃てるような方向をヴァルアロスに向ける。

そして、サキがショットバトラーを発射して、使途を攻撃する。

ヴァルアロス「グアアアアァァァァオオオォォォォ」

ヴァルアロスは少し効いたようだ。だが・・・。

ヴァルアロス『こんな物かァ!?人間の力と言うのはよォ!!!

次は私が力を見せてやろう・・・!次に強き力をな!!!』

ヴァルアロスは口から野太い光線を発射し、コプターを襲う。

攻撃を受けたコプターは爆発してしまい、墜落しようとする。

サキ「きゃああああぁぁぁぁ!!!!」 イチゴ「脱出だ!!!」

二人はパラシュートで脱出し、墜落したコプターが爆発した。

テブリッシュ「コプターがやられた!!」

シュドー「くそ!!この怪獣野朗!!!」 ロードが拡散レーザーで攻撃。

攻撃を受けたヴァルアロスは口からの光線でロードを襲う。

シュドー「や、やべっ!!」 テブリッシュ「脱出だ!!!」

二人はロードから降りる。そのロードが光線を受けて爆発した。

シュドー&テブリッシュ「うわあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

近くにいた二人は爆風に吹き飛ばされるが、死んではいない。

ヴァルアロス『ぎゃははははははは!!!

これが人間の力とやらかァ!?

ちっぽけなポンコツで我に歯向かおうとは、

ふざけるにも程があんだよ!!

この無能なるクソチビ共があああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』

ヴァルアロスはそう言って、大暴れをした。刃物で壊す事はもちろん、

毒の吐息で人々を殺し、光線一発で多くのビルを破壊した。

イチゴとサキは倒れていたシュドーとテブリッシュと交流した。

サキ「シュドーさん!!テブリッシュさん!!大丈夫ですか!?」

シュドー「ちきしょォ・・・!なんて強い奴だ・・・・っ!!」

テブリッシュ「だが、

ここで諦めては駄目だ!!地上から攻撃だ!!!」

イチゴ「コリス君もきっと来るハズだ!!」 そして、4人は走り出し、

暴れるヴァルアロスに対して、一斉射撃を開始した。サキだけが、

ショットバトラーで、他の3人はウルトラシューターであった。

ヴァルアロス「グォアアアアァァァァァァァ」

使途は攻撃を受けて、4人の隊員の方に向かう。4人は連射を続ける。

ヴァルアロス『こぉんなちっぽけな銃で我を倒せると思ってるのか?

ん??我は死なぬぞォ・・・!

お前らクソ人間が死ぬまではァ!!!』

攻撃を受けながら発言していたヴァルアロスは、

空から何かが来る事に気づく。

それは、スカイラッシュZEROであった。

つづく

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モモ&サキ「むっ!?」 モモとサキが、コリスがシャドーを、

抱えた事に嫉妬するような表情をする。羨ましいそうだ。

コリス「う・・・・;」 コリスはそれを知って、青ざめる。

シュドー「羨まし・・・・。」 テブリッシュ「おま。」

シャドー「だ・・・大丈夫よ!これくらい立てるから・・・。」

シャドーはふらふらしながら、立った。

コリス「と、とにかく!マッドマウンテンへ行きましょう・・・;」

モモ「・・・・・・そうね。」 モモは暗そうに言う。

コリス、シャドー、モモは部屋から出ようと、歩く。

シャドー「あの・・・・。怒ってる・・・?;」

シャドーは恐る恐るモモに聞く。モモはまだ・・・。

モモ「・・・・別に。」 少し怒ってるみたいだ。

そして、3人は部屋から出た。

サキ「もう・・・・コリス君ったら。・・・・でも、

シャドー。今思うけど、ゴダルの事、好きだったのね。

好きな人が死ぬと、とても悲しい気分なんだろうな・・・・。」

イチゴ「サキちゃん・・・・。・・・・っ。」

そして、イチゴは恋人である杏の事を思い浮かべる。

イチゴ(杏・・・大丈夫だよ。僕はもう死なないから・・・。)


そして、モモたち3人は魔法で瞬間移動して、マッドマウンテンに来た。

多くの墓の中で、3人は目の前にある墓標を見る。その墓標は、

とても黒く、【THE・HADES・PRINCE・GODAR】と言う、

白い文字が書かれている。

その墓の前にゴダルの壊れた仮面があった。そう。これこそが、

ゴダルの墓であった。その土の中に彼の遺体が眠っている。

シャドー「ゴダル。ごめんね・・・・。でも、これで良いよね・・・?」

シャドーが座りながら、祈るように手を組んでこう言った。

コリス「・・・君の夢は必ず叶えてみせる。いつかは必ず、

冥界に行って、その世界を変えるよ。もし、もう一度、

そこで生まれ変わっても、二度と悲しい存在になれないように・・・。」

モモ「冥界でも、きっと夢と希望に溢れた世界にするから。

だから、もう眠って・・・・。天国で幸せになってね・・・・。」

その時、シャドーは涙を流し、泣きべそをかく。

シャドー「う・・・っ。うぅ・・・うえ。ひっく・・・・。ぐす。」

泣きじゃくるシャドーはモモが後ろから抱く。

モモ「・・・それ程、ゴダルが好きだったのね・・・・。」

シャドー「うぅぅ・・・。ぅ・・・うう。ゴダルぅ・・・・。」

そして、コリスも涙を流して、こう呟く。

コリス「ごめん・・・・ゴダル。全部、僕がいけないんだ・・・・っ!

あの時、力なんて全部くれてたら・・・。本当に・・・・ごめん・・・。」

シャドー「あの時、あなたの封印を解けなければ良かったんだわ・・・。

そうすれば、あなたは永遠に安らかに眠れたのに・・・・っ!」

その時、後ろからヴァルアロスの声が聞こえて来た。

ヴァルアロスの声『そんなにゴダルの会いたいのならば、

我が後を追わせようか・・・・?』

モモたち「っ!!!?」 3人は後ろを向く。そこに、

等身大のヴァルアロスがいた。使途は3人にゆっくり近づく。

ヴァルアロス「グルルルルルル・・・・・」

モモたち「ヴァルアロス!!!!!!」

ヴァルアロス『ほう・・・。墓を立てたのか?あやつは、

この世界を壊そうとした最大の悪人のだぞ?その者に、

墓など必要なかろう?何せ、故郷はあの世だからなァ・・・。』

シャドー「く・・・・っ!よくもゴダルをォ!!!」

シャドーは怒って、ヴァルアロスに襲いかかろうとするが・・・。

シャドー「あ・・・・っ!」 

シャドーは急に倒れ込む。モモが急いで抱える。

モモ「まだ回復できてないでしょ!?それに、

あんたはにはもう戦う力はないハズよ!!」

シャドー「・・・・・・っ!!」

ヴァルアロス『ふん!!

それにしても、哀れな事よ。ゴダルの輩は。

まんまと親に騙されおって、今やこのザマよ。あの親は、

子を利用したのだ!!地上へ行けば冥界は明るくなるつったな?

そんなの嘘嘘wwwあんな演技、子供でも見抜けるわぃ!」

コリス「黙れ・・・。」

ヴァルアロス『ん?てめェ、今なんつった?ま。それはおいといて、

あの子供騙しの嘘にずっと気づけず死んでしまおうとは、

何と言う無様w冥界はいかなる方法でも明るくなどなれぬ!!」

コリス「黙れ・・・・!」

ヴァロアロス『冥界は永遠の闇の世界なり!!!

それを明るくしようと、散っていった命など・・・全くの無意味!!

意味なき死いぃぃぃっ!!!』

コリス「黙れええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」

コリスは怒り爆発して、走るヴァルアロスに迫る。

モモ&シャドー「コリス!!!」 コリス「おおおおぉぉぉぉ!!!!」

コリスはそのままウルトラシューターを連射して、使途を攻撃する。

ヴァルアロス「グァオオオォォォウ」 

敵は突然、攻撃を受けてひるむ。

コリス「はああぁぁぁっ!!!」 そして、コリスは殴りかかるが・・・。

ヴァルアロス「グオゥゥ!ガオオオォォォォ」

ヴァルアロスは左手の刃物でガードで、コリスを蹴り飛ばす。

コリス「ぐあっ!!!」 コリスは離れたところを落ちる。

ヴァルアロス『てめえぇぇぇぇぇっ!!!

邪魔すんなっつってんだろ!?

おぉぉぉ!?クソッタレの蛆虫ポンコツのカスチビがよォ!!!!』

ヴァロアロスは怒って、コリスに襲い掛かる。

ヴァルアロス「グァオオオォォォォォォ」 コリス「ぅわ!!」

ヴァロアロスは刃物で攻撃するも、コリスは素早く避ける。

コリス「とああぁぁぁっ!!!でやぁ!!!!」

そして、コリスは回し蹴りで、ヴァルアロスの顔を打つ。

さらに、パンチで使途にダメージを与える。

ヴァロアロス「ガアアアアァァァァァァァァ」

使途は攻撃を受けて、さがる。

コリス「ゴダルは偉大な戦士だ・・・!それを貶す者は許さない!!」

ヴァロアロス『うるっせーんだよ!!!

あいつは意味なき行いをしたんだ!!無様に死んだんだよ!!

てめーも今すぐ、無様に死なせてくれようぞォ!!』

ヴァルアロスはそう言いながら、また斬りかかる。

ヴァルアロス「グアアァァァァ」 コリス「ふっ!!とう!!」

コリスは避けて、キックで反撃した。ひるんだ敵に追い討ちする。

コリス「やああぁぁっ!!」 コリスはパンチを仕掛ける。だが・・・。

ヴァルアロス「ギャオオォォォウ」 

ヴァルアロスはジャンプで避けた。

コリス「何っ!?」 ヴァルアロス「ガオオオオオォォォォォォ」

そして、コリスの後ろへ着地したヴァルアロスは、

気づいたコリスをすぐに斬り付けた。ズバアアァァァッ

コリス「ぐあああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

モモ&シャドー「コリス!!!!!」 斬られたコリスは倒れる。

ヴァロアロス『ギャハハハハハハハ!!!タメでは負けぬわぃ!!

力の女神は我にあり!!!貴様がウルトラマンになろうとも、

この我には絶対に勝てねェ!!

我ら使途に歯向かう者は皆、死ぬが良い!!』

コリス「ヴァルアロス!!お前はゴダルを殺して貶し、

シャドーさんを泣かせた・・・・!お前だけは絶対に許せない!!!」

ヴァルアロス『は?勝てると思ってんのかよ?ふざけんなよ!!

使途は我一人だけではない。数人もいるのだぞ?その中には、

我を上回る者がいるのだ。だが、我はこの世界を潰さん程に強い!!

今こそ、見せてやろう・・・!我の偉大なる神秘な力をなァ!!!』

そう言うと、ヴァルアロスはジャンプして、どこかへ去った。

つづく

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コリス「・・・・・そろそろ、メディカルルームですね。」

サキ「ええ・・・・。あそこにシャドーが治療を受けているわ。」

そう。二人はメディカルルームへ行くつもりだったのだ。

そして、その部屋の前に来た。コリスはそれを見て、こう呟く。

コリス(・・・シャドーさん・・・・。)

サキがドアを開けて、二人はメディカルルームへ入った。


ここ、メディカルルームで、隊員たちが全員揃う。

一つベッドでシャドーが横たわっていた。

シャドー「あ・・・っ。あ!あぅ・・・っ!!んあっ。」

シャドーは何故か喘いでいた。まるで苦痛に襲われているように。

サキ「・・・・シャドーの容態は?」

イチゴ「うん・・・。とても酷いみたいだ。」

シャドー「はぁ・・・ん!あ・・・あぁっ!!ぃあ・・・!!」

テブリッシュ「大分、ダメージが残っているみたいだな。」

シュドー「仕方がねーさ。それ程、クリスタルのエクセリック光線が、

強力だったんだ。一撃で死んじまうくらいの痛さだろうな。」

コリス「・・・・・・・っ!!」 コリスはそれを聞いて、

自分がシャドーを傷ついたと知り、深い重さを感じた。

イチゴ「・・・それだけじゃない。あのヴァルアロスと言う怪人が、

精神的なダメージを与えるような言葉を放ち続けたせいでもある。」

シャドー「あ・・・っ!ぁん!い、いかないで・・・・。

ゴダ・・・・ルぅ・・・・・。」

どうやら、シャドーはゴダルの夢を見ているようだ。

モモ「そのせいで、シャドーは身体も心も痛がってるワケよ・・・。」

モモがそう言った後、シャドーは痛みがさがったように、息をした。

シャドー「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」

モモ「あら。だいぶ、落ち着いたみたいね・・・・。」

シャドー「・・・・・っ!こ、ここは・・・・。」

苦痛が消えたシャドーは目を覚ました。サキが優しく接する。

サキ「ここは、メディカルルームよ。ここであなたを治療したのよ。」

シャドー「治療・・・?何故・・・・?」

シュドー「それはね、皆あんたに惚れたからさ。」

テブリッシュ「惚れたと言うより、君はもう悪人ではないからね。」

シャドー「もしかして、助けたの?ゴダルは・・・?ゴダルはどこ!?」

今のシャドーにとっては何も知らない部分が多く、混乱しつつある。

モモ「ゴダルはもう死んだでしょ?」

シャドー「そ、そうだったわね・・・・。ところで、

どうして、私を助けたりするの?

私、あなたたちを襲おうとしたのよ??」

イチゴ「本当なら君を倒すつもりだった。けど・・・。

君は倒して良い敵じゃないのが、わかったよ。」

サキ「・・・・あなたはただ、利用されたよね?あの怪獣に・・・。」

シャドー「あの怪獣・・・?」

シュドー「昨日、ゴダルを殺した奴だよ。」

シャドー「もしかして、ヴァルアロスの事?

悪いけど、彼は怪獣じゃない。」

テブリッシュ「では、宇宙人か?」

シャドー「それも違う。」 イチゴ「じゃあ、どっちなんだ?」

どうやら、ヴァルアロスは怪獣でも宇宙人でもないらしい。

シャドー「・・・・ヴァルアロスは全宇宙の運命を動かす者と言われし、

使途の一人よ。私もその存在を聞いたわ・・・・。」

モモ「使途・・・っ!?もしかして、エヴァンゲ○オンの・・・?」

シャドー「違うわよ・・・;あんた、オタクになったつもり?」

モモ「ごめんごめん・・・^^;」

シャドー「もう・・・・っ!ん?」 コリス「・・・・・っ。」

その時、シャドーは落ち込んでいるコリスの方を見る。

シャドー「・・・・どうしたの?コリス。黙り込んで・・・。」

シャドーはにっこり微笑んで、コリスに聞く。

コリス「・・・・ごめんなさい。僕のせいで・・・・。」

サキ「え?コリス君、シャドーさんに何かしたの?」

コリス「いえ・・・・っ。」 コリスは言えなかった。自分が、

エクセリック光線でゴダルを攻撃してしまった事を・・・。

シャドー「・・・くす。良いのよ。もう・・・・。」

コリス「でも・・・・。」

シャドー「ゴダルが死んでしまったのは、全て私のせいだし・・・・。」

コリス「違います!!あれは、ヴァルアロスが・・・っ!!」

シャドー「確かに、あいつはゴダルを殺した。でも、そうさせたのは、

私。現実を恐れ、地球を夢の世界に戻したいと言う私の弱さが、

多くの人を傷つけ、一人の英雄を殺してしまったわ・・・。」

モモ「その弱みを漬け込んだのはヴァルアロスでしょ?

あんたは悪くないわ。あんたには、今の弱い方がピッタリよ。

昔のような臆病な方が本当のあなたなのよ。ねっ。」

シャドー「・・・・モモちゃん・・・・。」

シュドー「・・・・なんかシャドーの奴、

まるで隊長とは旧友のようじゃね?」

テブリッシュ「二人は過去に出会った事があると聞くからな。」

シャドー「・・・・ごめんなさい。DGCの皆さん。

今まで迷惑をかけてしまって・・・・お詫びに何をしたら・・・。」

サキ「いえいえ!反省していただくだけで、十分ですから・・・・・。」

シュドー「じゃあさ!ちょっと、脱いでくれ・・・。あぶっ!!」

テブリッシュ「やめたまえ!!」 シャドーにハァハァするシュドーに、

テブリッシュが思い切りチョップする。

シャドーはそれを聞いて、赤くなる。

イチゴ「シャドー。あなたはこれまで罪を犯して来た。ですが、

その罪を着せたのは、ヴァルアロス。

彼こそが、真の罪人ですから。」

シャドー「けど、

私自身が悪事に手をかけたのは事実。償わなきゃ・・・。」

そう言って、シャドーは立とうとベッドから出る。その間に苦痛が走る。

シャドー「・・・・・っ!!く・・・・っ。」

サキ「ど、どこへ行くの!?まだ、治ってないのよ!?」

シャドー「いかなきゃ・・・っ!モモちゃん。ゴダルの遺体は?」

モモ「・・・・行くのね。マッドマウンテンへ。」

シャドー「ええ・・・・。あ・・・・っ。」

シャドーは倒れかける。そこへコリスが彼女を抱えて、支える。

コリス「大丈夫ですか・・・?」 シャドー「え、ええ・・・/////」

つづく

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ゴダルは少しだけ目覚めた。だが、じきに・・・。

コリス「ゴダル!!大丈夫か!?」 シャドー「死なないよね!?」

ゴダル「だ・・・・黙れ!!どれもこれも・・・。

シャドー!お前が目覚めただろうが・・・っ!!今の怪獣の言う通り、

お前は最っ低な雌ぶ・・・・つぁはァ!!!」

ゴダルは血を吐いた。先の傷が大きすぎて、致命的なのだ・・・。

シャドー「っ!!ゴダル!!!ゴダル!!!!」

ゴダル「だま・・・れよォ・・・・っ!!」

シャドー「ゴダル・・・・!いや・・・死んじゃ、いやァ・・・・っ。」

モモ「・・・・・・っ。」

モモはサキたち4人に顔を向く。イチゴは彼女の言いたい事を理解する。

イチゴ「・・・・・行こう。」 イチゴの言葉に、

サキ、シュドー、テブリッシュは頷き、4人はコリスたちから去った。

サキ「・・・・・・・っ。」 その間に、サキが後ろを向き、

ゴダルの心配をするシャドー、モモ、コリスを見つめる。

彼女は彼女たちに対して、尋常な切なさを感じたのだ。

モモ「ゴダル・・・・・。」 コリス「ゴダル・・・っ!!」

ゴダル「ち・・・・っ!うるさいよ・・・どいつもこいつも。

特にコリス。お前がな・・・・。」

コリス「ごめん・・・・僕のせいで・・・・。」

ゴダル「ああ。お前のせい・・・・だなっ。お前がさっさと、

伝説の力をくれないから・・・・冥界は・・・・・っ!!

くそ・・・・。僕は見たかったのに、冥界が明るくなって、

そこの連中が平和で穏やかになって、

仲良くなってる様をなァ・・・・ぉばっ!!!」

ゴダルはさらに血を吐いた。もうもたない。それを見た3人は、

切なくなる。特にシャドーは既に涙を流している。

シャドー「っ!!ゴダル!!!」 コリス&モモ「ゴダル!!!!」

ゴダル「だからァ・・・・うるさいって・・・・!!コリス。

お前のせいだからな・・・・っ!!その罪・・・重い・・・ぞっ。」

コリス「・・・・っ!じゃあ、僕が償う!!償うから・・・っ!」

コリスも涙が出そうになる。ゴダルはそれを聞いて、微笑む。

ゴダル「ふ・・・・っ。じゃあ、約束しろよ。いつかは必ず、

冥界を・・・・僕の故郷を、明るく平和な世界にしてみな・・・・っ!!

その・・・・伝説の・・・力・・・・で・・・・っ!!ぐっ!!」

シャドー「ゴダルうぅぅぅ・・・・・・っ。」

ゴダル「・・・・シャドー。お前も・・・同罪だ。僕を叩き起こした罰だ。」

シャドー「ごめんね・・・・ごめんね!!ゴダル・・・・・っ!!」

シャドーはゴダルを抱きしめる。

ゴダル「許して欲しいなら・・・・っ!僕を・・・・。

あのマッドマウンテンへ連れて行ってくれないか・・・・?

本当なら、

僕が封印された場所であるゴルドラ遺跡で眠りたかったが、

怪獣のせいで壊れて、冥界への入り口は防がれたからな・・・。」

ゴルドラ遺跡・・・・それはゴダルが封印されていた場所である。

だが、怪獣の復活により、その遺跡は廃墟されたのだ。

シャドー「わかったわ・・・・っ!そこに行けば、あなたは・・・・!!」

ゴダル「いや。僕はもう死ぬよ・・・・。」

シャドー「いや!!死なないで!!!」

コリス「そうだ!!死んではいけない!!!

僕は君と一緒に戦い!!!」

モモ「人々の夢と希望を守るために・・・・っ!!」

ゴダル「そうしたいが・・・・今は駄目だな。」

シャドー「そんなの嫌よ!!逝くなんて・・・許さないから!!!」

ゴダル「ふん・・・・。言っておくが、本当に死ぬワケじゃない。

ちょっくら地獄へ、人間たちを虐めてる連中を殺しに行くだけさ・・・。」

コリス「ゴダル・・・・・っ。」

ゴダル「コリス・・・・・。もし、生き返ったら、

また勝負しよぅ・・・・・ぜ・・・・・・・・―――――。」

ゴダルは目を瞑った。息も止まった。そう、ゴダルは・・・・・。

シャドー「ゴ・・・・ゴダル・・・・・?ゴダル!?

ゴダルうううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!」

コリス&モモ「ゴダル!!!!!!!!!!」

シャドー「わああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ

ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

シャドーはあまりの悲しみに泣き叫んだ。そう・・・。

ゴダルは死んだ。偉大なる冥界の王子は死んだのだ・・・。

たった一人の愛人に、目標である好敵手に別れを告げて。

ここに、冥界仮面ゴダルは切ない死を遂げたのであった。


それから、次の日。サキとコリスは廊下を歩いていた。

サキ「そう・・・・。ゴダル。死んじゃったんだ・・・・。」

コリス「はい・・・。ゴダルは、本当は良い人だったのかも、

知れないんだ。本当なら、

ゴダルも一緒に戦ってくれたハズだと思う・・・。」

サキ「・・・・なんか、可哀想だね。」

コリス「はい・・・・。本当に・・・可哀想でした・・・・。」

コリスの脳裏には、ゴダルの激しい敵意や過去を語った間の場面、

さらに一緒に戦ってくれた時の勇姿。そして、

故郷を思う心意でいっぱいだった・・・。今、コリスは後悔している。

あの時、伝説の力をゴダルに分ける事さえできればと・・・。

それができなかった今、コリスはとても悲しい気持ちであった。

つづく

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ウルトラマンクリスタル  第52話・来るべき終焉

破壊使途・ヴァルアロス
冥界仮面・ゴダル
登場

ついに最後の戦いを仕掛けたゴダルとシャドー。

だが、クリスタルの決死の力により、シャドーは倒され、

ゴダルも窮地に陥る。これで長きに渡った戦いは終ると・・・。

だが、そこに予想できぬ事態が起きたのだ。

背後からゴダルを倒した者がいたのだ。その巨人は、

謎の存在である使途と名乗る者・ヴァルアロスであった。

そう。この使途こそが・・・クリスタルが倒すべき、

真の悪であるのだ。この悪こそが、許してはいけない存在なのだ。

ヴァルアロス「グルルルルルルルル・・・・・」

ウルトラマンクリスタル「お前がゴダルを・・・・っ!!」

ヴァルアロス『ほう・・・・。貴様が我が使いたるシャドーと戦った、

ウルトラマンとやらか・・・・?敵である者を庇おうとは、

何とも愚かしい・・・・・。』

ウルトラマンクリスタル「・・・・まさか、今までシャドーさんに、

悪い事をさせたのは・・・・・!!」

ヴァルアロス『そう。我だ・・・!そう言えば、その雌。

この死んだ蛆虫のような輩・・・冥界の王子を復活させたみてーだな?』

シャドー「ヴァ・・・ヴァルアロス様は私の行っているところを、

全てを見ていたのよ・・・・・。」

へなへな声で言うシャドーをモモが抱えていた。

モモ「・・・・要は監視ってワケね・・・・・。」

ヴァルアロス『おい!そこの二人!!』

シャドーとモモ「っ!!?」

ヴァルアロス『うるさいよ。クソガキごとき倒せぬ愚かな者が・・・・。』

シャドー「ヴァ・・・ヴァルアロス様・・・・!!」

ヴァルアロス『てめェ・・・冥界のカス共を使って人々に、

悪夢を見せようとってか?・・・・残念♪

我の語った事は全て偽りよ・・・・っ!!』

シャドー「ぜ・・・全部、嘘・・・・!!?」

シャドーは今まで自分のやった事は全て無意味だった事を知り、驚く。

むしろ、人間界に迷惑をかけすぎたのだ・・・。

ヴァルアロス『その通り!!すぐに騙されるとは哀れな・・・。

我は今すぐ地球を夢の世界に戻したいと言う情を利用して、

お前を世界破壊の捨て駒として使ったまでよ!!それに気づかぬとは、

哀れで愚かな雌豚だなァ!!どうするのだ!?もうお前は、

全ての存在に嫌われたのだよォ!!あーあァ!!可哀想だなァ!?

我はてめーを助けねーぞ!?そのまま一生寂しく死んで、

地獄に落ちるが良い!!!このエロエロ痴女がよ!!!

つーか、我の性奴隷となっても良いんだぜ!!?

ハハハハハハハハ!!!!』

シャドー「う・・・・ううう・・・・・・っ!!!!

うあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

シャドーはあまりの衝撃に耐えられず、モモに抱きついて泣き叫んだ。

シュドー「くそ・・・・っ!!なんて酷ェ怪獣なんだ・・・・!!」

テブリッシュ「シャドーは、あの怪獣に騙されたのか・・・・!」

サキ「悪いのは・・・シャドーじゃなかったのね・・・・・。」

ウルトラマンクリスタル「やめろおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

クリスタルは怒り爆発して、ヴァルアロスに殴りかかる。

ヴァルアロス「グオオオオオオォォォォォウ」

ヴァルアロスは左手の刃物でクリスタルを弾き飛ばした。

ウルトラマンクリスタル「うわああぁぁぁっ!!??」

クリスタルは倒れて、光と共に消えていった・・・。

モモ「クリスタル!!!!」

ヴァルアロス『邪魔すんな!!このクソ巨人が!!!!

・・・・まあ良い。どうせお前は終るんだ。

悪夢のプリンセス・・・いや、悪夢の雌豚よ。

これからは我がこの世界を壊してくれようぞォ!!!

ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!』

ヴァロアロスは消えていった。

隊員たちは怪獣に対して激しい怒りを覚えた。

そして、ゴダルも鎧が消えてしまい、

小さくなり、等身大に戻った・・・。

コリス「く・・・・っ!あと10秒で戻れなかったら・・・!あっ!!」

よろよろと歩くコリスの前に、倒れているゴダルを、

抱えているシャドーがいた。近くには隊員たちがいた。

今のゴダルは身体中が血まみれで、傷だらけであった。

ゴダル「はぁ・・・・はぁ・・・・。」

シャドー「ゴダル!!!ゴダル!!!しっかりして!!!!!」

コリス「ゴダル!!!!!!」 コリスも皆のところへ駆けつける。

サキ「っ!コリス君・・・!ゴダルが・・・・!!」

コリス「知ってます・・・・!ゴダル!!しっかり・・・・!!」

ゴダル「・・・・・・っ!コ・・・コリス・・・・・。」

つづく

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