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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ヴァイラン「・・・・・・!!・・・・・!」

ヴァイランは隣のビルを素手で叩き壊し始める。

シュドー「じゃあ、あの巨大ロザリオも・・・・!!」

テブリッシュ「この第2の使途の仕業か!!!」

ヴァイラン「・・・・・・・・・!!!」

そして、使途は両目からレーザーバルカンを連射して、

遠くのビルを破壊していた。そこに、ロードラッシュが攻撃にかかる。

拡散レーザーで攻撃し、3人の隊員も、一斉射撃で追加攻撃をする。

ヴァイラン「・・・・・!?・・・・・!!・・・・・・!!!」

ヴァイランは攻撃に耐えて、どこかの方向に両手を向けた。

ヴァイラン「・・・・・・・・・・!!!!!!」

イチゴ「あいつ・・・!両手をどこかに向けたけど、

何をやっているんだろう・・・・!?」

サキ「もしかして、何かを唱えているのでしょうか?」

そう。今、ヴァイランが行っているのは、何かを唱えているのだ。

ヴァイラン「我、汝を呼び出さん。万物の生命を奪いし者、

死の十字架よ。我の元へ、ここに舞い降りたまえ!!!」

ヴァイランがそう唱えると、空から巨大ロザリオが落ちて来て、

ヴァイランの前に落ちて来た。隊員たちはこれに驚く。

シュドー「巨大ロザリオがまた落ちやがった!!!」

テブリッシュ「しまった!!まだ逃げ遅れた人も大勢いるんだ・・・!!」

そして、巨大ロザリオは両目から赤い光を発し、黒い発光で、

逃げ遅れた人々の魂を吸収してしまった。その人々は、

恐怖心でアイマスクを着ける事を忘れてしまっただろう。

隊員たちは急いでアイマスクを着けたから、助かったが・・・。

テブリッシュ「くそっ!!魂がどんどんロザリオに吸われていく・・・!」

そして、コリスは右腕で瞑った両目を隠し、そのままどこかへ走る。

シュドー「っ!!おい!!コリス!!!!」

コリス「・・・・・っ!!使途め!!ハリーさんの仇だっ!!!ショワッチ!!!」

コリスは二人から離れたところで、クリスタルに変身した。

ウルトラマンクリスタル「はっ!!!」 クリスタルはヴァイランの前に着地した。

その時、ロザリオから発した光は消えていたようだ。

ヴァイラン「・・・・・!?・・・・・!!!」

ウルトラマンクリスタル「皆の魂、返してもらうぞ!!!!」

クリスタルは走って、ヴァイランに接近し、敵に連続パンチを繰り出す。

ウルトラマンクリスタル「ふん!!せい!!とう!!はぁ!!」

ヴァイラン「・・・!・・・!・・・!・・・!・・・・・!!」

何度も殴られて痛がるヴァイランが、右手を思い切り振るい、クリスタルを引っ掻く。

ウルトラマンクリスタル「ぐわぁ!!うあああぁぁぁぁっ!!!」

さらに、ヴァイランに蹴られたクリスタルは少し離れたところで、倒れてしまう。

ヴァイラン「・・・・・・!!」 ヴァイランは両目からのレーザーを連射。

ウルトラマンクリスタル「・・・・っ!?うぉ!?くぁ!!」

立ち上がろうとクリスタルだが、無数のレーザーを浴びてひるむ。

ヴァイラン「これがマリンナーサの王子だと!?大した事はないねっ!!」

使途は走り、クリスタルに接近。左手を思い切り振り上げ、打撃した。

ウルトラマンクリスタル「ぐああぁぁぁっ!!・・・・っ!でや!!」

攻撃を受けたクリスタルだが、その同時に起き上がり、何とか立てた。

何とか堪えたクリスタルは、

すぐに身体を回転させて、強烈なミドルキックで反撃した。

ヴァイラン「・・・・・・!!?」 ヴァイランはこれを受けて、さがる。

イチゴ「クリスタルに続け!!敵に集中攻撃だ!!」

ロードラッシュが拡散レーザー、シュドーとテブリッシュが、

一斉連射でヴァイランを攻撃した。次にクリスタルの打撃が来る。

ウルトラマンクリスタル「はあぁぁぁ・・・・っ!!!」

クリスタルはチョップを繰り出すが、ヴァイランはジャンプして避けた。

ヴァイラン「・・・・!」 ウルトラマンクリスタル「っ!?」

そして、使途は巨大ロザリオの近くに着地した。

ウルトラマンクリスタル「ちぃ!!クリスタルレーザー!!!!」

クリスタルはクリスタルレーザーで遠くのヴァイランを攻撃する。

爆発で倒れるヴァイランだが、一瞬にして立ち上がる。

ウルトラマンクリスタル「レーザーが効かない!?」

ヴァイラン「当然だ!!俺たち使途は最強の存在だからな!!

ウルトラマンよ!!お前の魂も吸収してやるっ!!」

ウルトラマンクリスタル「何っ!!?」

そして、ヴァイランは巨大ロザリオの方に両手を向ける。

ヴァイラン「・・・・我、汝に命ずる。再び目を覚まし、

今一度、万物の魂を喰らいたまえ!!!!」

ヴァイランがそう唱えると、巨大ロザリオの髑髏の目が再び赤く光り始める。

シュドー「やべっ!!またかよ・・・!!」 テブリッシュ「再起動したか!!」

隊員たちはまたも、アイマスクを着用する。だが、クリスタルにアイマスクはない。

赤い光がクリスタルを包み込んでしまう。そして、髑髏の口から黒い光を発した。

ウルトラマンクリスタル「ただでは、吸われない!!ソウルエッジ!!!!!」

クリスタルは両手をクロス状に合わせると、クリスタルは光の魂となって、

巨大ロザリオに吸われてしまった。

クリスタルも魂を吸収されたのだ。しかも、身体ごと。

サキ「そんな!!クリスタルが・・・・っ!!!!」

イチゴ「敗北してしまった・・・・・!!?」

隊員たちはクリスタルが巨大ロザリオに吸収された事に、驚愕した。


ここは暗い闇の空間。そこに、無数の人間たちの魂が青と紫の

鉱石に閉じ込められていた。その多くの鉱石の世界に、クリスタルが歩いていた。

ウルトラマンクリスタル「ここが、ロザリオの中か・・・っ!魂を吸われた、

人間たちは鉱石となって保管されているのか・・・・・!!」

そう。魂を吸われた人間はこのような鉱石に閉じ込められて、

永延の眠りについているのだ。だが、

クリスタルだけ鉱石に閉じ込められていない。

そう。ソウルエッジとは、自らを魂そのものに転換して、

意識のあるまま巨大ロザリオの中へ潜入すると言う、命がけの作戦技である。

ウルトラマンクリスタル「何とかして、皆を開放できる仕掛けを、

探さないと・・・!!むっ!!?」

クリスタルは一つの鉱石に目をつける。

その中に、ハリーが閉じ込められているからだ。

ウルトラマンクリスタル「ハリーさん!!!!!」

クリスタルはハリーのところへ駆けつける。そして、彼を閉じ込めた手に触れる。

ウルトラマンクリスタル「こんなところにいたんだ・・・。安心してください。

今、助けてあげますからね・・・・っ!!でも・・・。」

クリスタルは鉱石から手を離して、疑問を語る。

ウルトラマンクリスタル「何故、ハリーさんの魂がこのロザリオの中に?

確か、別のロザリオに吸われたハズなのに・・・・。」

そう。ハリーは確かに、別のロザリオに吸収されたハズだ。だが、

そのハリーの魂が、このロザリオの中にあったのだ。その答えは今、わかる。

ヴァイランの声「我がロザリオは一つであり、無数。別々の数のロザリオの中は、

全て一つにまとめられているのだ。だから、

別々に吸われた魂は全て、この一つの世界に存在しているんだよ!」

ウルトラマンクリスタル「っ!?ヴァイラン・・・・!!」

クリスタルは後ろを向く。そこに、ヴァイランがいた。

ヴァイラン「自らロザリオの中に入って、

このロザリオの謎を解こうとしても無理だぜ?」

ウルトラマンクリスタル「解いてみせる!!エクセリック・・・・・!!!」

クリスタルはエクセリック光線を出そうとしたが、

突然、ヴァイランが接近して、クリスタルに抱きついた。

ヴァイラン「そうはさせん!!」 ウルトラマンクリスタル「うわっ!!?」

そして、ヴァイランはクリスタルを抱いたまま、どこかへジャンプした。

クリスタルを別のところへ連れて行くように。そして、ヴァイランは、

宙に浮いてクリスタルを投げ飛ばす。黒い床?に、

叩きつけられたクリスタルは何とか立ち上がろうとしたが・・・。

ウルトラマンクリスタル「く・・・・っ!!あっ!!!」

何と。クリスタルは手足が赤い鉱石に蝕まれているではないか。

これでは立つどころか、動く事もできない。そこにヴァイランが話しかける。

ヴァイラン「どうだ?鉱石に閉じ込められていく気分は?この鉱石が、

完全にお前を包み込んだ時、お前は永延の眠りにつく!!」

ウルトラマンクリスタル「何だと・・・・!?」

ヴァイラン「お前の魂は特別でなァ。夢の力が詰め込んでいるだろ?

その力に満ちた魂は俺が作り変えてやるよ。最も醜く汚い巨人としてなァ!!

ははははははははははははははは!!!!!!」

ヴァイランが高笑いしている間に、鉱石が少しずつ、

クリスタルの身体を侵食していく。このままではクリスタルは、

鉱石となってしまい、魂を奪われてしまうのか。

ウルトラマンクリスタル「く・・・っ!!早く抜け出さなきゃ!!」

ヴァイラン「ふふふふ・・・。無駄だ。お前の力でも、

この鉱石は破れる事はできまいて!!冥土の土産に教えてやろう。

このロザリオの秘密をなァ・・・・!」

ウルトラマンクリスタル「ロザリオの秘密!?」

ヴァイラン「天井をよーく見な・・・。」

ヴァイランはふざけているか、座り込んで、上の方に指をさす。

クリスタルはこの世界の上をよく見る。そこに、

一つだけ光っている物があった。それは、白い丸いクリスタルであった。

ヴァイラン「あのクリスタルはこのロザリオの心臓さ。それに吸収した、

魂を入れる。すると、クリスタルがその魂を俺の想像で改造してくれるのさ。

俺はそれで俺だけの怪獣軍団を結成させるつもりだ。だが、

そのクリスタルが破壊される事で、ロザリオが消滅され、

魂が全て、開放されてしまうのが、最大の欠点だがなァ。」

そう。その天井の白いクリスタルこそが、ロザリオの弱点だったのだ。

ウルトラマンクリスタル「そうか・・・!あのクリスタルさえ壊せばっ!!」

つづく

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その人は、ハリーの恋人であるナギサであった。

ナギサ「ハリー!!!!」 ナギサは切ない表情でハリーに近づく。

だが、ハリーは永延に起きない。魂を吸われたからだ・・・。

ナギサ「ハリー!!起きて!!ハリー!!私よ・・・!

ナギサよ!!!だから、起きて!!ハリー!!!死んでないわよね!?」

ナギサは涙目でハリーを呼び続ける。余程、彼を愛している。

ナギサ「ハリー!!ハリー・・・っ!起きて。起きてよォ・・・。」

モモ「ナギサさん・・・・。」 コリス「・・・・・っ。」

そんなナギサをモモとコリスは見ているしかなかった。

二人もハリーが死ぬと言う残酷な現実を受け入れたくなかったのだ。

ナギサ「・・・・っ!ハリーがあの、

巨大なロザリオに襲われたって本当ですか!?」

モモ「・・・・・はい。ハリーさんの魂は、

あのロザリオに吸われてしまって・・・もう彼の存在は・・・。」

ナギサ「う・・・うう・・・!うわああああぁぁぁぁぁぁん!!!!」

ナギサはハリーが完全に死んだと知り、彼の遺体に抱きついて泣き出した。

ハリーの魂はロザリオの中の世界に永延にさ迷っているため、

あの世に行けない。

ロザリオに吸われた魂は、その中で永延の眠りにつかなければならないのだ。

コリス「・・・・・っ!!うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

コリスは怒りが爆発したか、急に走り出して、病室から出た。

モモ「コ、コリス!!!?」


コリスは街中を走った。自身を家族にしてくれたハリーを失った、

悲しみと共に涙を流しながら・・・。

コリス「うっ!・・・っ!ぐす!ちくしょおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!

よくもハリーさんをおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」


DGC本部の司令室で、モモは隊員たちを集めて、静かに何かを語っていた。

ただし、コリスはいない。恐らく単独で、例の少年を探している。

モモ「あの巨大ロザリオの対策を考えたわ。」

シュドー「対策?まさか、破壊する事ですか!?」

モモ「それは簡単だけど、今は破壊しちゃ駄目よ。中に、

人間たちの魂が無数に入っているんだから・・・。」

テブリッシュ「では、ロザリオの中に入って、魂を救出すると言うのは?」

モモ「NASAが調査したけど、ロザリオに入るための部分が全くないわ。

つまり、ロザリオの中に入れない。やはり、あの少年を探すしかない・・・。」

イチゴ「けど、その間に巨大ロザリオが我々のところに落ちて来たら。」

モモ「それよ。そのための対策を練ったのよ。」

モモはポケットから、7枚の黒いアイマスクを出した。隊員たちはこれに注目。

サキ「ア、アイマスク・・・・!?」 サキたちはそれに呆れそうであった。

モモ「コリスは目を瞑っていたため、ロザリオの光に目が入る事なく、

魂を吸われなかったわ。つまり、その光を見なければ良い。

もし、犯人を捜している途中で、ロザリオが振ってきたら、これを使いなさい。」

テブリッシュ「なるほど、ロザリオの光が消えるまで、

こいつを付けるんですね!!」

シュドー「もちろん、その光以外に、

何かが見えると言うシステムがありますよね?」

モモ「ええ。今朝、SATの調査隊からの情報だけど、

例の少年はG-34地区にいたそうよ。彼はその地区か、そこの近くにいるハズ。

即座に、その地区を中心に調査にかかって、あの少年を捕まえるのよ!!」

モモは隊員たちにそれぞれ、アイマスクを渡しながら、語っていた。

隊員たち「了解!!!!」 こうして、隊員たちはロードラッシュで出撃した。

モモ「・・・・その間に、地区の人々にも、このアイマスクをあげなきゃ!」

モモは残り1枚となったアイマスクを見て、そう言う。こうして、

モモの要請を受けた防衛隊の協力で、街の人々はアイマスクを持つようになった。

巨大ロザリオの魔の手から、魂を守るために・・・。


コリスは多くの人々が消えて、ゴーストタウンとなった6T地区にいた。

コリスはこの街を支配するかのように、聳える巨大ロザリオを見つめていた。

コリス「・・・・ハリーさん。っ!!?」 その時、コリスは、

別の方向に目をつける。だが、そこに誰もいない。

コリス「今のは・・・!恐ろしい気配だ。まさか、あの少年か!?」

そう。コリスが感じたのは、例の少年からの気配だった。

コリス「ハリーさんの仇・・・っ!でっ!!」

コリスはその気配を辿って、あの少年を探そうと走った。


G-34地区。そこの街は平和なため、

多くの人ごみがそれぞれの方向を歩いている。

そこで、ロードラッシュを運転するイチゴと、その車内のレーダーで探しているサキ。

徒歩で行動するテブリッシュとシュドー。何としても少年を探すつもりだ。

そんなシュドーとテブリッシュを、例の少年が、密かにビルの隙間から見ていた。

少年「厄介だな・・・。いち早く落下させるか。」 少年は指をパチンと鳴らす。

その時、空から巨大ロザリオが落ちてきた。人々はそれに注目する。

男性「あっ!!巨大ロザリオだ!!」 人々は動揺する。

シュドー「くそっ!!やはり、敵はこの街にいたのか!?」

テブリッシュ「アイマスクの着用を!!!」

二人の隊員がアイマスクを付けて、目を隠す。そして・・・。

男性「皆!!アイマスクを付けるんだ!!!」 街の人々も、

シュドーやテブリッシュと同じアイマスクを持っていて、全員がそれを目に着ける。

そして、巨大ロザリオの両目が赤く光り、口から黒い光を発した。

赤い光に包まれた人々。だが、倒れていない。そして、隊員たちよ。

ロードに乗っていたイチゴやサキもアイマスクを付けている。

そして、光が消えた。何故か、人々や隊員たちが倒れていない。

シュドー「・・・・・っ!俺たち、生きている?」

テブリッシュ「・・・・そうだ!魂は吸われていないんだ!!」

そう。DGCの開発した特殊アイマスクによって、巨大ロザリオから発する、

邪悪な光が見えないようになっていたため、魂を吸収されずに済んだのだ。

街の人々「やったあああぁぁぁぁ!!!」 「助かったぞォ!!!」

赤い光を見る事はなかった人々は、アイマスクを外して大いに喜んだ。

それを見た少年は予期せぬ事態に驚き、動揺していた。

少年「ど、どう言う事だ!!?何故、魂が吸われていない!?

巨大ロザリオは完全のハズだ!!それがどうして・・・・・!」

その時、少年の背後からコリスの声が出た。少年はこれに驚く。

コリスの声「DGCが良い事を考えてくれたみたいだね・・・。」

少年「っ!!き・・・貴様・・・・!!!」

少年はコリスの方を見て、驚く。

コリス「もう逃げられないぞ・・・!!お前は一体、何者なんだ!?」

少年「ふ・・・っ!流石はマリンナーサの王子。やはり、

遊びで、ワザと出してやった気配を辿ったな?答えてやるよ。

俺の名は、ヴァイラン。その名を聞いて、どう思う?」

少年の名は、ヴァイランだった。コリスは静かな表情で問い続ける。

コリス「お前の出した巨大ロザリオから科学反応がなかった。」

ヴァイラン「そうだろ?言っておくが、俺は宇宙人じゃない。

だとすれば、わかってるのは、一つだけだろ?」

コリス「・・・・・まさか。怪獣でも宇宙人でもない存在・・・!」

コリスはヴァイランの正体に気づき、怒りを込み上げる表情になった。

ヴァイラン「そうさ・・・!俺は使途!!暗躍使途・ヴァイランさ!!!」

そう。ヴァイランは、ヴァルアロスと同じ謎の存在にして、

新たなる敵・使途の一人だった。使途はやはり、諦めていなかったのだ。

奴等は、このヴァイランを第2の使者として、この世界に攻撃を仕掛けた。

コリス「・・・・やはり、まだ消えてないのか。使途の悪意は・・・・!」

コリスの言葉に、ヴァイランは笑みを浮かべ、こう語る。

ヴァイラン「その通りさ!それにしても、ヴァルアロスめ。いくら強いからと言って、

すぐに暴れやがって・・・。そのため、返り討ちにあって死んぢまった。

だが、俺はあの馬鹿とは違う。

俺は冷静な判断で、静かに行動するのが得意でね。

この星の人間共は他の連中から見れば、即座に死すべき存在だと言うが、

その魂は実に面白そうな素質を持っている。」

コリス「どうして、巨大ロザリオで人間たちの魂を奪うんだ・・・・!!」

ヴァイラン「ふむ。巨大ロザリオにはな、存在を変える力を持っていてね。

そこで俺は考えたのよ。そのロザリオを使って、

人間の魂を作り変えて、我が僕の怪獣にしてしまおうとね・・・。」

コリス「それで・・・ハリーさんたちの魂を!!!」

ヴァイラン「っ!!!」 コリスはウルトラシューターを構え、いきなり射撃した。

その弾丸がヴァイランに命中し、爆発した。

ヴァイラン「ぐわっ!!!!!」 そして、そこから巨大な光が発した。

街の人々「っ!?」 「何だ!?光が・・・・!?」

テブリッシュ「この光は・・・!!」 隊員たちや人々がそれに注目する。

光が消え、そこから異形の巨人が現れた。その巨人は頭や背中、下半身が、

獣のような毛に覆われ、顔が目が白く、黄緑のマスクをしていた。

手が3本だけで、それらに鋭い爪が生えている。

人々は巨人に恐怖し、逃げ出す。

街の人々「わああああぁぁぁぁ!!!」 「怪獣だああぁぁぁぁぁ!!!!」

巨人「・・・・・・・!!」

シュドー「巨人だ!!!」 テブリッシュ「攻撃だ!!!」

二人は巨人に攻撃するが、全然効いてないみたいだ。

巨人「・・・・・!・・・・・・!!」

再び攻撃をする二人だが、そこにコリスが来た。

コリス「シュドーさん!!テブリッシュさん!!!」

シュドー「コリス!!どこに行ってたんだ!!」

コリス「あの巨人の正体は、例の少年です!!奴は使途だったんです!!!」

テブリッシュ「な!?し、使途だとォ!!?」

3人は巨人の方を見る。この巨人こそ、ヴァイランの本当の姿なのだ。

つづく

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ハリーの友人は6人くらいいた。青いロングヘアーの青年がディン、

緑色のスキンヘッドの青年がスレッドである。探検家の服を着た男もいて、

彼は、かつてのマヤヤンの遺跡を探検していた男、アオサメだ。

他の2名は名前不明だ。その他の容姿などははご想像にお任せします。

ちなみに、ハリーに最初に声をかけたのは、ディンである。

ハリー「おお!皆!!来てくれたのか!!!」

スレッド「やぁ!ハリー!!お誕生日おめでとう!!」

ディン「お誕生日おめでとう!!」 アオサメ「おめでとう!!」

ハリーの友人A&B「おめでとう!!ハリー!!」

ハリー「皆・・・。ありがとう。」 ハリーは多くの友人に祝われて感動する。

コリス(凄い・・・。ハリーさんにはこんな多くの友人がいたなんて・・・。)

コリスはハリーの友人の多さに驚いた。

ハリー「・・・あれ?ところで、ナギサは?」

アオサメ「それが・・・・。まだ仕事のためか、まだ遠くにいるらしい。

俺は探検を早く終えたから、こうしているんだけど・・・。」

ハリー「そっか・・・。そりゃ、残念だ・・・・。」

ハリーはナギサが来なくて、少し悲しそうな表情をする。

ナギサとは、グレイヴァ星人の回で登場したハリーの恋人である女性である。

その彼女もハリーの誕生日パーティに来る予定だったらしい。

ディン「・・・ところでさ!まず、どこへ行きたいんだぃ?」

ディンにそう聞かれたハリーは、急に明るくなり、考え出す。

ハリー「お!そうだったな!?・・・じゃあ、ゲーセンはどうだぃ??」

ハリーの友人A「おっ!良いねェ!!」 ハリーの友人B「さっそく行こう!!」

ハリー「うん!!コリス!!付き合ってくれるな!?」

コリス「・・・・はい!」 コリスも笑顔になって、ハリーたちについていく。

ハリーたちはゲーセンへ行こうと、一斉に歩き出した。

皆、とても楽しそうな雰囲気である。特にハリー。


そして、数分立って、ゲーセンに来たハリーたちは大いに遊びまくっていた。

スレッドやディンは大怪獣バトルを遊んでいて、ハリーやコリスは、

格闘ゲームで遊んでいた。アオサメは一人、シューティングゲームをしていて、

他の友人たちはモグラ叩きゲームをして、皆はそれぞれ遊戯を楽しんでいた。

ハリー「それそれ!!」 コリス「えぃ!えぃ!」

コリスとハリーは格ゲーに夢中だった。ちなみに、

タイトルはガールズファイトと言って、数々のアニメの美少女キャラが戦う、

クロスオーバー型の対戦ゲームらしい。ハリーのお気に入りらしい。

画面にある、裏萌香やリアンノンが戦っている。だが、リアンノンが負けてしまう。

コリス「あーっ!負けたぁ・・・。」 ハリー「よっしゃ!!勝ったぜ!!」

リアンノンらしいキャラはコリスで、萌香に似たキャラはハリーであった。

コリス「ふぅ・・・。強いですね、ハリーさん。」

ハリー「当たり前よ!!これは今日まで何回もやったからな。

よし!!せっかくの誕生日よ!!じゃあ、5回目に入るかっ!!」

ハリーはご機嫌そうに、100円を入れようとする。その時、

コリスは何かに気づいて、声をかける。

コリス「あっ!でも、良いのでしょうか?」

それを聞いたハリーは金を入れるのを止める。

ハリー「ん?何が・・・。」

コリス「ほら・・・。パーティ用のを買うためのお金の事ですが・・・。」

コリスはゲームのやり過ぎで、金がなくなってしまわないかと心配していた。

そして、ハリーはそれに気づいたそうだ。

ハリー「おっ!そうだったな・・・。じゃ、次の遊び場へ行くか。」

それを聞いたコリスは思わず扱けてしまう。

コリス「どてっ!!ま、まだどこかへ行くのですか??」

ハリー「せっかくなんだよ。もっと楽しみたいんだ。そのために、

金は多く持っているんだからな。」

コリス「・・・そうですかァ。まあ、僕がDGCで働いているおかげで、

高い給料を毎月もらってるし、今年くらいは・・・。」

コリスは少し微笑んでそう言う。

ハリー「おっし!次は映画を見に行こうぜ!!」


そして、夜となった。別の街で、あの例の少年が歩いていた。

少年「ククククク・・・・!間もなく、来る。偉大なる十字架が!」

少年はそう語り、不気味に笑う。そう。あの巨大なロザリオは、

やはり、この異形な少年の仕業であった。


夜の6T地区の街を歩くハリーたち。どうやら、映画は見終わったようだ。

スレッド「いやぁ。面白かったなァ。劇場版の修羅がゆくVS修羅のみちは。」

ディン「ああ!特に黒田が伊能に怒られる場面が面白かったよw」

コリス(この人たち、ヤクザ映画が好きなんですね・・・・^^;)

ハリー「全くだ。他にも京本の暴言シーンも笑えたし、

シリアスなバトルシーンも良かった!」

アオサメ「じゃあ、そろそろ何か買いに行こう。もう8時過ぎている。」

ハリー「そうだな!じゃ、行くか!!」 コリス「はい。」

一同が笑いながら、デパートへ歩いている途中。

ついに恐れていた事が起きてしまった。

スレッド「っ!!おい!!何だ!?あれは!!」 ディン「え?」

アオサメ「ん?・・・はっ!!こ、これは!!」

そう。それは、夜空から落ちてきて街に突き立った。それこそが、

人間達の魂を多く吸収していった、恐怖の巨大ロザリオであった。

ハリー「げげっ!!こ、これは・・・!!」 コリス「巨大ロザリオ!!!」

ハリーたちはもちろん、多くの人々は恐怖して、一斉に逃げ出した。

人々「きょ、巨大ロザリオだああぁぁぁぁぁ!!!!」 「わああぁぁぁ!!!」

ハリー「もっと走れ!!魂を吸われちまうぞ!!!」

ディン「お、俺はまだ死にたくねーよ!!」 スレッド「俺もだよ!!!」

コリス「まさか・・・こんなところにロザリオが・・・!!まさか!?」

コリスは昼間、この街に例の少年がいた事を思い出す。

コリス「(奴はあの時、既にロザリオを落とす準備をしたんじゃ・・・!?)わっ!!」

その時、コリスはいきなり扱けてしまう。ハリーたちはこれに気づく。

ハリー「っ!!大丈夫か!?コリス!!!」 その時、残酷な時が来た。

十字架の髑髏の両目が赤く光り始め、ハリーたちを赤黒い光に包み込んだ。

ハリーたち「っ!!!!??」 そして、髑髏の口から黒い光が発し、

ハリーたちや多くの人々の魂を吸収してしまい、彼らは大勢倒れた。

扱けて倒れたコリスは目を瞑っていた。まさか、コリスも魂を吸われたのか。

コリス「・・・・っ!はっ!!」 だが、コリスが突然起き上がった。

赤黒い光に包まれたハズのコリスだが、

何故か彼だけが魂を吸われてなかったのだ。

コリス「今のは一体・・・。っ!!!ハ、ハリーさん!!!」

その時、コリスは倒れたハリーを見て、彼に駆け寄る。

コリス「ハリーさん・・・!ハリーさん!!ハリーさぁん!!!!」

コリスは何度も呼ぶが、ハリーは目覚めない。魂を吸われたハリーは、

もはや死んだも同然だ。多くの死体の中で、

コリスはハリーの遺体に、彼の名を叫び続けていた。


そして、とある街の病院の、一個の病室で、ハリーがベッドの上で眠っていた。

それを切なく見守るコリスとモモ。モモは悲しそうにこう言う。

モモ「あの少年は目的の場所に来た時点で、

巨大ロザリオを置く準備をしていたのね。

それで、ハリーさんや多くの人が・・・。でも、一つだけ気になるわ。」

コリス「一つだけ・・・?」

モモ「何故、あなただけ助かったと言う事よ。

赤黒い光に包まれた人々は倒れていった。それをどうやって避けれたの?」

コリス「わかりません・・・・。ただ、

途中で気を失っていて、その光を見ていなくて・・・。」

モモ「そう・・・。つまり、その光を見ないでいると、魂を吸われなくのね。」

その時、ドアが突然開き、そこから誰かが来た。

つづく

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ハリーの声『おお!コリス。調子はどうだ?』

コリス「・・・・事件の事で不安な感じですが、何か御用ですか?」

ハリーの声『そうそう。今日は俺の誕生日なんだよ。』

コリス「え・・・?あっ!そう言えば・・・・。」

ハリーの声『そこでさ、友達と一緒にパーティしに行くけどさ。

お前も来てくれるかぃ?』

コリス「で、でも・・・。任務が・・・。ちょっと待ってください!」

コリスは携帯電話を自身の耳から離れ、モモにこう聞く。

コリス「隊長・・・・。今日はハリーさんの誕生日があると言ってますが・・・。」

コリスは少し不安そうに聞いていた。断られてしまう事を想像しているみたいだ。

モモ「誕生日ねェ・・・。わかったわ。

今回はハリーさんに付き合ってあげると良いわ。

一応、あんたの保護者であるし。」

コリス「ですが・・・・。僕には任務が・・・。」

シュドー「そう硬い事を言うなって!たまには、息抜きして来いよ。」

テブリッシュ「自分の保護者の側にいてやるのも、隊員の務めだ。」

サキ「そうよ。だから、ハリーさんの誕生を祝ってあげて。」

イチゴ「僕だって、杏の誕生日になると、必ず日本に帰ってたしね。」

隊員たちは笑って、許可した。

モモ「皆の言う通り、事件は私達に任せると良いわ。」

コリス「・・・・わかりました。では、勝手にさせて頂きます。」

コリスは渋々とした表情しながら、司令室から出た。

恐ろしい事件を隊員たちに任せて大丈夫なのかと心配するコリスだが、

今はハリーの誕生日を祝いたい気持ちであった。


コリスは専用車で、ハリーの家に帰って行った。

そして、家へと入ったコリスだが・・・。

コリス「ただいま。ん?」 その居間にはパーティらしい雰囲気はなく、

普通の部屋に過ぎなかった。

ソファに座っているハリーがコリスを見て、手をあげる。

ハリー「よっ。お帰り。」 コリス「誕生パーティはここでやらないのですか?」

コリスがハリーに近づきながら、そう聞く。

ハリー「悪いな。今日は買い物を忘れちまったから、何も準備してねーや。

だから、今日は皆でどこかの街で買い物をしようと思ってな。」

コリス「そうですか・・・。」

ハリー「その前に、ちょっと遊んで行こうとも思ってよ。

せっかくの俺の誕生日だからな・・・・w」

コリス「・・・・ごめんなさい。」 ハリー「え?」

コリスは落ち込みそうに言う。

コリス「まさか・・・今日がハリーさんの誕生日だったなんて・・・。

DGCの任務に忙しくて、全然気づけなくて・・・。」

それを聞いたハリーは立って、コリスの頭を撫でる。

ハリー「そうだったのか。そりゃぁ、平和のために戦ってるんだ。

そりゃぁ忘れる事もあるよな。でも、許してやるよ。」

ハリーはコリスの頭から手を離して、笑顔でそう言う。

コリス「ハリーさん・・・。じゃあ、言わせてもらいます。」

ハリー「何をだい?」

コリス「お誕生日・・・おめでとうございます。」

コリスは礼儀正しい姿勢でそう言う。お誕生日おめでとうございますの言葉は、

誕生日では欠かせない言葉である。それを聞いたハリーは喜び、微笑む。

ハリー「ふっ。ありがとよ。コリス。

そんじゃ、そろそろ行くか。ダチも集まってるだろうし。」

コリス「・・・はい!」

こうして、二人はどこかの街へ出かけようと、家から出た。


時は過ぎ、別の都市では、沈む夕日の光に満ちていた。

そこに、思いもせぬ事態が起きた。例の巨大なロザリオが、

突然落下して来た。そのロザリオが巨大なビルを突き刺し、

そのビルが粉々に吹き飛び、ロザリオが地面に突き立った。

街の人々「あっ!!何だあれは!!」 「巨大な十字架だ!!!」

街の人々は街に聳え立った巨大な十字架を見て、驚いていた。

そして、十字架の中心に髑髏の両目が赤く光り始めた。

街の住人たちが赤黒い光に包まれていった。さらに、

髑髏の口が開き、そこから黒い光が発した。その時、

人々が突然、倒れていった。倒れた人たちから多くが魂が出て、

その魂を十字架の髑髏が吸収していった。そう。

この巨大なロザリオは確かに、人間の魂を吸えるのだった。


DGC本部の司令室で、その状況を通信で知ったサキは、

驚き、動揺しながら、モモに報告した。

サキ「U-23地区で巨大なロザリオが出現!人々が倒れていきました!!」

シュドー「魂を吸ってやがったのか・・・・!!」

テブリッシュ「・・・・むっ!?ちょっと待て!!例の巨大ロザリオは、

深夜に出現にするんじゃなっかたのか!?」

イチゴ「恐らく、敵は巨大ロザリオを出すのに、時間は選ばないだろう。

だとすれば、奴はいつ、どこに次の巨大ロザリオを落として来るか・・・。」

モモ「わからないでしょうね。このままだと、地球が危ないわ。

我々は警備を強化して、例の少年を探す事に専念するわ!!」

隊員たち「了解!!!!」


コリスとハリーは、6T地区の街に来ていた。どうやら、

公園にいて、そこでハリーの友人たちを待っているだろう。

ハリー「友人たちが来たら、どこかへ行くか決めるぞ。」

コリス「はい。(あの少年はもうこの街にいない・・・。

でも、このまま安心に終われると良いけれど。)」

その時、ハリーの友人たちが来た。その一人がハリーに声をかける。

ハリーの友人「おーい!ハリー!!」 ハリー「おお!!スレッドにディン!!」

つづく

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シュドー「不思議な?誰だ?そいつは。」

コリス「呪術師のような衣装を着ていて、不気味な笑みを浮かべていました。

あの笑みは並みじゃない。きっと、何か恐ろしい事が起きます!」

テブリッシュ「すると、その少年が宇宙人と言うワケか・・・。」

イチゴ「だとすれば、巨大な十字架もあの少年が。」

コリス「・・・・・っ!隊長!!」 コリスはモモからの命令を待つ。

そして、モモは今すぐ、コリスら隊員たちに命令の声を発した。

モモ「・・・・わかったわ。それでは、不気味な笑みを浮かべていて、

呪術師のような衣装を着ていた少年を探して、捕まえるのよ!!

テブリッシュ、シュドー、コリスがそれを担当!!

イチゴとサキは例の巨大なロザリオの調査をお願いするわ!!」

隊員たち「了解!!!!」


こうして、コリス、テブリッシュ、シュドーの3名の隊員たちは、

先ほど、コリスとサキがパトロールしていた6T地区の街に来ていた。

3人とも、ロードラッシュに乗っていて、シュドーが運転、

テブリッシュがレーダーを担当していた。コリスは、ただ乗っているだけ(

シュドー「なァ。コリス。この街に例のガキがいたって本当か?」

コリス「はい・・・。確かに、この目で見ました。」

テブリッシュ「・・・だが、エイリアンスキャナーに反応はない。きっと、

例の少年は、別の地区に行っているのかも知れない・・・。」

コリス「・・・・だとしたら、彼はこの街にいない・・・。」

シュドー「おっし!じゃあ、別の街に行ってみっか!!」

テブリッシュ「ああ。また、どこかであのデカい、

十字架が落ちて来るのも時間の問題だ。」

ロードラッシュは別の地区へ向かおうと走った。その背後から、

あざ笑うかのような表情で見ている者がいた。その者は、

不気味な笑みを浮かべて、呪術師の衣装をしている、例の少年であった。

少年「・・・・・・にっ。」

宇宙人反応がない限り、この少年もこの街にいないハズ。だが、

この少年はハッキリとこの街にいるのだ。だとすれば、

この少年は宇宙人ではなく、一体誰なのだろうか。


DGC本部では司令室では、イチゴがコンピューターで、

モニターに映されている巨大な十字架のデータを解読して、

サキがそれについての資料が入っているファイルを見ていた。

モモ「何か、情報は掴めた?」 近づいて来たモモに二人は振り向く。

イチゴ「はい。たった一部しか、ありませんが・・・。

この不気味なロザリオは御前0時に落下して来て、

人々の魂を吸っていたそうです。」

モモ「そう。他は?」

サキ「あのロザリオについてはハッキリとした正体が見えてません。

ただ、そのロザリオには科学で造られた物質がないんです・・・。」

モモ「科学で造られてない!?」

サキ「はい・・・。」 サキは動揺しそうな表情で応える。

イチゴ「生命反応も全くなしです。このロザリオは、

別の物質で造られたのではないでしょうか?

宇宙人は科学を武器にしているのが、

ほとんどですし・・・。どこで造られたのかは、不明らしいです。」

モモ「もし、宇宙人じゃないとすれば、どこかの異次元人の仕業かしら?」

イチゴ「その可能性もありますね。それに気になるのは、

あのロザリオが人間の魂を吸っているところですね。」

サキ「確かに、何のために人の魂を・・・。もしかして、

異世界の誰かが、人間達をあの世の地獄へ送り込む気じゃ!?」

モモ「んな事はまずないわよね。人の魂をあの世へ送れるのは、

せいぜい霊界と関係のありそうな人くらいよ。」

サキ「そ、そうですよね・・・。」 サキはそれをしていて、ほっとしていた。

イチゴ「・・・・以上、データを解読できたのは、それらの情報だけです。」

モモ「後は不明・・・・か。やはり、あの少年が鍵を握っていそうね。

あの少年を捕まえたら、

巨大ロザリオの事をハッキリと吐かせてやるんだから!」

サキ「捕まえるのは、コリス君たちですけど・・・。」

サキが小さくそう嗜める。モモには聞こえていないそうだ。

そこに、コリスたち3人が帰って来た。モモは彼らに近づいて、こう聞く。

モモ「あの少年は捕まえた!?」 コリス「それが・・・・捕まえてません。」

シュドー「・・・・と言うか、どこの地区にもいないそうなんです・・・。」

モモ「マジ!?」 モモはそれを聞いて、悲しそうに驚く。

テブリッシュ「ただ、エイリアンスキャナーの反応が全くありません。

どの地区でもそうでした。あの少年はもしかして、

宇宙人ではないのかも知れません。」

モモ「そう・・・。だとすれば、やはり異世界の侵略者じゃないのかしら?」

そこに、コリスのポケットから、携帯電話の音が鳴り出した。

コリス「あっ!電話だ!!」 コリスはポケットから携帯電話を取り出す。

サキ「ハリーさんからね。私も父さんと電話する時は携帯電話だったわ・・・。」

そう。ハリーは家から、コリスに電話をかけたのだ。

コリス「もしもし、ハリーさんですか?」

つづく

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