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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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一人目の分身がハサミでクリスタルに殴りかかる。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

ウルトラマンクリスタル「ふっ!!シェア!!!」

クリスタルはしゃがんで避ける。そして、キックで一人目を蹴り倒す。

だが、二人目のバルタンの分身のハサミがクリスタルを突く。

ウルトラマンクリスタル「うわっ!!とおおぉぉぉっ!!!」

その打撃を受けたクリスタルだが、ひるまずパンチで反撃する。

その分身が強烈に殴られて、倒れた。レッドキングも分身たちと戦って・・・。

レッドキング「キシィアアアアアアアァァァァァァァオォ」

レッドキングは二人の分身バルタン星人をパンチで全滅させた。

その直後、クリスタルを襲おうと走って来る。

ウルトラマンクリスタル「っ!?ぬっ!!せぃ!!」

クリスタルは迫るレッドキングのパンチを腕でガードして、

残った手で怪獣の胸に打撃を入れる。

だが、レッドキングはひるむ様子を見せず。

レッドキング「キシィアアアアアアアァァァァァァァァ」

レッドキングは凄まじいパンチでクリスタルにダメージを与えた。

ウルトラマンクリスタル「ぐあぁぁ・・・・っ!!」

クリスタルは顔を殴られて、さがる。怪獣はクリスタルの首に両手を伸ばす。

レッドキング「キシィアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァ」

ウルトラマンクリスタル「むう!!く・・・っ!!はぁ!!!」

クリスタルも両手でレッドキングの両手を掴み、怪獣を右方を投げて倒した。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

今度はバルタン星人の攻撃だ。

回転ジャンプをして、空中から両足でクリスタルを蹴る。

ウルトラマンクリスタル「うわあああぁぁぁぁぁっ!!!!」

クリスタルは星人のキックを受けて、

倒れる。着地してバルタン星人は笑う。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

ウルトラマンクリスタル「・・・・っ!ショワッ!!でやァ!!」

クリスタルは立ち上がり、バルタン星人にミドルキックを打ち込む。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

星人は痛がってさがる。クリスタルがさらに攻撃しようと走る。

ウルトラマンクリスタル「はあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

クリスタルは殴りかかるが、バルタン星人はテレポートして、避けた。

ウルトラマンクリスタル「う・・・・っ!?はっ!!」

星人が消えたクリスタルは一瞬戸惑い、

後ろにバルタン星人がいた事に気づく。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

バルタンは走って、クリスタルにハイキックを打ち、ハサミで殴り飛ばす。

ウルトラマンクリスタル「うっ!?ぐわああぁぁぁぁっ!!!」

クリスタルは左方に倒れるが、

すぐに立ち上がって、キックで反撃しようとする。

ウルトラマンクリスタル「でやあああぁぁぁっ!!・・・はっ!?」

だが、バルタン星人はまたもテレポートで消えて避けた。

そして、バルタンは別の方向に現れて、クリスタルに攻撃しようと走る。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

ウルトラマンクリスタル「むっ!?そこかああぁぁぁぁ!!!」

クリスタルはバルタンの位置にすぐ気づき、素早く星人に蹴りを入れた。

バルタン星人はそのキックを受けて、倒れる。

それを見て、感心する隊員たち。

シュドー「すげーぞ!!クリスタル!!!」

テブリッシュ「あのレッドキングとバルタンと互角に渡り合っている!!」

だが、このままで終わらせるバルタン星人とレッドキングではない・・・。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

レッドキング「キシィアアアアアアァァァァァァオオオォォォォ」

立ち上がったバルタン星人がレッドキングと肩を並べた。タッグを組む気だ。

ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ!」 クリスタルはそれを知り、身構える。

レッドキング「キシィアアアアアアアァァァァァァオオオォォォォ」

レッドキングは走り出し、クリスタルに迫る。

バルタン星人もテレポートで消える。

ウルトラマンクリスタル「ぐぁ!!あうっ!!でえぇい!!」

レッドキングはクリスタルを2回殴ってダメージを与える。だが、

耐え抜いたクリスタルはレッドキングの顔を殴った。

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァァァァァ」

顔を殴られたレッドキングをクリスタルを蹴り上げる。

ウルトラマンクリスタル「うわああぁぁぁ・・・・っ!!」 クリスタルはさがる。

そんなクリスタルの背後にバルタン星人が現れて、

クリスタルにキックをする。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

ウルトラマンクリスタル「ぐあっ!!」

背中を蹴られたクリスタルは、レッドキングに近づく。

レッドキング「キシィアアアアァァァァァァァァァ」

レッドキングは両手を組んで、それでクリスタルの頭に叩き込む。

ウルトラマンクリスタル「がはっ!!」 頭を打たれたクリスタルは倒れる。

そして、バルタンとレッドキングは声をあげて、

倒れたクリスタルを、ゲシゲシと蹴りまくる。

ウルトラマンクリスタル「ぐあっ!!あぅ!!・・・っ!!ショワッ!!」

クリスタルは思い切り立ち上がって、

両手でレッドキングとバルタンを殴り飛ばす。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

ウルトラマンクリスタル「ふん!!ふあああぁぁぁっ!!!」

バルタンは右腕のハサミで殴りかかるが、クリスタルは左腕でガードし、

回転キックで、バルタン星人を蹴り飛ばす。だが、後ろからレッドキングが迫る。

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァァオォ」

そして、レッドキングはクリスタルの首筋を噛み付く。

ウルトラマンクリスタル「くうぅぅ・・・・っ!!

ぬん!!であああぁぁぁぁ!!!」

クリスタルは怪獣の頭を掴み、それでレッドキングを投げ飛ばす。

その時、バルタンが遺体から出てきた新たな身体として復活する。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

レッドキング「キシィアアアアアアァァァァァァ」

そして、バルタンとレッドキングは横に並べ、

それぞれの遠距離技で反撃する。

レッドキングは近くにあった大岩を思いきや投げつけ、

バルタン星人は白色破壊光線を連射して、クリスタルに反撃する。

ウルトタマンクリスタル「ぐあああぁぁぁぁっ!!ああぁぁぁ・・・・!!!」

クリスタルは無数の光弾を浴びて、

次に大岩を投げつけられて、倒れそうにさがる。

レッドキング「キシィアアアアアアアアアァァァァァァァァァオオォ」

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

そして、バルタンとレッドキングはひるんだクリスタルに向かって走り、

怪獣の拳と星人のハサミによるダブル打撃をクリスタルにお見舞いする。

ウルトラマンクリスタル「うわあああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」

クリスタルは敵のダブル打撃を受けて、倒れる。

モモたち「クリスタル!!!!」 それを見たモモたちは動揺する。

クックブック「流石はウルトラ最強の敵じゃ・・・・っ!!」

チャーモ「でも、クリスタルだって負けないよ!!」

ルピピ「奴らが最強の怪獣と宇宙人なら、クリスタルは最強の巨人よ!!」

モモ(コリス・・・・・・っ!!)

クリスタルがレッドキングとバルタンと戦ってるところを見守るモモたち。

ウルトラマンクリスタル「ぐあ!!シュワァ!!うっ!?」

バルタン星人に打撃されたクリスタルはキックで、星人に反撃。

だが、レッドキングがクリスタルを思い切り殴った。

レッドキング「キシィアアアアァァァァァオォ」

ウルトラマンクリスタル「ぐあっ!!とおおおぉぉぉうっ!!!」

クリスタルは怪獣にチョップで反撃。

だが、バルタンがクリスタルにキックを浴びせる。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

ウルトラマンクリスタル「くはっ!!」

チャーモ「頑張れ!!クリスタル!!!」

ルピピ「あなたが負けたら、この世は御終いよォ!!!」

クックブック「負けないでおくれ!!クリスタル!!!」

パパ「ママ・・・・・。」 ママ「パパ・・・・・。」

パパとママは互いに寄せながら、互いの手にそっと触れる。

ママ(大丈夫・・・・。パパがきっと守ってくれる・・・・。)

パパ(恐れやしない・・・・。きっとママを守り切ってみせる・・・・。)

ママとパパ(私たちが最後の最後まで生き抜くために・・・・!!)

ママとパパは決意に満ちた目で、レッドキングとバルタンの打撃に苦しむ、

クリスタルを見守る。だが、カラータイマーが赤く点滅する。3分に近いぞ。

モモ(あなたは言ったわよね。いつ死ぬかわからない私に・・・・。

諦めとか不安とか考えずに・・・・納得するまで生きてと。

だったら、あなたも生きて・・・・。こんな奴らに負けないで、

勝って。最後まで勝ち抜いて生き続けて・・・。私には、

あなたが必要なの。大切な弟として!

私の家族の一人として!!だから・・・・・生きて!!!)

モモがその強い心の叫びが通じたか、クリスタルの目が輝く。

ウルトラマンクリスタル「シュワアァァッ!!ショワアァァッ!!」

クリスタルは今までより強烈なパンチを、レッドキングとバルタンに浴びせる。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォ・・・」

レッドキング「キシィアアアアアアァァァァァァオオォォ」

クリスタルのパンチにそれぞれ、

顔を殴られた怪獣と宇宙人は激痛でさがった。

ウルトラマンクリスタル「はあああぁぁぁぁっ!!とおおおぉぉぉぉっ!!」

さらにクリスタルはバルタン星人にミドルキック、

レッドキングには右回し蹴りで大ダメージを与える。

レッドキング「キシィアアアアアアアァァァァァァァァァ」

完全に怒ったレッドキングはジャンプして、両足で蹴りかかる。

ウルトラマンクリスタル「ふうぅん!!ショワアアアァァァァッ!!!!!」

クリスタルは両腕で怪獣の両足を受け止め、

その両腕を思い切り左右に広げる。

レッドキング「キシィアアアアアアアァァァァァァァオオオォォォォ」

レッドキングはクリスタルに弾き飛ばされて、倒れた。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォ・・・・」

流石に恐れを成したバルタン星人が空を飛んで、逃げ出した。

ウルトラマンクリスタル「っ!!ショワッチ!!!」

クリスタルも空を飛んで追う。

そして、逃げる星人に強烈なチョップを浴びせる。

ウルトラマンクリスタル「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

バルタン星人「フォ・・・・ッ」 頭を強く打たれたバルタンは地上に落ち、

倒れたレッドキングと衝突した。その時、クリスタルはとどめをさそうとした。

ウルトラマンクリスタル「エクセリック光線!!!!!!!!」

クリスタルは強烈なエクセリック光線でレッドキングとバルタン星人を攻撃。

そして、2体の強敵は大爆発して、

死んでしまった。ついに戦いが終わったのだ。

隊員たち「やったああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 隊員たちは勝利に喜ぶ。

ママ「やった・・・!やったわ!!パパ!!!」

パパ「ああ・・・っ!クリスタルが勝ったんだ!!ママ!!」

パパとママは抱き合いながら、空に舞うクリスタルを見て笑顔になる。

3匹のお供。「やったあああぁぁぁぁぁ!!!

クリスタルが勝ったあああぁぁぁぁ!!!」

3匹のお供もクリスタルの勝利に喜ぶ。クリスタルはそのまま空へ飛び去る。

モモ「コリス・・・・・。ありがとう・・・・・。」 モモは涙を拭いて微笑む。


そして、夕日。ノコッタインの前には、

モモの第2の家族と仲間たちが全員いた。

ママ「・・・・そろそろ行くのね。モモ。」

モモ「はい・・・・。」

パパ「安心しなさい。モモ。私たちは頑張って生きるよ。」

モモ「私たちも、頑張って生きるわ・・・・。」

コリス「そうです。僕らが力いっぱい、隊長を守り、

彼女と一緒に一人も欠ける事なく生き抜きます。」

パパ「頼んだよ。コリス君。隊員たちの皆さん。」

ママ「これからも、娘のモモを守ってね・・・・。」

コリス「はい・・・・。」 コリスは微笑んで返事する。

モモ「パパ。ママ。さよならなんて言わない。また、ここに来るから・・・。

きっとここに来るから・・・。それまで、

自分たちからさよならしないでね・・・っ。」

モモは涙しそうになる。パパやママ、3匹のお供も涙する。

パパとママ「モモ・・・・・っ。」

モモ「クックブック、チャーモ、ルピピ。元気でね。また会えるからね。」

クックブック「きっと会えるぞよ。」 チャーモ「何せ、僕たちは!」

ルピピ「友達だからね・・・・っ!!絶対、また会おうね!!モモ!!」

モモ「うん・・・・・!!それじゃ、行って来ます!!パパ!ママ!みんな!!」

ママとパパ、3匹のお供「行ってらっしゃい・・・!モモ。」

そして、モモは後ろにいる隊員たちに、涙しながら微笑んだ。

モモ「・・・・・行こう。みんな。」 隊員たち「了解・・・!」

そして、隊員たちも切なそうな表情で返事する。

特にサキとコリスは涙を流していた。


こうして、モモとコリスは専用車、

残りの隊員たちはロードラッシュでこの町を去った。

それを見送るパパとママ。

ママ「またここにおいで、モモ。」

パパ「いつでも待ってるよ。このノコッタインで・・・・。」

こうして、モモは第2の家族を守る事ができ、

自分の運命に勝つ事ができました。

例え、いつ消えるかわからない存在であっても、それまでに、

頑張って生き続ければ良い。自分が愛した者たちのために・・・。

モモは新しい家族である弟のコリスと一緒に、

これからも生き続けるでしょう・・・・。納得できる日まで・・・。

次回につづく

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そう。ここでついに、ウルトラ最強の強者同士の決闘が始まったのだ。

怪獣(レッドキング)が勝つか。宇宙人(バルタン星人)が勝つか。

今、ここに始まったのだ。両者は互いを罵るように、それぞれの声を挙げる。

レッドキング「キシィアアアアァァァァァァァ」

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ・・・」

レッドキングは走り出した。そして、バルタン星人も走り出す。

そして、両者は取っ組み合いを始める。

レッドキング「キシィアアアァァァァァオオォォ」

レッドキングがその近距離で、バルタン星人の顔を殴る。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

バルタンは痛がり、さがった。そんな星人を容赦なく迫るレッドキング。

バルタン星人はキックで応戦して、怪獣を下がらせる。

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァァオォ」

怪獣はバルタン星人の両腕を掴み、星人の首の部分に噛み付いた。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッ」

そして、噛み付きを止めて、口を離したレッドキング。

バルタンがひるんだようで、レッドキングが思い切り殴りかかる。

すると、バルタン星人が突然、消えた。レッドキングはこれに驚く。

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァァ」

そして、後ろにバルタン星人が現れる。再びテレポートを使ったのだ。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

レッドキングが気づくが、

既にバルタンが走り、右腕のハサミで突きを打ち出す。

左腕のハサミを振って打つ。怪獣はこれにひるむ。

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァオォ」

怒ったレッドキングが隣にある巨大な岩を持ち出し、思い切り投げ飛ばす。

その岩がバルタンの顔に直撃したため、星人は倒れてしまった。

サキ「凄いわ!!レッドキングがバルタン星人を倒したわ!!!」

隊員たちはレッドキングの圧倒的な力に驚く。

だが、ここで終わるバルタンではない。

なんと、倒れたバルタン星人から新たなバルタン星人が光と共に現れた。

シュドー「げぇ!!生き返りやがった!!」

テブリッシュ「死んだ身体を抜け殻にして、

新たな身体で回復したんだ!!!」

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

今度はバルタンが空を飛んだ。

そして、レッドキングめがけて空中体当たり。

両腕のハサミでレッドキングを突き飛ばす。怪獣は倒れるが、

怒りで立ち上がり、胸を叩いた。余程、怒りが込み上げて来たのだろう。

レッドキング「キシィアアアアアアァァァァァァオオォォォ」

レッドキングは拳を振り下ろし、空中で迫るバルタン星人の頭に叩き込む。

そして、落ちて倒れたバルタン星人の頭をそのまま殴り続ける。

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァァァ」

星人の頭を痛めつけるレッドキングは、バルタンはすぐに消えてしまう。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

バルタンはレッドキングの前から少し離れた場所に現れる。

そして、両腕のハサミから白い光弾を連射して、

レッドキングを攻撃する。

レッドキング「キシィアアアアアアアアアァァァァァァァァァ」

光弾を受け続けるレッドキングはひるむのかと思いきや、

耐え抜いて、ひたすた撃ち続けるバルタン星人に向かって走る。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

バルタンは焦って、光弾をさらに連射するが、

それを受けながら怪獣は走り続ける。

レッドキング「キシィアアアアァァァァ!キシィアアアアァァァァオォ」

レッドキングはとうとう星人に近づき、蹴り上げとパンチのコンボで攻撃する。

バルタンはまた倒れるが、その遺体から、再び新たなバルタンが飛び出した。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

星人はレッドキングの後ろに着地して、すぐに白い光弾で怪獣の頭を撃つ。

頭が爆発したが、レッドキングは倒れず、バルタン星人の方に向く。

レッドキング「キシィアアアアアアァァァァァァァァ」

怪獣が殴りつけると、星人もハサミによる打撃で反撃をする。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

そして、レッドキングとバルタンを互いに蹴ったり殴ったりで格闘をしている。

イチゴ「さっき、バルタンが発射した白い光弾は、白色破壊光線だそうだ。」

サキ「そうですか・・・。さっきのレッドキングの岩石投げと良い勝負ですね!」

シュドー「すげーぞ!!どっちが勝っても、不思議じゃねェ!!」

テブリッシュ「・・・・ってか、何を暢気なムードになっている;」

星人と怪獣の喧嘩を、

観客気分で見ているシュドーたちを、テブリッシュがつっこむ。


一方、モモは倒れていたママを身体を揺すり、

3匹のお供にパパの身体を揺する。

クックブック「パパさん!!しっかりしてくだされ!!」

モモ「ママ!!しっかりして!!」 モモは涙をしながら、そう叫ぶ。

ママ「・・・・っ。モモ・・・・。」 パパ「モモ・・・・っ。」

ママとパパを目を覚まし、モモの方を向く。

モモ「パパ・・・・・!ママ・・・・・!死なないでェ・・・・!!」

パパとママは虚ろな目でモモを見る。そして、パパが微笑んでこう語る。

パパ「安心しなさい。モモ。パパとママは簡単に死なないよ・・・・。」

ママ「どうせ、死ぬなら寿命で死にたいわ・・・・。」

モモ「そんな事ないない!!あなたたちにはずっと生きていて欲しい!!!

そして、私もずっと生き続けたいからっ!!

だから、一切の死を望まないで!!」

パパとママ「モモ・・・・・。」

クックブック「・・・しかし、その一切の死は簡単に避けられぬ。」

チャーモ「人は長生きしても、必ず死ぬ。悲しい運命さ。」

ルピピ「なんて可哀想・・・・っ!」 ルピピは涙しそうになる。

そして、パパとママは目を閉じようとする。

モモ「っ!!待って!!目を閉じないで!!起きて・・・!え?」

必死に叫びモモは自分の手に異変が起きている事に気づく。

モモ「う・・・嘘!?手が・・・・??」

そう。モモの右手が少しだけ消えようとしているのだ。

クックブック「ま、不味い!!」 チャーモ「この夫婦が死のうとするから!!」

ルピピ「モモの存在が消えてしまうわ!!言い伝えは本当だったわね!!!」

モモ「・・・・例え、いつ死んでもおかしくない運命でも、私にはまだ、

あなたたち夫婦が必要なの。だから、生きて・・・・。だって、

あなたたちは・・・・・私の第2の家族だから・・・・・・。」

モモは涙を流しながら、そう語ったが、身体が少しずつ消えていく。

その時、モモの言葉が耳に入ったかパパとママも涙する。

パパ(・・・・私たちは間もなく年寄り。いつ死ぬかわからない時期を迎えても、

この子(モモ)は私たちに生きろと言ってくれている・・・・。)

ママ(老いている私たちにも、まだ生きる権利はある。

それを気づいてやれないなんて・・・・。モモ。ごめんね・・・・。)

そして、パパとママは起き上がる。モモの想いが夢の力となって、

瀕死のパパとママを回復させたのだ。それを見たモモは涙ながら笑顔になる。

そして、消えかけたモモの身体が元通りになった。

モモ「パパ・・・・!!ママ・・・・・!!」

ママ「モモ・・・!ありがとう・・・!!そして、ごめんね!!」

パパ「死を待ってる私たちが間違っていたよ!!我が娘、モモ!!」

モモ「パパ・・・・!ママあああぁぁぁぁ!!!!」

そして、モモはパパとママに近づき、二人に抱かれて、泣き叫んだ。

それを見た3匹のお供も同情の涙を流していた。


レッドキング「キシィアアアアアァァァァァァ」

怪獣のパンチがバルタンにヒット。星人は倒れる。だが。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

バルタン星人はまたも遺体から新しい身体として出てきて、蘇る。

イチゴ「最強パワーのレッドキングと不死身のトリッキーバルタン星人。

互いに異なる能力を競っているから、勝負がなかなかつかないな・・・っ!」

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

バルタンは遠くから白色破壊光線でレッドキングを攻撃。

レッドキング「キシィアアアアアアァァァァァァオォ」

レッドキングもビルを持ち上げる。それを岩代わりにして投げ飛ばす。

その攻撃を受けたバルタン星人は倒れるが、また新たな身体で復活する。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

そして、バルタン星人は突然、二人増える。さらに3人に増え、

さらに複数に増えた。これは、バルタン得意の必殺技、分身戦法である。

イチゴ「ぶ、分身だ!バルタンめ!!奥の手を使ったか!!!」

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

そして、複数のバルタンが走って、レッドキングに迫る。

レッドキング「キシィアアアアアアァァァァァァァオオォ」

レッドキングはパンチでバルタン星人の一人を攻撃。その一人が、

ハサミで打撃するが、

レッドキングは負けずに再びパンチでその一人を倒した。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

複数のバルタン星人が迫るが、レッドキングはこれに迎え撃つ。

パンチやキックなどを駆使して、次々とバルタンの分身を倒して行く。

ほとんど一撃で倒れてしまうが、少数がなんとか耐えて反撃するが、

結局倒れてしまう事もある。レッドキングは無数の敵とも戦えるそうだ。

シュドー「レッドキングの野郎・・・!

複数のバルタンを簡単に倒して行きやがる。」

テブリッシュ「分身は本体より力が少し弱いが、

数を駆使すれば凄く強いぞ!!」

そして、無数の分身バルタン星人(本体も含む。)は、多くの分身と戦ったか、

少し披露したレッドキングに対し、一斉に白色破壊光線を連射した。

多くのバルタンによる無数の光線を受けて、大ダメージを受けるレッドキング。

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァァァ」

さらに、近くにあった民家やビルも次々と破壊されていく。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

無数の星人は勝ち誇るように笑う。だが、爆発による煙から、

レッドキングが出てきた。あれ程の攻撃を受けても死なない怪獣は、

さらに怒りをヒートアップさせて、

無数のラッシュで、複数のバルタンを殴り飛ばす。

残りのバルタン星人たちも一斉にかかり、レッドキングと肉弾戦に入る。

レッドキング「キシィアァァ!キシィアァァ!キシィアアアアァァァァァ」

レッドキングはバルタンを一人ずつパンチやキック一発ずつで倒し続け、

さらには、近くにある民家や車を次々と投げつけて、

複数のバルタンを倒していく。

コリス「このままでは、ノコッタ町が・・・!モモ姉さんの故郷が危ない!!

これ以上、奴らを暴れさせるワケにはない!!ショワッチ!!!!」

コリスはレッドキングとバルタン星人を倒そうと、クリスタルに変身した。

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァァァ」

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッ」

レッドキングと複数のバルタン星人がクリスタルの方に目をつける。

ウルトラマンクリスタル「レッドキング!!バルタン星人!!

僕が相手だ!!!」

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァァァオオオォォ」

レッドキングが相手を変更し、クリスタルを倒そうと走るが、

2人の分身バルタンが、そんな怪獣の前に立ち、妨害する。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

バルタンは別の二人の分身に、クリスタルを向かわせた。

つづく

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コリス「姉さん・・・・。わかりました!」

コリスは自身の胸に手を当て、決心の言葉を放つ。

コリス「僕が姉さんの存在を必ず継ぎます。でも・・・・。」

モモ「でも・・・・?」

コリス「納得するまで生きてください!諦めとか不安とか、

自分がいつ消えるとか考えずに、生きてください・・・っ!

僕にはまだ、姉さんが必要なんです!!」

モモ「コリス・・・・・・・。」

モモはコリスの言葉を聞いて、彼の両肩から手を離す。

コリス「だから、姉さんにはまだ生き続けて欲しいのです。

あなたは・・・・僕の大切な人ですから・・・・・。」

コリスが切ない表情で言うと、モモも切ない表情になる。

モモ「コリス・・・・・・。(あなたはなんて・・・・。

なんて、純粋すぎるの。私を、いつ消えるかわからない運命にして、

パパとママの夢の塊としてではなく、一人の姉として見てくれるなんて・・・。

きっと、この子は・・・現実を無視して、私を、

残酷な現実と言う死から引き離そうとしているんだ・・・・っ。)」

モモはまたしても、涙する。その時、例の3匹が現れる。

クックブック、チャーモ、ルピピ「モモ!!コリス!!」

モモ「あっ!クックブック、チャーモ、ルピピ。お帰り・・・・。」

犬のクックブック、猿のチャーモ、鳥のルピピはモモの3匹のお共である。

彼らが来たため、モモは急いで涙を拭く。

クックブック「ややっ!お主は・・・・モモの弟のコリスじゃないかね?」

コリス「お久しぶりです。」 チャーモ「おう!!久しぶりだな!!」

コリスはにこりと微笑み、チャーモが飛び切りの笑顔で挨拶する。

ルピピ「ねーねーっ!コリス!!ゴダル様はどうしているの!?」

ルピピはゴダルに惚れていたそうだ。コリスは暗そうに応える。

コリス「・・・・っ。殺されました。怪獣に・・・。」

ルピピ「こ、殺された!!?ひゅるる~っ。」 モモ「わわっ!ルピピ!!」

そう聞いたルピピはショックして、落ちる。

モモが急いでルピピをキャッチする。

そこに、パパとママが来て、コリスに目をつける。一同はそれに気づく。

ママ「モモ・・・。あら?あなたは確か・・・・。」

コリス「あっ!ど、どうも・・・。コリスです・・・・。」

パパ「おお!DGCの少年隊員か。ささっ!どうぞどうぞ。」

モモ「・・・うん。さっ。コリス。一緒に入りましょ。」 コリス「はい。」

チャーモ「きっと、パーティじゃないかしら?

クックブック「だと、良いがのう。」 ルピピ「嗚呼・・・。ゴダル様・・・・。」

そして、皆はノコッタインの中に入っていった。


一方、イチゴたちは宙に浮いている怪人を見て、恐怖を感じていた。

怪人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

テブリッシュ「間違いない・・・!あいつが宇宙線の正体だ!!」

テブリッシュが手に持っているレーダーで確認した。そう。

宇宙線の正体は、まさにこの奇怪な宇宙人であったのだ。

シュドー「なんだと!?野郎・・・・!!」 隊員たちは一斉に銃を構える。

怪人『俺様ハ、バルタン星人ダ。カツテ、我々ノ星ガ壊滅シテ、

コノ地球ヲ第2ノ故郷ニシヨウトシタ。ダガ、貴様ラトウルトラマンノセイデ、

我々ノ同胞ガ数多ク滅ビタ。俺ハ、ソノ同胞タチノ復讐ノタメニ、

貴様タチ地球人ヲ全テ抹殺スル!!!コレヲ受ケテミヨ!!!!』

バルタン星人と名乗る怪人は両腕のハサミから赤い光線を発射した。

人々「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

光線を浴びた人々は緑色に染まり、固まった。」

テブリッシュ「う、動きが止まった!?赤色冷凍光線か・・・・!!」

バルタン星人『今度ハ貴様ラノ番ダ・・・!』 

バルタンは隊員たちにハサミを向ける。

シュドー「ふざけんじゃねェ!!一斉射撃だ!!!」

隊員たちは一斉射撃でバルタン星人を攻撃する。

だが、バルタン星人はすぐに消えて、その攻撃を避けた。テレポートだ。

サキ「しゅ、瞬間移動!?」 イチゴ「どこに現れる!?」

そして、隊員たちの後ろにバルタン星人が立っていた。

隊員たちはそれに気づく。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッ」 イチゴ「後ろか!!」

シュドー「畜生め!!テブリッシュ!!隊長に連絡を・・・!!」

テブリッシュ「今、しているが・・・電波妨害で通信できない!!」

イチゴ「それも、このバルタン星人の仕業か・・・・っ!!」

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」


そして、ノコッタインの居間では、モモとパパ、コリスが、

テーブルの前の椅子に座っていた。ママが料理を作っている。その時。

謎の声「キシィアアアアアアァァァァァァ」 パパ「ん?何だろう。」

モモ「あれは・・・・怪獣の声!?」 コリス「まさかっ!?」

モモとコリスが立ち上がって、外に出る。3匹のお共がそれを追う。

クックブック「あっ!モモ!!」 チャーモ「コリス!!」

ルピピ「待ってェ~っ!!」 ルピピは既に立ち直ったか、飛んでいる。


ノコッタインから出たコリスたちは海の方を見る。すると、その海には・・・。

チャーモ「誰かが泳いでいるみたいだ!!」 

クックブック「ほ、本当じゃ!!」

そう。海にはこちらへ向かうように、泳いでいる姿があった。

上半身だけが見えるが、

水しぶきのせいで完全に見えてない。だが・・・。

ルピピ「も・・・もしかして、怪獣じゃないかしら!?」

ルピピが怯えて言う通り、泳いでいるのは巨大な怪獣だ。

その怪獣が激しい水しぶきと共に、ついに完全にその姿を見せる。

全身にが蛇腹のような凸凹に覆われたような怪獣であった。

皆はその者の名を知っているかな。

教えてやろう。その名も、レッドキング。

レッドキング「キシィアアアアアアアアァァァァァァァァァァ」

コリス「あれは・・・・レッドキング!!!」

モモ「多々良島から泳いで来たのは、やはりこいつだったのね!!」

クックブック、チャーモ、ルピピ「ぎょええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

3匹のお共はレッドキングの出現に恐怖して、驚く。

レッドキング「キシィアアアアアアァァァァァァァオォォ」

レッドキングはノコッタインへと進むように海を進んだ。

モモ「くっ!!コリス!!ノコッタインを守るのよ!!!」 

コリス「はいっ!!」

コリスとモモは、ウルトラシューターで一斉射撃にかかる。

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァァァ」

攻撃を受けたレッドキングだが、全く怯まず真っ直ぐ進む。

コリス「き、効かない!!!」

モモ「諦めないで!!パパとママを守らなきゃ・・・・っ!!!」

二人は必死に射撃を続ける。だが、怪獣は容赦なく、ノコッタインに近づく。

そして、コリスたちに巨大な拳で殴りかかる。

レッドキング「キシィアアアアアアァァァァァァァオオォォォ」

コリス「危ない!!!」 モモ「きゃっ!!」

コリスはモモを庇って、右方へ跳び、3匹のお供は左方へ走る。

これで避けられたが・・・。そこにパパとママが来る。

パパとママ「モモ・・・コリス・・・。」

モモ「っ!!パパ!!ママ!!来ちゃ駄目!!!!」

パパとママ「え・・・?って、ああああぁぁぁぁぁ!!!!」

だが、近くに怪獣が来た事に気づいて、凄く驚く。そして・・・。

レッドキングのパンチがノコッタインの隣の海岸を砕けた。

それにより、近くにいたパパとママが衝撃で吹き飛んだ。

モモ「パパ!!!!ママ!!!!」 そして、パパとママは地上に落ちた。

モモが涙を流しながら、夫婦の元へ走り、3匹のお供もモモに続く。

コリス「・・・・っ!!くそおおおぉぉぉぉぉ!!!!!」

コリスは町の方へ走りながら、レッドキングに火薬弾を連射する。

レッドキング「キシィアアアアアァァァァァオォォ」

攻撃を受けたレッドキングはコリスを殺そうと、彼を追う。

コリス「こっちだ!!怪獣め!!」 走るコリスは、敵に連射を続ける。

怪獣はコリスを追おうと、ついに地上へあがり、大地を踏み入れた。


バルタン星人『ムムッ!?アレハ・・・!!』 サキ「え・・・!?」

バルタンと隊員たちは、後ろにレッドキングが現れた事に気づく。

イチゴ「レッドキングだ!!こんなところに・・・・っ!!!」

バルタン星人『我々ノ邪魔ヲシヨウトスル者ハ、

怪獣デモ容赦セン!!見セテヤロウ!!バルタンノ超科学ヲ!!!!!』

そして、バルタン星人は光と共に巨大化した。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

テブリッシュ「バルタン星人が巨大化した!!!」

シュドー「レッドキングと戦う気か!?」

つづく

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コリス「はい・・・・。そこで、隊長と話したい事がありまして。」 

そして、ロードはノコッタパークの前に停まり、コリスが降りた。

そのままノコッタインへ目指そうと走るコリス。それを見送る隊員たち。

サキ「・・・・コリス君。隊長が心配なのかしら?」

イチゴ「宇宙線はこの町に落ちたんだ。

何かが起こっても不思議ではないからね。」

テブリッシュ「だから、コリスには隊長の護衛を任せてもらおう。」

シュドー「その間に、俺たちが宇宙線の正体を探してやるぜ!!」

ロードラッシュは宇宙線の正体を捜索しようと走る。


そして、コリスはノコッタインの前に来た。

コリス「ノコッタイン・・・・。ん?」

ノコッタインに近づくコリスは、そこの庭に誰かがいる事に気づく。

その庭にあるテーブルの椅子に前に座っているモモがいた。

コリス「姉さん!!・・・・っ!」

コリスはモモに近づこうと走るが、急に切ない表情で止まった。

モモ「・・・・・・っ。」 そう。モモは泣いていたのだ。

両親が年をとりつつ、いつかが、死んでいくと思っているからだ。

コリス「ね、姉さん・・・・。」 モモ「っ!!コ・・・コリス・・・・。」

モモはコリスがいる事に気づき、焦って涙を拭く。

コリス「・・・・どうかしたのですか?」

モモ「・・・・・っ。何でもないわ。それより、コリス。

宇宙線と多々良島から出てきた巨大生物の正体は掴めた。」

コリス「いえ・・・・。巨大生物の正体はわかりませんが、

宇宙線がこのノコッタインに落下したそうです。」

モモ「えっ!?宇宙線がこの町に!!?」

コリスは冷静に報告すると、モモが急に驚く。

コリス「ええ。テブリッシュさんたちが捜索にあたっています。」

モモ「そう・・・。ねえ、コリス。」

コリス「何でしょうか?」

モモ「人は・・・必ず死ぬ事はわかっているわよね。」

コリス「はい・・・。半分、信じられないのですが・・・・。」

モモ「じゃあ、こう思った事ある?人はどうして死ぬのかって・・・・。」

コリス「・・・・っ。病気とか事故死、それに物凄い苦痛とかで、

心臓が停止して死ぬんじゃないのかと思います。それに、

もし、そんな苦痛で死ななくても、年寄りとなって寿命で死ぬと思います。」

モモ「そうね・・・・。パパもママも、いつか寿命で死ぬのよね。

避けられないのかな・・・?死と言う現実から・・・・・。」

モモは落ち込み、コリスもまた落ち込む。

コリス「死もまた現実。永遠に生きると言う夢は、

永遠にないと思います・・・。悲しいけど・・・・。」

そう。死は誰にも必ず訪れるものだ。それが、現実なのだ。

永遠に生きていたいと言う夢を持つ人はいるが、その夢は、

必ずや叶えられない夢である。それが、現実なのだから・・・・。

モモ「・・・・もし、パパとママが死んだら、私も死ぬかも知れないの。」

コリス「え・・・・っ!?」 コリスはモモが死ぬと言う事に驚く。

モモ「話は長い・・・・・。そして、辛くなるけど、聞く?」

コリス「・・・・・はい。」 切ない表情で聞くモモに、コリスは決意をする。


その頃、大きな海では、大型船がいきなり爆発した。

そして、この海から髑髏に似た頭をした怪物の顔が少しだけ出てきた。

怪物「キシィアアアアアァァァァァァオォ」


その頃、ロードラッシュはノコッタ町を走り続けた。

テブリッシュ「宇宙線反応だ!!近いぞ!!!」 シュドー「何っ!!?」

シュドーはそれを聞き、ロードを走らせた。近い宇宙線のある場所へと。

イチゴ「・・・・っ!皆!!あれを見て!!!」 隊員たち「っ!?」

イチゴが窓辺に指をさし、隊員たちがそれを見て、ロードラッシュは停める。

そこには、多くの人々が集まっていた。上を見上げているようだが、

何が浮かんでいるのだろう。それは、両腕にハサミがあり、

いかにもセミのような姿をしていた。体が青く、目が黄色い。ハサミが白い。

その奇怪な姿をした者は不気味な笑いをしながら、宙に浮かんでいた。

奇怪な姿をした者「フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ」

サキ「か、怪人だわ!!もしかして、あいつが宇宙線の正体では!?」

テブリッシュ「行ってみよう!!」 隊員たちはロードから降りた。

そして、怪人に近づこうと、人々のところに来る。


コリスは椅子に座って、モモの話を聞いていた。

コリス「姉さんが・・・・消える・・・・!?」

そして、コリスは悲しそうな表情で震える。モモが話したのは、

あまりにも過酷で悲しい出来事に違いない。

モモ「そうよ・・・。」

コリス「モモ姉さんがマリンナーサから離れて、いつ消えるか、

わからない存在になっていたなんて・・・・っ。それに、

この星での両親が死ぬ事で、姉さんも死ぬだなんて・・・!?」

モモ「ええ。この星でのママは元々、

病で子供が産めない悲しい人だったわ。

そして、パパとママの夢に呼応した私は、

二人の娘として存在するようになったの。

もし、パパとママが死んだら、私の使命が終わると同時に、命も消える・・・。」

コリス「姉さんは・・・あの二人の夢を守るために、

あえてマリンナーサから離脱して、この星に残ったのですね・・・・。」

モモ「ええ。いつ存在=命が消えるかわからないかと言って、

早数年、今は防衛隊長として働いているけどね。そこで、

弟のあなたと出会えた。それで私は長生きできると思うわ・・・・。」

モモは優しい笑みでコリスの頬に触れる。

彼の目から一粒の涙が出つつある。

コリス「姉さん・・・・・。」

モモ「私が先に死んでしまったら、パパとママの夢は消えて、

二人はその夢から覚めて、

現実の子供の産めない夫婦に戻ってしまう・・・。

だから、私は生き続ける。パパとママに幸せな夢を見せ続けるためにも。

そして、コリス。あなたも生きて・・・!」

コリス「え・・・・・?」

モモ「あなたには私の存在を継いで欲しいから・・・。もし、

私の存在が早く消えてしまったら、あなたが私の存在となって、

この地球の人々に夢と希望を取り戻させて!そして、

このノコッタインとパパとママを守って。それが、私の願い・・・・。」

モモはそう言いながら、コリスの両肩に触れた。

つづく

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ママ「ええ・・・・。知ってるわ。それがどうかしたの?」

そう。モモが聞いたあのクリスマスのあの日。それは、

地球が夢を失ってしまい、

夢の国の住人全てがこの地球から去っていく日であった。

だが、モモはこの地球に残り、宇宙へ去るマリンナーサを見送った。

何故なら、モモは地球でのパパとママの子供として生きたいからだ。

いつか存在が消えるかわからない運命を背に・・・。

その日にモモいろいろな経験をしていた。まずは、

魔法の力を失ってしまった事。モモの魔法は夢の力が源なのだ。

その夢が当時、失っているため、もう魔法が使えなくなった。

そして、地球でのパパとママの真実。モモはその真実を語ろうとしたのだ。

モモ「私ね。思ってるの。私は、

パパとママを救うために産まれたって・・・。」

パパ「私らを・・・・?」 ママ「救うために・・・・?」

モモ「うん。きっと・・・・そんな気がするから。(そう・・・。

もしかしたら、

私があなたたちを選んだのは、その通りかも知れない・・・・。)」

モモは切なくそう思った。そう。パパとママにはワケがあったのだ。

それは、本当ならパパとママは子供を産む事ができなかったのだ。

だが、パパとママは子供を授かる事が夢であった。そして、

人々に夢と希望を取り戻させるために、

マリンナーサから送り込まれたモモは、その夢に呼応するかのように、

パパとママの子となったのだ。そして、パパとママも、

モモを本当の子供として育てたのだ。まるで、既に彼女が、

ママから産まれたかのように・・・。パパとママは、

モモをマリンナーサの子供である事を全く知らないのだ。

モモ「パパ・・・。ママ・・・。」

パパ&ママ「ん・・・・?」

モモ「もし、私がこの世界の人間でなくなったとすれば、どうするの・・・?」

モモが悲しげにそう聞くと、パパとママは急に笑い出す。

パパ「・・・・あはは。そんなの関係ないじゃないか!」

ママ「だって、モモは私から産まれたハズでしょ?あなたが、

宇宙人とか異次元人とかなワケないじゃない?」

モモ「・・・・・っ。」

モモはこの地上の人間ではないハズなのに、

ママにそう言われて、さらに切なくなる。

パパ「モモ。お前は私とママの愛の結晶だよ。」

ママ「そうよ。例え、私たちが死んでも、あなたの心の中でまた生きるわ。」

モモ「パパ・・・・・。ママ・・・・・。」

モモはパパとママの笑顔を見て、涙目になりそうになる。

モモは思った。パパとママは、なんて優しいのだろう。何故、

優しすぎるのだろうかと。その優しさにモモは涙を流したい気持ちである。

何故、泣きたいのか・・・・モモにも、それがわからないのであった。

パパ「ママ・・・・。」   ママ「パパ・・・・。」

そして、パパとママは今日も愛し合う。

パパ「ママ・・・・・。」  ママ「パパ・・・・・。」

ママ「パパ・・・・・。」  パパ「ママ・・・・・。」

二人は何度も呼び合う。それを見たモモはこう思った。

例え、いつ死ぬかわからない時期を迎えようとも、

この二人は永遠に愛し合い、

偽りの娘になった自分をも愛し続けるだろうと・・・。

モモはそう思って、微笑む。目から溢れる一粒の涙を拭いて。

モモ「・・・・・ありがとう。パパ。ママ。」

パパ&ママ「え・・・・?」

モモ「例え、一生を終えても、パパとママは・・・。

天国でいつも愛し合ってね。そして、私を見守ってね・・・・。

だから、今を生き続けて・・・・。早く死ぬなんて、嫌だから。」

モモはそう語った後、パパとママから離れて、去っていった。

パパ&ママ「モモ・・・・。」

二人はモモが去っているところを見て、きょとんとする。

ママ「パパ。モモの言う通りよ。できるだけ長生きしましょ。

モモもまた、私たちを愛してくれているのだから・・・・・。」

パパ「そうだね。私たちだって本当は死にたくないからです。

モモが年寄りになる程度までに生きていこう。それに、私たちには・・・。」

ママ「夢がある!・・・・だから、まだ死にたくないわよね。」

パパ「うん・・・・。」 二人は微笑み合った。


一方、コリスたち隊員たちはロードラッシュでノコッタ町に来ていた。

コリス、サキ、イチゴが後ろの席、前の席では、

シュドーが運転をしていて、テブリッシュがレーダーで宇宙線を探していた。

シュドー「テブリッシュ!!宇宙線反応はまだか!?」

テブリッシュ「いや!まだだ!!もっと移動してくれ!!」

ロードは町中を走り続けた。その時、コリスはある物を見かける。

コリス「っ!ノコッタパークだ。」 サキ「え?」

そう。ロードラッシュはノコッタパークを通っていた。

ノコッタパークには、ノコッタインがあるのであった。

コリス「シュドーさん。少し・・・停めていただけませんか?」

シュドー「ああ・・・。良いぜ。」

テブリッシュ「どうせ、ノコッタインに行った隊長に会うつもりだろ?」

つづく

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