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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ゴダルの部下「え!??い、今・・・・なんと・・・・・!?」

そして、ゴダルは立ち上がり、やがて玉座から離れていくように歩いていく。

ゴダルの部下「おおっ!とうとう地上へ行かれるのですね!??」

ゴダル「誰が今すぐ行くと言った?」

ゴダルの部下「え・・・!?;で、では・・・どこへ・・・・!?」

ゴダルの部下はまた驚く。ゴダルは地上ではなくどこへ行くつもりだろうか。

ゴダル「これから冥界中を歩き周る。地上への侵略はその後だ。」

ゴダルはそう言いながら、この部屋から出た。


ゴダルは冥界の世界を歩いていた。この世界は辺りがとても暗く、

空が赤々しい暗黒であった。緑など一切ない荒れ果てた岩山。

ゾンビのような呻き声や怪獣の声などが少しだけ響き渡っている。

そんな醜い荒れ果てた世界をゴダルは見回していた。

ゴダル「部下は確か、夢の国の住民どもはとても幸せで、

平和だの夢だの愛だのと小賢しい事をほざいていると言ったな?

それに比べ・・・・この冥界は一体何なんだ・・・・??」

ゴダルはそう呟きながら、辺りを見回していた。

ゴブリンのような怪人たちが小悪党のような笑い声を出したながら話をしたり、

いかにも弱弱しく見える小動物を、屈強した姿を持つ怪物が食い殺していたり、

サキュバスの姿をした女性が不気味な触手に襲われたりと弱肉強食であった。

他にも地面には多くのガイコツがあり、中には命を持つかのように、

浮かびあがってうろつくガイコツも複数いた。

血のように赤い池からゾンビのような手が複数出て、救いを求めるように上へとあげていた。

ゴダル「・・・・これは一体、何なんだ?これは何だ?これが冥界・・・・。

平和とは何だ?・・・・平和とはこの冥界とは違う世界が齎していると言うのか!?」

ゴダルはさらに冥界の世界を歩く。しかし、冥界のどこへ行っても、

平和そうな雰囲気はなかった。ゴダルが歩く先には、

さらに不気味なクリーチャーたちが共食いをしたり、恐怖で恐れさせようとしていたり、

獲物を探そうと移動していたりと、物凄い恐怖と悪意が全体に満ちていた。

ゴダル「・・・・・・・ちっ。」 ゴダルはその光景を見て、怒りに満ちた表情になっていく。

その時、ゴダルの後ろから奇怪な大男の怪人が近づいてきた。

怪人「グフフフフフ・・・・。美味そうなガキだなァ。ちょっと顔向けやぁ・・・っ!!」

ゴダル「なんだよ?」 ゴダルは怪人に言われて、顔を向けた。

怪人「ちっ!何だ男か・・・・。美人そうに見えるが女でないのが残念だ・・・・。」

ゴダル「肌が地上の人間であったらなんでもかんでも女か。ゲスが・・・!」

怪人「口も結構悪いな。あーあ。女だったら今すぐ食えたのによォ。」

怪人は文句を言いながら、後ろへ向いて歩いた。

その時、去ろうとする怪人に異変が起きる。

怪人「オパッ!!!!」 

怪人の顔がいきなり破裂した。顔を失われそのまま倒れてしまった。

ゴダルはその怪人の後ろから手を前に出していた。手の平から煙が出ている。

ゴダル「貴様のようなクズはこの冥界に相応しくない・・・・。」

ゴダルはそう言った後、手の平に息を吹いて、煙を飛ばした。

そう。ゴダルは魔法で怪人を殺したのであった。ゴダルはさらに歩き続けた。


ゴダル「・・・・・っ!?な・・・・なんだ・・・・?ここは・・・・!!」

そして、ゴダルは来てはいけない世界へと来てしまった。

ゴダルの目の前には辺りが醜く燃える炎に満ち、凶暴たちが鬼たちが、

人間たちを痛めつけて、苦しめている恐ろしい光景があった。

そう。ここは地獄。冥界に近い最も残酷なる世界であった。

そこに落ちた人間の悲しい悲鳴が響き渡っている。

ゴダル「こ・・・・こいつらは地上の人間たちか!?

すると・・・・・。ここが、父上の言ってた地獄だと言うのか!?」

ゴダルはそう言いながら、恐る恐る地獄の中へ歩いていく。

ゴダル「これ程身体が震えるとは、とてつもない恐怖だと言うのか!?地獄は・・・!?」

ゴダルは地獄を見回していた。ここには釜ゆで地獄、ハリの山地獄、血の池地獄、

溶解沼地獄、触手地獄、火炎地獄、雷地獄など・・・・。

他にも様々な地獄で人間たちはとてつもない苦しみで悲鳴をあげていた。

ちなみに、触手地獄は、女性たちがよくここで苦しめられているらしい?

ゴダル「・・・・・く・・・・っ!!なんだ・・・この忌まわしい世界は・・・・!」

流石のゴダルもこの恐怖に耐えられないか、ガクッと膝をついてしまう。

その時、地獄に落ちて苦しんでいる一人の人間の手がゴダルの足を掴んだ。

ゴダルはその男の姿を見て、驚く。その男はまるでゾンビのような姿をしていた。

ゴダル「ひっ!!!??」 男「タ・・・タスケテ・・・・・。」

ゴダルはあまりの恐怖に、その男を蹴り上げる。そして、倒れた男から離れた。

ゴダル「こ・・・これが人間の末路だと・・・!?こんなに苦しんでいると言うのに、

地上の奴ら・・・・!平和だの愛だの・・・・・!!!」

ゴダルは走って、地獄から脱出した。


そして、ゴダルは城へ戻り、玉座へ座っていた。一人の部下が彼に向かってこう発言する。

ゴダルの部下「ゴダル様。冥界のお散歩はどうでしたかな?」

ゴダル「・・・・つまらなかった。もうこの世界に楽しいところなどない。

・・・・全ての部下を集めよ!!これより、地上の侵略を始める!!」

ゴダルの部下「おお!!ついにその気となりましたか・・・!!では、さっそく・・・。」

ゴダル「早くしろ。」 そう言われた部下はさっそく兵を集めようと部屋から出た。

そこへ、ゴダルの父と母が入ってきた。ゴダルは両親が来た事に驚く。

ゴダル「っ!!!父上・・・・。母上・・・・。」

ゴダルの母「ゴダルよ。ついに地上征服を実行するのですね。」

ゴダル「はい。夢の国の奴等には地獄と言うものを教えてやろうと思います。」

ゴダルの父「その前にゴダルよ。貴様、地獄に足を踏み入れたそうだな?」

ゴダル「っ!?」 ゴダルはそれを聞いて固まる。何か悪い事をしたのかと思うからだ。

ゴダルの父「やはり・・・行ったそうだな。貴様は地獄で何をした?」

ゴダル「・・・・悪夢を見ました。」

ゴダルの母「悪夢・・・・?」

ゴダル「そうです。地獄は・・・・冥界より暗く残酷な世界でした。

まるで、地獄は冥界における処刑場ではないかと思います。」

ゴダルの父「ほほう。処刑場か・・・・。だが、ゴダルよ。

これは冥界と地獄のルールなのだ。そう。世は常に弱肉強食なのだ。」

ゴダル「では、地上の奴等はどうです?奴等は本当に平和を謳歌しているのでしょうか?」

ゴダルの母「いえ。地上でもおろかにも争いを繰り返す者たちもいま。

もっともほとんどが領土を拡大する目的を持ってですが・・・・。」

ゴダル「つまり、地上の人間どもは自分勝手な奴等が多いと言うワケですか。」

ゴダルの父「そうだ。地上の人間たちは自分のエゴでしか動けぬ、

もっとも愚かで惨めでだらけ切った種族である。その種族は我らの食料でもある。」

ゴダル「では、地上の者たちは全て悪ってワケですか・・・・・・。」

ゴダルの父「その通り。我々はその悪名深い人間たちを地獄へ落とす。

それが、我ら冥界の戦士たちの使命なのだよ。素晴らしいとは思わないかね?」

ゴダルの母「ついでに全ての人間を地獄に落とせば、

あなたの望む明るい世界が手に入りますわよ。」

ゴダル「明るい世界・・・・?冥界が明るくなると言うのですか?」

ゴダルの父「いや。冥界は永遠に暗いままだが、

お前の望む明るい世界がそこで待っている。」

ゴダルの母「その明るさを人間どもが消しつつあります。」

ゴダルの父「早くしなければ、地上も暗闇に満ちるだろう。それを止められるのは、

冥界の王子・ゴダル。お前だけだ・・・・・っ!!!むん!!!」

ゴダルの父が手から何か黒い闇の塊を出した。その塊が消え、

そこから黒い鎧と仮面が現れた。これは、現在のゴダルが暗黒装着で使った鎧だ。

しかし、この時のゴダルはその鎧を始めて見て、戸惑う。

ゴダル「こ・・・・・これは・・・・・?」

ゴダルの父「これは冥界の王子となった者だけが許される暗黒の鎧。

この鎧はお前の能力をさらに数倍へとあがり、巨人にもなれるのだ。」

ゴダル「巨人に・・・・!?」

ゴダルの母「そうです。この鎧を着ければ、お前はもはや最強の悪魔にもなれ、

その時点で全世界の支配者になれるのですよ。」

ゴダルの父「さァ!!暗黒装着と言うのだ!!!!」

ゴダル「・・・・っ!!暗黒装着!!!!」 ゴダルがそう叫ぶと、

ゴダルの着ていた貴族のような衣装がいきなり消え、黒い鎧が、

ゴダルの身体に向かう。そして、鎧は一部一部ゴダルの身体に着けていき、

やがて最後に仮面が顔に被り、ゴダルは暗黒の鎧戦士となった。

ゴダル「・・・・っ!これは・・・・!!」 ゴダルは自分の身体に鎧が着たところを感心?する。

ゴダルの父「ゆけ!冥界の王子よ!!

地上を制圧し、お前の思い通りの世界を創造せよ!!!」

ゴダル「・・・・わかりました!!必ず地上を征服してみましょう!!」

ゴダルの両親「ふっふっふっふっふっふっふっふっふ・・・・・!!!」

ゴダルは地上征服を決意し、ゴダルの両親は笑っていた。


こうして、ゴダルは冥界仮面となり、無数の兵を率いて地上征服を開始した。

ここ、地上の世界ではゴダルを初めとする、

冥界の魔物たちが人間たちのいるところへ襲撃した。

つづく

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テブリッシュ「では、開けるぞ。」 テブリッシュはコンテナに付いている、

スイッチを押した。すると、コンテナの一部が開き、その中が見えるようになる。

サキ「コンテナが開いたわ!!」 イチゴ「行ってみよう!!」

4人はコンテナの中を覗いてみる。そこに、赤と青が交じり合ったボディ、

大きなドリルを持ち、全長は15メートルを誇る巨大戦車があった。

これこそが、DGCの地底戦車、ドリル・ラッシュであった。

イチゴ「これが、ドリルラッシュ・・・・!」

テブリッシュ「これより、我々はこのドリルラッシュで、地底探索を行う。

地底の中には何が起きるかわからない。心してかかっていただく。」

シュドー「では、ドリルに搭乗するぞ。」 イチゴ&サキ「はい!!」

そして、4人はドリル・ラッシュに乗り込んだ。左の機体にドアがあるので、

テブリッシュがそのドアを開けて、そこから中に入ると、他の3人もそこから中へと入った。


ここがドリル・ラッシュのコックピットである。4つものテーブルがあるので、

恐らく4人乗りであろう。ちょうどピッタリに4人がそれぞれテーブルに座り、

イチゴが操縦席、サキがレーダーのある機械の前の席、

シュドーは攻撃システムの搭載している機械の前の席へと座った。

ちなみに、テブリッシュは何もない席に座ったので。指揮官をやるらしい。

テブリッシュ「ドリル・ラッシュ、発進!!!」  イチゴ「発進します!!!」


こうして、ドリル・ラッシュは動き出し、コンテナの中から出てきて走った。

そして、次第に進んでいき目の前に巨大な岩の壁があった。

シュドー「ここから地底へ掘り進む。ドリルシステムを作動させろ!!」

イチゴ「はい!!!」 そして、イチゴがとあるレバーを引くと、

ドリルラッシュの前のドリルが回転を始める。そして、回転しているドリルが、

岩壁に直撃。すると、ドリルは岩壁を抉っていく。まるでトンネルを作るかのように。

ドリルはこうして、岩壁を掘り進み次第にその中へと進んでいく。そう。

ドリルは地底への進行を始めたのだ。これぞ、地底戦車の力である。

ドリルラッシュは地底の中へと掘り進んでいる。まるで、地底を掘り進むモグラのように。

テブリッシュ「サキ君!!レーダーに反応はないか!!?」

サキ「まだ何も反応がありません。もっと進行する必要があります!!!」

シュドー「もし、見つかったら即刻、撃ち落としてやるぜ!!!」

ドリルラッシュは地底を進み続ける。事件の元凶を求めて・・・・・。


一方、コリスとゴダルは森の中で会話をしていた。

ゴダル「これから、お前に俺の真実を語る事にする。ただし、

そのこれから語る事を全て耳と頭に叩き込んでおけ。

無視をすれば、この場で殺してやるから覚悟しろ。」

コリス「・・・・・ああ。」

ゴダル「うむ。では・・・・。はじめよう・・・・。

あれは、お前やモモが生まれるずっと前の事だ・・・・。」


これから、ゴダルの過去がついに明かされる。その過去の最初の舞台となるのが、

ここ、冥界であった。そこはとても暗く空が赤々しく暗い空間であった。

その暗い世界にとある城があった。その城は不気味な鼠色に染まっていた。

その中には、とある巨大な部屋があった。そこに大きな玉座に座っている、

一人の幼い少年がいた。その少年はとても暗い表情をしていた。

少年「・・・・・ん?」 少年は目の前に二人の何者かが来る事に気づく。

一人は紫色に染まった顔と長く白いヒゲ、黒い王のような衣装と、

大きく禍々しい程に鋭い角が3つ付いている王冠のような物を頭に被っている老人の男。

一人は人間のような肌を持ち、紫色のティアラと、

赤と黒の混じった美しい衣装を着て、紫色の唇を持つ美女がいた。

この二人は一体、何者なのだ。そして、男が少年に向かってこう呼んだ。

男「・・・・・初めて王子になった気分はどうかね?ゴダルや。」

少年「・・・・・パパ。ママ。」

なんと、この少年こそが幼い頃のゴダルであった。そして、

彼の前にいる二人はゴダルの両親であった。

ゴダルの母「今日からあなたは冥界の王子となる時が来たのです。

私たちはこれより、あなたが王子になった暁としてパーティを行おうと思います。」

ゴダルの父「王子になるための修行はとても辛かったろうて。

これから起きる試練のためにも祭りで癒してやろうではないか?」

ゴダル「・・・・ねえ。パパ、ママ。」

ゴダルの両親「ん・・・・?」

ゴダル「どうして・・・・・冥界は暗いままなの?僕が王子になったら、

冥界が明るくなると思ったのに・・・・。どうして、冥界は暗いの?」

ゴダルの母「それはね、ゴダル。この冥界は悪魔の世界だからですよ。」

ゴダル「悪魔・・・・?」

ゴダルの父「そう。我々この冥界に住む者たちは皆、悪魔の力を持っているのだ。

この冥界は地獄に近き世界。あの地上世界より、命を失い、

地獄に落ちた悪人たちを裁く。それが、我々冥界の住人の使命なのだ。

ゴダルよ。いずれ、お前もその頂点に立つのだ。」

ゴダル「裁く・・・・?つまり、地獄に落ちた人たちを苦しめって事・・・?」

ゴダルの父「そうだ。地獄に落ちた者は皆、あの地上での掟を破った者たちだ。

だが、我々冥界の住人たちは地上の悪人だけではなく、多くの地上の者たちの、

血を望む。よって、その多くの者たちを地獄へ落とせる日を狙っているのだ。」

ゴダル「どうして・・・・。人の血が欲しいの?」

ゴダルの母「地上で生けとし生ける者の血と肉は我ら冥界人にとって、

最大にして最高の餌。しかし、それは滅多に口に入れないのです。」

ゴダル「でも、冥界には魔物の肉とかあるんでしょ?僕はそれで満足だけど・・・。」

ゴダルの母「確かに我らはそれを食べて、存在し続けています。」

ゴダルの父「しかし、我々がさらに存在するには、地上の者の肉と血、

そしてエネルギーが必要なのだ。冥界人にとっては地上の人たちは、

最大の食である。我々はそれをいつでも集められるようにしなければならぬ・・・。」

ゴダル「・・・・・・でも、そんな事を簡単にしてもいいのかなァ・・・・。」

ゴダルの母「我が冥界の人々の存在を保つ。それが冥界の王子の使命なのです。

そのためなら、地上の人々を襲わねばなりません。ではければ、

この冥界の最後が近い事になるでしょう。さすれば、私たちもあなたも死ぬ事になりましょう。」

ゴダル「そんなの・・・・嫌だ・・・・。」

ゴダルの父「ならば、お前も冥界の王子として本物の悪魔になれ。

そして、この冥界の者たちを従え冥界を救うのだ。」

ゴダル「うん・・・・。わかった・・・・・。でも・・・・。地上ってどんなところ?」

ゴダルの母「地上とは、人間たちはもちろん、夢の国と言う異なる、

不思議な魔法の国があります。そこには、人間とは違う様々な存在もいます。」

ゴダルの父「そして、その他に妖精や獣、巨人などが多く存在する。

中には我々冥界人を許さない者たちが多いだろう。だが、人間族は次第に、

多くなっている。奴等はとても明るく、平和の謳歌を歌っている。」

ゴダル「明るく・・・・。平和の謳歌・・・・。

じゃあ、地上に行けば、冥界も明るくできるの?」

ゴダルの父「・・・それは、お前次第だ。」

ゴダル「・・・・・うん。僕・・・王子になるよ・・・!」

これが、ゴダルが冥界の王子となるきっかけであった。ゴダルはこの日の前に、

冥界の王子になるために厳しい修行を多く積んでいたそうだ。

しかし、彼はそれらに耐えて、今や王子として生まれ変わったのであった。


そして、冥界の王子としてこの冥界で生きていたゴダルは長い年月が立ち、

少し大きくなっていき成長していた。そして、現在のような冷たい男になっていた。

ゴダルは玉座に座っている。その彼に前に一人の老人が走っていき、

ゴダルの前にひざまついてこう発言した。この男は恐らくゴダルの部下だろう。

ゴダルの部下「ゴダル様!!地上への遠征まで明日となりました。いかがなさいましょう?」

ゴダル「・・・そうだな。ところで、地上とは確か、夢の国とかほざいていたよな?」

ゴダルの部下「はっ。その夢の国の住民どもはとても幸せで、

平和だの夢だの愛だのと小賢しい事をほざいてやがります。

全く我が冥界と偉い違いで、とってもだらけ切ってます。あいつらは本当におろかな・・・・!」

ゴダル「わかった。」

つづく

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ZEROも黒い玉となったゴダルを追おうと飛んだ。

シュドー「コリス!!深追いをする気か!?」

テブリッシュ「・・・・っ!ここはコリスに任せてみよう・・・・。」


ZEROは黒い球を追跡して、いつの間にか山のところで飛んでいた。

コリス「ゴダルめ・・・・!どこまで行く気なんだ!??」

ゴダル『・・・・ついてこい・・・・!』

黒い球からゴダルの冷たい声が発し、球はさらにスピード上昇して飛んだ。

コリス「どうやら僕を誘っているみたいだな・・・!よぅし!!」

ZEROもスピードアップして、全速前進で黒い球を追跡していた。

そして、黒い球はそのまま下へとさがり、森のところへと落ちていった。

コリス「森の方へ入ったか!!」 そして、ZEROも森のところへ着陸する。

そして、コックピットから降りたコリスは、ゴダルを探そうと森中を走った。

コリス「出て来い!!今度こそ倒してやるっ!!!!・・・・むっ!?」

その時、コリスはとある木の隣にいる黒き者がいた。そいつはゴダルだ。

コリス「見つけた・・・・!ゴダル!!!」

ゴダル「・・・・やっと見つかったか。伝説の力を持つ者よ。」

そして、コリスは走って、ゴダルに近づいた。

コリス「どうしてあんな事をしたんだ!!!?」

ゴダル「そうでもしなければ、お前はクリスタルになれまいと思ってな。」

コリス「何・・・っ!?」

ゴダル「ここ最近、怪獣と宇宙人は現れない。シャドーも次の怪獣を出す予定もないらしい。

このままだと、僕はクリスタルと戦う前に力が鈍ってしまう。そこで僕は決意した。

たまには、僕だけでやってみようかな・・・・とね。

だが・・・・。お前はクリスタルになってくれなかった。とても残念だ・・・。」

コリス「何が残念だ・・・・!?お前のせいでたくさんの人が死んだのかも知れないんだぞ!!?」

ゴダル「・・・・・確かに多くの人を殺してしまったのかも知れない・・・・。

僕を憎む人も多くなっただろう。だが・・・・。そう言うきっかけで人が動くのも悪くないかもな。」

コリス「きっかけ・・・・?」

ゴダル「そうだ。この世界の人間たちはだらけ切っている。だから、夢も希望もないだろう?

そのため、夢のかけらも既に昔になくなっている。

このまま行けば人間はなまけ者になるだろう。

だから・・・・きっかけを作らなきゃ人は変われないだろう??」

ゴダルは言っている間に邪悪な笑みを浮かべていた。

これを見たコリスはさらに怒り、ゴダルに拳を向ける。

コリス「じゃあ・・・・。そのだらけ切った人たちに大切な何かを失わせろと言うのか!!?

僕は許さないぞ!!憎しみで人を動かす・・・!そんなので誰が喜ぶと思っているのか!?」

ゴダル「では・・・・。お前はどうした方法で人を動かすつもりだ?」

ゴダルはそれを聞いて、怒りそうな表情になる。

コリス「・・・人は動かす者ではない。自分で動かなきゃいけないんだ!!

確かに、お前の言うとおり人は夢と希望を失いだらけきっているかも知れない。

でも、中には諦めない人だってたくさんいるんだ!!!たとえ、夢のかけらがなくても、

人間たちは夢を持てる!!!生きていける!!!だから、僕は人間たちを守り続けた!!

今まで現れた怪獣たちから・・・・そして、お前からもな!!!!」

ゴダル「ふん・・・・!お前みたいな奴が・・・・冥界にいたら、

さぞ、マシになれたかも知れなかったな・・・・。」

コリス「え・・・・・?」

コリスはそれを聞いて、拳をおろし、急にテンションがさがるような表情になった。

コリス「・・・ゴダル・・・・。冥界で・・・何かあったのか・・・・?」

ゴダル「・・・・いや。なんでもないさ。ただ、僕の冥界では、

この世界よりさらにだらけきった奴等がいるしな・・・・。

そうだ。これから僕の昔話を聞かせてやろう・・・・。」

コリス「昔話・・・・!?まさか、お前が冥界にいた頃のお話だと言うんじゃないだろうな!?」

ゴダル「そうだ・・・・。これからお前は僕の真実を知るかも知れない・・・・。」

コリス「・・・・わかった。では、さっそくその話を聞かせてくれ・・・・・。」

ゴダル「・・・・・ああ。いいだろう・・・・。」 ゴダルはコリスにそう言われて、笑みを浮かべる。


DGC基地の司令室では、サキがコリスの心配をしていた。

サキ「・・・・コリス君。一体、どこへ・・・・・。」

イチゴ「心配ないよ。サキちゃん。コリス君ならきっとやってくれるさ・・・・。」

イチゴはサキの肩に手を置き、彼女を励まそうと発言する。

サキ「でも・・・・。私、心配なの。奴はゴダル。冥界の王子なんですよ?

コリス君一人でゴダルに勝てるだろうか・・・・。」

モモ「勝てるわ。あいつは立派なSSP隊員よ。彼なら生きてくれる。

だから、心配しなくても大丈夫よ。」

サキ「隊長・・・・。」 笑顔で励ましたモモにサキは安心するように微笑む。

モモ「・・・・それより、みんな。さっきのゴダルとの戦いで疲れたみたいだけど、

また事件が起きたそうよ。それも、別の地区でね・・・・。」

モモが真剣な表情でそう言うと、他の隊員たちがそれぞれ動揺する。

シュドー「ええっ!!?また新しい事件ですか!?さっきのゴダルが暴れたのとで、

これで二つ目だ!!今日は事件が二つ出るとは一体どう言うこった??」

テブリッシュ「まさか・・・・シャドーが新たな怪獣を送り込んだと言うのですか!?」

モモ「いえ・・・。防衛軍の偵察隊の情報によれば、第267地区の山中で、

突然の地殻変動が起きたの。地形が崩れて、村にも被害が出たそうよ。」

イチゴ「地形が崩れたですって・・・・!?」

テブリッシュ「すると、今回の任務はその地下で何かが起きていると言うのですね!?」

モモ「まあ。その可能性が高いわね。」

シュドー「では、我々は地底で探索するのですか?しかし、どう進むのです?」

モモ「うん。そうね。ドリル・ラッシュを使用するわ。」

サキ「ドリル・ラッシュ?それって、我がDGCの地底探索用戦車では!?」

モモ「そう!さっそくそれを使って任務を遂行しましょ!!出動!!!」

隊員たち「了解!!!!!」 こうして、隊員たちはヘルメットをとり、

司令室から出た。ただし、モモだけ司令室に残っていた。


かくして、コプターラッシュは巨大なコンテナをぶら下がるロープで輸送しながら、

山中地帯である第267地区へと移動した。この通り、

山や森が崩れて、地面もメチャクチャに崩れている。村もほとんど廃墟に。

サキ「間もなく到着地点です。」 イチゴ「よし!コンテナを下ろして。」

そして、コプターは高度をさげて、コンテナを崩れてない地面へと置いた。

イチゴ「ロープを切って。」 サキ「了解。」

そして、コプターはロープとコンテナを切り離し、コンテナは地面に置かれた。

テブリッシュ「うむ!着陸だ。」 そして、コプターはコンテナの隣に着陸した。

そして、コプターから隊員たちが降りて来て、コンテナに近づいた。

シュドー「このコンテナの中に、ドリル・ラッシュが・・・・・。」

つづく

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ウルトラマンクリスタル   第37話・秘められた真実

地底怪獣・テレスドン
冥界仮面・ゴダル
登場

DGC基地のビルの外で、コリスが青い海を見ていた。そこに、モモが来る。

モモ「何を見ているの?」

コリス「・・・・・ん?姉さん。・・・・ただ、

こうしていると懐かしいなぁと思いまして・・・・。」

モモ「ふふふ・・・・・。だって、この海の下にはマリンナーサがあったもん。」

コリス「僕たちの故郷がこの海にあったのですか?」

モモ「そうよ。あなたが生まれる前からずっと昔に、この地球の海の底にあったのよ。」

コリス「そうですか・・・・。僕がマリンナーサが宇宙に浮かんでいる時から、

生まれたから・・・・。パパやママから聞いたけど、本当にこの海に・・・・。」

モモ「どうして、マリンナーサが宇宙に浮かんだか、わかる?」

コリス「それは・・・・・地球の人々が夢と希望を失ったから・・・・。」

モモ「そう・・・・。その理由は夢のかけらが全部消えちゃったから・・・・。」

コリス「夢のかけら?それも、パパやママから聞いてます。」

モモ「・・・・・でも、私は知ってるわ。たとえ、夢のかけらが、

全てなくなっても、まだ夢をあきらめない人々がわずかにいるって・・・・・。

そこで、私はDGCになってその人々を迫り来る脅威から守ろうとした。

そして、今・・・・。あなたとこうしている・・・・・。」

コリス「姉さん・・・・・・。」

コリスとモモは互いを見つめ合い微笑んでいった。

しかし、モモは急に険しい表情となり、こう言った。

モモ「・・・・・でも!その前に一つやらなくちゃいけない事があるっ!!」

コリスもそれを聞いて、険しい表情になり、こう言う。

コリス「・・・・冥界の王子・・・・ゴダル!!!」

モモ「そう・・・・。そして、それを復活させた悪夢のプリンセス・シャドー!!

あの二人の野望を止めない限り、世界は混沌に満ちていく・・・・!」

コリス「・・・・・・・っ!!」 その時、基地中にサイレンが鳴り出した。

サイレンからアナウンサーの声が出てきた。コリスとモモはこれに驚く。

アナウンサーの声『第48地区にて、怪獣が現れました!!

DGCはただちに出動してください!!!繰り返す!ただちに出動してください!!!』

コリス「く・・・・っ!姉さん!!」 モモ「ええ!すぐに向かいなさい!!!」

コリスはそう聞いて、スカイラッシュZEROの格納庫へ向かった。


第48地区の街が廃墟に近づき、燃え上がっている。

それは、なんと冥界の王子・ゴダルが巨大化して大暴れしているから。

ゴダル「・・・・・・!・・・・・・!!」

ゴダルは近くのビルをキックで破壊した。そして、もう一つのビルをパンチで叩き壊す。

そして、ゴダルはレーザーで遠くのビルを破壊した。

もう一発のレーザーで別のビルを爆破した。

ゴダル「・・・・!・・・・・!??」  ゴダルは空の方に何かが来ると気づき、そこを見る。

それは、コリスのスカイラッシュZERO、シュドーの一号機、テブリッシュの二号機の、

3機であった。コリスは暴れている怪獣がゴダルであると確信する。

コリス「ゴダル!!!あいつ・・・罪のない人々を・・・・・!!」

そう。ゴダルが暴れている事によって、逃げ遅れている人々はそれぞれ、

踏み潰されたり、破壊されたビルの瓦礫に埋もれていた。

シュドー「野郎!!ついに動き出しやがったか!!!」

テブリッシュ「これが決戦となるだろう!二人とも、気を引き締まれよ!!!」

シュドー&コリス「了解!!!!」 そして、3機のスカイラッシュがゴダルに向かった。

テブリッシュ「攻撃開始!!!!」 3機のスカイラッシュはレーザーバルカンを一斉連射した。

ゴダル「・・・・・!?・・・・・!!」 ゴダルは攻撃を受けるが、少ししか通用していない。

コリス「ゴダルめ・・・・っ!!」 ZEROはいち早く旋回し、ゴダルの方に向かう。

ゴダル「ふん。来るか。コリス・・・・!」 ゴダルが向かってくるZEROに対し、構える。

コリス「行くぞ!!ゼロシュート!!!」 ZEROはゼロシュートでゴダルを攻撃。

ゴダルはそれを受けてもひるなず、反撃してきた。

ゴダル「・・・・!!・・・・・・!!」  ゴダルは指先からレーザーを発射。

ZEROはそれを避けて、レーザーバルカンを連射で、ゴダルを油断させる。

しかし、ゴダルは怒り接近してくるZEROに殴りかかる。コリスが危ない。

ゴダル「・・・・!?」 その時、別の方向から攻撃を受けて、ゴダルはひるむ。

ゴダルは後ろへ振り向く。そこに、サキとイチゴの乗るコプターがいた。

コプターが攻撃していたのだ。イチゴが操縦で、サキが攻撃を担当していた。

サキ「コリス君に手出しはさせない!!!」 イチゴ「もう一度攻撃だ!!」

コプターはバルカンでゴダルを攻撃。ゴダルはこれを受けて、鬱陶しくなる。

ゴダル「ちぃ・・・!五月蝿いハエめっ!!」

ゴダルはレーザーでコプターを攻撃。しかし、コプターはそれを避ける。

コリス「ディバインレーザー!!!!」 ZEROはレーザー光線でゴダルを攻撃。

ゴダル「・・・・・・・!!?」  ゴダルは強烈な攻撃を受けてひるむ。

コリス「よし!今のは効いた!!」 ZEROは一気に倒そうと、敵に接近する。

ゴダル「ヘルズギロチン!!!!!!」

ゴダルは紫色の三日月状のカッター、ヘルズギロチンを投げつける。

ZEROはそれを避ける。そこに、二機のスカイラッシュが援護攻撃する。

一号機と二号機が通常バルカンでゴダルにダメージを与えるが、少しだけ効かなかった。

ゴダル「・・・・・!・・・・・!!」 ゴダルはレーザーで反撃。

しかし、二機のスカイラッシュはそれを避ける。そして、再びZEROが攻撃する。

コリス「ダブルブラスター!!!!!」 ZEROはダブルブラスターで、

ゴダルを攻撃。ゴダルは相当なダメージを受けているらしい。

イチゴ「敵は弱った!!一斉攻撃だ!!!」 コプターを初め、

3機のスカイラッシュが通常バルカンで一斉攻撃を始めた。

ゴダル「・・・・・!?・・・・・・!??」

ゴダルは4機の一斉攻撃を受けて大ダメージを受ける。

コリス「今だ!!このまま一気にクリスタルになって・・・・!ん?」

その時、ゴダルが突然、黒い塊になってどこかへ飛んでいった。

シュドー「なんだ、あいつ!黒い球になったぞ!?」

テブリッシュ「きっと、どこかへ逃げるために変化したんだな!」

コリス「くっ!!逃がすか!!!」

つづく

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コリスの前に再びゴダルが現れた。激突する二人だが、

ゴダルには過去、冥界での出来事があったのだ。

そんな時、怪獣テレスドンの出現。二人はどうなる。

次回、【秘められた真実】! ゴダルの過去が明らかに!?

あとがき

どうも、ゆ-1です。いかがでしたか?クリスタル第36話。

今回はアニメの魔法少女を多くゲスト出演させました。

カードキャプターさくらのさくら、キューティーハニーFのハニー、

魔女の宅急便のキキ、美少女セーラームーンのセーラームーン、

しゅごキャラ!のあむ、神風怪盗ジャンヌのジャンヌ、

怪盗セイントテールのセイントテール、おじゃ魔女どれみシリーズのどれみ、

スーパードールリカちゃんのリカ&ドールリカ、満月をさがしての神山満月、

不思議魔法ファンファンファーマシィーのぽぷり、

魔法少女リリカルなのはStSのなのはさん、

そして、魔法使いサリーちゃんのサリーです。

彼女たちの特徴をほとんど知らないので(ぁ)、ググって研究しました^^;

なお、何故・・・彼女たちを選んだのか。

セイントテール、魔女宅、セラムン、キューティーハニー、

ファンファンファーマシィー、おじゃ魔女、リカちゃんは昔、

私が見たそうな気がするからです(

ジャンヌと満月は紳士同盟の種村先生が描いた漫画繋がりだからです。

さくらとなのはは好きだからです^^

しゅごキャラは・・・・・なんとなくです(ぇ

サリーは魔法少女アニメの元祖だからです。

さてさて、今回登場したカプリゴンは元々、

アイアンキングに登場したロボット怪獣ですが、

この小説では、ただの地球怪獣にしました(´・ω・`)

でも、地球怪獣にしてはやりすぎかも?(ぁ

次回はまたゴダルが出ます。そして、彼中心のドラマを書く予定です?(ぇ

それでは。

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