不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
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ワイリー星人『そうだっ!!俺たちワイリー星人は宇宙の殺し屋と呼ばれて、
他の星は皆、俺らの存在を許してくれなかった・・・・・。だから俺たちは母星と言う・・・・・。 たった一つの星しか生きる場所がなかったんだよ!!!』 モモ「そう・・・・。でも、宇宙の殺し屋って・・・・・・。」 ワイリー星人『俺たちだって・・・・好きで殺しなんてしたくなかったんだよ!! なのに、子供たちの訴えを聞かない大人どもが勝手に、他の星への侵略を楽しみやがって!!! そのせいで、俺たち子供たちも殺し屋と呼ばれるようになってしまったんだよ・・・・・! 俺たちは平和を望んでいるのに・・・・大人は自分の都合の事だけに推選して、 泣いてる子供たちに幸せをくれなかった!!子供たちは母星以外、どこの星にも行けない・・・・。 母星に問題はある!なんで同類同士で戦争しているんだよぉ・・・・・!俺は・・・・!!』 モモ「うーん・・・・・。どう返事すればいいかわからないけど・・・・・。 あなたたちが辛いと言うのはわかったわ。・・・・ロケットを打ち込んだ事は謝るわ。・・・・ごめん。」 ワイリー星人『ごめん・・・じゃねーよ!』 イチゴ「・・・・よっぽろ、僕たちが憎いんだね・・・・・。」 ワイリー星人『憎くて悪いか!!俺の星の住人たちは皆貧しく不幸な生活を送っていたんだよ! それにくらべ、てめーらは他の者たちの不幸を知らずに幸せにのほほんと暮らして・・・・・っ!!!』 テブリッシュ「それは違うぞ!我々地球人だって不幸を背負っている者たちもいるんだ!! 君の星と同じ戦争をしている事だってあったのだ。我々だって、決して幸せではないんだ!! シュドー「そうとも!ってか一つ聞くけど、なんでMA1号を変な煙を出すように改良したんだ!?」 ワイリー星人『変な煙・・・・!?てめーらがそんな変なロケット送るからだろうが!!! 俺はそんな貴様たちを許さねぇ・・・・!だからあのロケットに発信機を付けたのさ! そしてら、地球人!!お前らのせいで・・・・!!だから俺は復讐すると誓ったんだ!!』 モモ「なるほど・・・・。全ての事件はあなたが仕組んだ事なのね・・・・! でも、復讐するって・・・・あなたは、地球を侵略しようって言うの!!?」 ワイリー星人『ああ、そうだよ!貴様らに俺たちの切なさを味あわせてやる!!!!!』 星人はそう言うと、スクリーンに移った映像が消えた。そこに、テーブルに置いてある電話が鳴った。 イチゴ「はい。こちら、DGCです・・・・。え?なんですって!!??」 イチゴが受話器をとって電話する。 しかし、何の話かイチゴは急に驚く。その様子を見たモモがイチゴに聞く。 モモ「どうしたの!?イチゴ!!」 イチゴ「くっ・・・・!ルイジアナD2地区で、宇宙怪獣が出現したそうです・・・・!!」 モモ「なんですって!?シュドー、テブリッシュ!出撃して!!!」 シュドー&テブリッシュ「了解!!!!」 二人はヘルメットを取って司令室から出た。 街では、空から黒い煙が地上へ降りるように出ていた。その煙から巨大な何者かが姿を表す。 哺乳類に似た体に少し黒ずんだ色。頭に角が生えて、目が赤く輝いていた。 突然、平和な街に現れし黒き暗黒の煙。そこから姿を表した邪悪な魔獣。 この者こそが、悲しき星の人、怒りに燃えるワイリー星人であった。 ワイリー星人「パフィイイイィィィィボアアアアアアオオォォォォォ」 ワイリー星人はさっそく破壊活動を始めようと目の前のビルを叩き壊し始めた。 別の街では、一つのビルに一つの部屋があった。この部屋こそが、 サキが所属していたステレオコレクタープロダクションの音楽教室の一つである。 ステレオコレクターとは、音楽及びバンド専門の養成所でもある。 ここに歌を歌いたい人が集まり、ここで音楽の練習をしているのだ。 中でも、もっとも優秀な者が予備校を卒業し、正式な芸能人になれるのだ。 この教室では、アイドルになろうと歌の練習に励む若者たちが数人もいた。 そして、サキもこの部屋にいて、その若者たちと話し合っていた。 女性「それにしても、本当に久しぶりに来たわね、サキちゃんw」 サキ「ええ、サナさん。私、DGCの仕事をやってるけど、たまには歌の練習をしないと。」 サキと会話している女性はサナ。彼女はサキの養成所での友人である。 ちなみにサキは歌の練習をしているとも、正式な歌手になってはいない。 サキ「それに、私は本当は歌手になりたいんだけど、DGCの仕事が多すぎて、 全然練習できなくて、歌手になる道・・・・凄く遠いかも・・・・・・。 サナ「大丈夫だよ!サキちゃんなら絶対に歌手になれる!あたし、応援するわ!」 サキ「ありがとう、サナさん・・・・。」 別の男の声「こら!てめー何してやがる!!」 別のところから男の怒鳴り声が聞こえたので、サキたちはその声に驚く。 さらに別の声「ひゃあぁぁぁ~!ごめんなさああぁ~い!!僕はサキさんの・・・・・。」 サナ「えっ?子供の声!?サキさんを知ってそうだけど・・・・・。」 サキ「まさか・・・・・。コリス君!!?」 そう、別の声の主はコリスであったのだ。 そして、ドアが開いて、コリスを引っ張っている男が出てきた。 男「ここにサキがいる!これで文句はなかろう!!」 すると、男はコリスを投げた。 コリス「いてっ!きゅぅ~。」 コリスは床に叩きつかれて少しのびる。 サキ「コ・・・コリス君!!??」 サキはまさかこの部屋にコリスが来た事に驚いた。 コリス「いたた・・・・・。あ、サキさん・・・・^^;」 サキ「どうしてこんなところに来たの?」 コリス「だって・・・・。サキさん、元気がなさそうだし・・・・。それに、 サキさんの夢を追いかける場所がどこかと知りたくて・・・・・。」 サキ「・・・・あははは。そういう事だったの。ここが私の夢を追いかける場所よ^^」 サナ「わあぁ~。可愛い~wねえ、サキちゃん!この子、知り合い?」 サキ「ええ。この子はコリス君。DGCでの私の友達・・・・と言っていいかな。」 サナ「・・・・ねえ、コリスちゃん!サキさんとはどんな関係かな?w」 コリス「え?僕・・・・。男の子ですけど・・・・・?」 サナはコリスを女の子と間違えて、 ちゃん付けしてしまったので、コリスはそれを恥ずかしがりながら、訂正した。 サナ「あら、そう。ごめんね、だって防衛隊員なのに凄く可愛いからw」 サキ「あまり、からかわないでよ、サナさん。」 サナ「ごめんごめん・・・・wあ!コリス君はサキちゃんはここで何してると思う。」 コリス「え?え・・・ええ。多分、歌を歌っているかと・・・・・。」 サキ「そう。私は歌が好きで歌っているのよ。そして、立派なアイドル歌手になる・・・・・。 それが、私の大きな夢・・・・・!」 コリスはそれを聞いて彼女にも夢があると改めて感心した。 コリス(・・・やっぱり、サキさんにも夢はあったんだ・・・・・・。) サキ「・・・・でも、叶えられないかな。・・・・最近、この養成所に行ってなかったし・・・・。」 コリス「・・・・ううん。そんな事はありません!サキさんならきっと夢を叶えられます!」 サキ「そうかなぁ・・・・・・。」 サキは少し微笑んでいるが、少し困っている表情もある事がわかる。 サナ「そうよ!サキちゃんなら絶対なれる!じゃあ・・・・一曲歌ってもいいわよ?」 サキ「え!?で・・・・でも・・・・。勝手に歌ったら・・・・・。」 サナ「大丈夫よ!マイクだけだから!それに、先生は遅く来そうだし。皆もそう思わない。」 「うーん。たまにはいいかもなぁ・・・・。」 「サキちゃんの歌声、久しぶりに聞きたいし。」 他の人たちもサキが歌う事に期待した。サキは照れるように笑っていた。 コリス「僕も・・・・サキさんの歌声が聞きたいです。」 コリスもにこやかに言った。 コリスは今までにサキの歌を聴いた事がない。そして、彼女が何を歌っているかは知らない。 しかし、今はサキは歌おうとしているのだ。コリスにとっては絶好のチャンスである。 サキ「・・・・・・うん。じゃあ・・・コリス君もせっかく来てくれたんだし、歌うわね。」 サキはマイクを前に持ち、彼女の前にはコリスやサナたちが座っていた。 サキ「それでは、行きます。・・・・曲名は【パノラマ-PANORAMA-】。」 サキはさっそく歌を歌い始めた。ちなみに何故、【パノラマ-PANORAMA-】かと言うと、 サキの声優がその曲を歌っている女性とイメージしている作者の考えであるからだ。(ぇ 詳しくは、ブログで【ウルトラマンクリスタル・設定】と検索してくださいませ。(ぁ サキの歌声は非常に美しい。そして、曲は続き、ここにシーンが変わる。 街では、ワイリー星人が暴れていた。そこにスカイラッシュ1とスカイラッシュ2が飛んできた。 ここに、星人VSスカイラッシュ部隊の戦いが始まり、この場面に、サキの歌声が聞こえてきた。 ワイリー星人が角と両目から3つの赤い光線を出して街並みを燃え上がらせる。 そこに、スカイラッシュ二機がバルカンを一斉連射して星人を攻撃した。攻撃を受けてキレら星人は、 スカイラッシュ二機を撃墜せんと再び3つの光線を発射する。しかし、二機はこれを避ける。 二機は今度はレーザーバルカンを連射して敵を攻撃。星人は再び攻撃を受けてさらに荒っぽくなった。 ワイリー星人「ボアアアアアアァァァォォォォォ」 星人は近づいてきた二機に殴りかかる。 しかし、二機は左右に分かれて、それを避けた。そして、敵の後ろで再び交流する。 シュドー「あの怪獣、少しキレてるな。」 テブリッシュ「もしかして、あの怪獣がワイリー人か!?」 ワイリー星人「ボアアァァァァオオオォォォォ」 ワイリーは口から花火状の火炎を出して、 近くの建物を次々と破壊した。しかし、スカイラッシュ二機はそうはさせんとバルカンを連射した。 ワイリー星人「パフィイイイィィィィィ」 星人はまた攻撃を受けて怒って、スカイラッシュ二機を睨んだ。 スカイラッシュ二機はまたもバルカン連射でワイリーを攻撃。しかし、星人は引けを取らず、 正面に向かってくる二機に向かって花火状の火炎を出す。二機は間一髪でかわした。 シュドー「・・・っ!あっ!あいつ、また破壊活動を続行したぞ!!」 テブリッシュ「恐らくワイリー星の生物はよっぽろこの星を憎んでいるだろう・・・・!」 ワイリー星人はスカイラッシュ二機を無視して、都市破壊を優先する。 一方、サキは歌い続けていた。あまりの綺麗な歌声にコリスはうっとりしていた。 コリス(・・・・サキさんの歌声・・・なんて綺麗なんだろう・・・・・。) ワイリー星人はビルに体当たりした。そのビルが崩れると、星人はさらに進行し、 他の建物を次々と殴ったり蹴ったり角で突き刺したりで壊し続け、街並みを燃やし続けた。 シュドー「これ以上やらすかよぉ!!」 テブリッシュ「奴にとって我々は雑魚だと言うのか!?なら!」 スカイラッシュ二機は背後から星人を攻撃。攻撃された星人は怒って二機の方に向かう。 ワイリー星人「ボォォアアアァァァオォォォォ」 星人は3つの赤い光線で反撃。 しかし、二機はこれを避ける。星人の進行によりたくさんの人が踏み潰され、 たくさんの車も踏まれて爆破されていた。星人は花火状の火炎で目の前のビルを炎上させた。 つづく PR そして、コプターラッシュから次々と隊員たちが降りた。
その町の公園では、子供たちが元気に遊んでいるが、どこか寂しい感じがしそうな雰囲気であった。
サキ(・・・・・・・子供たちがこんなに楽しく遊んでいる。・・・・・でも、中には・・・・・。) サキはちらっと右の方を見てみる。そこに多くの子供たちがいた。 しかし、何故か一人だけ泣きそうな男の子がいた。その他の子たちはその子の冷たそうだ。 男の子「お願いしま~す。僕を仲間に入れてくださ~い!」 他の子たち「やーだよっ!!」 「誰がお前なんか入れてやるか!」 「お前はすぐに泣くから相手にできるかっつーの!」 「お前は一人の方がいーんだろ?」 「じゃあ、みんな行くかw」 そう言って他の子たちは男の子から離れていった。 男の子「・・・ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」 男の子は相手してもらえず泣いてしまう。それを見たサキはさらに左の方を見る。 そこにも子供がいっぱいいて、野球とかしていた。しかし、一人だけ何故か怒りっぽかった。 怒りっぽい男の子「おぉい!!何やっとんか!!!」 男の子は怒り狂ったような声でミスした子供に注意した。 ミスした子供「でも、相手のチーム強いから無理だよ・・・・・・。」 怒りっぽい男の子「うるさいっ!!さっさと俺たちの有利にしろよ!!」 そして怒りっぽい子供の仲間がボールを投げると、相手チームがバットを振って、 そのボールをカキンと打った。ボールは高く飛んでいる。 怒りっぽい男の子「ピッチャー!!いけんよ!!!?」 外野手の子「あ!俺が取る。」 外野手の子供がボールを取ろうと走る。しかし・・・・。 怒りっぽい子供「どけぇっ!!おおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」 すると、怒りっぽい男の子が物凄い速さで走りだし、キンタを追い越し、ボールを取ろうとした。 しかし、ボールは公園の外に飛んでしまった。もはやホームランと言っていいだろう。 怒りっぽい男の子「なんでホームランなんだよ!!!こんな事できるガキなんていねぇだろーがっ!! なんとか言えよ、てめーら!!文句あるなら許さんぞ!!!!!」 怒りっぽい男の子の仲間の誰か「でも、どちらかと言うと、俺らの負けじゃね?」 怒りっぽい男の子「貴様・・・・・!わああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」 怒りっぽい男の子は自分たちが負けたので、泣き叫んだ。それをも見たサキはこう思っていた。 サキ(・・・・・あの子もきっと、独りぼっちだと思っている。まるで、 何かうまく行かないと、仲間外れにされると思うように。子供は誰もがタブーな気持ちを持つ。 その気持ちがどれくらい壊れた大人になるのだろう・・・・。私のように・・・・。) サキはそう思うと、公園から出た。しばらくアスファルトの上を歩くと、 またまた泣きそうな男の子と頑固そうな母がいた。サキはその親子の様子を見ることに。 男の子「ね~ママ~。いつ帰るの~??」 母「ちょっと待ってねぇ・・・・。次の店探してるから。」 男の子「次の店ってなーに?もういっぱい買い物したじゃないの?とにかく早く帰りたいの~。」 男の子は早く帰りたがっていた。しかし、その男の子の隣に気が荒そうな青年が通りかかってきた。 青年「くそぉ・・・・・!!!」 その青年は泣きそうな男の子を理由もなく蹴った。 男の子「ひっ!う・・・う・・・・うええええええぇぇぇぇん!!!えええええええぇぇぇぇぇぇん!!!!!」 サキ「ち・・・・・っ!!」 サキは罪のない子供を蹴った青年を許せず、彼に突っかかろうとした。 まだ高校生くらいの青年が親の前で子を蹴った。それを見た母は当然・・・・。 母「ちょっとぉ!うちの子になんて事を・・・・・!!」 母は自分の子を蹴った青年に怒る。しかし・・・・。 青年「は?誰に向かってなんなの?その口の聞き方は。」 青年は涼しい態度で言いながら、 ポケットから何かの手帳を出した。その手帳を開くと、青年の顔写真と、 その下の面には自分のプロフィールや国際防衛科学局のマークが描かれていた。 青年「俺、国際科学防衛局の宇宙観測スタッフの一人だから。」 それを聞いた母は・・・・。 母「っ!まあ!これはこれは・・・・。すみませんでしたぁ。」 急に青年に接するようになってしまった。 男の子「なんで蹴ったんだよ!!」 しかし、子は納得いかず、青年に怒る。 母「偉い人になんて事言うんかね!!!!!」 すると、母が突然、子の頭を叩いた。 男の子「うえええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」 子はまた泣いた。 母「すみません、うちの子が自己中で・・・・。」 青年「ふーん。」 青年は泣いてる子などどうでもよかったらしい。それを許せないサキがついに・・・・・。 サキ「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 怒りとともに走ってきたサキが、 青年を平手打ちした。今のサキは普通のサキとは何かが違うように見える。 青年「いって~!!何すんだこのガキ!!!」 サキ「DGCのサキよ!!あなたはその子に謝るべきよ!!」 青年「は?そんな気ねーし。」 サキ「じゃあ、なんでその子を蹴った!!??」 青年「俺は今、イライラしてんだよ。人はイライラしてる時、うざいのを嫌がるが当たり前なんだろ?」 サキ「く・・・・・・っ!!この・・・・・・!!」 青年「・・・・・・やっぱ調子よくねーわぁ。よそのとこ行って、誰かぶん殴るわ。」 青年はそう言うと、サキから離れて、どこかへ行ってしまった。 サキ「・・・・あんな男に・・・・科学局の一員が勤まるものか・・・・・!!っ!」 サキは男の子の方を見る。しかし、男の子はサキに怯えるように母の後ろに隠れこむ。 母「・・・・この女、怖いわね。もう帰りましょ。」 母はそう言うと、子を連れ帰るように去って行った。 サキ(・・・・・・私は子供の前で大人を殴ってしまった・・・・。こんな私じゃ、 子供が怯えて当たり前だもんね。) サキは青年を殴った手を見て、後悔していた。 その頃、空からロケットのような物が物凄い速さで落下してきた。 これは・・・・MA1号だ。MA1号が地上に落下しようとしているのであった。 ヒュウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・ドオォォォン MA1号はとうとう、 とある街に墜落してしまう。MA1号は一つのビルと衝突したので、そのビルが粉々に崩れていく。 MA1号は地面につき立てている。それを見た人々はMA1号から離れようと逃げ惑っていた。 「わ~!!ロケットが落ちたぞおぉぉ~!!!」 「何するかわからないぞおおぉぉぉ~!!!!」 そして、MA1号から謎の黒い煙がみるみると出てきた。この煙は一体なんだ!? 町では、サキが一人だけ寂しく歩いていた。その時、彼女のポケットから携帯電話の音が鳴った。 サキはそれに気づいてポケットから、携帯電話を取り、電話の相手と電話する。 サキ「はい。サキです。」 コリス『こちら、コリス!至急、DGC本部へ戻ってください!!』 サキ「え?!了解!!すぐ行くわ!!」 かくして、DGC本部の司令室に、サキが来て、隊員全員が揃った。隊員たちの前に、モモがいた。 モモ「G地区にて、謎のロケットが墜落したとの情報が入ったわ!! そのロケットの正体はなんと!MA1号だったのよ!!」 シュドー「な、なんですってぇ!!?」 テブリッシュ「MA1号が墜落してしまうなどと・・・・。どこか壊れたところはないのでしょうか?」 イチゴ「でも、MA1号は最新型なので、いかなる状況でも、故障する事ないのでは・・・・?」 モモ「・・・・と、なると。昨日、MA1号は惑星の住人たちに弄られたってわけね。」 コリス「弄られたって!?」 モモ「街の住人の情報によれば、MA1号から正体不明の黒いガスが放出されているらしいわ。 MA1号にそんな機能はない。これはあきらかに遊星人が改造したと思われるわ。 あなたたちはこれより、新メカ、【コプター・ラッシュ】で偵察に向かいなさい!!!」 隊員たち「了解!!!」 DGCの新メカ、コプター・ラッシュとは、DGC専用のヘリコプターである。 一見は輸送ヘリか戦闘ヘリに似ているような形をしていて、もちろん空は飛べる。 スカイラッシュとは違い、隊員が何人でも搭乗する事ができる。しかし、 攻撃武装はあまり少なく、機関銃くらいしかないが、いつかは他の武装も、 付いてくる。そんなコプター・ラッシュの発射場は基地の付近にあり、 コリス、シュドー、テブリッシュ、サキ、イチゴがコプターラッシュに乗った。 イチゴ「コプター・ラッシュ、発進!!」 コプターの操縦をイチゴが担当する。 そして、ローターが回りだし、次第に空を飛んでいき、そのまま現場へ急行した。 そして、コプター・ラッシュはG地区の上空を飛んできた。 そのままMA1号のところに来た。MA1号の周りには黒い煙が漂っている。 この煙はMA1号から出している。コプターラッシュはそのロケットに徐々に近づく。 シュドー「うひょおぉ~!!ロケットから黒い煙が湧き出てやがる・・・・・!」 テブリッシュ「この煙・・・・・!何か嫌な予感がする・・・・・!!イチゴ! MA1号から噴出している黒い煙をサーチしてくれ!!」 イチゴ「了解!!サーチします!!」 イチゴは青いボタンを押す。 すると、操縦席の前の小型スクリーンに画面が出てきて、MA1号と周りの黒い煙が映される。 さらに、画面の中で黒い煙とMA1号から様々なウィンドウが次々と出てくる。 その数々のウィンドウには、目標のステータスや情報などがあるのだ。イチゴは真剣にそれらを見る。 コリス「どうですか?イチゴさん。」 イチゴ「うん・・・・・。この煙・・・・どうやら宇宙のワイリー星の物質でできているらしいんだ。 それ以外はまだわからないから、まだ他は解析中。・・・・・あれ?」 サキ「どうしましたか?」 イチゴ「・・・・・途中でほとんど解析不能になってしまって・・・・・。」 シュドー「なんだってぇ!?」 イチゴの言う事は正しく、画面には『解析不能』の文字が出ていた。 テブリッシュ「ワイリー星とやらの物質・・・・・。もしかしたら、我々地球人より、 遥かに優れた科学力を持っているかも知れないな・・・・・・。」 イチゴ「・・・・・こうなれば地上に降りて、自分たちで調査するしかありませんね。」 コリス「僕が行きます!!」 サキ「コリス君が!?」 シュドー「できるのか!?」 コリス「やってみますっ!(この煙の中・・・・何か危険すぎる・・・・! 魔法でバリアを張った方がやりやすい・・・・・・。)」 テブリッシュ「わかった。イチゴ!コプターを着陸させるんだ!!」 イチゴ「了解!!!」 こうして、コプターラッシュは地上に着陸した。 つづく
すると、コリーム博士はサキに向かって彼女の名を言った。
まるで、サキとコリーム博士が親子のように感じそうであるが・・・・? サキ「父さん・・・・・!もうこんな卑劣な事はやめてっ!!」 コリーム博士「サキ・・・・。いや・・・・・っ!この女を追放しろっ!!!」 コリーム博士の叫びで二人の白衣の男がサキの両腕を掴む。腕づくで追い出そうとするらしい。 サキ「きゃ!父さん・・・・!?私よ!!サキよ!!あなたは・・・私の父さんなのよ!??」 コリーム博士「知らん!!貴様など知るものか!!貴様のような奴に我々の実験を、 乱させるわけにはいかん!!それに、MA1号は発射したら最後、目的を終えるまで、止まらん・・・!」 サキ「そ・・・・そんな・・・・・・。ならっ!もし、あのロケットの向かうロケットが、 平和に住んでいる者たちの惑星であったら・・・・・・!!」 コリーム博士「心配するな。その星ならば、MA1号は何もせん。とにかく、今すぐここから・・・・!!」 その時、スクリーンを確認していた科学者の一人がコリーム博士に向かってこう叫んだ。 科学者「博士っ!MA1号が未確認惑星の潜入に成功しました!!」 コリーム博士「なにっ!!?」 サキ「っ!?」 博士とサキはスクリーンの方を見た。 スクリーンでは、赤い点(MA1号)と青い点(惑星)が接触していたのであった。 コリーム博士「おおっ!!確かに・・・・MA1号が惑星園に突入したみたいだな!! あとはMA1号がこの惑星の状況を知らせるのを待つのみだ・・・・・!!」 宇宙にある一つの惑星。その惑星はまるで暗黒の塊であった。その惑星で今、 MA1号が探索するように飛んでいたのだった。MA1号の周りには、 暗闇の空間に、荒れた岩山。さらに何か呻き声のような声も聞こえた。 そして、しばらく飛んでいるMA1号の前に不気味さを感じる都市があった。 DGC本部の司令室。隊員たちもスクリーンでMA1号が惑星に突入したところを見た。 イチゴ「MA1号が惑星に突入したみたいだな・・・・。」 コリス「でも・・・・。何故、サキさん、いきなりスカイラッシュ1で・・・・・。」 モモ「恐らく、コリーム博士に訴えに来たんでしょ。」 イチゴ「え?サキちゃんはコリーム博士と何か関係があるとでも・・・?」 モモ「おおありよ。国際科学防衛局・宇宙観測機関・メキシコ支部の科学者の一人、 オーバル・コリーム博士。彼は・・・・・実は、サキの実の父だったのよ。」 コリス「っ!?まさか・・・・・。サキさんのパパが、MA1号を開発した人だったなんて・・・・!!」 シュドー「って事は、親子で我々国際科学防衛局の仲間ってわけですね。」 テブリッシュ「ですが、何故、サキは今になって父のコリーム博士に会おうと・・・・。」 モモ「さーね。父さんの暴走を止めに行ったんでしょ?もしくは・・・・・。」 観測所では、コリーム博士たちやサキがスクリーンの方を見ていた。 すると、スクリーンの画面で赤いウィンドウとともに、「キョウゾンフカ ハイジョカイシ」の文字が、 出てきた。サキはこれに驚き、博士たちは実験成功したと思って喜びそうに声をあげる。 コリーム博士「よし!この段階も成功した!!このウィンドウが出たら、攻撃を始めるのだ!!」 サキ「なんですって!?では、あの惑星は・・・・・・!!」 コリーム博士「ち!え~い何をしている!!さっさとこの娘を追い出せ!!」 サキ「なんでよ!!私より科学の方が大事だっていうの!??」 コリーム博士「黙れぃ!お前のような自己中の女など知るか!! お前は自分の悲とともに生きなければならないのだ!!お前が【本当の自分】を認めん限り、 ずっと独りぼっちである事を忘れるな!!!出て行け!!!!!」 サキ「そんな・・・・・きゃぁっ!?ちょっと!放してっ!!父さん!父さああぁぁぁぁぁん!!!!!」 サキは無理やり二人の研究員に引っ張られて、観測所から追い出されてしまう。 そして、スクリーンでは、こんなウィンドウも出てきた。 ウィンドウ『ワクセイメイ・ワイリー アンゼンリツ・0% キケンリツ・100% ゲンザイ・コウゲキチュウ ゼンチケイハカイマデ アト20ジカン』 コリーム博士「おお・・・・。惑星ワイリーか・・・・。いかにも愚かな星に相応しい名前だ・・・・。」 研究員「女性はあきらめてスカイラッシュに搭乗し、帰還しました。」 コリーム博士「そうか・・・・・・・。彼女は・・・・もう私の娘ではないのというのに・・・・・。」 サキはスカイラッシュ1を操縦し、アメリカのDGC本部に戻ろうと大空を翔けた。 その間に、コックピットでサキは悲しげそうに呟いていた。 サキ「なんで・・・・なんでなのよ・・・・・。父さん・・・・・。昔から今も・・・・・。 何も変わってなんかないじゃない・・・・・・っ!!私の気持ちなんかちっともわかってくれない・・・・・! 私の理解なんてしてくれていない・・・・・。私は・・・・・・・!!」 悔しがるような表情のサキの目から一粒の涙が溢れた。 かくして、サキは寂しい表情で、司令室に戻った。隊員たちは笑顔で迎える。 コリス「おかえりなさい、サキさん。」 イチゴ「おかえり。サキちゃん」 シュドーとテブリッシュ「おかえり!!」 サキ「・・・・ただいま戻りました・・・・・・。」 サキは寂しそうに言った後、テーブルへとぼとぼと歩く。 サキがぐったりとイスに座り、テーブルに両腕を置くと、モモが話しかける。 モモ「どうだった?久しぶりにパパに会って。」 サキ「・・・・・・・っ・・・・・・。」 モモ「・・・・そう。なんかおかしい事言われたのね。ま、無理もないわね。 あんたのパパは、頑固な親父だから・・・。娘のあんたに説教されるのが嫌だったでしょうね。多分。」 サキ「・・・・・・・・・隊長。」 モモ「どうしたの?」 サキ「・・・・・・私は・・・・独りぼっちなのですか?」 モモ「・・・・・・。独りぼっち?あんたが・・・・・・?」 サキ「・・・・・はい。」 サキは父、コリーム博士の言葉を思い出す。 コリーム博士『お前が本当の自分を認めん限り、ずっと独りぼっちでる事を忘れるな!!!』 サキ「・・・・・・ただ、そんな気がします。」 モモ「・・・・・そう。でも、違うわ。」 サキ「・・・・・違う?」 モモ「・・・・・あんたは・・・・決して独りじゃないわ。周りをよく見て。」 サキ「え・・・・・?」 サキはモモに言われて、周りを見てみる。そこには、 コリス、イチゴ、テブリッシュ、シュドー。いずれもサキのかけがえのない仲間である。 コリス「・・・・サキさん。」 コリスはもちろん、皆はサキに笑顔を見せた。 モモ「・・・ね?あんたにはこの人たちという友達がいるじゃない?」 サキ「友達・・・・・・・。」 モモ「そうよ。だからね、自分を独りぼっちだなんて思わないで。」 サキ「・・・・はい・・・・・。ぐす・・・っ。」 サキはモモに慰めら、自分にも友達がいた事に改めて気づき、涙を流す。 モモ「それに、音楽のプロダクションにもいるでしょう?」 サキ「え?」 サキはモモの言葉に何かに気づいた。 ところで、MA1号はいつこの暗黒の惑星、ワイリーの破壊を終えるのだろう? この惑星のある不気味そうな都市で突然の爆発が次々と襲っていた。 実は、MA1号が機体から拡散レーザーを出して、ありとあらゆるものを破壊しているのだった。 『ギイィィィィィィィ!!!!』 『ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!』 『ギギャアァァァァッ!!』 『アギイイィィア!!?』 『ガピャアァァァッ!!』 『ギピイィィッ!!!』 『ギギギイイイィィィ!!!』 MA1号に脅かされているこの都市の住人たちは怯えるように奇声をあげていた。 その声はまるで人間たちの奇声と同じ位であった。中には泣き叫ぶ声もあった。 そして、都市は次第に燃え上がってくる。しかし、その炎よりも遥かに大きい、 漆黒の闇が周りから出てきて、その闇が爆発による炎を包んで消してしまう。 あまつさえ、闇が次第に大きくなっていき、全ての火を消すどころか、MA1号を包み込んでしまった。 そして、夜の観測所。コリーム博士と研究員たちは、スクリーンのある部屋にいた。 もちろん、スクリーンでMA1号の状況を見ていたのだ。しかし博士たちは何故か機嫌が悪そうだ。 コリーム博士「うむぅ・・・・・!一体MA1号は何をしておるのだ!?? もう25時間ではないか!!20時間で破壊工作を終えるはずだったのだぞ?!!」 研究員「なにか・・・・・。欠点とかは・・・・・。」 コリーム博士「いや!私はMA1号を完璧なまでに作った!欠点なんてあるものか!!! 私の命を捧げる程に作ったMA1号が壊れるはずなどない・・・・・・っ!!」 しかし、30時間後。MA1号は突然、惑星ワイリーから飛び去り、地球へと進んだ。 MA1号は何故か今でも無傷であった。これもメテオールシステムの装甲によるものか。 いや、MA1号には実は、何かが変わっていたのだ。一体何が変わってのだろうか? 次の日、サキは町で散歩をしていた。 つづく
ウルトラマンクリスタル 第25話・残酷な現実と悲劇の暗雲
暗黒宇宙人・ワイリー星人登場 サキ(私は・・・・・本当なら行っていい場所などなかった・・・・・。 でも、私は自由が欲しかった。寂しかった。友達も欲しかった。 でも、父さん・・・・いえ、一部の大人たちは許してくれなかった。 子供たちの寂しさも・・・・切なさも・・・・。夢も・・・・・・・!) 暗闇の中で、サキは悲しそうに呟いていた。彼女の前には、サキと似た幼い少女がいるのだが・・・・・? ここ、メキシコには、国際科学防衛局の宇宙観測機関が誇るロケット発射場があった。 宇宙観測と聞いているので、様々なロケットがいつでもスタンバイできるように待機しているだろう。 その中に一つの黒そうな色が目立つロケットがあった。今日はこれが発射されるだろうか? そして、ここに大きな建物がある。ここがメキシコ支部の宇宙観測所である。 その観測所のある部屋で、青い髪をした白衣の男がいた。その男に一人の研究員が。 研究員「いよいよ発射するのですね・・・・!オーバル・コリーム博士・・・・!!」 コリーム博士「うむ。最新機動型観測用ロケット、【MA-22-1号】がな。 あのロケットは観測するだけではない。もし、危険な星、悪人の多い星である場合、 あのロケットに内蔵されてある自動判断装置の働きにより、その星に近づいた瞬間、 内臓された拡散レーザーを発射して、その星を壊滅するまでに、攻撃してしまうんだ。」 研究員「ですが、そのロケットが破壊されたら・・・・・。」 コリーム博士「安心したまえ。MA-22-1号(エムエー・ダブルツー・いちごう)は、 宇宙から採集したメテオールシステムによる装甲によって、並みの攻撃では、 痛くも痒くもないのだよ。もし、壊れて壊滅できなくても、敵の戦力さえ奪えればいいのだよ。、 ・・・・・っ!間もなく実験発射の時間が来るぞ!急ごう!!」 研究員「はいっ!!」 ロケット発射の時間が来たか、二人は部屋から出た。 そして、ついに新型・MA-22-1号、通称MA1号の発射の時間が迫っていた。 この黒いロケットこそが、そのMA1号である。アナウンサーが発射の秒読みを開始する・・・・。 アナウンサー「MA1号発射10秒前・・・・9・・・・8・・・・7・・・・6・・・・5・・・・・・・・。」 そして、観測所から出たコリーム博士は前方からMA1号を見ていた。 まるで、ロケットの発射を見届けるように・・・・・。そこに、一人の研究員が博士に声をかける。 研究員「博士!何故、外から・・・・・。」 コリーム博士「・・・・・せっかくの新型なのだ。リアルな感覚で楽しみたいのだよ。」 研究員「はあ・・・・・・。」 そして、アナウンサーの秒読みは次第に続いていた。 アナウンサー「・・・・4・・・・3・・・・・2・・・・・・1・・・・・・・0。」 ボオォォォウ ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・ 「0。」の発言とともに、MA1号がブースターからの点火を開始した。そして、 次第にMA1号が上へあがっていき、空へ飛んでいく。かくして、ロケットの発射は成功した。 コリーム博士「よしっ!そのまま宇宙へあがれ・・・・・・・・!!」 そして、MA1号は空をあがり続け、ついに地球大気から出て、宇宙へ飛んだ。 コリーム博士は観測所の大きな部屋に来て、巨大なモニターを見た。 コリーム博士「状況は!?」 研究員「ほぼ成功です!!あとはMA1号が目標の星を発見しての行動が問題です・・・・!」 コリーム博士「そうか・・・・・!人類が住みよい星であったら、MA1号は何もしないぞ!」 一方、アメリカのDGC本部の司令室でも、モニターで、MA1号発射の映像が流れていた。 モモ隊長以下、5人の隊員たちがそれを見ていた。 モモ「ついに発射されたのね・・・・・。MA-22-1号。略して、MA1号。」 コリス「一体・・・・・。どの星へ向かうんだろう・・・・・?」 サキはヘッドホン状の通信機でメキシコの観測所の人と報告を聞いた。 サキ「・・・・・はい。わかりました。・・・・・・隊長。」 通信を終えたサキはモモを呼んだ。 モモ「サキ。宇宙観測所の人がなんて報告したの。」 サキ「MA1号が宇宙園に入っているので、モニターを変更する模様です。」 モモ「そう。聞いたことあるわ。MA1号は宇宙へ飛んだら、特殊な電波で、 モニターにMA1号からの視点を確認する事ができるって。」 シュドー「つまり、MA1号がどんな星へ向かっているかわかるって事ですね。」 テブリッシュ「そして、どんな星に近づいたか、MA1号がその星に対しての行動が変わるそうですね。」 サキ「・・・・・・っ・・・・!」 そして、モニターの映像が変わりだした。 MA1号発射の映像から、レーダーのような映像が流れていた。 中央の赤い点がMA1号らしい。これは、MA1号のレーダー機能らしい。 シュドー「おお!レーダーみたいになってるんだなぁ。」 テブリッシュ「これで、MA1号の状況がわかるっ事だな。」 観測所でも、モニターが同じレーダーのような画面が映されている事がわかった。 研究員「モニター自動変更!成功です!!」 コリーム博士「うむ!これでどんな星へ行けるかわかるぞ・・・・・・っ!!」 そして、モニターでは、赤い点(MA1号)の近くに大きな青い点が出てきた。 研究員「MA1号が未確認の惑星に接近してきます!」 コリーム博士「おお!!青い点は惑星の印・・・・!そうか・・・・・。 MA1号が惑星にちかづいてきたか・・・・・!あとはMA1号が惑星に接近し、 その惑星の状況を判断する。そこが勝負だ!!!」 青い点は惑星の事を表していた。 宇宙では、MA1号が目的の惑星へ向かおうと飛びつづけていた。 だが、その惑星はまるで暗闇に包まれたような暗黒の星であった。 DGC本部の司令室でも、モニターでMA1号が惑星に近づいている事を確認していた。 モモ「どうやら、MA1号が未確認の惑星へ向かったそうね。」 コリス「MA1号はその惑星で観測するんですよね?」 イチゴ「ああ。だが、惑星次第では、MA1号の自動判断装置が働き、 その惑星を攻撃してしまうシステムもあると聞いたからね・・・・・。」 モモ「まあ、無理もないわね。開発したのは、あのコリーム博士ですから。」 サキ「く・・・・・・っ!!」 サキは突然、怒りの表情とともに司令室から出た。 イチゴ「っ!?サキちゃん!!」 モモ「・・・・・サキ・・・・・・。やはり・・・・・・・。」 DGC基地より、スカイラッシュ1が発進された。操縦しているのはサキである。 そして、スカイラッシュ1はメキシコのロケット発射場に急行していた。 スカイラッシュはわずか数十分で少しだけ遠い国へ飛べるのだ。ほんの少しだけだが・・・・。 スカイラッシュ1はロケット発射場の上空に飛んできて、観測所の近くに着陸していた。 そして、ここ観測所のコリーム博士のいる部屋では・・・・・。 研究員「MA1号、未確認惑星突入まで、あと1分。」 コリーム博士「うむ。そうか・・・・・・・。」 その時、別の研究員が部屋に入ってきた。 研究員「大変です!博士!!」 どうやら研究員は何か起きたせいか慌てていた。 コリーム博士「何事?」 研究員「DGCの女性隊員が無断でここに入ってきます!!」 コリーム博士「なんだと?」 そして、ついにサキがこの部屋に入ってきた。 サキ「父さん!!!!」 サキはコリーム博士に向かってそう叫んだ。 コリーム博士「サ・・・・・サキ・・・・・・!!?」 つづく |
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