ヨシカ「マンボさん!!!」
マンボは倒れるが、立ち上がろうとしている。
クーザー「ぐふふふ・・・!らあああぁぁぁ!!!」
クーザーはマンボを蹴り上げるが、
マンボはすぐに立ち上がった。
クーザー「良い気に立ってんじゃねええぇぇぇぇ!!!」
クーザーはさらに切り裂こうと走る。
マンボ「ぐ・・・っ!マジックソードビーム!!!」
マンボはマジックソードビームで迎撃する。
クーザー「ぐえっ!!?」
クーザーはこれを直接受けてしまう。だが。
クーザー「うううぅぅぅぅ!!!ぎゃああぁぁぁ!!」
クーザーはその威力に耐え抜き、マンボを斬った。
マンボ「うっ!!?」
マンボは痛みと共にさがった。
マンボ(確かに直撃のハズ・・・だった!だが、
こいつ。痛み、知らないと言うのか・・・!?)
クーザー「ふうぅぅぅぅ・・・!ふううぅぅぅぅぅ!!」
クーザーはまたマンボに近づこうと走る。
マンボ「マジックグラビティ!!!」
マンボは魔法の重力をクーザーにかける。
クーザー「ぎいいぃぃぃぃぃ!!こんなものおおぉぉぉぉ!!!」
しかし、クーザーはその重力にも負けず、普通に動いている。
マンボ「魔法の重力、効かない!?」
そして、クーザーは魔法の重力の中から脱出し、
マンボに斬りかかる。
クーザー「はあああぁぁぁぁぁ!!!」
マンボ「マジックソード、強化バージョン!!」
マンボは少しだけ大きい魔法の剣でクーザーの斬撃を防いだ。
マンボ「・・・・わかったぞ。お前、憎しみ、強い。
その強い憎しみ、お前を強くしている・・・!」
クーザー「おお。そうさ。俺はな。何もかもが憎いんだよ。
そいつらを全てぶっ壊すまで、
俺に痛みも恐れも必要ねーんだよ!!
痛みと恐れならもう十分に味わった!!だから、
これ以上、
俺様にそれを与えるんじゃねええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
クーザーはさらにマンボを斬ろうとする。
ヨシカ「危ない!!!」
ヨシカはクーザーに突進した。クーザーは驚き、これにひるむ。
クーザー「うっ!?」
マンボは思い切りクーザーを斬る。
マンボ「はるああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
クーザー「ぬおおおおぉぉぉぉぉ!!?」
クーザーは強い斬撃を受けて倒れるが、すぐに立ち上がる。
クーザー「ぐおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
しかし、クーザーの口と頭、斬られた跡から血が出ている。
マンボ「マジックショット!!!」
マンボは魔法の弾を連射。全弾がクーザーに命中した。
クーザー「ぎぎっ!?んなもんくらうかあああぁぁぁぁぁ!!!」
クーザーは激しい怒りでマンボを斬ろうと走る。
ヨシカ「マンボさんの攻撃を受け続けても、
倒れないなんて・・・!
クーザー・・・。人間のクセに何て強いの・・・!?」
マンボ「いや、それ程強くない。本当は・・・。」
クーザーがマンボに近づいた瞬間、口から大量の血が出た。
クーザー「げぱあああぁぁぁぁぁ!!?」
クーザーはその出血と共に膝をつく。
マンボ「・・・もうよせ。お前、マンボの攻撃。受けすぎて、
大ダメージ、負っている。所詮、お前も人間・・・。」
クーザー「うるせーのォ・・・!!!」
クーザーはゆっくりとマンボに近づく。
マンボ「・・・・・ふん!!」
マンボはクーザーを顔を蹴り上げる。
クーザー「ゆびゅううううぅぅぅぅぅ!!?」
クーザーは顔を痛がり、悶絶する。
ヨシカ「そんな!?さっきはあんなに強かったのに・・・・。」
マンボ「クーザー。最初から力、全て使い果たした。
力、全て使い果たせば、強いパワー持てるが、
徐々に疲労、たまる。それにより、戦力、一気に弱まる。
今のクーザー。まさにその証拠。」
クーザー「確かに俺は最初から全力で戦ったよ・・・!
そうでなきゃ、俺は強者らしくなくなっちまうからなァ。
お前を殺すまで、俺はまだ・・・・!ぐは!!?」
クーザーはまたも血を吐く。
マンボ「・・・無駄だ。お前、マンボのマジックソードビーム、
受けた時、既に負け、決まっている。マジックソードビーム、
強い威力を持つ。普通の人間、とても耐えられない。」
そう。クーザーはマジックソードビームを受けた時、
物凄い激痛に襲われたのだ。しかし、
それを隠すために耐え抜いたのだ。
クーザー「俺は・・・普通の人間じゃねェ!
家族や他の連中からそう呼ばれたんだァ!!」
クーザーは一気に走り、ヨシカの腕を掴んだ。
ヨシカ「きゃああああぁぁぁぁ!!?」
クーザー「ぎひひひひひひ!!この小娘を助けたきゃ、
おとなしく俺様にやられる事だなァ!!?」
クーザーはヨシカを人質にした。
マンボ「今更、汚い事をしようとしても、無駄。」
クーザー「何だとォ・・・!うぱ!!?」
クーザーはまたも血を吐き、ヨシカから離れる。
マンボ「マジックソードビーム、受けた後、
マジックグラビティの重力、自力で脱出した。しかし、
そうするには、多くの体力、必要。お前、
その体力、既に限界を超えている。
だから、マジックショット、効くようになった。」
クーザー「ぐううぅぅぅぅ・・・!
俺は・・・俺は負けぬゥ・・・!!
俺は大きな幸せが欲しい・・・!そのためにも、
ここでくたばっちゃいけねェ・・・!!」
マンボ「・・・・もう。戦い、止めよう。」
クーザー「止めねェし・・・!
お前が死ぬまでが、俺の勝負だァ・・・!!」
クーザーはマンボにゆっくりと近づき、斬りかかろうとした。
クーザー「俺は死ぬまで・・・全ての幸せを壊すんだよォ・・・!
クラッシャーを乗っ取りィ・・・俺が全てをォ・・・・!!」
マンボ「・・・マジックソード。」
マンボは魔法の剣でマンボを斬った。
クーザー「ぎゃ・・・・っ!?」
クーザーは魔法の剣に斬られ、倒れた。
ヨシカ「た、倒れた・・・・。」
マンボ「・・・・クーザー。あまりの怒りと激痛により、
死んだ。限界を超えた体力と共に・・・。」
そう。クーザーは死んだのだ。マンボの魔法攻撃を受けすぎて、
本来ならありえない程の激痛に耐えたが、
それに耐えられなくなり、死んだのだ。
ヨシカ「・・・・これで、この村は助かるのね。でも・・・。」
マンボ「・・・・・っ。」
村を支配したクラッシャー部隊が全滅し、
村人たちが大いに喜んだ。
これで、平和と自由、そして、幸せを手に入れたからである。
しかし、それを感じ取れない一人の少女、ヨシカは、
マンボと共に森の中で、小さな墓標を複数建てた。
それは、クーザーたちの墓であった。
ヨシカ「私たちのピンナむらは平和に戻った。
もう、あなたの力は必要なくなったわ。」
マンボ「つまり、マンボ。ここにいる必要、ないのか?」
ヨシカ「ええ・・・。あなたには、
この村から出て行って欲しいの。
あなたに、クーザーのようになって欲しくないから。
・・・・報酬は、これよ。」
ヨシカはマンボにジグソーを見せた。
マンボ「この村のジグソーか・・・。」
マンボはヨシカからジグソーを貰い、森から出ようとする。
つまり、村から去る気である。
ヨシカ「・・・・ありがとう。助けてくれて。
そして・・・。そして・・・・また、遊びに来てね?この村に。」
マンボ「・・・・・ああ。」
平和になった村から去ったマンボ。そして、
草原の中、マンボは考えていた。
マンボ(もし、クーザー。人間でなかったら、とても強かった。
マンボ、負けたかも知れない。それにより、
マンボ、一人でどうする事もできないと理解した。
・・・仲間、作ってみるか。)
別の草原では、バンジョーたちが歩いていた。
バンジョー「マンボ。無事かなァ・・・。」
カズーイ「無事じゃない?多分・・・・。」
ボトルズ「きっと、彼も頑張っています。僕らも頑張らないと。」
バンジョーとカズーイ「うん・・・。」
マンボは旅を続けています。バンジョーたちとは違う方向で。
その目的はただ一つ、デスブラザーを倒す事であります。しかし、
マンボは一人では限界がある事に気づき、
仲間を探す事にしました。果たして、
マンボがバンジョー一行とまた会える日はいつ来るでしょうか。
それはまだ知りません。両者はただ、
前へと。新たなステージへと進み続けるのです。
次回につづく
[0回]
PR