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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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バンジョー「この山に住んでいるワケではないって事かぃ?

もしかして、このジンジョーは別の地域から・・・。」

カズサ「ええ。どこから来たのかわからないけど、

この子。実は迷子らしく、この山に迷い込んだらしいの。」

クリグミは何かの事件でこの山に来た迷子のジンジョーであった。

かつてこの山に迷い込んで、吹雪の中で泣き叫びながら、

歩いたクリグミをカズサが救い、この村に住ませたのである。

そのため、クリグミは今でもカズサの側にいる。

カズサ「この子。自分を助けた私をまるでお姉さんのように、

慕っていて離れる気がないの。すっかり、

私の事が好きになったかしらね。」

カズーイ「・・・・ちょっと、クリグミっての。

あんた。一体、どこから来たの?」

クリグミ「うう・・・。わかんない。」

カズーイ「わかんない!?

自分が元住んだ場所でもわからないの!!?」

クリグミ「だ、だって・・・・・っ。」 クリグミは泣きそうになる。

カズサ「私もそれについて聞いたけど、この子。

自分がどこから来たかはわからなくなったの。恐らく、

何かの事件で無我夢中で逃げている内に道に迷ったからでしょうね。」

カズーイ「もしかして、頭悪いんじゃないの?」

バンジョー「そんな事を言うなよ。」

カズーイがクリグミの事で悪口を言い、

バンジョーがそんなカズーイを嗜める。

そう。クリグミは幼いジンジョーなので、知能が小さいのだ。

カズサ「まあ、仕方がないわよね。クリグミ。まだ幼いから。」

クリグミ「・・・・・ごめんなさい。」

バンジョー「良いよ。君は悪くないから。」

カズーイ「そうね。きっと、その何かの事件のせいでしょ。」

カズサ「そうね。では、ちょっと何か料理しておくわ。

そこでゆっくり休んでね。クリグミ。もう自分の部屋に戻って良いわよ。」

クリグミ「うん・・・・。」

カズサとクリグミはゆっくりと歩いて部屋から出た。

カズーイ「まさか、この村にジンジョーがいたなんて知らなかったわ。

プルレスの仲間じゃないかしら?」

バンジョー「・・・ところでカズーイ。この村は一体、

どんな村だぃ?

僕たちをデスブラザーだと思っていない人間たちの村だと聞いたけど。」

カズーイ「そうね。あんたが眠っている間に、カズサから聞いたけど・・・。」

カズーイがバンジョーに村の事を教えようとした、その頃。


その頃、ボトルズたちは吹雪の中を歩いていた。

アシナガ「・・・それにしても、あのエゥーラって野郎。

実に許せねェぜ。関係のねー俺らにも撃って来たしよ!

まあ、あのセイリーってメイドの子は可愛いから許すけどよ。」

ミル「それにしても面倒になったわね。白熊君たちが欲しい、

プレゼントはもちろん。あのバンジョー君やカズーイちゃんも、

探さなくちゃならないなんて・・・。」

テル「別に良いだろ。あんな外道。探す価値も助ける価値もない。」

プルレス「駄目だよ!あの二人は助けなきゃ・・・!

バンジョーさんとカズーイさんは僕を助けてくれた恩人だから・・・。」

マンボ「心配いらない。熊と鳥。まだ生きている。多分・・・。

まず、プレゼント。探す。ボトルズ。何かヒント、ないか?」

ボトルズ「では、ちょっと待ってください・・・。」

ボトルズは本を持ち、それを読み始める。すると。

ボトルズ「わかりました!このページによりますと、

このフローズンズンやまでは、数年前にサンタクロースが作った、

プレゼントファクトリーと言う不思議な工場で、

そこでプレゼントが作られるそうです。この山に住む者たちは皆、

そのプレゼントで欲しい物を得ていると記しています。」

プルレス「では、その工場に行けばプレゼントをゲットできるんですね!」

ボトルズ「はい。プレゼントのような形をしていると書かれています。」

プルレス「そっか!じゃあ、急いでそれを探そう!!」

プルレスは笑顔で走ろうとする。

プレゼントの工場を探すために。ところが。

プルレス「うっ!!?」 

突然、白く丸い何かがプルレスの頭にぶつかる。

その白く丸い何かが砕け散り、プルレスが倒れた。

ボトルズ「プルレスさん!!?」 アシナガ「おい!どうした!?」

一同はプルレスが倒れた事に驚き、慌てて彼に近づく。

ミル「頭が少しだけ晴れあがっている・・・!何かの弾かしら!?」

マンボ「違う。プルレスを攻撃したのは、雪合戦でよくある雪玉。」

つづく

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バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST 

第47話・新たなジンジョー

エゥーラとの戦いから大吹雪で逃れたバンジョーとカズーイの前に、

この冒険における謎の存在であるデスブラザーと遭遇した。

デスブラザーは黒い熊。バンジョーと似ている姿をした。

悪のデスブラザーを倒そうとするバンジョーとカズーイだが、

デスブラザーはその最強のパワーで一方的に痛めつけた。

そして、相棒の怪鳥であるヘルシスターの必殺技で、

ついにバンジョーとカズーイが倒されてしまい、

ジグソーを多く奪われてしまった。デスブラザーは、

バンジョーとカズーイの元から去って行った。

そのバンジョーとカズーイを何者かに助けられる。

バンジョーはどこかで眠っている。その間に、カズーイの声が響く。

カズーイの声「バンジョー!バンジョー!!」

バンジョー「ぐぅ・・・。ぐぅ・・・。」

カズーイの声「バンジョー!!いい加減に起きなさい!!!」

バンジョー「っ!!か、カズーイ・・・・!?」

バンジョーはカズーイに怒鳴られて、起きた。上半身を起こす。

ここは、どこか暖かそうな部屋で、誰かが住んでいるようだ。

バンジョーとカズーイはベッドの上にいた。

バンジョー「こ、ここは・・・・?」

カズーイ「あたいたち。この村の連中に助けられて、

この家で治療を受けていたのよ。」

バンジョー「そうなのか・・・。後で感謝しなくちゃ。」

バンジョーは自分の身体を見て、そう言う。その身体には、

ほとんど包帯に巻かれていた。カズーイの身体にも包帯が。

その時、この部屋に温かそうなコートを着た女性が入って来た。

髪が長く、紫色である。この女性は人間のようだ。

女性「気が付いた?熊さん。鳥さん。」

バンジョー「あ、あなたが助けてくれたのですか?」

女性「はい。私はカズサと良います。この村に住む人間の一人です。」

カズーイ「どうやら、この村の連中、あたいたちの事を、

デスブラザーだと思っていないわ。」

カズサ「ええ。あなたたち。何か悪い奴じゃないと思うから。

クリグミって言う子がそう言ってたから・・・。」

バンジョー「クリグミ・・・・?」

その時、カズサの後ろから少しだけ姿を表す者がいた。

その者はまるでジンジョーのような姿をしていた。

バンジョー「じ、ジンジョー!?」

カズーイ「まさか、プルレス!!?」

バンジョーとカズーイはジンジョーらしき姿を見た、そう叫ぶ。

ジンジョー「ひっ!!?」

ジンジョーは驚いて、カズサの後ろに隠れる。

カズサ「あっ。怖がらなくても良いのよ。クリグミ。」

カズーイ「クリグミ・・・・!?」

カズサの後ろからまたジンジョーが姿を見せる。よく見れば、

このジンジョーは緑色をしていた。プルレスではないのだ。

バンジョー「緑色のジンジョー・・・!違うジンジョーなのか。」

緑色のジンジョー「ぼ、僕・・・。クリグミ・グリーンって言います。

く、熊さん・・・。鳥さん・・・。よろしくお願いします・・・。」

この緑色のジンジョーの名はクリグミであった。

この小説でいよいよ、二人目のジンジョーが登場したのだ。

明るいプルレスとは違い、

何やらとても暗くいつも怯えている感じがする。

カズーイ「そう言うなら、

いつまでもカズサの背中に隠れなくても良いのに。」

カズサ「クリグミはね、とても臆病で泣き虫な男の子なの。

何か怖い時が起きるといつも私にくっついちゃうの。さっ。

クリグミ。怖くないわよ。」

クリグミ「う、うん・・・・。」

クリグミは恐る恐る歩いてカズサから離れ、

バンジョーとカズーイに近づく。カズーイはクリグミにこう聞き出す。

カズーイ「あなた。この山に住んでいたの?」

クリグミ「・・・・・っ。」  クリグミは無口で顔を左右に振る。

つづく

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デスブラザーに倒されたバンジョーとカズーイは、

どこかの民家で治療を受けた。その民家に住んでいるのは、

緑色のジンジョーであった。そして、ボトルズたちの前に悪の手先が。

次回、【新たなジンジョー】

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか。バンカズファースト第46話。

今回はいよいよこの小説の謎の一つであるデスブラザーが、

そのベールを脱いで活躍する回でした。

デスブラザーは黒い熊でバンジョーのライバルと言う設定にしました。

それも前にです。はい(

相棒はカズーイとは少し違う怪鳥であるヘルシスターです。

デスブラザーとヘルシスターはバンジョーとカズーイの技と、

全く同じ技を使いました。さらに、

本来、ゲームでカズーイが使うハズだった、

フローズンズンやまで覚えるくちばしミサイルを、

ヘルシスターに先に使わせました。せっかく似た者同士の戦いなので、

デスブラザーとヘルシスターの方が多くの技を持っていそうなので。

カズーイもいつかは必ずくちばしミサイルを使いますので、ご安心を(

ブクゲコ沼でバンジョーが多くのジグソーを得たのは、

デスブラザーがバンジョーからそのジグソーを多く奪うためでした。

次回は緑色のジンジョーが登場します。

それでは。

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そして、ヘルシスターがそんなバンジョーとカズーイに嘴を向ける。

デスブラザーとヘルシスター「くちばしバスター!!!!!!!!」

デスブラザーとヘルシスターはくちばしバスターを発動し、

一気にバンジョーとカズーイを倒そうと物凄いスピードで落下する。

くちばしバスターはとても強い威力を持った必殺技だ。

バンジョーとカズーイの使った方はとても強かったとすれば、

デスブラザーとヘルシスターの使った方がそれよりも、

数倍に強いと言う事になる。もし、今のバンジョーとカズーイが、

それを受けたら大変な事になってしまう。危うし。バンジョーとカズーイ。

カズーイ(こ、こっちに来る・・・・!!)

バンジョー(駄目だ・・・!逃げられない・・・・!!)

そして、ついにデスブラザーとヘルシスターのくちばしバスターが、

バンジョーとカズーイに決まったか、地面が大きく抉った。

バンジョーとカズーイはやられてしまったのか。

デスブラザーはジャンプして、抉った地面の前に立つ。

デスブラザー「・・・・何!?」

デスブラザーは抉った地面の中央の方を見て、驚く。

そこには、バンジョーとカズーイの死骸はなかった。

ヘルシスター「まさか、避けられたと言うのか・・・!?

あんな瀕死な状態で・・・・!だとすると・・・!!」

デスブラザー「だろうな。見よ。あれを・・・!」

デスブラザーとヘルシスターは抉った地面の近くに、

倒れていたバンジョーとカズーイの姿があった。

ヘルシスター「くっ!!奴らめ。本当に避け切れたとはな・・・!」

デスブラザー「うむ。恐らく、赤い鳥めがやっただろうな。

よっぽろ負けず嫌いと見える・・・。」

そう。デスブラザーとヘルシスターのくちばしバスターが決まる前に、

カズーイが翼を素早く羽ばたかせ、少しだけ空を飛び始める。

そのため直撃は免れたものの、くちばしバスターの強烈な威力により、

衝撃で吹き飛んでしまって、今に至るそうだ。だが、

もはやバンジョーとカズーイに意識はなく、もう動けないのだ。

デスブラザー「いや。良い。どうせ、この熊&鳥などいつでも殺せる。

今回は見逃そう。もう少し、奴らに活躍させてみるか。

そのたびに俺が・・・。ぐふふふふふふ!!」

ヘルシスター「だが、忘れているワケではあるまい?

あたいらの目標を。」

デスブラザー「ああ。そのためにはジグソーが必要なのだからなァ。」

デスブラザーがそう言うと、バンジョーのリュックに手を入れた。

そこから、多くのジグソーを取り出した。38個のジグソーが、

デスブラザーに奪われてしまった。

これで、バンジョーとカズーイの持つ、

ジグソーは45個目と言う事になってしまう。

デスブラザー「今回は俺とヘルシスターとの初対面に免じて、

少しだけもらう事だけで許してやろう。

だが、次は全て奪われると思うんだな。

また、会おう。俺らのパクりよ。うははははははははははは!!!!」

デスブラザーはそう言って、どこかへと歩き去った。

デスブラザーの笑い声が雪の中で響いてくる。

そして、倒れているバンジョーとカズーイの近くに、

何者かがいた。その者はまるでジンジョーと同じ姿をしていた。


そして、グランチルダのアジトでは、

グランチルダが恐ろしい形相で震えていた。

グランチルダ「ぬうううううぅぅぅぅぅぅぅん・・・・!!!」

クランゴ「ドウナサレタノデスカ?グランチルダ様。」

グランチルダ「うぅぅぅぅむ!!どうううぅぅぅぅぅも!!!

落ち着く事ができいいいぃぃぃぃんのぢゃっっっっっ!!何か、

いやああぁぁぁぁぁな予感を感じいいいぃぃぃぃる!!!

クランゴ!!!

フローズンズンやまでの状況はどうなああぁぁぁっている!!?」

クランゴ「ハッ。ソノ聖ナル山デハ、アノデスブラザーノ姿、

確認サレタトノ事デス。アトハ・・・。」

グランチルダ「・・・そおおおぉぉぉぉうか!!!わかっっっったぞ!!!!

あの山にいるデスブラザーは、

あああぁぁぁぁのバンジョーとカズーイでは、

なあああぁぁぁぁぁぁい!!!!もしかすると、あれは、

本物のデスブラザーぢゃっっっっっっっっ!!!!!!!!」

クランゴ「何ト!?マサカ、奴ラガ存在シテイルナンテ・・・・!!

奴ラ、復活シタトオッシャルノデスカ!!?」

グランチルダ「そうぢゃ!!わしいいいいぃぃぃぃの感が正しければ、

奴らは今でもおおぉぉぉぉぉ我がグランティを、

狙ああぁぁぁうやも知れん!!」

クランゴ「フローズンズン山ニ滞在シテイル部隊ニ援軍ヲ・・・!」

グランチルダ「駄目ぢゃ!!デスブラザーのためえええぇぇぇぇに、

我が部隊を犠牲にするワケにはいかああああぁぁぁぁぁぁん!!!

時いいぃぃぃぃを待つのぢゃ!!!奴らに勝てる時をおおおぉぉぉぉ!!」

グランチルダとクランゴが会話しているところを、

カプセルの中に閉じ込められているチューティが震えながら呟く。

チューティ「一体、どうなっているの・・・!?お兄ちゃんじゃなくて、

デスブラザーだなんて・・・。デスブラザーとは確か、

この世界を滅ぼそうとする伝説の黒い熊のハズ。でも、

お兄ちゃんはそんなんじゃない!お兄ちゃん・・・。

一体、どうしているのかな・・・?死なないと良いけど・・・・。」

チューティはそう言いながら、手に持っている笛の方を見る。

そして、その笛をゆっくりと吹き、どこか切なそうな演奏を始めた。

その演奏はまるでバンジョーとカズーイに、

助けを求めるような悲鳴であった。

クランゴ「ムムッ!?チューティメ!マタクダラン演奏、始メタ!!」

グランチルダ「ほうううぅぅぅぅっておけ!!どううぅぅぅせ、

歌だけでは、何も起きいいいぃぃぃん!!助からあああぁぁぁぁん!!!

バンジョーとカズーイなど、

デスブラザーにやられれば良いのぢゃっっっっっっ!!!

あっはははははははははははははははあああぁぁぁぁぁ!!!!!」

ついに、バンジョーとカズーイは伝説の黒い熊と遭遇しました。

その名は、デスブラザー。

デスブラザーとはバンジョーとカズーイ本人ではありませんでした。

ですが、デスブラザーはそのバンジョーとカズーイを、

超絶なパワーで圧倒していきました。倒されたバンジョーとカズーイは、

デスブラザーにジグソーを奪われ、

このまま雪の中で凍え死んでしまうのでしょうか。

次回につづく。

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灰間「何!?魔族じゃないって!?では、一体何が・・・?」

女性アナウンサー『何故、チョコだけが多くなくなったのか、

全く理解できません。これはやはり、

何者かの仕業としか考えられません・・・。』

その時、美由紀が帰って来た。何故か暗そうな感じがした。

美由紀「ただいま・・・。」

灰間「お帰り。・・・どうかしたのか?」

美由紀「いえ・・・。何もないわ・・・・。」

灰間(何だかとても悲しい気持ちを表している。

もしかして、母さんも・・・・。)

灰間は何だか汗を流しそうな表情でそう思った。


同じ頃、野口の家では。森下が大喜びに叫ぶ。

森下「やったああぁぁぁぁ!!!できたああああぁぁぁぁぁ!!!!」

野口と森下はチョコを作っていた。そのチョコがついに完成したのだ。

その完成したチョコを森下は両手で持って、喜んでいる。

森下「いよいよ完成したんだね!!手作りチョコが!!」

野口「ええ。凄く時間がかかったけど、凄く美味しそうにできたわ。

一緒に頑張った甲斐があったから、うまくできたのよ。」

野口も笑顔でそう言う。

森下「うん!これで徳丸君に食べてもらえば・・・・。」

野口「これで灰間君に食べてもらえば・・・・。」

野口と森下はそれぞれ、好きな相手に食べてもらう妄想をして、

頬を赤く染める。森下は凄い笑みを浮かべるが、

野口は恥ずかしそうな表情をする。


夜の町を一人で嬉しそうにスキップして歩く森下。

森下「らんららんららん!らんららんららん!」

自分の家に帰ろうとしているのだろう。だが。

森下の後ろに、何者かがいた。

それは、あの青い帽子の少年であった。

少年「ククククク・・・・!!何て美味そうな匂いだ・・・。」

少年はそう言うと、すぐに消えてしまった。これは、テレポートか。


BAR基地の司令室では、緒川が大神に報告をする。

緒川「大変な事が起きました。

店で売られているチョコレートだけではなく、

多くの人が持っている手作りチョコも突然に消えてしまったとの事です。

民家にあったチョコも大勢なくなっているとの事です。」

大神「何と・・・!チョコだけが多く消えるとは・・・。

これは妙な現象らしいな。恐らく、

何者かが超能力で盗んだのかも知れんわぃ。」

緒川「では、犯人はチョコレートが大好きで、それを食べまくろうと・・・。」

大神「ふむ。その何者かの正体をまずは探るべしじゃろう。」


野口の家の前に、あの少年が現れた。

少年「この家からも美味そうな匂いがするな・・・。

だが、入ってはいかんな。誰もいない時に入るとするか。」

少年はまたも消えていった。


次の日。ついにバレンタインの日がやって来た。秋田町の道路では、

灰間と徳丸、森下と野口がいた。

だが、何故かとても、悲しいムードになっている。

森下「ひっく・・・。ひくっ。えぐ・・・。」

灰間「森下。一体、どうしたんだよ?」

野口「ええ。それが、チョコがなくなっちゃったんだって・・・。」

徳丸「ええっ!?そ、そんな・・・!?」

徳丸はそう聞いて、悲しそうになる。そう。

森下の手作りチョコも消えてしまったのだ。

森下「ふえええええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!

ごめんなさいいいいぃぃぃぃぃ!!!」

森下は泣き叫んだ。徳丸にチョコを渡せなかったからだ。

徳丸も泣きそうに絶望する。

徳丸「何で・・・。何でこうなっちゃうの・・・・?

まさか、誰かが盗んだのでは!?」

灰間「俺もそう思う。で、野口。お前の方は?」

野口「あっ!ご、ごめんなさい・・・。つい忘れちゃった・・・。

そうだわ!!ネットの情報で、店だけじゃなくて、

一般人が持つチョコや家で、

作られたチョコも多くなくなったと聞いたわ!

ま、不味いわ!!急いで帰らなきゃ!!」

野口は焦りを感じて、自分の家に向かおうと走る。

灰間「の、野口!!」 灰間も野口を追おうと走る。森下や徳丸も続く。


野口の家に着いた灰間たちは、中へ入り廊下を走る。

野口「確か自分の部屋に・・・・!」

灰間たちは2階へと上がり、自分の部屋に入る。そこには。

徳丸と森下「ああっ!!!」 野口「私のチョコ!!!」

灰間「てめェが犯人か・・・・!」

灰間たちの前には、野口が作ったチョコを持っている、

青い帽子の少年であった。そう。この少年こそ、

今回の事件を起こした犯人であった。

少年「けけけけけ!!美味そうなチョコだ。・・・ん?」

少年は灰間たちに気づく。

灰間「貴様か!多くのチョコをなくしたのは!!」

少年「ああ。俺が盗んだから。」

野口「お願い!これは愛する者に渡すための想いなの!!」

少年「想い?んなもん知った事じゃねーよ。むしろ、

ムカツクから、なくしてやりてーくらいさ。」

灰間「ふざけんじゃねェ!!!」

灰間は殴りかかろうとするが、少年はまたも消えていった。

つづく

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