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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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モモは電話で宇宙人が出現したとの報告を受けて、驚いた。そして、隊員たちも。


とある都市では、星人の出したダークタブークレイジーガスによって、

空が暗黒の闇に覆われていた。この闇からはワイリー星の人たちの、

怒りや悲しみの声が響いていた。そこの人々はほとんどがその声を聞いて、

発狂したり、倒れたりしていた。残りの人たちはガスを浴びないように、

それぞれ家や建物に入って外出せずに引きこもった。だが、そんな多くの建物を、

ワイリー星人が大暴れして壊し続けていた。まず、小さな民家を踏み潰し爆発させ続ける。

ワイリー星人「ボアアアアァァァァォォォォォォ」

ワイリー星人が拳を振ってビルを叩き壊す。残っている下の部分も蹴って壊す。

ワイリー星人「パフィイイイイィィィィィィィ」  ビルを壊した星人はさらに、

近くの別のビルを思いっきり殴って破壊。そして、両目と頭の角から3つの光線を発射して、

少し離れたところの民家を多く爆発させた。被害が拡大するばかりだ。

ワイリー星人「ボォォアアアアァァァァォォォォォ」 星人は次に一つの民家を蹴り上げ、

吹き飛ばしてしまう。その民家は地面に落ちると爆発を起こしてしまう。

「わあぁぁぁ~!星人だあぁぁぁ!!」 「逃げろ逃げろおぉぉぉ!!!」

異星人が暴れていると聞いた人々は逃げようと、それぞれ民家から出た。

しかし、その人々は今や危険な状態の外に出てしまったので、黒いガスの効果を受けた。

「ヒ、ヒイイイイィィィィィ!!!!」 「わぴゃああぁぁぁぁ!!!!」 ガスを浴びた人々は、

突然、狂って動き回ったり頭を抑えて悲痛な声を苦しんだり変な顔をして倒れていたりもした。

「ぐっ!グルルルルルルル!!!」 「コルァアアアアァァァァァァァ!!!!!」

しかし、中にも我を忘れて怒りを露に走っていく人たちもいた。

その人たちは星人の方に向かっていた。恐らく、ガスの効果で星人をさらに許せなかったのだろう。

ワイリー星人「ボォアアアアァァァァァァォォォォォォォ」   ガスの中で自分たちの、

憎しみと切なさを感じてそれを許せず怒り狂った人たちがこちらの方に、

向かってくるところに気づいたワイリー星人は口から花火状の火炎でその人たちを攻撃する。

「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 花火状の火炎にあたった地面が爆発し、

その近くにいた人たちは爆風を浴びたか吹き飛ばされたり倒れたりしていた。


DGC本部の指令室で、モモたちはスクリーンで星人が暴れているところを見た。

モモ「く・・・・・っ!シュドーとテブリッシュはスカイラッシュで出撃!

イチゴはロードラッシュで地上から支援攻撃に出て!!」

シュドー、テブリッシュ「了解!!!」 イチゴ「了解!でも・・・・サキちゃんは・・・・?」

モモ「サキなら・・・・・・・。っ!?」 その時、一人の科学スタッフが慌てて入ってきた。

科学スタッフ「大変です!!サキ隊員がスカイラッシュ1で勝手に出撃しました!!」

モモ「なんですって!!?」 モモと隊員たちはサキが勝手にスカイラッシュに乗った事に驚く。

イチゴ「サキちゃん・・・・・・。なんでスカイラッシュ1で・・・・・・何か違う目的に使ってるような・・・・。」

モモ「だとしたら・・・・。彼女はまたコリーム博士のところへ向かったそうね。

恐らく、自分のパパを元凶だと思って怒りをぶつけに来たのかも知れないわ。

でも、心配してる場合じゃない。あなたたちは戦闘に優先して!

シュドーとテブリッシュはコプター・ラッシュで出撃!イチゴはロードラッシュで地上から支援!!

では、出動!!サキ・・・・・そして、コリスの事なら・・・・私に任せて・・・・・!!」

シュドー、テブリッシュ、イチゴ「了解!!!」 こうして、イチゴは地上よりロードラッシュで出動。

シュドーとテブリッシュは前回より初登場したコプターラッシュで出撃した。


一方、暗黒の空を飛んでいる一機の戦闘機があった。それがスカイラッシュ1である。

その一号機のパイロットはサキであった。

サキ「・・・・・父さん・・・・・・!!」 どうやらサキは宇宙観測機関のメキシコ支部へ、

向かっているそうだ。何故なら、今のサキは父さんの事で頭がいっぱいだからだ。

サキはどうしても父を許すことができず、ついに我慢の限界で父の元へ向かっていたのだ。


ここは、国際科学防衛局の宇宙観測機関のメキシコ支部の、

ロケット発射場である。そこには、コリーム博士が働いている観測所があった。

そして、スカイラッシュ1がその発射場へと着陸していった。

観測所の部屋では、研究員たちが外が危険なために非常に困っていた。そしてコリーム博士も。

コリーム博士「むう・・・・。ワイリー星人め・・・・!この美しい地球を、

ダークタブークレイジー物質の含んだガスで覆いおって!実にけしからん!!」

研究員「外ではそのガスで覆われているので、外出はとても危険です。先ほど、

多くの仲間たちもあのガスを浴びて、精神崩壊しましたからね。」

「それだけではありません。中には怒り狂って暴れだした者もいましたぞ。」

「仕方がないんだよ。彼らは元々怒りっぽい奴らだったし・・・・・。科学者だけに・・・・・。」

コリーム博士「奴らめ・・・・!調子に乗りおって・・・・・!!」 その時、突然入り口のドアが開いた。

サキの声「・・・・・彼らに調子に乗らせて怒り狂わせたのは・・・・あなたよ。」

コリーム博士「っ!?今のは・・・・!??」 コリーム博士はいきなりサキの声が聞こえたので、

混乱しかける。そして、後ろを見てみるとそこにサキがいた。

サキはこの観測所の部屋に入って、いきなり後ろから父のコリーム博士に声をかけたのだ。

コリーム博士「っ!?サ・・・・サキ!!貴様・・・・・!!」

研究員「また来やがったのかよ!!」 「うざってぇ女め!!」

サキ「・・・・・・・あなたの造ったMA1号のせいで、ワイリー星人は自分の星を荒らされた。

彼は怒りと悲しみでこの地球に復讐に来たわ。星人はウルトラマンクリスタルを倒し、

恐るべしガスでこの星を恐怖に陥れ、多くの人々が不幸になりつつある・・・・・。」

コリーム博士「だからどうした?一体何を言いたいのだ!?」

サキ「・・・・・っ!あなたのせいよ!!!!!」 サキは物凄い叫びで怒鳴った。

コリーム博士「ぬっ!?な・・・・なにぃ・・・・!?」

サキ「あなたのせいで・・・・・。あなたがあんなふざけたロケットを造ったせいで・・・・・!!!!」

コリーム博士「っ!!あんなふざけたロケットではない!!!!!」  パチイィ

コリーム博士は自分の造ったMA1号の悪口を言われたので、怒ってサキを殴ってしまった。

サキ「きゃ・・・・・っ!!・・・・・・っ!!!」 サキは殴られて、後ろの方に扱けた。そして、

目から涙が少し出ながら怒りと悲しみの交わった顔でコリーム博士を見つめる。

コリーム博士「私は人類の宇宙進出のために一生懸命尽くしているんだぞ!!

それなのに、貴様はその使命を馬鹿にする気か!!?」

サキ「じゃあ、星人に支配されて宇宙進出できなかったらどうするのよ!!!

あなたはいつもそうよ・・・・・!目的のためなら手段は選ばない・・・・!

そのせいで、母さんはもう死んじゃったのよ!?それなのにあなたは、

そんな母さんの事をちっとも思ってなかった!私はあなたの子なのよ!?

それなのに・・・・あなたは・・・・・・!どうして!?どうして私の気持ちも・・・・・!!」

コリーム博士「わかったら研究が遅れる!!人類が宇宙へ進出するには、

時間が必要なのだ!!一刻も早く研究を進めなければ意味がない!

そのためには、お前などに構っているヒマがないのだ!!」

サキ「だから、私はあなたが嫌いなのよ!!そのせいで母さんが死んだって言ったでしょ!!?

あなたは・・・・・母さんの事を思ってないなら何故結婚したの!!?

そんなに自分の都合に優先したいなら何故、母さんに私を産ませたの!!??」

コリーム博士「っ・・・・!?う・・・五月蝿い!!実に五月蝿すぎるぞ!!」

サキ「うるさくなんかない!!本当の父親なら、娘の我侭を、

うるさくても聞いてくれるはずよ・・・・・!あなたも私の父親だったら・・・・・!!!」

コリーム博士「それがうるさいと言ってるんだよ!!どこまでも自己中な愚か者が・・・・・!

もうお前とは一切関わらん!!もう二度と私の前に現れるなっ!!出て行けぇ!!!」

サキ「・・・・・・・っ!!!あなたなんか・・・・・・星人に殺されちゃえ・・・・・・・っ!!うう・・・・!」

サキは涙を流しながら、観測所から出て行った。

コリーム博士(・・・・何が娘か!何が父親か!何が星人に殺されちゃえか・・・・・!!

サキ・・・・!私はな・・・・・本当はな・・・・・。だが・・・・目的にために私は・・・・・・!!)

研究員「・・・・博士!このガスを止められる術はないのでしょうか・・・・?」

コリーム博士「・・・・・・・・・。ならば、ガスのエネルギーを集めてこっちに持ってきてくれぬか?」

研究員「ええっ!?でも、どうやって・・・・・!?」

コリーム博士「機械でガスを吸うだけでいい。そのガスのエネルギーを調べたいのだ。

星人の野望を食い止めるためにもな・・・・・・っ!!」


一方、サキは観測所から出て、ガスから出る悲しみの声を聞いて、走りながら泣き叫んでいた。

サキ「ああぁぁぁぁぁ・・・・・!!うああ・・・・わああぁぁぁぁぁ・・・・・・!!!!」

サキは泣き続けていた。何故なら、父に捨てられ、もう彼の娘でなくなってしまったからだ。

サキ「ぐす・・・・!ぐす・・・・・ぐす・・・・・っ!!・・・・・うあっ!!」

そして、サキは急に胸を押さえて倒れた。やはり、この暗黒のガスからの、

怒りや悲しみの声や憎しみや切なさの感情の恐怖に耐えられなかったのだから。

サキ「はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・。ううう・・・・・。とうさん・・・・・。かあさん・・・・・・・・。」

サキは意識がなくなったせいか、両親の名を呟きながら目を閉じていった。

サキは今、眠りについていた。今、彼女を救える者はいるのだろうか


サキ(・・・・それは遠い昔の事だった。それは私がまだ幼い頃・・・・・・。

父さんは科学に熱中してて、私と母さんは・・・・・貧しい生活を送っていた・・・・・・。)

これは、サキが幼い頃の記憶の世界である。ここからが、サキの過去が明らかになる。

つづく

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ウルトラマンクリスタル    第26話・Eternal.Blaze

暗黒宇宙人・ワイリー星人登場

サキの父、コリーム博士率いる宇宙観測機関メキシコ支部が科学の粋を集めて造り上げた、

MA-22-1号、通称MA1号が宇宙へと発射された。しかし、そのMA1号によって、

宇宙にあるもっとも貧しく暗い星、ワイリーが大被害を受けてしまった。

怒りを爆発したワイリー星人はMA1号を発信機に改造して、犯人が地球人である事が判明し、

地球へと飛来した。あまりに激しい怒りで我を忘れて暴れまわるワイリー星人に、

DGCとウルトラマンクリスタルだが、星人の圧倒的な強さにクリスタルが大ピンチ。

そして、ワイリー星人の吐く黒いガス、ダークタブークレイジーガスによって、

クリスタルは大いに苦しみ、ついに倒れてしまった。クリスタルとの喧嘩に勝利したワイリー星人は、

まだ怒りが収まっていないか、ダークタブークレイジーガスをさらに吐き続け、

ついにその黒いガスが地球を完全に覆い、地球は暗黒の星となってしまった。

星人は一度去り、サキはガスを浴びていたため、倒れていた。

イチゴ「・・・・・そうだ!サキちゃんとコリス君が地上にいたままだから・・・・・・!!」

シュドー「早く二人を助けなければ・・・・・!テブリッシュ、降下だ!!」

テブリッシュ「よし!このガスは危険だ!念のため放射能防御服を使おう!!」

シュドー「おっ!第3話でヨースター島探索で使ったアレだな!?ありがてぇ!」

こうして、コプターラッシュは地上に降りて、そこから、

第3話のバルキー星人事件で使った放射能防御服を着ていたシュドーとテブリッシュが降りてきた。

テブリッシュ「これなら、このガスの効果を受け付けないだろう。」

シュドー「さっそくサキとコリスを探そう!!」 こうして、二人はコリスとサキの捜索を行った。

イチゴもスカイラッシュ2で空からコリスとサキの捜索を行っていた。

イチゴ「・・・・・サキちゃん・・・・コリス君・・・・・・。無事かな・・・・・?異常でないといいけど・・・・・。」

シュドーとテブリッシュは地上で捜索を続けていた。しばらく時間がたつと・・・・。

テブリッシュ「・・・・むっ!なんだ!?」 シュドー「こ・・・こいつらは・・・・・!!」

二人の前にこのガスを浴びたせいか、とてつもなく発狂している人々がいた。

それぞれ狂って笑ってり泣いたり、怒って暴れたりしていた。

テブリッシュ「逃げ遅れた人々が狂っている!?これも星人の吐いたこのガスの仕業なのか!?」

シュドー「く・・・っ!だとすれば・・・・早くサキを探さないと・・・・・。あっ!!」

テブリッシュ「どうして!?おお!!」 シュドーが見たところをテブリッシュが見て驚く。

そこにサキが倒れていた。彼女もこのガスを浴びていて、苦しんでいるように悶え苦しんでいる。

シュドーとテブリッシュ「サキ!!!!」 二人はサキに駆け寄った。テブリッシュがサキを抱える。

サキ「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・。」 サキは物凄い苦しみで次第に息が荒くなっていく。

シュドー「大丈夫か!?サキ!!」

テブリッシュ「・・・・ダークタブークレイジーガスとやらで何かに侵されるように苦しんでいるらしい。」

シュドー「だったら早くサキをコプターへ連れて行かないと!!あと、コリスも・・・・!」

その時、テブリッシュのDGCシーバーが鳴り出した。

テブリッシュ「っ!こちらテブリッシュ!!」

モモの声『こちらモモよ!早く本部に戻って!!』 どうやら通信の相手はモモである。

テブリッシュ「でも、サキは救出できても・・・・!」 シュドー「コリスがまだ・・・・・!!」

シュドーがテブリッシュのシーバーに向けて声をかける。モモは冷静に返事する。

モモの声『大丈夫。コリスならなんとかなるわ・・・・!今は彼を信じて本部へ!!』

テブリッシュ「・・・・・了解。急いでサキを連れて戻ろう!!」

シュドー「了解。コリス・・・・一体どこへ消えちまったんだ・・・・!?」

こうして、二人はコプターラッシュでサキを連れて、イチゴのスカイラッシュ2とともに、

本部へ帰還した。・・・・果たしてコリスは無事だろうか?モモの言うようにまだ大丈夫だろうか・・・?

今や暗闇に覆われし地球。果たして今の人類はこの暗闇によってどうなってしまうだろう。

もし、最悪な場合・・・・。このままでは、ワイリー星人の復讐は成功に終わるのだろうか?

星人とクリスタルの戦いによって大きな被害の出たロサンゼルスでは、

コリスがうつ伏せの状態で倒れていた。コリスは目覚めることができるのか?


サキ「・・・・・う・・・・・ん・・・・・・。」 サキはゆっくりと目を開けた。その目の前にイチゴがいた。

イチゴ「・・・っ!気が付いたんだね・・・・・。」 心配そうな顔をしていたイチゴだったが、

サキが目覚めたので、少し安心したような表情をする。

サキ「・・・・こ・・・・ここは・・・・?」

イチゴ「・・・・・DGCのメディカルセンターだよ。」 そう、今サキとイチゴがいるのは、

ここ、DGC本部のメディカルセンター、いわば医療室であった。

ダークタブークレイジーガスを浴びて倒れてしまったサキはテブリッシュとシュドーに運ばれ、

意識がない間にイチゴにこの部屋で看病されていたのだ。

イチゴ「・・・・・君は星人の吐いたガスで何か苦しんでいたそうだけど、

身体には異常がなかったそうだ。でも、心に被害があったそうだね・・・・。」

サキ「・・・・っ。あ!そうだ!コリス君は!!?それに、星人も!!」 サキは慌ててイチゴに問う。

イチゴ「落ち着いて。まず、星人はもういなくなったみたい。一旦退却したそうなんだ。」

サキ「・・・・そうですか・・・・・・。あの星人は・・・・また現れるのですか・・・・・。」

イチゴ「うん。また現れると思うね。あいつはまだ復讐を終えてないと僕は思っている。

そして、コリス君は・・・・未だに行方がわからない。」

サキ「・・・・・っ!コリス君が・・・・・!!」 サキはコリスが行方不明になったと知って哀しそうになる。

イチゴ「でも、大丈夫だと思う。モモ隊長がコリス君ならなんとかなるって。

だから、今は彼を信じよう・・・・。」 イチゴが優しくそう言うと、サキは少し落ち着いた。

サキ「・・・・・はい。」

イチゴ「とりあえず、僕は司令室に戻るけどサキちゃんはどうする?」

サキ「・・・・・私も、一緒に行きます。」

イチゴ「うん・・・・・・。」


こうして、イチゴとサキは司令室に来た。まず、二人はモモに挨拶する。

イチゴとサキ「ただいま戻ってまいりました。」

モモ「うん。あら?サキ、もう大丈夫なの?」

テブリッシュ「もう回復したみたいだな。」 シュドー「よかったなぁ。元気になれて。」

サキ「ええ・・・・。イチゴさんのおかげです。」

モモ「よかった。ありがとう、イチゴ。」 サキの復活に皆は笑顔になった。

イチゴ「いえ、僕はただ・・・・。それより、サキちゃん。スクリーンの方を見て!」

イチゴの言うとおりにサキはスクリーンの方を見る。

スクリーンでは、星人の出した暗闇に覆われた街の映像が映されていた。

サキ「こ・・・・これは・・・・・・!!」

テブリッシュ「先ほど、エヴィン博士が調査したんだ。この宇宙人の吐いた暗黒の煙には、

ワイリー星にあるダークタブークレイジー物質でできているんだ。」

サキ「ダークタブークレイジー物質・・・・?」

シュドー「そのおっかねぇ物質の入ったガスを浴びた者は、

ワイリー星たちのあらゆる怒りや悲しみの声を聞き、憎しみの切なさなどを感じてしまうのさ。

まるでワイリー星人がそれらを我々人類にぶつけているみたいだからとんでもない話さ。」

イチゴ「それを浴びた人間は誰かに恨まれるような恐怖を感じてしまうんだ。あるいは、

あまりの恐怖に精神崩壊した者たちも数少なくはないだろう。そんな恐ろしいガスを吐いたのは、

クリスタルと戦った宇宙怪獣人間・・・・・ワイリー星人そのもの。」

サキ「そ・・・・そんな・・・・・。まさか・・・・・。今のこの地球では・・・・・!」

モモ「そう。ワイリー星人はダークタブークレイジー物質の入ったガスを、

この地球全体を覆わせてしまったわ。よっぽろ彼らは私たちに恨みを持ってるそうね。

まあ、無理もないわ。私たちが彼らに喧嘩売ってしまったのだから・・・・・。」

サキ「く・・・・・・・っ!!罪のない星に喧嘩を売ってしまった・・・・・あの人は・・・・・!!」

サキは怒りと悲しみの交わった表情で突然、司令室から出た。シュドーとテブリッシュが声をかける。

テブリッシュとシュドー「サキ!!!!」 その時、テーブルの電話が鳴った。モモは受話器をとる。

モモ「もしもし、DGCです・・・・・。なんですって!!?星人が出現!!?」

つづく

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ワイリー星人によって地球は暗黒の星となってしまった。対策を練るDGC隊員。

コリーム博士の怒りに悲しみにくれるサキ。彼女の過去が明らかに!?

そして、生きていたコリスに命じたモモとその両親の命令とは!?

次回、「ETERNAL・BLAZE」! 地球は生きるか!死すか!大決戦の時!!

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか?第25話。

ってなわけで今回の話は、人間のエゴとか怒りとか鬱とかなどを描いた・・・と思います。一応(ぁ

そのエゴによって生まれる憎しみがあると思います。

今回登場したワイリー星人も地球人のエゴ(だと思う。)によって、

自分の星が傷ついて地球に対する憎しみができたのです。

ちなみにこの話はタロウのムルロア事件の一部だけをイメージしたところもあります。

サキも大人のエゴで悲しい過去を背負っています。私の脳内で(ぁ

次回は彼女の過去が明らかになっていく・・・・と思います。私の行動次第で(

そして、今回で新メカ登場しましたね^^名前はコプターラッシュで、

基本は輸送及び偵察用に使われていますが、ちゃんと戦えるように戦闘用の武器もあります。

次回はついにワイリー星人との最終決戦です。最終回じゃないけどね☆(ぇ

コリスが宇宙に行ってあるかーなーり凄い事が起きるかも?

ちなみに関係ない話(とゆーか単なるぼやき)ですが、

昼、コンビニでウルトラサイダーと言うウルトラマン風のジュースも買いました。

ラムネ風味でショワッチ!と弾けてとても美味しかったです^^

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ワイリー星人「ボアアアァァァァォォォォォォォ」  ワイリー星人は自慢の怪力で、

クリスタルを押し込む。クリスタルも負けずに星人と回りながらも押し合っていた。

ウルトラマンクリスタル「っ・・・・!くうう・・・・・!!うわっ!!」 しかし無念にも、

星人に顔を力強く殴られて、星人から少し離れたところに扱ける。星人はクリスタルに近づく。

ウルトラマンクリスタル「っ!ふぅん!!」 まだ立とうとする最中のクリスタルは、

そのまま蹴り上げて、宇宙人の腹を打つ。星人は倒れ、クリスタルは立った。

ウルトラマンクリスタル「ショアァァッ!!」 クリスタルは両手で敵の口を掴み、あごを外させようとする。

しかし、ワイリー星人は口から花火状の火炎を吐き出す。

ウルトラマンクリスタル「ぐああああぁぁぁぁ!!!!」 火炎を浴びたクリスタルは、

右肩が爆発してしまい、その痛みで星人の離れたところに扱けたが、痛みに耐えて立ち上がる。

ワイリー星人「パフィイイイィィィィィ」 ワイリー星人は怒ってクリスタルに殴りかかる。

ウルトラマンクリスタル「くっ!!だあぁ!!」 クリスタルは星人の拳を右腕で受け止め、

左手で星人の胸部を殴る。ワイリー星人もクリスタルの顔を殴って反撃した。

クリスタルが星人の顔を殴り返すと、星人がクリスタルの腹を殴る。凄まじい殴り合いだ。

ウルトラマンクリスタル「てぃ!おおおおぉぉぉ!!!!」

クリスタルが手刀で星人の首を打ち、さらにハイキックで星人を蹴り飛ばした。

ワイリー星人「パフィイイイィィィィィ」 ワイリー星人は倒れるがすぐに立ち上がる。

ウルトラマンクリスタル「クリスタル・ボマー!!!」 クリスタルは久しぶり?の光線技、

クリスタルボマーを繰り出す。見事、ワイリー星人の腹に命中して爆発した。だが・・・・。

ワイリー星人「ボアアアアァァァァォォォ」 星人はなんとか耐え抜いて、怒りの突進で反撃した。

ウルトラマンクリスタル「うわああぁぁぁ!!?」 凄まじい体当たりにクリスタルはぶっ飛ぶ。

ワイリー星人「パフィイィィィィィィ」 さらに星人は両目と角からの3つの光線でクリスタルを攻撃。

ウルトラマンクリスタル「えぃ・・・・っ!」 クリスタルは右方に跳んで、間一髪避けた。

そこに、サキの操縦するスカイラッシュ1が飛んで来て、バルカン連射で星人を攻撃する。

ワイリー星人「ボォアアアアアオォォォォ」  星人はスカイラッシュ1の援護攻撃を受けてひるむ。

ウルトラマンクリスタル「うん!ぅいやああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」  ドドオオォォォォン

クリスタルは強烈なタックルでワイリー星人をど突いた。倒れた星人はまたすぐ立つ。

ワイリー星人「ボアアアァァァァァオォォォォ」 ワイリー星人とクリスタルは再び組み合いに入る。

その様子を見たサキは何か奇妙な感じがした。彼女は星人の方を見ているらしい。

サキ「・・・・・・あの星人・・・・・。どこか・・・・寂しい感じがする・・・・・。

それに・・・・・なんか心の中で泣いている気がする・・・・・・。」 サキは切なくそう思った。

ワイリー星人「パフィイイイィィィィィィ」 ワイリー星人は渾身のパンチでクリスタルを殴った。

ウルトラマンクリスタル「うわっ!!」 クリスタルは殴られて星人から離れたところに扱けた。

サキ「っ!?でも、クリスタルを助けなければ・・・・!えぃ!!」

サキは地球を守る使命のためかレーザーバルカン連射でワイリー星人を攻撃した。

ワイリー星人「ボオオオオオオアアァァァァァァァ」 星人は花火状の火炎で一号機を攻撃する。

しかし、スカイラッシュ1はその火炎を素早く避けた。そして、再びレーザーバルカンを連射した。

攻撃を受けた星人は怒り狂い、近づいてきたスカイラッシュ1を殴ろうとしたが、

速すぎたためか通りぬかれて避けられてしまう。そして、クリスタルも攻撃に出る。

ウルトラマンクリスタル「うおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」 クリスタルは走ってくる。

そうはさせんとワイリーも走ろうとするが、スカイラッシュ1のレーザーバルカンに邪魔されてしまう。

ウルトラマンクリスタル「ショワアァァァッ!!!」 ひるんでる異星人のスキを見たクリスタルは、

力いっぱいのミドルキックで攻撃した。蹴られたワイリー星人は倒れる。

サキ「よし!このまま一気に・・・・!!」 スカイラッシュ1は倒れている星人に一気に迫る。

ワイリー星人「パフィイイイイイィィィィィィィィィィィィィ」 しかし、星人は突然起き上がった。

サキ「っ!?きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」 そして、スカイラッシュ1は、

星人の叩かれて墜落して爆発してしまう。サキはパラシュートでなんとか脱出した。

ウルトラマンクリスタル「サキさん!!く・・・・・っ!!」 クリスタルは星人の方へ走る。

ワイリー星人「ボォアアアアアァァァァァォォォォォォォォォォォ」

星人は向かってくるクリスタルに角や両目からの3つの光線で攻撃した。

ウルトラマンクリスタル「ぐわあぁぁぁぁぁっ!???」 ウルトラマンは強力な光線を浴びて苦しみ、

倒れてしまう。そこに空からイチゴのスカイラッシュ2とコプターラッシュが駆けつけた。

ちなみにコプターラッシュはシュドーとテブリッシュが操縦している。

シュドー「見ろよ!遊星人の奴、クリスタルを圧倒してやがるぜ!!」

テブリッシュ「こいつがワイリー星の戦士か。憎しみと復讐心が奴を強くしてるらしいな・・・!」

イチゴ「スカイラッシュ1も撃墜されてサキちゃんが地上にいるね・・・・・。」

ワイリー星人『・・・・ふざけんなよ!てめぇ、それでもマジで俺を倒すって言うのかよ!!まあ、

仕方がねーよな!お前だってどっかで幸せな時間をすごした事があったろ!?俺たちを差し置いて!』

ウルトラマンクリスタル「違う・・・・・!君たちがどれだけ不幸なのかは知らないけど・・・・・!

地球の人たちだってもしかしたら君と同じ不幸を背負っている人がいるかも知れないんだ!!」

サキ「・・・・っ!」 サキはクリスタルの言葉を聞いて動揺した。

もしかしたら君と同じ不幸を背負っている人がいる。彼女にとってその言葉は何か意味があるらしいが。

ワイリー星人『知らないだけで済むのかよ!!じゃあ、いいぜ。

てめーも俺らの怒りと切なさを思い知らせてやるよぉ!!!ダークタブークレイジーガス!!!!』

ワイリー星人は口から黒いガスを吐いた。そのガスは昨日のM1号から出るガスと似ているが・・・?

ウルトラマンクリスタル「っ・・・・!?」 そのガスは次第にクリスタルを包んでいく。

そのガスを浴びたクリスタルは何か苦しそうになる。そのガスは次第に大きくなっていく。

ウルトラマンクリスタル「く・・・・っ!(このガスの感覚・・・・どこかで見覚えが・・・・・!!)」

ワイリー星人「パフィイイイィィィィィ」 星人はガスを吐きながら、クリスタルに迫る。

ウルトラマンクリスタル「くあ!あぅ!!」 クリスタルは星人に二回叩かれ、腹を殴られて倒れる。

しかしクリスタルは何故か反撃してこない。何故ならクリスタルはこのガスに苦しめられているからだ。

ガスは次第に大きくなっていき、サキもそのガスに包まれていく。そこで説明しよう。

このワイリー星人が吐いたダークタブークレイジーガスは、MA1号から発した黒い煙と同じである。

このガスでは怒りと悲しみの声が響き、憎しみと切なさの感情を感じてしまうのだ。

ウルトラマンクリスタル「うわあ・・・・っ!ああっ!!うあああぁぁぁぁ・・・・・・!!!!」

クリスタルはその怒りと悲しみの声を聞き、憎しみと切なさの感情を感じて苦しんでいるのだ。

それらの声と感情は全てワイリー星の人々からであった。そして、サキも・・・・・。

サキ「い・・・・いやぁ・・・・・。やめて・・・・・やめてえぇ・・・・・・っ!!」 サキも苦しみ、怯えていた。

そして、スカイラッシュ2やコプターラッシュもガスに包まれてしまう。

イチゴ「っ!?このガスは・・・・・MA1号と同じ煙か・・・・・・!!」

ワイリー星人『わかったか・・・・?わかったかっつてんだろ!!!俺たちの切なさがよ!!!』

ワイリー星人はそう言いながら倒れているクリスタルを蹴り続けた。

ウルトラマンクリスタル「ぐぅ!うあ!!う!あぅ!・・・っ!き・・・君は・・・・・!!」

そして、クリスタルのカラータイマーが赤に変わる。3分近づいてきた証拠だ。

ワイリー星人はクリスタルに首を掴んで、顔を殴り続けはじめた。

ワイリー星人『宇宙にはなぁ・・・・おい!色々エゴがあるんだよ・・・・!なのに、

地球人のクソどもはそのエゴを知らずに自分勝手やりやがって!!!』

サキ「やめて!!やめてええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

サキはあまりに残酷な暴行をする星人を止める。しかし、その声も空しく、星人は殴り続ける。

ワイリー星人『いいか!宇宙はてめーら地球人だけだと思うんじゃねーぞ!!

俺たちワイリー星人は・・・・・。貴様らのような愚か者たちから宇宙を守り抜いてみせる!!』

星人はそう言った後、いきなりスカイラッシュ2のバルカン連射を受けてしまう。

ワイリー星人「パフィイイイイィィィィィ」 星人はその痛みでクリスタルから離れる。

テブリッシュ「シュドー!俺たちも攻撃だ!!」

シュドー「おお!コプター・ラッシュも攻撃用の武器だってあるんだぜ!!」

そして、コプターラッシュもバルカンを連射してワイリー星人を攻撃した。

ワイリー星人『ざけんな!!地球人!!お前らはこのダークタブークレイジーガスで、

永遠に苦しんでしまえばいいんだよ!・・・・死ね!クリスタル!!!』

ワイリー星人は花火状の火炎で倒れているクリスタルを攻撃した。

すると、クリスタルは爆発したかのように見え、消えてしまった。それを見たサキはやるせない顔をする。

サキ「ク・・・・・クリスタル・・・・・?っ!?

いやあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

サキの目の前には無数のワイリー星人の顔が出てきた。サキがそれらに恐れて悲鳴をあげたのは、

それらがサキを襲おうと攻めていたからだ。しかし、これは幻影であった。

ワイリー星人『うおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!』

ワイリー星人はさらにガスを吐き続けた。そしてガスは次第に次第に大きくなっていき、

それはアメリカ中に広がり・・・・・・いや、アメリカの周りに広がり、いや、それだけではない。

段々とガスが広がっていき、黒い煙が全ての国を覆い、ついに地球は黒き暗黒に覆われてしまった。

ワイリー星人「ボォアアアアアァァァァァァォォォォォォォォ」 そして、ワイリー星人は、

空へあがり消えていった。クリスタルが消え、サキも倒れている。

こうして、地球はワイリー星人によって、黒き煙に覆われし暗黒の星となってしまいました。

これから地球はどうなってしまうのでしょうか?哀しきワイリー星人の、

憎しみと切なさを断ち切るのは誰でしょう?クリスタルは死んでしまったのでしょうか?

だとしたら、この地球を救える者は・・・・・もういないのでしょうか?

次回へつづく

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ワイリー星人はさらに調子に乗って、別のビルにも花火状の火炎を出してそれを爆破させた。

ワイリー星人「ボアアアアアァァァァォォォォォ」 そして、星人は走り出して、

向こうのビルの方に向かった。頭の角でそのビルを突き刺すどころか、さらに体に力を入れて、

まるで体当たりのようにして、そのビルを完全に壊してしまう。

シュドー「これ以上やらせるかってんだ!!」 星人の勝手にはできないシュドーとテブリッシュ。

テブリッシュ「徹底的に攻撃だ!!!」 そして、スカイラッシュ二機はバルカンを連射した。

後ろを撃たれたワイリーは怒って、後方に向く。

ワイリー星人「パフィイイイィィィィィィ」 星人はスカイラッシュ二機に向かって花火状の火炎を出す。

しかし、二機はそれを簡単に避ける。二号機が右方に飛び、一号機が正面で敵をバルカンで攻撃した。

そして、二号機も星人の後ろに回ってレーザーバルカンで攻撃した。ワイリー星人は痛がった。

ワイリー星人「ボアアアアァァァァォォォパフィイイィィィィィィィ」 攻撃を受けた宇宙人は、

角と両目からの3つの光線でま建物を攻撃。街並みが燃え上がっていく。

シュドー「野郎!!まだこりねぇのかよ!!」 怒ったシュドーは一号機で攻撃しようとするが・・・?

ワイリー星人「グルルルルルルル・・・・・」 ワイリー星人は突然グルグル回り足元から、

黒い煙がもわもわと出てきて、それが星人を包みやがて星人はその煙とともに空へあがって消えた。

テブリッシュ「煙の力を利用した空へ飛んで逃げたか・・・!」 そう、星人は空へと逃げて行ったのだ。


サキはまだ歌い続けた。まるで上手になるように必死に歌っているようだ。

そして、曲が終了すると、サキも歌い終わって一安心するようになる。

サキ「・・・・ふぅ。どうかしら?」 サキがそう聞くと、コリスやサナたちは盛大な拍手を送った。

サナ「すごーい!立派よ!サキちゃん!!」

コリス「素晴らしい歌でしたよ、サキさんw」

サキ「・・・・・ありがとう・・・・・。っ!?」 その時、サキのポケットの中から電話の音が鳴った。

サキはポケットから携帯電話を取り出して、それで電話した。相手はモモである。

サキ「こちら、サキ!!」

モモ『都心で怪獣らしき物体が暴れていたわ!シュドーとテブリッシュが追い払ってくれたけど・・・。』

サキ「怪獣・・・・・!?その物体とは一体なんですか!?」

モモ『ワイリー星から来た奴だと思うわ・・・・!もしかしたら宇宙人かもね・・・・!』

サキ「・・・・・・っ!!・・・・では、ただいま戻ってきます。」 サキはそう言うと電話を切った。

その時のサキはさっきまでの笑顔が消え、今までにない物凄い暗い表情になった。

コリス「っ・・・!?」 コリスはその彼女を見て驚いた。そして、次第に悲しい気持ちになってきた。

サキ「・・・・・っ!!」 サキは悔しさと怒りの混じったような顔でいきなり教室から出た。

サナ「っ!?サキちゃん??!」 「おい、どこ行くんだよ!!」 「・・・行っちまったぞ・・・・。」

サナはもちろん、他のメンバーもサキの心配をしていた。コリスはサナたちにこう言った。

コリス「・・・・ごめんなさい。僕もここで失礼します!」 コリスも皆に謝りながら部屋から出た。

サナ「あ・・・・!・・・・サキちゃん・・・・・・・。」


サキとコリスはDGC本部の司令室に戻った。シュドーとテブリッシュも既に戻っている。

サキとコリス「ただいま戻りました!!」

モモ「うん。悪いわね。なんかこっちに戻させたような感じで。」

サキ「はい・・・・・。ところでっ!ワイリー星から来たというのは・・・・やはりっ!!!」

イチゴ「うん・・・・。僕の考えが正しければ、あいつはワイリー星人!

恐らく、MA1号を送り込んだ僕たち地球人に復讐に来たんだろう・・・・・。」

サキ「復讐・・・・・!!?く・・・・・っ!!」 その時サキは父、コリーム博士の事を思い出した。

MA1号でワイリー星を攻撃したのはコリーム博士であった。そして、そのワイリー星より、

怪人が復讐に来た。これもコリーム博士のせいか?サキはそう思うだけで怒りがこみ上げる。

サキ「ち・・・いぃ!!」 サキは隊長に挨拶せずに司令室から出た。普通なら挨拶して出たのだが。

モモ「サキ!!!」 コリス「サキさん!!!」 隊員たちはサキを心配する。

シュドー「どこ行こうってんだ・・・?あいつ・・・・。」 その時、イチゴはコンピュータで通信を受けていた。

イチゴ「大変です!!サキちゃんが再び無断でスカイラッシュに搭乗したそうです!!」

イチゴはコンピュータの通信からの報告をモモたちに伝えた。皆は動揺する。

テブリッシュ「またか!あのサキが・・・・。いつもなら冷静に隊長に挨拶してから出動したのだが・・・・。」

確かにサキはモモの命令を受けてから行動に出ていた。しかし、今のサキは、

父に対する気持ちがいっぱいなため、隊長から許可を貰うことなくスカイラッシュに乗っているのだ。

コリス「っ・・・・!僕もZETOで追います!!」 コリスはどうしても不安でサキを追おうとする。

モモ「いいわ。どうせ、彼女は宇宙観測機関メキシコ支部のロケット発射場に向かってるでしょ。

恐らくコリーム博士にお説教でもしようと思ってるかもね。博士とサキは親子だからね。」

コリス「親子・・・・・?サキさんのパパがあのコリーム博士だなんて・・・・!」

モモ「まあ、サキの苗字もコリームだからね。あの二人の関係をちょっとだけ見るならいいけど?」


コリス「・・・・・はい!!」 サキはスカイラッシュ1でメキシコへ飛んだ。そしてコリスも、

スカイラッシュZEROでサキを追った。しかし既に一号機はメキシコのロケット発射場に着陸し、

そこからサキが降りてコリーム博士のいる研究所に入った。

サキ「父さん!!!!!」 サキはドアを開けて入ったとたんに大声で叫ぶ。

コリーム博士「っ!?またお前か・・・・!!」

サキ「あなたの打ち出したロケットの犠牲者が復讐に来たわ!!この責任は・・・・!!」

コリーム博士「知らぬ!私は知らぬぞ!!あの星がおとなしくしてればいい事ではないか!!!」

サキ「でも、星人だって感情はある!憎しみや悔しさという感情が・・・・!!あなたには、

それが知らないのですか!?研究のためなら、たとえ子供が犠牲になってもいいと言うのですか!?」

研究員「てめぇ!博士に向かってなんて口しとんじゃボケ!!!」

サキ「皆さんは黙ってください!!これは親と子のお話です!!」 その一言に研究員たちが怒る。

研究員「黙ってくださいぃ??」 「ガキは親の言う事聞けっつーの!!」

「これはおやとこのはなちでちゅ~じゃねーっち!」 「人の仕事に文句言うなバーカ!!」

「うるせーんだよ!殺すぞコラ!」 「つーかマジ死ね。」 「博士に喧嘩売っとんのか?おい!」

コリーム博士「・・・というわけでこれ以上、私に歯向かうような真似はよしたまえ・・・・!」

サキ「嫌です!!あなたはいつもそう・・・・・。昔から私の事を思わないで!!」

その時、コリスもスカイラッシュZEROでロケット発射場に着いた。サキの様子を見ようと、

ゆっくり研究所に近づき、窓からサキとコリーム博士の様子を見ていた。

コリス(・・・・サキさんとコリーム博士が言い争っている。やっぱり親子なのかな・・・・。)

コリーム博士「何を言っているのかね!!私だって昔はお前に食事とか与えたではないか!!

なのにお前はあの時から勝手に私のところから離れおって!!何故私から逃げた!!?」

サキ「それは・・・あなたのやり方が嫌だったから・・・・。」

コリーム博士「だからなんだ?次はどんな話をする気か!?」

サキ「く・・・・・っ!!あなたには私がどれだけ辛かった事かわからないのですか!??」

コリーム博士「知らないっつってんだ!!お前の我侭に付き合ってられる都合なんかない!!」

サキ「私の夢はアイドル歌手になる・・・・。それのどこが悪いんですか!!」

コリーム博士「全てだ!!本当だったらキサマは私の言うとおりに生きてればよかったんだよ!!」

サキ「っ・・・・!そうだったら、私はずっと不自由・・・・・。そんなの嫌だ!!!私は・・・・!!」

コリーム博士「それがどうした!!お前は本来、私のメイドとして働くはずだったのだぞ!!?」

サキ「違う!私は自由に生きたい・・・それが本当の私の夢なの!!あなたがこれまでに、

宇宙を侵略するような恐ろしい研究をしていた。その時のあなたは非道博士と呼ばれた。

そのせいで娘の私は、非道博士の娘だと、噂されて、周りの人に馬鹿にされて虐められてきた・・・!

私はもう嫌なの!!!」 サキは涙を流しながら言った。それを見たコリスの目にも涙が溢れる。

コリス(サキさん・・・・・・。まさかサキさんにあんな事が・・・・・・!)

コリーム博士「ち・・・・・っ!だからお前は逃げているんだよ!常識というものからな・・・・・!!」

サキ「っ・・・・!く・・・・!ぐす・・・・っ!うう・・・・・!!」 サキは泣きながら部屋から出た。

コリーム博士「サキめ・・・・・!自分のしてる事がわからぬクセに・・・・!」

サキ「ああああ・・・・・!!あ・・・うう・・・・・!!」 サキは研究所から出て、

泣きながら走ってスカイラッシュ1に乗って基地に帰ろうと飛んだ。コリスはサキを心配した。

コリス「・・・・・サキさん・・・・。っ・・・!」 コリスもZEROに乗って基地へ戻った。

一号機のコックピットでサキは涙を流していた。その時、

ふとしたとこに一号機の隣にZEROが飛んでる事に気づく。

サキ「・・・・スカイラッシュZERO・・・。コリス君・・・・・着いてきちゃったんだね・・・・。っ!?」

その時、通信音が鳴った。そして、イチゴの声が出た。

イチゴ「アメリカのロサンゼルスでワイリー星の怪獣が出現した!!急行して!!」

サキ「・・・・っ!わかりました!!現場に急行します!!・・・・コリス君・・・。」

そして、スカイラッシュ二機は現場へ急行しようとさらにスピードをあげた。


ロサンゼルスの街でワイリー星人が現れた。人々は星人に恐れて逃げ惑う。

ワイリー星人「パフィイイイイィィィィィ」 星人は叩いたり蹴ったりで近くの建物を壊し続けた。

ちなみに今は夜は開けていつの間にか太陽が輝く朝である。

ワイリー星人『地球人!!お前らにも痛みと死・・・そして絶望を教えてやろうか!!?』

星人は突然、怪獣の声から人間の声に変わって喋りだした。その声は、

モモたちに話し掛けたワイリー星人の声と全く同じ。そう、このワイリー星人が宣戦布告をしたのだ。

その時、サキのスカイラッシュ1とコリスのスカイラッシュZEROが駆けつけた。

サキ「あれが・・・・ワイリー星の住人・・・・!?」 コリス「・・・・まるで僕らに憎悪してるようだ・・・!」

ワイリー星人「パフィイイィィィィィィ」 ワイリー星人は二機のスカイラッシュと戦おうとする。

二機のスカイラッシュは一斉にレーザーバルカンで攻撃した。星人はまともに受けた。

ワイリー星人「ボアアアアァァァァォォォォォ」 星人は花火状の火炎で反撃。

サキ「きゃあああぁぁぁぁぁ!!!!」 その火炎はスカイラッシュ1に直撃。一号機は墜落する。

コリス「サキさん!!!」 サキはなんとかパラシュートで脱出。一号機は墜落して爆発した。

ワイリー星人「『はははははは!!ざまーみろってんだ!!!』

コリス「くっ!ダブルブラスター!!」 ZEROはダブルブラスターを発射した。ビィィィィィドカアァァァン

ワイリー星人「パフィイイイィィィィィ」 星人はZEROの必殺武器を受けてひるむ。

コリス「効いた!!でも・・・・!(なんなんだ・・・胸が痛むようなこの威圧感は・・・・。

あの星人から僕に憎悪を向けられているのか・・・・!?)」

ワイリー星人『へっ!!そんなクソみてーな兵器で俺を倒せると思ってるのかよおぉ!!!』

ワイリー星人はそう言いながら角と両目から3つの光線でZEROを攻撃。見事命中した。

コリス「うわあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!??」 ZEROは機体が燃えながら墜落する。

サキ「コリス君・・・・・・・!!!」

コリス「くっ!!・・・・ショワッチ!!!!」 そしてコリスはウルトラマンクリスタルに変身。

そして、クリスタルはZEROを持ったまま空を飛びやがて地上へ着地した。

ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ!クリスタルフリーザー!!」 クリスタルはZEROを置いて、

両手から冷凍ガスを出し、ZEROを包んだ炎を消した。この冷凍ガスこそが、

必殺のクリスタルフリーザーである。消火を終えると、星人がいきなり叫ぶ事に気がつく。

ワイリー星人『ウルトラマンクリスタル!!!!!』

ウルトラマンクリスタル「っ!?君は・・・・・・!!」

ワイリー星人『俺はワイリー星人!!クリスタル・・・・・てめぇ・・・・!!

なんでこんなクズみてーな地球人どもを守っている!!他の星はどうでもいいのかよ!!!』

ウルトラマンクリスタル「それは違う!!僕だってこんな争いはしたくない・・・・!!」

ワイリー星人『うるっせええええぇぇぇぇ!!!!てめーは俺の邪魔をしに来たろ!!』

ウルトラマンクリスタル「この星を脅かすなら・・・・・そうする!!!」

ワイリー星人『黙れ!!マジで俺に喧嘩を売ってるのか・・・・・!!ゆるさねーよ!!!』

ウルトラマンクリスタル「ショワッ・・・・・!!」

ワイリー星人「『てめえええぇぇぇぇぇぇ!!!!』パフィイイィィィィボアアアァァァァァァォォォォォ」

そして、両者は走り、組み合いに入った。クリスタルVS星人の戦いは開始された。

つづく

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