不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
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コリスは急いで喫茶店から出て、ロードラッシュに乗る。
コリスの運転するロードラッシュは急いで本部に戻ろうアスファルトを走っていた。 コリス「・・・・・・・っ!?」 しかし、コリスの耳には何か爆発したような音が聞こえた。 そして、ロードラッシュの前には無数の戦車が入り乱れて戦っていたのだ。 そして、空では無数の戦闘機が狂ったように飛び回り撃ち落し合っていた。 コリス「せ・・・戦争だって・・・・・!!?なんでいきなり・・・・・!一体何が起こってるの!?」 コリスは何故、ここに突然戦争が起こったか理解できなかった。 コリス「くっ!今は本部に戻らないと・・・・・・!コースを変えよう!!」 ロードラッシュはさっきの道に戻り、別の道から本部に帰還しようとした。 ロードラッシュは戦争をやってない別の町を走っていた。ロードラッシュはひたすら走っていた。 しかし、この町はやけに静かであった。 コリス「・・・・・人気がない・・・・・?一体何が・・・・・。あっ!!」 コリスは目の前の何かを見て驚いた。 ロードラッシュの前には複数のゾンビたちが蠢いていた。この町はゾンビたちの巣窟となっていた。 コリス「この平和な町もいつの間にゴーストタウンに・・・・!?何がどうなっているんだ・・・・!?? でも、この道を通らなきゃ、本部には帰れない!こうなったら全速前進だっ!!!!」 ロードラッシュは物凄いスピードで無数のゾンビが群がる町並みを走り抜けた。 コリスは急いでロードラッシュを走らせやっとDGC本部へ帰った。 慌てて走ったコリスは司令室に戻ったとたんに、疲れたように息をした。 コリス「はぁ・・・・・はぁ・・・・・。ただいま・・・・・。」 モモと隊員たちがコリスを迎える。 モモ「戻ったわね!あなたがパトロールしていた時の状況は?」 サキ「シュドーさんとイチゴさんはそれぞれ他の地域で調査に行ってるわよ!」 コリス「もう大変でしたよ・・・・・!いきなり戦争やってたり、ゾンビたちがさ迷っていたり・・・・・・。」 サキ「その事なら私たちもモニターで見ていたわ!人々がいきなりゾンビになったの。 別の町でも、突然戦車部隊や戦闘機部隊がそれぞれ紛争を起こしているの。」 モモ「それだけじゃないわ。さらに事件が多彩に発生しているの。これを見て!」 隊員たちの前にモニターが出てきて、そこに4つの画面が映されていた。 少女たちが全裸で不良たちからの酷い仕打ちを受けている場面、 巨大なゴキブリが走り回っている場面、カービィらしき者たちが公園で遊びまわっていたり、 学校のある教室があの世の地獄のような世界になっている場面など。それが、 それぞれモニターに映されている恐るべし映像である。 コリス「こんなに事件が・・・・・・・・!!」 モモ「この4つの映像の物だけじゃないわ。」 サキ「シュドーさんからの連絡によれば、両手にハサミを持つ男が子供の食べ物を全部、 盗んでいた事や女性たちが高度な科学で街を攻撃している事の報告が入ったわ。 イチゴさんからの連絡では、ヒーローたちが人々を弾圧している事、 少年たちが大人に急成長して暴力を振るっている事、ビルが怪獣のように動いている事の報告よ。」 モモ「それだけじゃない。自警隊や警察からの情報によれば、 様々な異常事態が起きてるらしいわよ。どれも現実ではありえないアンバランス現象よ。」 コリス「そんな・・・・・・。そんなに数多かったら僕たちだけでは手に負えない・・・・・・。」 サキ「っ・・・・・!そうだ!テブリッシュさんに連絡しなきゃ!!」 モモ「待って!!」 サキ「しかし・・・・・・・!」 モモ「どうせ全員そろっても、あれだけの数の事件を全部止める事はできない。 それに、テブリッシュはせっかくの休暇を楽しんでると思うわ。今は我々だけでなんとかしましょ。 明日は彼を呼ぶわ。それまでに私たちが少しずつ事件を解決しましょ。」 サキ&コリス「はい!!」 二人はモモの前で敬礼をした。その後、コリスは右手に持つ、 テブリッシュやコウの描いた漫画を見ていた。モモも彼の手に持つ物に目をつけた。 モモ「っ!コリス・・・・・・。これは・・・・・?」 コリス「え?はい・・・・・。実は・・・・・コウさんとテブリッシュさんが・・・・・・。」 コリスはそう言いながら、モモやサキにテブリッシュやコウの描いた漫画の原稿を見せた。 サキ「これって・・・・・漫画の原稿?」 コリス「はい。二人がくれたんです。皆で読むように・・・・・って・・・・・。」 モモ「・・・・わかったわ。じゃあ、平和な時にシュドーやイチゴを入れて皆で読みましょ。」 コリス「・・・・・はい。」 コリスはそう聞くと微笑む。モモやサキもコリスの嬉しそうな表情を見て微笑んだ。 夕方になった。テブリッシュはコウの家にまだいた。 現在、部屋でコウと一緒にテーブルでカレーを食べながらテレビを見ていた。 アナウンサー『今日はこれまでよりとんでもない怪事件の数々が起こっています。 燃える街、市民たちの殺し合い、二次元のキャラたちが入り乱れての戦い、 奇怪な建物、無数の触手が少女たちを襲うなど、その他にも様々な事件が起きています。 国際防衛科学局、自衛隊、警察などが総力をあげてこれらの事件に立ち向かっています。』 テブリッシュ「コリスたちが戦っている・・・・・・・!」 コウ「お前の友達。結構頑張ったりしているんだな。」 テブリッシュ「ああ。・・・・・・コリスたちが頑張っているのに俺だけこんなのんきに・・・・・・。」 コウ「でも、漫画を描くことだってのんきなわけにはいかないだろう?」 テブリッシュ「ああ。でも、DGCとしての任務の方が大事だと思うんだ・・・・・。 ちょっと、隊長に連絡しよう・・・・・!念のため持っていった携帯電話で。」 テブリッシュは携帯電話でモモと話そうとした。その間にコウはテレビの映像を見て何かを思った。 コウ(・・・・・この映像・・・・・。なんか僕が描いたのと似ている・・・・・・。 いや、偶然、バランスが崩れた現象かも知れないな・・・・。でも・・・・・・。) テブリッシュ「テブリッシュより隊長へ!テブリッシュより隊長へ!!」 モモ『こちら、モモ。どう?久しぶりの休暇は。』 テブリッシュ「テレビで聞きました!無数の怪事件が起きているんですね・・・・・!だったら私も!」 モモ『いえ。あなたは今日休んだ方がいいわ。』 テブリッシュ「しかし・・・・・・っ!」 モモ『テブリッシュ。あなたは毎日よく頑張っているわ。でも、その事で疲れがたまる事もあるでしょう? だから、たまには休んで疲れを癒した方がいいと思う。今日は私たちに任せて。 明日はあなたも頑張っていいから・・・・・。じゃ。』 モモはそう言うと通信を切った。 テブリッシュ「隊長・・・・・・・。」 コウ「・・・・・テブリッシュ。たとえDGCとしての仕事ができなくとも、他にやるべき事があるだろう?」 テブリッシュ「え・・・・?ああ、そうだったな。今度の夏コミに出す同人誌・・・・決めないと・・・・。」 コウ「ああ。もう日が暮れそうだし、いち早く決めるか。」 テブリッシュ「ああ。・・・・・じゃあ、ドナルドとバンパイアってのはどうだ?」 コウ「ドナルドとバンパイア?」 テブリッシュ「そう。ドナルドがロザバンの世界に乱入して、萌香たちがドナルドに立ち向かい、 ギャグバトル本。どうだい?」 コウ「なかなか面白そうだけど、俺は別のもんを考えちまったよ。」 テブリッシュ「別のもん?」 コウ「ああ。バンジョーとカズーイと春香お姉さまの大冒険ってタイトルなんだが・・・・。」 テブリッシュ「バンジョーとカズーイと春香お姉さまの大冒険。もしや、 みなみけの春香がバンジョーとカズーイと一緒に冒険するんじゃ・・・・・・!?」 コウ「そそっ!内容は妹たちがグランチルダに捕まった事を知った春香が、 バンジョーとカズーイと一緒に魔女の操る魔獣たちを倒しながら魔女を追う大冒険漫画! ・・・他にも、バンジョーとカズーイとXハヌマーンの大冒険や、月光仮面のおじさんとカズーイの大冒険、 バンジョーとカズーイとのび太とア=クィラの大冒険VSダイナミックランランルーズなど・・・・・。」 テブリッシュ「はははははw相変わらず創造力が激しいなw でも、これではどれが夏コミに出す物に相応しいかわからんな・・・・・。」 コウ「うん。・・・・・じゃあ、メインは二人で決めるか。さっきのはサブにしよう。」 テブリッシュ「ああ。」 二人はじっくり考えた。二人で描ける面白い同人誌を・・・・・。 そして、時計の針が一秒ごとに動き、赤い石もゆっくりと赤く光っていた。 テブリッシュ&コウ「・・・・・・決めた。」 二人は同時に言った。彼らが決めた事とは・・・・・? コウ「・・・・・・DGCの活躍・・・・・・・。」 テブリッシュ「ウルトラマンの活躍・・・・・・・・・。」 コウ「そうだ!ウルトラマンクリスタルの同人誌を出そう!!」 テブリッシュ「よし!決めたぞ!ウルトラマンクリスタルの同人誌だ!!」 コウ「よっし!決めたな、テブリッシュ。」 テブリッシュ「ああ!今度の夏コミはこれで決めよう!」 二人はやっと夏コミに出す同人誌が見つかったので、喜んでいた。 コウ「よーし!じゃ、休憩としてストライクウィッチーズのDVD見ようか^^」 テブリッシュ「うむ。そうしよう!」 二人は仲良くテレビアニメを見ていた。 そして、楽しい時は過ぎ、夜となった。テブリッシュとコウは玄関にいた。 テブリッシュはそろそろ帰ろうとし、コウはお見送りをしようとした。 テブリッシュ「じゃ・・・・明日も君の家に行くよ。」 コウ「ああ。その時はウルトラマンクリスタルの同人誌を書こうな。」 テブリッシュ「うん!じゃ、おじゃましました。」 コウ「ああ。またね。」 テブリッシュは笑顔でコウ宅から出た。 コウ「よし!明日に向かって落書きで練習しよう・・・・。」 コウは部屋でまた何か落書きをしていた。 そして、今までコウが書いた多くの紙には多くの絵があった。戦争の絵、ゴーストタウンの絵、 辱めを受ける奴隷の少女たち、ヒーローたちが悪に走る絵、侵略する女たち、 両手がハサミの男、手足の生えたカボチャ、足が10本目が6つの魔物、 首がなくとも歩く男、あの世の地獄のようになった学校、巨大なハンバーガーなど色々書かれてあった。 コウはまた何かを書いた。結婚式の絵らしいが、その絵に怪物や機械とかも書き加えていた。 そして、赤い石がまたも赤く光った。一体赤い石は何をしたいのだろうか? 夜のとある協会では結婚式が行われていた。花婿と花嫁が一緒に歩いて、 周りの人々がそれを祝って、花びらを投げていた。しかし、その人々の中に、 奇妙な怪人たちも混じっていた。そして、花婿と花嫁はピンクのタワー型のメカに乗っていた。 前の部分には4つほどの花が咲いていた。そのタワーは動き出して、協会から出ようとしたのだ。 しかし、そのタワーの前に銀と黒が混じって目が大きく黄色い、手足のない巨大生物が現れた。 その時、タワーの花の部分から無数のハートが飛び、暗い夜の空間から明るいピンクの空間になる。 しかし、生物が奇怪な音を出し、顔を上下に振ると、また暗い夜の空間になる。 タワーの花から無数のハートが出ると、また明るいピンクの空間になった。 そして、別の街では、動くガイコツや幽霊が大暴れをして人々はこれに逃げるが、 その街の一部に雪が降っており、そこに雪が積もっている。 そこの家では複数に人々が休んでいた。だが、その家の屋根に黄色と赤の橋があった。 その橋は天までに続いているようだ。しかし、その天に赤い目と口があり悪人面で笑っていた。 ここはテブリッシュの家である。コウの家と同じく普通の一般の民家に見えるらしい。 テブリッシュは自分の部屋で、ベッドで寝ていた。寝てるときも静かな感じがしていた。 しかし、その部屋に急に光が発して、雷の音が鳴り出した。 ピシャアアアァァァァン ドドオオオオォォォォォォン テブリッシュは雷の音を聞いて驚いて起きた。 テブリッシュ「うわっ!??なんだ!?なんだ!?いきなり雷か・・・・!?」 テブリッシュは窓を開けて外の状況を調べる。雨は降ってないが雷が振っていた。 テブリッシュ「雨が降ってないか・・・・。しかし・・・・・・。むっ!??」 ガシャン ガシャシャァァァン テブリッシュはキッチンから何か音がしたので、そこに向かう。 テブリッシュ「う、うわああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」 キッチンに来たテブリッシュは何かを見て、 いきなり驚いて腰を抜いた。お菓子、皿、箱、袋、牛乳など他にも様々な物に目が生えて、 それらがテブリッシュに向かって動いていた。その時に、キッチン中にも光が発していた。 テブリッシュ「ど・・・・どういう事だ!??キッチンの物に生命を吹き込んだ者がいると言うのか!?? いや、これは夢だ!そうに違いない!!!」 テブリッシュは動く物を見ながら慌てて、 自分の部屋に戻り、急いでベッドで眠りについた。 テブリッシュにとって、今のキッチンの物が生きているように動いているのは、 現実だとはありえないと思い、自分が見ている夢だと思っていたのだ。 一方、コウは部屋で切ない表情で何かを思っていた。ちなみに彼の前には、 目が生えて生きているようにピョンピョン跳ねている絵があった。石は赤く光っている。 コウ「・・・・・・・なんか・・・・。今、思うと色々切ないよな・・・・・。 そうだ・・・・・。俺が・・・・・18年前・・・・・・・・。その時は何もできない独りぼっちだったなぁ・・・・・。」 これはコウが18年前のお話である。ここは子供の頃のコウがいる町の公園である。 つづく PR
コリス「そうですか・・・・・。REZAITO・・・・・・。そういえば、何かと似たような・・・・・・・。」
テブリッシュ「・・・そうだ。コリス。俺の描いた漫画・・・・・。見てみるかい?」 コリス「え?テブリッシュさんの描いた漫画ですか!?」 テブリッシュは自分の描いた漫画の原稿をコリスに見せた。 テブリッシュ「ああ。俺・・・・漫画家になるために色々描いたんだ・・・・。 その一作品を君に見てもらいたい。そして・・・・どのように感じたか聞きたいんだ・・・・・・!」 コリスとテブリッシュはそれそれみかん箱の前に座り、テブリッシュが原稿をコリスに見せる。 テブリッシュ「読んでくれ・・・・・・・。」 コリス「はい。・・・・・・・・・。」 コリスは笑顔で頷き、さっそくテブリッシュの漫画を読んでみる。 まず、コリスが見たのはタイトルであった。『夢乙女』。表紙には切なそうに見える少女が描かれていた。 まず、いきなり無数の魔物たちが街を襲っているシーンのあるホラにこんな文字が。 『むかしむかし。人々は平和と夢を失いつつありました。そうです。人々は、 魔物たちに苦しめられていたのです。今の人々では、魔物に立ち向かう力など持ってないのです・・・。』 コリスは次々とページをめくり始めようとした。しかし、1ページずつゆっくりと読んだ。 『しかし、そんな魔物に立ち向かう一人の少女がいた。その名も・・・夢の乙女。』 夢の乙女のデザインは何故か19歳版フェイトの真ソニックフォームに似ていた。 夢の乙女『はああああぁぁぁぁぁ!!!!』 夢の乙女はメタナイトの剣に似た剣で、 巨大な魔物たちを次々と斬りつけた。ちなみに魔物のデザインはウルトラ怪獣たちに似ていたりもする。 ナレーション『こうして、夢の乙女と呼ばれし少女は人々の夢を魔物から守っていったのです。 しかし、夢の乙女は自分が何故戦わなければならないのか悩んでいたのです。』 夢の乙女『私には名前なんてない・・・・・。私はどうして生まれてきたの・・・・・・!?』 夢の乙女は涙を流しながら言う。そこに一人の少年が慰める。彼の名前はヤヌスであった。 ヤヌス『だったら僕が付けてあげる。君の名は・・・・イリス。僕は・・・・君を愛しているよ。』 夢の乙女(イリス)『ヤヌス・・・・・。ありがとう・・・・!』 夢の乙女改めイリスはヤヌスに泣きながら抱きついた。コリスは真剣に読み続ける。 そして、ついにイリスとヤヌスは魔物の王と対立するシーンを読む時が来た。 魔王『ヨク来タナ・・・・・夢ノ乙女ヨ・・・・。』 魔王のデザインでカービィのゼロツーを黒くした姿であった。 イリス『私の名前はそんなんじゃない・・・・・!私は・・・・イリスよ!!』 ヤヌス『そうだ!君は・・・・・独りぼっちじゃない!君と僕は・・・・友達だ!!』 魔王『貴様ラ人類ガ束ニナロウガ、コノ我ニ勝テズ、命ノ保障モナカロウ!!』 イリス『いえ!必ず魔王を倒してみせる!!行きます!!』 魔王『黙レ!貴様ゴトキガ魔王デアル我ニ勝テルト思ウナァ!!』 イリスは魔王に斬りかかり、魔王は目から光線を出して、一騎打ちを展開した。 そして、コリスは最後のページをめくる。しかし、そのページは真っ白だが、ナレーションのセリフがあった。 ナレーション『こうして、夢の乙女・イリスと悪しき魔王の戦いはまだ続きます。 ですが、イリスは必ず勝ちます。彼女には愛すべき人がいるのですから。 そして、あなたが夢を持てば、きっと世界から魔物たちが消える事でしょう・・・・・。』 最後のページの一番左下に『FIN』と描いてあった。コリスは漫画を読み終えたのであった。 コリス「ふぅ・・・・・・・・・・。」 テブリッシュ「どうだ?感想は?」 コウ「面白かったろ?^^」 コリス「・・・・・はい。とても面白かったです。」 コリスは笑顔で返事した。 テブリッシュ「面白かった・・・・・か。まあ、俺の描いた漫画はそれだけみたいなもんだろうな。」 コリス「・・・・いえ。今のテブリッシュさんの漫画、面白かっただけじゃありません。 この漫画のテーマは人々に夢を取り戻して欲しい。・・・・そんな気がします。」 テブリッシュ「そうか。適当に描いたなんだけどな・・・・・。 ちなみに、この漫画に出てくるイリスは今度俺が漫画家デビューした時に描く連載ものの主人公だ。」 コリス「そうですか!早くテブリッシュさん、漫画家になるといいですね♪」 テブリッシュ「ああ。」 コウ「うん。テブリッシュの漫画は面白いよ。それに比べ俺のは・・・・。」 コウはそう言いながら暗くなる。 テブリッシュ「何言ってんだ!?コウの漫画だって立派な物が多いじゃないか!」 コウ「本当か!?でも・・・・・・・。」 コリス「・・・・コウさんの漫画も読んでみたいです・・・・・。」 コウ「え!?」 コウは自分の漫画を読みたいと言われて、それに反応した。 コリス「コウさんの漫画ってどんな漫画ですか?」 コウ「・・・・・・!お、おう!今、読ませてやるっ!!///」 コリスの眩しい笑顔を見たコウは赤くなりながら急いで自分の漫画の原稿をコリスに見せる。 コウ「ほら。これが俺の漫画。SF系だけど・・・・・。」 コリス「ありがとうございます。じゃあ、読みますね。」 コリスはさっそく、コウの漫画を読み始めた。 その時、漫画を読むコリスの周りが突然暗くなった。彼の周りから様々なシーンが浮かび上がってきた。 燃える街。空から振る無数の毒の骨。ゴミ捨て場に捨てられた少女たちの死体。 子供たちを残虐して楽しむ大人たち。水の中で泣きながら赤ん坊に引きずり込まれる子供。 床の穴で獲物を待つ魔物たち。少女たちが銃器を武装して街を襲撃する。 店に置かれている無数の銀色の缶。煙突から緑の煙。夕日の雪山の赤いさとうきびの畑。 恐ろしい形相の犬に顔を噛まれそうになる少女。アニメの美少女と一緒にビルを駆け巡る少年・・・・。 様々なカオスな現象は全てコウの漫画で描かれていたのだ。 コリスは静かな表情でコウの漫画を読み終えた。 コウ「ど・・・・どうかな?・・・俺の漫画・・・・・。あまりカオスすぎて・・・・・。」 コリス「・・・・・いえ。なかなか面白かったです。グロテクスなわりに、 意外とファンタジー風なところもあって・・・・。それに正統派でかっこいいと思います。」 コウ「・・・・・・ありがとう。俺の漫画の事をかっこいいと言ってくれて・・・・。」 コリス「コウさんの同人誌の方も人気ですか?」 テブリッシュ「ああ。でも・・・・買ってくれた人は少なかった。」 コウ「・・・・俺たちはそれほどまだ才能が足りないって事さ・・・・・。 まあ、俺の空想はごっちゃごちゃだからな。人気がなくて当然か・・・・・。」 テブリッシュ「コウは自分のありとあらゆる空想を描く人なんだ。 だから、さっき君が読んだ漫画もコウの空想どおりに・・・・・。」 コウ「まあ。そうかも知れねぇな。」 3人が話している間に赤い石が赤く光っている。 コリス「そうですか・・・・・・。じゃあ、僕はここで失礼しました。」 テブリッシュ「ああ。俺はまだここに残るよ。」 コリス「はい。気が向いたらまたここに来ますね。」 コウ「ああ。いつでも来てくれ。」 テブリッシュ「コリス。ちょっといいか?」 コリスはテブリッシュに呼ばれ、後ろを向く。 コリス「なんですか?」 テブリッシュはコリスに自分の漫画を渡す。 テブリッシュ「これを・・・・みんなに見せてくれないか?」 コリス「・・・・・はい。」 コリスは笑顔で答えると、テブリッシュも微笑んで頷いた。 コウ「いい友を持ったな。テブリッシュ。」 テブリッシュ「・・・・・まあな。」 テブリッシュは鼻を指でこすりながら、そう言った。 コリス「では、失礼しました。」 コリスは礼儀正しく挨拶した後、コウの家から出た。 コリスが家から出たので、部屋はまたコウとテブリッシュの二人だけになった。 コウ「・・・・・テブリッシュ。」 テブリッシュ「なんだい?」 コウ「・・・・・もし、できたら俺のこの漫画をコリス君に届けてくれないか?」 コウはテブリッシュにさっきコリスが読んだ自分の漫画を見せる。赤い石はまたも赤く光る。 テブリッシュ「・・・・・お前のSFっぷりに、コリスが夢中になるってわけかい?」 コウ「それを言うならカオスっぷりだよw」 テブリッシュ「ふふ。じゃあ、その漫画、DGCの仲間にも見せるよ。」 コウ「本当か!?すまんなぁ~テブリッシュ~!」 コウは喜んだ。自分の漫画をテブリッシュの仲間たちが読んでくれると思うからだ。 テブリッシュ「・・・そうだ。今度の夏コミの話・・・・・・。」 コウ「お!そうだな・・・・・。」 二人は同人誌について会話をしていた。赤い石は光るばかり・・・・。 コリスはロードラッシュでDGC基地に帰ろうとした。 コリス「・・・・・・・・・ん?」 ロードを運転しているコリスはある看板に目をつけた。 看板『喫茶店・ヤング・ベース。毎年無料で、パソコン、マンガ、食事、ゲームに、 なんでもありのやりたい放題!社会で疲れたあなたもここでリフレッシュ!!』 コリス「こんな店・・・・・あったっけ・・・・・?でも、面白そうだし、ちょっと寄り道しよっと。 でも、あまり遅すぎると姉さんに怒られそうだから早めに終わらせなきゃ・・・・・;」 ロードラッシュはヤング・ベースとやらの喫茶店の駐車場に停まり、降りてきたコリスがその店に行った。 コウ宅。コウはテブリッシュにコリスが見かけた喫茶店と同じような絵を見せた。 テブリッシュ「なんだこれ?」 コウ「ああ。喫茶店。でも、ただの喫茶店じゃないぜ!毎年無料で、 パソコンにゲームに飲食にゲームにテレビ観賞になんでもありでやるたい放題の、 夢の喫茶店さ!!でも・・・・そんな喫茶店、現実にねぇからなぁ~・・・・・。 まあ、毎年無料の喫茶店なんて・・・・実際ありえねぇしな・・・・・。」 コウがそう言った後、赤い石は赤く光った。この石は何故光っているのだろうか? ここは、喫茶店ヤング・ベースの店内である。コリスは今、そこのカウンターのところにいる。 コリス「ここ・・・・本当に無料なんですか?」 コリスは店の人(性別は女性)に聞いていた。 店の人「はい。ここはお金なんて全然必要ありません。心ゆくまでお楽しみください。」 コリス「・・・・はい。では、入らせていただきます。」 店の人「なお、左のルートがゲームセンターで、右のルートが客室となりますのでw なお、ここで生活する場合は客室を利用するといいです^^」 コリス「そうですか。(客室で生活?喫茶店でそんな事してもいいの?)では、右のルートに行きます。」 店の人「では、このカードを受け取ってください。あなたの部屋は004号室です。」 店の人はコリスに銀色のカードを渡した。コリスは右のルートに入った。 コリスは右のルートにいた。何故かここは廊下みたいで左右にそれぞれ客室のドアがあった。 コリス「・・・・なんかホテルっぽいなぁ・・・・・。」 そこに、左の大きなドアから賑やかな声が聞こえたので、コリスはそのドアの前に。 コリス「このドアだけ少し大きいなぁ。ん?なんか書いてる。」 大きなドアに文字が書かれていた。 ヤング・ライブ。コリスは複雑な思いとともにそのドアを開いてみる。 コリス「ライブ・・・・・。一体どんな・・・・。あっ!!」 コリスが見たのは、 某アニソンライブであった。ステージには女性のボーカルが、ロザバンのED1を歌っていた。 客たちは大いに盛り上がっていた。コリスはこれを見て、驚き思わず、ここから出てドアを閉めた。 コリス「い・・・・今の・・・・・・ここ・・・本当に喫茶なの・・・・・・!??;;」 コリスは気を取り直して、004号室のドアを見つけ、そのドアを開けて、その部屋に入った。 そこは某ホテルの客室と似てるが、テーブルに一台パソコンが置かれてあった。 コリス「・・・・・ここでパソコンするのか・・・・・。そして、ここで寝るんだ・・・・・・。 ・・・・・ちょっとこの喫茶店、回ってみるかな・・・・。」 コリスはそう言うと、004号室から出た。 コリスは廊下を進んでいた。そこにたびたび客同士が話し合っているところもあった。 さらに、廊下中にラジオまでもが聞こえた。ラジオでは、みなみけ・おかわりのOPが流れていた。 しかし、別のラジオも流れていて、ファミリー劇場のCMが流されていた。 さらに、客たちの会話も聞こえてくる。 「いやぁ。今日、いきなりこんな素晴らしい喫茶店ができるなんて嬉しいよww」 「この右ルートもいいが、左ルートは1階のゲーセン、2階の温泉とアイテムショップまで! それらは全て無料wまさになんでもありだよなぁwww」 「俺、今日からここに住むわ^^」 「3階は映画館もあるらしいしなwww」 「僕、もうここを新しい家にするよ♪」 コリス「っ・・・・・・。ん?」 ピピピピピピ コリスは自分のDGCシーバー(通信機)が鳴り出したので、それを使った。 コリス「もしもし、コリスです。」 サキ『大変よ!コリス君!!各地で様々な事件が起きているわ!!』 コリス「ええっ!??各地で!???」 サキ『GK地区の街が大火災に襲われ、R1地区で、空から無数の骨が降って来て、 3地区では、子供たちが武器で殺しあっていると・・・・!』 サキの言う通り、GK地区の街が大爆発で、巨大な炎に包まれていた。 R1地区の街でも、空から緑色の骨が無数に振ってきて、何故か人々が次々と倒れていき。 3地区の街では、たくさんの子供たちがそれぞれ剣や銃で殺し合いをしていた。 負けた子供たちは無残な目にあっていた・・・・・。 コリス「こんなに事件が起きたんじゃ世界が危ない・・・・・・!!」 サキ『それだけではありません。その他の地区もそれぞれ事件が起きていると・・・・・! コリス君、とにかく、基地に戻って!!』 コリス「はい!さっそく帰還します!!」 つづく ロードラッシュは急いでコウ宅へ向かって走る。
ウルトラマンクリスタル 第22話・空想の悲劇
神話魔石・レザイト登場 ある夜の街で一人で寂しそうに歩いている青年がいた。 その青年は右手に鞄のような物を持っている。鞄はあまり重たそうにないが、 何か重いようにゆったりと歩いていた。この青年、コウは何か悩み事があるそうだ。 コウ「はぁ~・・・・。また落ちてしまった・・・・。いい漫画だと思ったのに・・・・・。」 この青年の鞄の中には自分で描いた漫画の原稿が入れてあった。 しかし、彼の漫画は何故か落ちてしまった。一体何故だろうか? コウ「・・・・やっぱ、あまり過激なもんじゃ駄目だったかなぁぁ・・・・。ん?」 コウは下を向くと、何かを見つけたように感じ、足を止めた。 彼の足元の近くには、赤く光る不思議な魔石があった。コウはその石に興味をしめす。 コウ「・・・・見たことのない光石だな・・・・。どんなんだろ?持ち帰ってみよう。」 コウは好奇心に走っているせいかその赤く光る石ころを持ち帰った。 コウは家に帰った。彼の家は普通の民家と同じくらいであった。 コウは自分の部屋にいた。彼は机の前で座り、その机に赤く光る石を置いた。 コウ「それにしても、不思議だなぁ。まるで、何かの結晶体でもあるようだ・・・・・。」 コウが言った後、赤く光く石は一瞬光を増した。そして、すぐに石から光が消えた。 その石は色が赤かった。これでは赤い石であった。コウはこれを見て、ゆっくり静かにこう言った。 コウ「・・・・RE(レ)・・・・ZA(ザ)・・・・I(イ)・・・・TO(ト)・・・・・・。」 コウがそう言うと、赤い石は再び赤く光った。すると、コウは正気に戻ったように驚くような顔をする。 コウ「っ!??な・・・何言ってんだ俺・・・!?REZAITO・・・・・。なんでそんな言葉を俺が・・・・。 もしかして・・・・・この赤い石が・・・・・。いや、そんな事ないか。でも、この赤い石・・・・・。 なんか不思議な力がありそうだ。・・・いや、俺の妄想かな?・・・・そろそろ寝るか。」 コウは電気を消し、ベッドに横たわり布団を自身に被せて眠りについた。石はまだ赤く光り続けている。 次の日の朝。DGC本部の司令室では、シュドーがテーブルの上で漫画を読んでいて、 サキはレーダーの前で椅子に座っていた。コリスはシュドーのところに来て、彼に尋ねる。 コリス「あの・・・・。」 シュドー「ん?なんだ?」 シュドーはコリスに顔を向けて、彼の話を聞く。 コリス「テブリッシュさんはどうしたんですか?いつもならここに来るはずなのに・・・・・。」 シュドー「ああ。あいつか。あいつは今日、休暇なんだ。」 コリス「休暇ですか・・・・・・。テブリッシュさんはDGCの仕事を休んで、何をしているのかなぁ。」 コリスがテブリッシュが休日で何をしているかと考えている途中で、 サキがコリスに顔を向けて、優しくこう言った。 サキ「テブリッシュさんなら今、自宅か友達の家で漫画を描いているよ。」 コリス「え?テブリッシュさんが漫画を?」 シュドー「そーだよ。あいつの夢は漫画家でな。事件のない日や休暇な時に描くそうだ。」 コリス「そうですか・・・・。その・・・・テブリッシュさんの描く漫画は?」 サキ「うーん。たぶん、自分ではいろいろ描いてると言ったからねぇ・・・。 この前、テブリッシュさんが私にあんな物を見せてくれたの。恋愛系だったらしいわよ。」 シュドー「俺なんかホラー系見せてもらったぜ。あいつの漫画は凄いけどよぉ・・・・・。」 コリス「凄い・・・かぁ。テブリッシュさんの漫画は人気ですか?」 シュドー「いや・・・・。それがなぁ・・・・。」 コリスにそう聞かれた二人は急に暗くなった。 サキ「・・・・・あの人の描く漫画・・・・・一作品も入賞されず、全部落選だったの・・・・。」 コリス「落選・・・・・?」 シュドー「正式に選ばれなかった・・・もっとも下手な作品さ。難しいんだぜ、漫画家は。 この漫画を見てどう思う?なかなか素晴らしいだろ?こんな凄い才能を持つ漫画家のようになるには、 テブリッシュには悪いけど、まだまだ遠いかも知れねぇな・・・・。」 シュドーは自分の読んだ漫画をコリスに見せながらそう言った。 コリスはこの漫画のページを見て、あまりの素晴らしい画力に感心する。 コリス(凄い・・・・・。でも、テブリッシュさんの漫画ってどんなんだろう・・・・・?) サキ「・・・・・でも、テブリッシュさんは友達と一緒に同人誌をも作ってるよ!」 サキは明るくそう言った。 コリス「同人誌?」 コリスの疑問にシュドーも明るく同人誌についてを語る。 シュドー「ああ。自主制作の漫画って奴さ。漫画家に向いてなさそうな奴が、 その同人誌を描いて、大もうけをしてるらしいぜ。 テブリッシュやその仲間たちもそれを行った事もあるぜ。でも、あいつの夢は・・・・・。 あくまでも本当の漫画家になるんだってよ。同人誌は嘘の漫画家だと言ってやがった事もあるしな・・・。」 テブリッシュがそう言った後、また辛そうな表情になる。サキも辛そうな表情になる。 コリス(本当の漫画家・・・・・それがテブリッシュさんの夢・・・・・。) コリスもテブリッシュの夢を知り、真剣な表情になる。 コリス「・・・・テブリッシュさんは今、どこにいますか?」 サキ「え?それなら・・・・・コウさんって言う人の家に行ってる途中だけど・・・・。」 テブリッシュ「テブリッシュの友人さ。もちろん、あいつも漫画家になる夢を見てるって言ったぜ。」 コリス「っ・・・・・!」 コリスは決心した。コウと言う青年の家に来て、テブリッシュに会おうと・・・・。 一方、隊員服を着ていなく、普通の青年が着てそうな衣装をしていたテブリッシュは、 何やら多そうな原稿を入れた鞄を持ちながら笑顔で歩いていた。ちなみに茶色いベレーも被っている。 テブリッシュ「ふふふふふ。今日はコウの家に行って、一緒に面白い同人誌を書くとしよう。」 DGCの休暇を利用しているテブリッシュは友人に会えて嬉しそうであった。 テブリッシュはとにかく歩いた。友人のコウの家に向かって。しかし、彼の歩いた後には、 奇妙な犬が歩いていた。その犬はなんと人間の顔をしていた。いわゆる人面犬と言っていいだろう・・・。 その人間の顔をした犬はテブリッシュの後姿を見つめていた。しかし、すぐにどこかへ走り去った。 空では飛行機雲で描かれた文字があった。【SOS】と描かれていた。一体何が起きたのだろう? かくして、テブリッシュはコウの家についた。コウは自分の部屋で落書きを書いていた。 いろいろ絵を描いていたそうだ。まんまるな物体、空飛ぶ人魚、今に顔が崩れそうな怪人、 そして、人面犬やSOSの文字の絵があった。しかし、これはさっきの現象と同じだが・・・・? コウ「ふぅ・・・・・。うん。画力は・・・・こんなんでいいかなっと。ん?」 ピンポーン コウはチャイムが鳴ったのを聞こえたので、玄関に向かった。 ドアが開かれて、そこからテブリッシュが来た。 テブリッシュ「やぁ!おはよう、コウ!久しぶり・・・・かな?」 コウ「おお!テブリッシュ!!おはよう!久しぶりだなぁ。」 コウはテブリッシュを喜んで迎えた。二人は笑顔を見せ合った。 コウ「お前・・・・DGCにいる時は最近、俺たちに会わない事があるからなぁ。」 テブリッシュ「ああ。すまんな。時々事件のない日には会いに行けるのにさ。」 コウ「今日はもう会ってるぜ?w」 テブリッシュ「ああ!そうだな。あはははははははは!!」 コウ「よし、俺の部屋でなんか新しい同人誌描こうや。俺、お前が来る前に、 ちょっと落書きしてウォーミングアップしたからさ。」 テブリッシュ「へぇ。俺もちょっとショートな漫画を描いてそれを持ってきたんだ。 つまらないものかも知れないが・・・・。」 コウ「なーに!俺はお前の作品ならどんなもんでも感心してやるぜ。」 テブリッシュ「ありがとう。じゃ、行くか。」 コウ「おう!」 こうして、テブリッシュはコウの案内で、コウの部屋に来た。 コウの部屋では、テブリッシュとコウがみかん箱の前で座っていた。 コウ「ところで、前の冬コミの同人誌の事、覚えているか?」 テブリッシュ「ああ。大怪獣バトルの怪獣たちと星のカービィのキャラたちが擬人化する本だったな。 あの時は一緒に書くときは大変だったけど。けっこう凄く仕上がった気がするよ。」 コウ「そうだよなぁ。内容がなんかギャグになっちまったよな。シリアスにしようと思ったんだが・・・・。 まあ。それはそれで、結構売れたんだけどな・・・・。」 テブリッシュ「ああ。次はもっと面白そうな本を描こう!(・・・本当は本当の漫画家として・・・・。)」 テブリッシュは明るくコウと話していたが、心では夢が叶えられないと言う寂しい気持ちであった。 コウ「・・・・・俺、今考えるとなんの取り得もないと思うんだ。でも、せめて、同人誌で・・・・。 それを売りまくって・・・・ちょくちょくお金を貯めて・・・・・。」 テブリッシュ「ああ。俺も手伝うよ。お前は今は貧乏かも知れないけど、きっと大金持ちになるよ!」 コウ「ありがとう・・・・テブリッシュ・・・・!」 コウはテブリッシュの励ましに感激した。 一方、コリスはロードラッシュを運転して、コウの家に向かっていた。 コリス「確か・・・・ここにコウさんの家があるんだよね・・・・?」 コリスの脳裏にサキの声がした。 サキ『コウさんなら、A09地区のどこかで住んでいるそうよ。』 コリスは出発する前に本部でサキに教えてもらったのであった。 コリス「よし!ここはA09地区・・・・間違いない・・・・・・・!」 つづく テブリッシュ隊員は休暇をとって、漫画を描くことになった。彼の夢は漫画家であった。 |
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