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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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そして、オーシャン・シップの一番大きい主砲にエネルギーが集まり、

そこから強大なエネルギー光波が放たれる。これこそが、

ネプチューンの必殺武器・ブルーオーシャンカノンである。

ドカアアアァァァァァァン そして、ブルーオーシャンカノンがアクアンに命中したか、

ネプチューンの前の海面が大爆発を起こした。これではアクアンも生きられまいて。

喜田村隊長「ようし・・・・。見事に決まったのォ・・・・!」

喜田村隊長は勝ったと思っていた。しかし、モンスロイドはそんなに甘くなかった・・・。

第9分隊員「た、隊長!!後方に敵の反応が・・・・っ!!!」

喜田村隊長「な、なんじゃと!!?」 喜田村隊長は思いもせぬ発言に驚く。

そう。ネプチューンの後ろの海からアクアンが出てきた。アクアンは生きていたのだ。

アクアン・フィッシャー「プイィィィップイイィィップイイイイイィィィィィィ」

ライス「クククク・・・・!さっきの戦いの弾幕による煙に隠れて、

いち早くネプチューンの必殺砲撃を受けたと見せかけて、潜水しておいた・・・。

さぁ!今度はこちらの番だ!!6000万度の火炎放射を発射せよ!!!!」

そして、アウアンフィッシャーは口から物凄い火炎を吐き出した。

その火炎はオーシャンシップの機体をほとんど包んでしまった。

第9分隊員「ああ・・・・っ!!機体損傷が82%に・・・・!!!」

「オーシャンの機体がほぼ燃え始めました!!このままでは船全体が・・・!!」

喜田村隊長「消化作業に急がんかぃ!!!何としても奴を止めちゃれや!!!」

第9分隊員「機体損94%!!!もう戦闘できません!!!」

喜田村隊長「もはやこれまでじゃのォ・・・・!!撤退じゃき!!!!

ネプチューンシップはこの程度じゃァ、沈没せんけぇの!!!」

こうして、燃え上がるネプチューンシップはアクアンから離れた。撤退を始めたのだ。

ネプチューンは燃えながらも沈没はせずどんどん、

アクアンから離れて去ったのであった。

アクアン・フィッシャー「プイイイィィィィップイイィィップイイィィッ」

ライス「ふはははははははは!!!!このアクアンに勝てる者など誰もいないわァ!!!」

こうして、アクアンは次の獲物を求めて、新たな海へと移動した。

このままでは、全ての海はアクアンフィッシャーに支配されてしまうのか?


そして、時間は過ぎて、とうとう明朝の時となった。

光次郎はこっそりと自宅から出た。そして、彼の前に桜がいた。

桜「・・・・準備はいいわね?」 光次郎「・・・・うん。行こう!!」

そう。光次郎と桜は青井の家へと向かうつもりである。

二人はそのまま走って、青井の家へと目指した。

光次郎は桜の後をついていき、桜の案内を受けていた。

桜は青井の家を知っているそうだ。


そして、6時30分。ついに二人はとある団地の前についた。

ちなみに、前回の舞台である団地ではなく全く別の団地であった。

そう。そこに青井の家があるのだ。桜はそれを光次郎に教える。

桜「あそこに奈々ちゃんの家があるわ・・・・。」

光次郎「あそこに・・・。その家はどこに・・・?」

桜「一番右のマンションの2階にいると思うわ。いってみましょ!!」

光次郎「ああ!!」 二人は青井に会うべく、一番右のマンションへ向かった。

そして、そのマンションの中に入った二人は青井のいる部屋を探す。

桜「・・・・・あったわ!」 光次郎「っ!ここか・・・・。」

二人はついに青井の家の入り口たるドアを見つけた。

その目印に、看板に【青井・奈々】と言う文字が描かれている。

光次郎「・・・・奈々ちゃん。寝ているかな・・・?」

桜「わからないわ。チャイムを押してみましょ。」

桜はチャイムのボタンを押した。これに青井は反応するだろうか・・・?

光次郎「これで奈々ちゃん来るかな・・・?いや。もし、寝てたら・・・・?」

その時、ドアが開き、そこから青井が出てきた。

青井「誰が寝てるって?」 光次郎「わわっ!お、起きてたのか・・・;」

光次郎はいきなり青井が出てきながら発言した事に驚いた。

青井「・・・・深夜からずっと起きずにラテールをやってたわ・・・・。」

桜「・・・・ちょっと入らせてもらっていい?奈々ちゃん・・・・。」

青井「あ。月野先輩・・・・。・・・いいわ。二人とも、入って。」

光次郎「ありがとう。」 桜「おじゃまします。」

こうして、二人は青井の家へと入っていった。


ここが、青井の部屋である。ベッドやパソコン等がある。

桜「ここが奈々ちゃんの部屋か・・・・。」 光次郎「結構、シンプルって感じだね。」

青井「シンプルって何よ・・・。それより、そもそも何しに来たのですか?先輩。」

桜「・・・・実は、あなたを励まそうと思うの。」

青井「励ます・・・・?」

光次郎「そうだ。君は、あのライスと言う男の声を聞いて、

今までにない復讐心を露にした。その暴走の意思に君は悔やんでいるだろう?」

青井「な・・・・何故、それを・・・・?」

光次郎「・・・そう思うから。僕も、大切な者を失った気持ちと、

デスナイトに対する恨みからなかなか離れられなかったんだ・・・・。」

青井「あ・・・そう・・・・。でも、私は違うわ!もし、私があんただったら、

その忌まわしい気持ちなんかすぐに・・・・すぐに・・・・・・。」

青井は強気で言うが、徐々に落ち込んでいくように見える。

光次郎「・・・・やはり、君も僕と同じ気持ちなんだね・・・・。」

青井「・・・・あんたなんかと一緒にしないでよ・・・・。」

光次郎「確かに僕もそうであって欲しいかも知れない・・・・。

でも、僕や君だけではない。僕や君と同じ境遇の者はたくさんいるかも知れないんだ。」

桜「・・・・きっと、あなたのように復讐を望む者たちかも知れないわ。

でも、復讐よりもっと良い物があるわ。それはあなたもわかっているハズよ。」

青井「・・・・想い・・・・よね?」

光次郎「そうさ。その想いがあるからこそ、僕らは・・・・・。ん?」

その時、光次郎は偶然なのか必然なのか、ある写真立てに目をつける。

光次郎「これは・・・・・?」 光次郎はその写真立てに触れる。すると、それに青井が気づく。

青井「あっ!!それに触っちゃ駄目!!!!」 光次郎と桜「っ!!!?」

青井が怒鳴り、二人は驚く。光次郎は写真立てに触れずそれから離れる。

光次郎「・・・・ごめん・・・・。でも、この写真立ては・・・・。」

青井「・・・・・私の家族よ。」 そう。写真立てに写されているのは、

幼い頃の青井と彼女の両親、そして彼女の隣にいる少年であった。

桜「・・・っ!この少年は、奈々ちゃんの友達・・・・?」

青井「ええ・・・・。たった一人の親友でした・・・・。名前は中田良一。」

光次郎「中田良一・・・・・。(それに、たった一人の親友・・・・。)」

青井「私はいつも一人ぼっちでした・・・・。周りの人たちが私を拒否していました。

でも、彼だけが私の存在を許してくれました。それが、良一君でした・・・・。

私は良一君が好きだったの・・・・・・。そして、母さんや父さんも・・・・。

私は良一君や両親と一緒に幸せな日々を送ったつもりだった・・・・。

でも、その幸せをデスナイトの奴等が・・・・・!!!」


これは青井の過去の記憶である。7年前の青井邸の夜。

この時の青井は小学3年生であった。そして、この頃の青井邸は、

海の近くの村の一つの民家であった。夜の村は静かなハズであった。

青井は自分の部屋のベッドで寝ていた。しかし、悲劇はいきなり始まったのだ。

現在の青井『この夜が・・・・私の復讐のプロローグであった。』

青井の母の声「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

青井「っ!!?」 青井は母の悲鳴を聞き、目を覚ました。

青井の父の声「な、何をするんだ!!??あんたら、誰なんだ!?」

青井(・・・・泥棒・・・・!?) 青井は何か違う感じの騒ぎなのかと思い、

恐る恐る自分の部屋からゆっくり出て、父と母のいる和室に来る。

青井「っ!!!?」  そして、青井は見てはいけない物を見てしまった。

ブラック・アタッカーたちが青井の父と母に向かって銃を構えているのだ。

青井の両親「うう・・・・っ!!」 両親は抱きながら怯える。

青井「父さん!!!母さん!!!」 青井は両親のピンチを見て、両親に近づく。

ブラック・アタッカー「んだコラァ!!!」 「何様だこりゃァ?」

2、3人のアタッカーがいち早く、青井に気づき彼女に銃を構えた。

青井の父「な、奈々!!来てはいけない!!!」 

青井の母「お願いします!!娘だけは!!」

ブラック・アタッカー「あーん?今の雌はおめェらの子かのかしら?」

「だったら話は早い・・・。ガキはうぜぇからぶっ殺ォ・・・・!!」

そして、一人のアタッカーが青井を殺してしまおうと銃を発砲しようとする。しかし。

謎の声「待たんかィ!!!!!」 ブラック・アタッカーたち「う!!?」

アタッカーたちは後ろからの声に驚き、そこに向く。そこには、

デスナイトの韓国支部時代のギ・ライスであった。

ライス「娘も結構美味しそうな肉だ。念のため、もっておくと良い。」

青井「父さん!!母さん!!」 青井は両親に近づき、二人に抱きつく。

青井の両親「奈々・・・・!!」 親子の戯れにライスは高笑いする。

ライス「はっはっはっはっはっは!!!!親子か・・・・。ふむ。

これは面白そうだ。やはり、こやつらもデスナイトへ連行するとしよう。」

青井「デ・・・・デスナイト・・・・!?」 青井は恐怖に怯えながら言う。

この時の青井はまだデスナイトを知らずに、怯えていたのだ。

ライス「ついてくれば、わかるさ。さァ!連行せよ!!!」

ブラック・アタッカー「ははっ!!」 「ほら・・・!」 「うん!」

そして、アタッカーたちは青井の両親や青井を引っ張って連行する。

青井の父「ああ!!奈々!!」 青井の母「放してください!!奈々が・・・・っ!!」

青井「父さん!!母さん!!痛い!!痛いよォ!!!」

青井はアタッカーから離れようと必死に動くが、腕を引っ張られているので痛がる。


こうして、青井家を始め、

全ての村人たちが村の外にアタッカーたちによって、連れて行かれた。

その海にアクアン・フィッシャーがいた。ライスはこれからやろうとしているところを語る。

ライス「これより、あなたたちはデスナイト韓国支部ならではの奴隷とされていただく!

我が韓国支部ではSSPとの大戦で戦力が減りつつある。そこで我々は、

日本支部の協力を経て、お前たちを韓国支部の新勢力及び奴隷となっていただく。

大人は戦闘兵士として洗脳し、子供はただの奴隷となって死ぬまで働いてもらう。

また、女性の場合は我がデスナイトの子孫を残してもらう使命もある。

友情だの恋愛だのいらぬ!!!我が欲望の使い捨てとなるのだ!!!!」

青井「い・・・・いや・・・・!そんなの・・・・・嫌・・・・っ!!」

青井はあまりの恐怖に怯えて、涙を流す。両親も同じ気持ちであった。

少年「嫌だ!!!!」 その時、一人の少年がライスの前に立つ。その少年は・・・。

青井「りょ・・・良一君!!!??」 そう。この勇気ある少年こそが、

青井が愛した少年、良一であった。良一はライスに近づいて、こう語る。

良一「そんな事は許さない・・・・っ!僕らは決してお前たちの道具になんかならない!!!

お前たちの家畜になってしまったら、皆が泣いてしまうじゃないか!!?

特に・・・・奈々ちゃんがさ!!!」

青井「良一君・・・・・!」

ライス「ん~?何をほざいているのだ、ガキ。これから道具になるクセに・・・・。」

良一「そうなるんだったら・・・・!死んだ方がマシだぃ!!!わああぁぁぁぁ!!!!」

良一は村人たち・・・特に青井のために、ライスに立ち向かおうと走った。しかし・・・。

バキュン ライスはピストルで良一を撃った。良一は血を吐いて、宙に浮く。

良一「な・・・・なな・・・・ちゃ・・・・ん・・・・――――――。」

ズサアァァァァ・・・・ 良一は地面に落ちてとうとう死んでしまった。

青井「りょ・・・・良一くううううううううぅぅぅぅぅぅぅん!!!!!!!!」

青井は良一の死と言う物凄い悲しみに、死んだ良一のところへ走る。

ライス「全く・・・・。五月蝿いゴミだ・・・・・ガキって奴は・・・・。」

青井の父「あっ!!奈々!!!」 青井の母「行ってはいけない!!!」

ライスは青井に向かってピストルを向ける。青井の両親も青井を守ろうと走る。

そして、ライスはピストルを発砲する。それも2発。

その2発はそれぞれ、青井の両親に命中した。二人は娘である青井を庇った。

ライス「ち・・・・っ!!ムカツクゴミだ・・・・・!!」

青井「あ・・・・あああ・・・・・・!!」

こうして、青井の両親は倒れてついに死んでしまった。

村人たち「う・・・・うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

村人たちはあまりの恐怖に逃げ出した。ライスはこれを見て、ついに怒った。

ライス「えええぇぇぇぇぇい!!!!殺せ!!!愚民どもを皆殺しにしろ!!!!!」

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイィィップイィィップイイイイイイィィィィィ」

アクアンは複数の大砲による砲撃で村を攻撃し、村人ごと焼き払った。

これで最後の生き残りは青井一人になった。

青井「あ・・・・あああ・・・・・・。」 村の最後を表す地獄の炎を見た青井は、

両肘を地面についた。ライスはそんな彼女に悪魔のささやきを与える。

ライス「最後はお前か・・・・・。いや、もういいか。もう一人では何もできねェからな。

お前はこれからたった一人で寂しがって死ぬがいい。それと、悔しかったら、

この俺たちを殺してみな?ま、無理だろうけどwわはははははははははは!!!!!!」

こうして、ライスとアタッカーたちはアクアンに乗り、海の中へと消えていった。

青井「う・・・ううう・・・・うううううぅぅぅぅぅぅ・・・・・・!!!

うわああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

青井はあまりの恐怖の連鎖に醜く切ないで泣き叫んだ。

それは彼女の復讐心の産声でもあった。これが青井の復讐の理由であった。


そして、現在・・・。光次郎と桜は彼女の過去を聞いて涙を流した。

青井「それが・・・・私の復讐の始まりであった・・・・。」

つづく

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