モモ&サキ「むっ!?」 モモとサキが、コリスがシャドーを、
抱えた事に嫉妬するような表情をする。羨ましいそうだ。
コリス「う・・・・;」 コリスはそれを知って、青ざめる。
シュドー「羨まし・・・・。」 テブリッシュ「おま。」
シャドー「だ・・・大丈夫よ!これくらい立てるから・・・。」
シャドーはふらふらしながら、立った。
コリス「と、とにかく!マッドマウンテンへ行きましょう・・・;」
モモ「・・・・・・そうね。」 モモは暗そうに言う。
コリス、シャドー、モモは部屋から出ようと、歩く。
シャドー「あの・・・・。怒ってる・・・?;」
シャドーは恐る恐るモモに聞く。モモはまだ・・・。
モモ「・・・・別に。」 少し怒ってるみたいだ。
そして、3人は部屋から出た。
サキ「もう・・・・コリス君ったら。・・・・でも、
シャドー。今思うけど、ゴダルの事、好きだったのね。
好きな人が死ぬと、とても悲しい気分なんだろうな・・・・。」
イチゴ「サキちゃん・・・・。・・・・っ。」
そして、イチゴは恋人である杏の事を思い浮かべる。
イチゴ(杏・・・大丈夫だよ。僕はもう死なないから・・・。)
そして、モモたち3人は魔法で瞬間移動して、マッドマウンテンに来た。
多くの墓の中で、3人は目の前にある墓標を見る。その墓標は、
とても黒く、【THE・HADES・PRINCE・GODAR】と言う、
白い文字が書かれている。
その墓の前にゴダルの壊れた仮面があった。そう。これこそが、
ゴダルの墓であった。その土の中に彼の遺体が眠っている。
シャドー「ゴダル。ごめんね・・・・。でも、これで良いよね・・・?」
シャドーが座りながら、祈るように手を組んでこう言った。
コリス「・・・君の夢は必ず叶えてみせる。いつかは必ず、
冥界に行って、その世界を変えるよ。もし、もう一度、
そこで生まれ変わっても、二度と悲しい存在になれないように・・・。」
モモ「冥界でも、きっと夢と希望に溢れた世界にするから。
だから、もう眠って・・・・。天国で幸せになってね・・・・。」
その時、シャドーは涙を流し、泣きべそをかく。
シャドー「う・・・っ。うぅ・・・うえ。ひっく・・・・。ぐす。」
泣きじゃくるシャドーはモモが後ろから抱く。
モモ「・・・それ程、ゴダルが好きだったのね・・・・。」
シャドー「うぅぅ・・・。ぅ・・・うう。ゴダルぅ・・・・。」
そして、コリスも涙を流して、こう呟く。
コリス「ごめん・・・・ゴダル。全部、僕がいけないんだ・・・・っ!
あの時、力なんて全部くれてたら・・・。本当に・・・・ごめん・・・。」
シャドー「あの時、あなたの封印を解けなければ良かったんだわ・・・。
そうすれば、あなたは永遠に安らかに眠れたのに・・・・っ!」
その時、後ろからヴァルアロスの声が聞こえて来た。
ヴァルアロスの声『そんなにゴダルの会いたいのならば、
我が後を追わせようか・・・・?』
モモたち「っ!!!?」 3人は後ろを向く。そこに、
等身大のヴァルアロスがいた。使途は3人にゆっくり近づく。
ヴァルアロス「グルルルルルル・・・・・」
モモたち「ヴァルアロス!!!!!!」
ヴァルアロス『ほう・・・。墓を立てたのか?あやつは、
この世界を壊そうとした最大の悪人のだぞ?その者に、
墓など必要なかろう?何せ、故郷はあの世だからなァ・・・。』
シャドー「く・・・・っ!よくもゴダルをォ!!!」
シャドーは怒って、ヴァルアロスに襲いかかろうとするが・・・。
シャドー「あ・・・・っ!」
シャドーは急に倒れ込む。モモが急いで抱える。
モモ「まだ回復できてないでしょ!?それに、
あんたはにはもう戦う力はないハズよ!!」
シャドー「・・・・・・っ!!」
ヴァルアロス『ふん!!
それにしても、哀れな事よ。ゴダルの輩は。
まんまと親に騙されおって、今やこのザマよ。あの親は、
子を利用したのだ!!地上へ行けば冥界は明るくなるつったな?
そんなの嘘嘘wwwあんな演技、子供でも見抜けるわぃ!」
コリス「黙れ・・・。」
ヴァルアロス『ん?てめェ、今なんつった?ま。それはおいといて、
あの子供騙しの嘘にずっと気づけず死んでしまおうとは、
何と言う無様w冥界はいかなる方法でも明るくなどなれぬ!!」
コリス「黙れ・・・・!」
ヴァロアロス『冥界は永遠の闇の世界なり!!!
それを明るくしようと、散っていった命など・・・全くの無意味!!
意味なき死いぃぃぃっ!!!』
コリス「黙れええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
コリスは怒り爆発して、走るヴァルアロスに迫る。
モモ&シャドー「コリス!!!」 コリス「おおおおぉぉぉぉ!!!!」
コリスはそのままウルトラシューターを連射して、使途を攻撃する。
ヴァルアロス「グァオオオォォォウ」
敵は突然、攻撃を受けてひるむ。
コリス「はああぁぁぁっ!!!」 そして、コリスは殴りかかるが・・・。
ヴァルアロス「グオゥゥ!ガオオオォォォォ」
ヴァルアロスは左手の刃物でガードで、コリスを蹴り飛ばす。
コリス「ぐあっ!!!」 コリスは離れたところを落ちる。
ヴァルアロス『てめえぇぇぇぇぇっ!!!
邪魔すんなっつってんだろ!?
おぉぉぉ!?クソッタレの蛆虫ポンコツのカスチビがよォ!!!!』
ヴァロアロスは怒って、コリスに襲い掛かる。
ヴァルアロス「グァオオオォォォォォォ」 コリス「ぅわ!!」
ヴァロアロスは刃物で攻撃するも、コリスは素早く避ける。
コリス「とああぁぁぁっ!!!でやぁ!!!!」
そして、コリスは回し蹴りで、ヴァルアロスの顔を打つ。
さらに、パンチで使途にダメージを与える。
ヴァロアロス「ガアアアアァァァァァァァァ」
使途は攻撃を受けて、さがる。
コリス「ゴダルは偉大な戦士だ・・・!それを貶す者は許さない!!」
ヴァロアロス『うるっせーんだよ!!!
あいつは意味なき行いをしたんだ!!無様に死んだんだよ!!
てめーも今すぐ、無様に死なせてくれようぞォ!!』
ヴァルアロスはそう言いながら、また斬りかかる。
ヴァルアロス「グアアァァァァ」 コリス「ふっ!!とう!!」
コリスは避けて、キックで反撃した。ひるんだ敵に追い討ちする。
コリス「やああぁぁっ!!」 コリスはパンチを仕掛ける。だが・・・。
ヴァルアロス「ギャオオォォォウ」
ヴァルアロスはジャンプで避けた。
コリス「何っ!?」 ヴァルアロス「ガオオオオオォォォォォォ」
そして、コリスの後ろへ着地したヴァルアロスは、
気づいたコリスをすぐに斬り付けた。ズバアアァァァッ
コリス「ぐあああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
モモ&シャドー「コリス!!!!!」 斬られたコリスは倒れる。
ヴァロアロス『ギャハハハハハハハ!!!タメでは負けぬわぃ!!
力の女神は我にあり!!!貴様がウルトラマンになろうとも、
この我には絶対に勝てねェ!!
我ら使途に歯向かう者は皆、死ぬが良い!!』
コリス「ヴァルアロス!!お前はゴダルを殺して貶し、
シャドーさんを泣かせた・・・・!お前だけは絶対に許せない!!!」
ヴァルアロス『は?勝てると思ってんのかよ?ふざけんなよ!!
使途は我一人だけではない。数人もいるのだぞ?その中には、
我を上回る者がいるのだ。だが、我はこの世界を潰さん程に強い!!
今こそ、見せてやろう・・・!我の偉大なる神秘な力をなァ!!!』
そう言うと、ヴァルアロスはジャンプして、どこかへ去った。
つづく
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