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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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さらに、青いガスは、歩兵部隊にも攻撃をしていた。

ガスに包まれた歩兵たちは物凄い苦しみと共に、

身体が燃えてしまい、倒れる。

叶野「いかん!!魔獣め!!とうとう反撃を始めたぞ!!」

上川「自衛隊の皆さん!!攻撃をさらに強化してください!!!」

残った歩兵たちは敵のガスから逃げながら、それぞれ銃器で攻撃する。

その時、複数のステルスがミサイル一斉連射でドールックを攻撃する。

ドールック「ギュイイィィンギュイイィィィンギュイイィィィィン」

ドールックは青いガスで反撃。

ガスに包まれた複数のステルスが破壊された。

戦闘ヘリ部隊や装甲車部隊もドールックを攻撃している。

戦闘機部隊も攻撃を続けている。ドールックは、

頭部の刃からのビームで、戦闘機を複数撃墜する。

バルワンダーDXも火薬状バルカンで攻撃する。

上川「くそっ!!これだけの戦力で総攻撃しても、

全く通用しないなんて・・・!!」

叶野「まだだ!!攻撃を続けろ!!爆撃機部隊が援護に来たぞ!!!」

叶野の言う通り、爆撃機部隊が飛んで来た。

爆撃機を操縦している兵士「全機、爆弾投下!!!」

全ての爆撃機がドールックの真上で無数の爆弾を落とす。

ほとんどの爆弾により威力を受けたドールック。

だが、それでも通用しない。

ドールック「ギュイイイィィィンギュイイィィンギュイイィィン」

ドールックは4つの腕のハサミから、無数の火薬状バルカンを連射した。

複数の爆撃機がそのバルカンを受けて、撃墜されてしまう。

さらに、ドールックはその4つの腕を振り回しながら、

バルカンを連射し続ける。

周囲に魔獣の放ったバルカンが乱れ飛び、自衛隊の兵器の多くが、

それを受けて爆発してしまう。このままでは、自衛隊が壊滅してしまう。

バルワンダーDXは強力な光線を発射する。

これを受けた魔獣はバルワンダーDXの方に目をつける。

ドールック「ギュイイイイィィィンギュイイイィィィンギュイイィィィン」

ドールックは迫るバルワンダーDXに、

頭部の刃からのビームを発射する。

バルワンダーDXはそれを素早く避け、レーザーバルカンで攻撃する。

上川「アンチMエネルギーがMAXにチャージしました!!」

叶野「よーし!!こいつで決着を着ける!!

アンチMミサイル発射!!!!!」

バルワンダーDXはアンチMミサイルを発射する。だが、その時。

ドールック「ギュイイイィィィィンギュイイイィィィィンギュイイイィィィィン」

ドールックは4つの腕を前に広げる。そして、ドールックの前に、

巨大な四角い緑色の光の壁が作られる。その光の壁が、

アンチMミサイルからドールックを守る。

ミサイルが光の壁に命中し、大爆発をする。

その威力はとても強いのか、光の壁もすぐに消えてしまう。だが、

ドールックは無傷であった。これに驚く叶野と上川。

上川「そ、そんな・・・・・!!?」

叶野「アンチMミサイルが効かないだと・・・・!?」

ドールック『無駄だ!!人類たちよ!!貴様たちの戦力など、

この私には全く通じないのだ!!!これ以上、命を失うたくなくば、

我ら魔族に全面降伏したまえ!!抵抗を続けるなら、

この星の生命体を全て滅ぼしてやるぞ!!はははははははは!!!』


BAR基地では、緒川と大神がスクリーンで、

ドールックが笑っているところを見ていた。

緒川「大神隊長・・・!魔獣ドールックは、地球の戦力では、

全く通用しません・・・・!!いかがなさいましょう・・・!?」

大神「く・・・っ!!これでは、

どうもならんと言うんかぃ!?じゃが、まだ勝利はあるハズじゃけ!!

緒川!!魔獣の弱点を分析してくれ!!!」

緒川「その分析はしましたが、弱点など・・・ありません!!」

大神「な、何じゃと・・・・!!?それでは、我らは・・・。

魔獣に負けてしまうと言うのか・・・・!!!??」

ドールックの恐ろしい活躍により、絶望の雨はさらに降り続ける。

その雨を野口は切なそうに見続けた。

野口「・・・・雨の音だけ聞こえる。何だか、この町に、

誰もいない気がする・・・。お母さんも、避難しちゃったのかな?

だとすれば、ここにいるのは、私と灰間君だけね・・・。」


そう。秋田町の住人たちのほとんどは、

自衛隊に従い避難をしていた。魔獣ドールックの襲来に備えて。

中には徳丸や森下もいた。野口の両親もいる。

雨が降っているので、ほとんどの者が傘をさしていた。

だが、この中に美由紀の姿がない。


何故なら、美由紀は灰間の家に居続けているからだ。

息子である灰間をいつでもお迎えできるように。

美由紀「・・・・・・翔。」


ドールック「ギュイイイィィィンギュイイイィィィンギュイイィィン」

ドールックは自衛隊の兵器を破壊しながら、暴れていた。

これにより、次々とビルが壊れていき、

街は壊滅するのも時間の問題である。

バルワンダーDXもレーザーバルカンで攻撃を続けているが、

もはや魔獣には何も通じない。

ドールックは頭部の刃からのビームで、バルワンダーDXを攻撃する。

上川「うわああぁぁぁっ!!?」

叶野「まだだ・・・!まだ戦える!!機体の一部が損傷しただけだ!!」

命中してしまうが、この程度では撃墜しない。

ダメージを受けただけで破壊されていない。

ドールック『この市街地は壊滅に近い。

次は、秋田町とやらを襲撃してやる!!』

叶野「行かせるか!!自衛隊諸君!!

総攻撃を続けろ!!秋田町への道を塞げ!!!」


秋田町の出入り口の場所では、

大岩が二人の自衛官に話しかけられていた。

ここでは、既に多くの歩兵や、

複数の戦車や自走砲、ロケット砲が配置されていた。

自衛官A「君!!こんなところに居ると危ないぞ!!」

自衛官B「魔獣が、ここに来るんだ!!君も早く避難したまえ!!!」

大岩「魔獣がここに。そいつは良えのォ。」

自衛官A「何が良いと言うんだ!?」

大岩「魔獣は、このわしが倒し、この町を守っちゃるわぃ!!」

自衛官B「何を言ってるんだ!!

一般人の君一人にあんな恐ろしい魔獣を倒せるハズがない!!!」

大岩「黙れ!!こりゃ!!おどれらが何をほざこうとわしは戦うき!!

わしの友人も、命を落としてまで魔獣たちを戦ったんじゃ・・・!

わしも、命を落とすつもりで魔獣と戦ったるがな・・・・!!」


灰間の魂は暗い空間に漂っていた。

まだ生死の狭間から抜け出せていないのだ。

灰間(いかん・・・・!魔獣が街を破壊し、

次は秋田町を襲おうとしてやがる・・・!!

早く・・・!早く目覚めねェと・・・・!!早くティアーズにならねーと・・・・!!

あの魔獣は地球の戦力じゃ通用しねェ!!

俺が倒さねーと・・・・・!!!!)


秋田町を走り続けるバルターボの中で、日下部は涙を流し続ける。

日下部「もう・・・・!!灰間!!あんたは一体、

どこに隠れているのよ!?あんたがいないと始まらないのよ・・・!!

あんたがいないと・・・・!馬鹿・・・・っ!!

もう、いい加減に私のところに戻って来なさいよ・・・・!!!」


野口は灰間の方を見続けている。灰間はいつまでたっても目覚めない。

野口「・・・灰間君。もう、目覚めて・・・!

そろそろ起きても良いじゃない・・・!」

野口は灰間に抱きそうな感じになる。

野口「あなたはまだ生きているわ。さっきまで心臓の音も聞こえていた。

だから、起きて。起きて、私と一緒にいて・・・・!」

そう言い続ける野口の目から涙が溢れた。

野口「私たちには・・・。そして、BARには、あなたが必要なの・・・!

それから、明日の水曜日は、皆で旅行に行くハズよ!?

あなたが行かないと言うけど、

私たちは必ずあなたを連れて行くわ。だって、友達だもん・・・。

だから、お願い・・・!目覚めて・・・!!生き返って・・・・!!

あなたには生きてほしいの。私たちのために生きてほしい。

あなたが死んだら、私たちはとても悲しくなっちゃう・・・。

あなたが死んだら、

どうなっちゃうの!?私たちには、

あなたの存在が必要なの・・・。だから、

私たちのために、生き返って・・・・・・・!!」

その時、野口の目から一粒の涙が落ちる。その涙が、

灰間のペンダントにかかる。ここに、

奇跡が起きた。ペンダントから巨大な光が出た。

野口「きゃ・・・・っ!?」 野口はその光に驚き、さがる。

光が消えると、灰間の目が開き、灰間の身体がゆっくりと起き上がる。

そう。灰間は復活したのだ。野口の想いが、灰間を蘇らせたのだ。

灰間「・・・・ここは、どこだ?っ!?野口!!?」

野口「は、灰間君・・・・!目覚めて・・・くれたのね・・・・?」

野口は涙を流しながら微笑んだ。灰間の復活に喜んでいるのだ。

灰間は自分の身体の方を見る。

野口に包帯を巻かれている事に気づく。

灰間「・・・・そうか。お前、俺を助けてくれたんだな。

ずっと、前から・・・。俺を見つけて・・・。」

野口「う、うん・・・・。だって、放っておけないんだもの。」

灰間「そっか・・・。感謝するぜ。」

灰間はそう言いながら、ベッドから立ち、歩こうとする。

野口「あっ!待って!!まだ怪我しているから・・・。傷、痛むでしょ?」

灰間「もう痛みやしねェ。むしろ、完全に治っているさ。」

野口「良かった・・・。じゃあ、一緒に避難しよ!?

魔獣がこの町に来ちゃうから。」

灰間「・・・すまねーが、お前が一人で避難してくれ。」

野口「え・・・・っ!?」

灰間「俺はBAR隊員として、あの魔獣をぶっ倒してくるからよ・・・。

安心しな。俺ァもう死なねェ。だから、

俺を信じて、さっさと避難してくれ。」

野口「・・・・うん。約束だよ。」

灰間「ああ・・・・。」


秋田町では、降り注ぐ雨の中で灰間が一人だけ立っていた。

灰間はペンダントをゆっくりと握る。

灰間「ティアーズよ・・・!俺に再び力を貸してくれ・・・!!

今度は、前のような無様な戦い方はしねェ・・・!今度こそ、

生き抜きながら、魔獣を倒してやるぜ!!!」

そして、ペンダントを輝かせ、天に掲げる。

灰間「ティアーズ!!!!!!」

灰間はウルトラマンティアーズに巨大変身した。そして、

すぐにティアーズは空を飛び、魔獣ドールックの元へ向かった。

日下部「・・・・っ!?あれは・・・!!」

日下部は空を飛ぶティアーズの姿を見る。

日下部「ティアーズ・・・。やはり、生きていたのね・・・・!」


秋田町を目指しながら、4つの腕で次々とビルを壊し続けるドールック。

ドールック「ギュイイイィィィンギュイイイイィィィィンギュイイイイイィィィィィン」

戦車部隊や装甲車部隊、

戦闘機部隊や戦闘ヘリ部隊が攻撃を続けるが、

ドールックは青いガスで、その4つの部隊の多くを破壊する。

ドールック『ぐはははははは・・・・!!!無駄だ!!無駄だァ!!!

貴様たちなど私の敵ではないのだ!!貴様らの防衛など、

私から見れば、

ただの紙切れでできた壁に過ぎないのだァ!!!・・・むっ!?』

その時、ドールックは空から飛んでくる何者かを見て、驚く。

その何者かとは、ウルトラマンティアーズの事であった。

ドールック『ウ、ウルトラマンティアーズ!!!?』

つづく

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叶野「魔獣はこの東京のどこに現れるかわからない。

今回は今まで以上に警戒心を高めなければならんぞ。上川隊員。」

上川「ええ。魔獣がいきなり現れたら、

即座に先攻をかけるつもりです・・・!

市街地の住人たちがほとんど遠くへ逃げている。

被害は最小限に食い止められる!!」

バルワンダーDXは街の上空を飛び続けた。魔獣が来るのを待つために。


BAR基地では、緒川が大神にこう伝える。

緒川「地球防衛軍の立花将軍より、

ウルトラマンティアーズの死亡は認めないとの発言があります。

マスコミやジャーナリストの多くも、

ティアーズは本当に死んだのかと聞き出そうと、

この基地に近づいています。いかがなさいましょうか・・・!?」

大神「・・・・伝えておけ。ティアーズは死なんと。

魔獣のあの発言は嘘であると!」

緒川「しかし・・・・っ!」

大神「信じろ!!ウルトラマンティアーズを・・・・!奴は必ず生きておる。

もし、我らがピンチになった時は、

必ず助けに来てくれる事を信じるんじゃ・・・・!!」

緒川「・・・・・・はい。」


灰間の家。和室で美由紀がテレビのニュースを見ていた。

男性アナウンサー『東京に魔獣が現れるとの報告が入ったため、

BARや自衛隊は東京の市民を避難しております。近くの地域の、

住人たちも、万一に備えて避難する事をお勧めします。繰り返します。

東京付近の地域の住人たちも、非難する事をお勧めします。しかし、

今回の戦いでは、ウルトラマンティアーズは現れません。何故なら、

ティアーズは前回の魔獣との戦いで死亡したと思われるからです。

もはや地球は魔族の手に落ちてしまうのでしょうか・・・・!?』

美由紀「・・・・・っ!灰間・・・・。お前は一体、どこにいるの・・・!?

お前を置いて、逃げる事などできないわ・・・・・。」


東京の街では、

今でも振り続けている雨と共に空から青い煙が振って来た。

その煙が地面にまで降り注ぎ、やがて少しずつ消える。

その煙から、魔獣ドールックが現れた。

ドールック「ギュイイイィィィンギュイイイイィィィンギュイイイイィィィィン」

叶野「もう現れたのか!!?」

上川「まだ残っている人がたくさんいるのに・・・・っ!!」

バルワンダーDXはレーザーバルカンでドールックを攻撃する。

ドールック「ギュイイィィィンギュイイイィィィンギュイイイイィィィィン」

攻撃を受けるドールックだが、全く通用してないらしい。そして、

頭部の刃物の先端から青いビームを発射する。

バルワンダーDXは急いで避ける。

ドールック『地球人に告ぐ!!地球人に告ぐ!!!私は魔獣ドールック!!

ウルトラマンティアーズは死んだので、

もはや貴様らを助けるのは不可能だろう!

これから、私は日本の東京を破壊し、そこから地球全土を破壊し、

貴様ら地球人を全員、皆殺しにしてやろう!!!

はっはっはっはっはっはっはっ!!!!!』

叶野「そうはさせるか!!!」

バルワンダーDXは電気ビームを発射。だが、ドールックには効かないらしい。

ドールック「ギュイイイィィィンギュイイイイィィィィンギュイイイィィィィン」

ドールックはバルワンダーDXに反撃せず。

4つの腕で近くのビルを破壊し始めた。

バルワンダーDXはレーザーバルカンで攻撃するが、

ドールックはそれを通用せず、暴れてビルを複数壊し続ける。

ドールック「ギュイイイィィィィンギュイイイィィィンギュイイイイィィィィィン」

上川「叶野隊員!!バルワンダーDXの攻撃が全く通用しません!!」

叶野「それでも攻撃を続けろ!!さすれば、必ず倒せるハズ!!」

バルワンダーDXは火薬状バルカンでドールックを攻撃した。

ドールックにはそれをも通用せず、暴れ続ける。

ドールック「ギュイイイイィィィィンギュイイイイィィィィンギュイイイィィィン」

ドールックは口から青いガスを放射した。

そのガスを浴びた複数のビルが、

大爆発をしてしまう。街の被害は拡大してしまう。

その時、多くの戦闘機部隊や戦車部隊も駆けつけてきた。

歩兵部隊や自走砲部隊、

戦闘ヘリ部隊に装甲車部隊、ステルス部隊までも。

戦車部隊が一斉砲撃を初め、

戦闘機部隊もミサイル一斉連射で、ドールックを攻撃。

ドールック「ギュイイイィィィィンギュイイイイィィィィンギュイイイイイィィィィン」

だが、その攻撃もドールックは効かず、そのまま暴れ続ける。


秋田町で灰間を探し続ける日下部。

その時、通信機から大神の声が聞こえる。

大神の声『東京都内に魔獣が現れてしまった!』

日下部「な、何ですって・・・・!!?」

大神の声『灰間隊員は見つかったか!?」

日下部「すみません・・・。まだ見つかりません。けど・・・!」

大神の声『魔獣なら叶野と上川、それから自衛隊に任せておけ!!

お前は灰間を探し続けるんじゃ・・・・!!』

日下部「了解・・・・!」

大神が通信を切る。その時、日下部は泣きそうにこう言う。

日下部「灰間・・・。本当にどこにいるのよ・・・!?

魔獣が現れたのよ!?あんたのせいで、私は魔獣と戦えない・・・!

あんたがいなければ、BARは魔獣と互角に戦えないじゃないのよ!!

そして、あなたがいないと、私は・・・・っ!」


灰間は、野口の家の野口の部屋で、眠り続けていた。

野口「雨・・・。止まないわね・・・・。できれば、

そろそろ晴れて欲しいんだけど・・・。」

野口は灰間の方を見る。灰間はまだ目覚めない。

野口「灰間君・・・・。」 そこに、野口の母が入ってくる。

野口の母「大変よ!!芽衣!!

魔獣が東京で暴れているんですって!!」

野口「え・・・・っ!?」 野口は母の発言に驚く。

野口の母「ここにも避難命令が出るそうよ!?魔獣が、

この町に来る前に、一刻も早く逃げましょ!」

野口「お母さん・・・。ごめん、今はいけない。」

野口の母「何ですって・・・・!?」

野口「だって、灰間君。凄い怪我をしてるもん。無理して、

立たせて歩かせたら、余計具合が悪くなっちゃうわ。だから、

灰間君の怪我がほとんど治るまで、ここにいたいの。

ここで・・・・翔君の看病をしたい・・・。良いでしょ?お母さん。」

野口の母「・・・・わかったわ。その代わり、

できるだけ早く済ませるのよ?」

野口の母はゆっくりと部屋を出た。

野口「ありがとう。お母さん・・・。灰間君。早く目覚めて・・・。」

野口は灰間の方を見続ける。

灰間が復活するまで、野口は彼を見守り続けるのだ。


秋田町で、徳丸と森下が慌てて話し合う。

徳丸「ねェ!!聞いた!?魔獣が東京で大暴れしてるんだって!!」

森下「うん!!聞いたよ!!でも・・・!

ティアーズが死んじゃったなんて・・・。

ティアーズがいなくなって、もしBARでも駄目だった、

地球はどうなっちゃうの・・・!?」

徳丸「前の戦いでティアーズは消えた・・・!魔獣がそう言ってたんだ。

もし、それが本当だったら、地球が魔獣たちに支配されてしまう!

僕たちは一体、どうなっちゃうんだよォ!!?」

森下「翔ちゃんもいないし・・・!まさか、魔族に殺されたんじゃ!!?」

徳丸「そ、そんな・・・!?で、でも、灰間君はミラクルマンだよ!?

ミラクルマンがそんな簡単に死ぬハズじゃ・・・。」

森下「でも、BARの中にもいないんだよ?翔ちゃんは・・・・!」

徳丸「まさか、灰間君は本当に・・・・!?」

雨の中。徳丸と森下は絶望をしつつあった。


秋田町の出入り口とも言える場所で、大岩が立っていた。

その大岩の姿を、シスター天宮と子供たちが切なく見ている。

大岩「・・・・天宮。子供たちと一緒に、はよぅ避難せんかぃ。

わしはここで、魔獣を迎え撃つけェ。魔獣め・・・!見とれ。

ウルトラマンティアーズがいなくても、

人類が必ず勝つ事を思い知らせたるがな!!

灰間・・・・。おどれもそう思うじゃろうよ・・・。」


ドールック「ギュイイイイイィィィィィンギュイイイイィィィィンギュイイイィィィン」

ドールックは今でも暴れて、街を破壊し続けている。

バルワンダーDXや自衛隊の攻撃を浴び続けながらも。その時、

とあるビルの屋上から、謎の女性がいた。その女性は、

緑色の髪が短く、白を中心とした衣装を着ていた。

女性「地球防衛軍め。

そのような戦力で魔獣を倒せるなど、笑わせるわ。

魔獣を倒せるのは、あのペンダントを持つ者だけ・・・!

あの負の力さえあれば、魔獣など・・・!!」

バルワンダーDXはレーザーバルカンでドールックを攻撃。

続いて、自走砲部隊、装甲車部隊、歩兵部隊が一斉に攻撃している。

戦闘ヘリ部隊やステルス部隊も攻撃し、

戦闘機部隊や戦車部隊もドールックを撃ち続けている。

そんな自衛隊の総力をあげた攻撃も、ドールックには通じない。

ドールック『そろそろウザったくなったなァ・・・!!』

その時、ドールックが口から青いガスを放射。

青いガスが、多くの戦車や多くの自走砲を爆発させてしまう。

つづく

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今日は何だか色々とストレスが溜まっています。・・・と言うか、
数日前くらいで、トラブルが少数起こってましたからね。

それで、何だかゆっくりできない気分が続いています。
ええ。とても不機嫌な感じです。

やはり、人間さんは醜い。ゆっくりできない私の気持ちなど、
誰もゆっくり理解してくれない。ゆっくり虐待の世界観において、
私は餡子脳を持つゆっくりでしょうね。きっと。
ゆんやあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!

それでは。

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前回は影に隠れていて姿が全く見えなかったが、

今回ははっきりと見えるようになる。色が水色が中心なカラフルで、

腕が4本、足も4本ある。胴体の獣のような顔があり、

頭部が刃物に近いくらいに鋭い。姿が四足系タイプに似ているらしい。

全ての手がハサミに近い形である。この異形の魔獣が、

前回のギアクーダを送り込み、

ティアーズを倒した大魔獣、ドールックである。

ドールック『私の名前はドールック。君たちの勇者、

ウルトラマンティアーズはもはやどこにもいないのだ。

前にも言ったハズだ。

ティアーズは光となって消滅したと。いくら探しても無駄なのだ!』

日下部「今はティアーズの事ではないわ!!私たちは、

仲間である灰間翔を探しているのよ!?」

ドールック『灰間翔か・・・。クククク・・・!!そのガキは死んだよ。』

ドールックの発言に、驚愕する隊員たち。

日下部「し、死んだ・・・・・!!?」

ドールック『恐らく、我が部下の襲撃にでも受けて死んだだろうな。

やり過ぎていたのか、遺体すら残らない程に散りをなったそうだ。』

上川「そんな事はない!!灰間君はミラクルマンだ!!」

叶野「奴が貴様の部下のような雑魚の攻撃で死ぬハズがない!!」

ドールック『では、聞こう。ティアーズが死んだ日から、

灰間の遺体を探して、見つかったか?多くの場所を探していたか?」

日下部「草の根を分けても探してみた。

でも、あいつの姿がどこにも・・・・!!」

日下部は悔しそうに言う。そしてすぐに、強気でこう言う。

日下部「でも、私は信じるわ!!灰間は必ず生きていると!!そして、

どこかで眠っていると・・・・!

あんたの言う事なんか一切も信じないから!!」

ドールック『信じなくとも良い。こちらとて、

灰間など、どうでも良いからな。』

日下部「何ですって・・・・!!?」

ドールック『ウルトラマンティアーズはもはや永遠に存在しない!!

奴がいない事で、我ら魔族はこの地球を侵略できたも同然なのだ!!!』

大神「ティアーズがいなくても、

地球には我らBARがいる!!BARだけやない!!

この星を守る正義の防衛隊がぎょうさんにおる!!

我々防衛軍がおる限り、

貴様のような外道にこの地球を侵略する事はできんのじゃぃ!!!」

ドールック『笑止!!お前たち人間の科学で、この俺を止める事など、

絶対にできない。

俺は今まで貴様らが戦った魔獣より数倍は強いつもりだ。

地球人よ!覚悟するが良い!!これから私はこの地球の日本で、

大暴れする!!まずは東京から。

そこから日本人を一人残らず、殺し尽くしてくれよう!!!

だがもし、貴様たちが自ら降参するのであれば、奴隷として、

その全ての命を助けてやろう。

ぐははははははははははははは!!!!!!』

ドールックが笑うと同時に、その姿を映している映像が消えてしまった。

上川「くそっ!!魔獣め・・・・!!」

叶野「隊長!!何か対策を・・・!市民たちを助けなければ・・・・!!」

大神「ああ。魔獣はすぐに現れる確率がある。さっそく、

東京市民に避難命令を出そう!!

叶野と上川はバルワンダーDXで迎撃準備せんかぃ!!

日下部は灰間の捜索を続けろ!!彼を頼んだど・・・・!」

日下部「はい・・・!」 叶野と上川「了解!!!」


次の日。まだ雨が降り続けている。

秋田町で一人、野口が傘をさして歩いていた。

野口「・・・・今日も灰間君がいない。灰間君。一体、

どこに行っちゃったのかな・・・。あと、数日で・・・。あら?」

その時、野口は右の方に何かに気づく。その何かを見た野口は驚く。

野口「・・・・っ!!?は、灰間君!?」

野口が見たのは、ボロボロな姿で眠っている灰間であった。

野口は無意識に傘を捨てて、灰間に近づき、声をかける。

野口「灰間君!!灰間君!!目を覚まして・・・!!こんなところで、

寝ちゃうと、風邪ひいちゃうよ!!?」

野口は灰間の身体を擦るが、灰間はまだ起きない。

野口「・・・っ!?よく見れば、傷だらけになってる・・・。

そうだ!私の家で手当てをしなきゃ・・・・っ!!」

野口は灰間を抱えて、野口の家へ向かった。その様子を遠くから、

あのピンク髪の少女がいた。少女は切なく呟く。

少女「私の回復魔法では完治に至らなかった・・・。

あとは、あの人間の少女に任せる必要があるわね。」


野口邸の2階。野口の部屋で、灰間がベッドで眠っていた。

身体中を包帯に巻かれながらも。部屋にいるのは、

野口ただ一人である。

野口「これで、良いかな・・・・。この前に習った治療の仕方が、

こんな時に役立つなんて思わなかったわ。でも、思い出すな。

昔、よく喧嘩して傷だらけになった灰間君に手当てしたっけ。」

野口は微笑んで呟くが、少しだけ切ない表情となる。

野口「灰間君・・・・。一体、何があったの?こんな酷い傷を受けて・・・。

まるで誰かに物凄く痛めつけられたみたい。でも、大丈夫だよね。

灰間君。ミラクルマンだもんね・・・。だから・・・・。」

野口は灰間の手を両手で優しく触れる。だが、

灰間はまだ目覚めない。今でも意識がないのだ。灰間が目覚める時は、

まだ先の話なのだ。ペンダントも一切の輝きがない。

野口「この事を灰間君のお母さんには黙っておくべきかな?今、

知らせたら、何か余計な何かが起こっちゃう気がするわね。

完治したら、知らせよっか・・・。」


日下部はバルターボで秋田町を走り続ける。灰間を探すために。

日下部「あの夜。灰間は秋田町にいたハズ・・・!

それが何なのよ!?

突然、この町から消えるなんてありえない!この町から消えるなんて、

ありえない・・・・っ!必ず見つけてやるわ!!あいつを・・・!

必ず見つけて、いっぱい文句を言ってやるんだから・・・・!!」

日下部は涙を流そうとしながら、灰間を探し続けている。だが、

日下部は知らない。灰間が既に野口に保護されている事を。


一方、東京の街では、

多くの人々が自衛隊の避難命令を受けて、逃げ惑っていた。

この東京に魔獣が現れる。BARはそれを自衛隊に知らせて、

人々に避難をさせているのだ。

上空では、上川と叶野が乗っているバルワンダーDXが飛んでいる。

つづく

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バンジョーとユミの活躍で、クリスマスツリーが復活。

そこに、あのティッカー族が再び現れた。同じ頃、

エゥーラたちの前に、政府の軍団が立ちはだかる。

次回、【帰ってきやがったティッカー族】

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか。バンカズファースト第50話。

いよいよバンカズファーストが50話を超えましたね。

このままのペースでいくと、100話くらいに行くかも知れませんね。

そうはいくかどうかわかりませんけど・・・。

今回はフローズンズンやまで登場した巨大なクリスマスツリーが登場する話です。

今回の終盤で登場させましたが。そして、プルレスとクリグミ。

2匹のジンジョーの再会を描きました。2匹は、

仲間と言う設定なのです。この小説では。フローズンズンやまにある、

水は触れると、クリスタルの氷のようなキャラが説明して来ますので、

そのキャラも登場させました。喋る声が水系に似ているので、

ミズゴオリと勝手に名づけちゃいました。てへ(

ツウィンクリーズとツウィンクリー・マーチャーも登場させました。

マーチャーは原作通りに3匹だけですが、

ツウィンクリーズは無数に多く出しました。

バンジョーとカズーイのツウィンクリーズ防衛の決着は、

次回に持ち込みます。

次回はあのティッカーが再び登場します。

それでは。

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