ヨシカ「・・・・本当なら、あなたに今すぐ、
金と食料をあげたい。けど、その金も食料も、
クラッシャーが全部、とっちゃって・・・。」
マンボ「マンボ、金、いらない。食料、少しだけで良い。」
ヨシカ「・・・・マンボさん。」
その時、墓石からカマッチが跳び出した。
カマッチ「カマカマカマカマカマカマカマ!!!!」
マンボとヨシカ「・・・・・っ!!?」
マンボとヨシカがカマッチの登場に驚き、
カマッチが二人に斬りかかる。
マンボ「マジックバーリヤ!!!」
マンボは魔法の壁でカマックを弾く。
カマック「カマカマカマ・・・・!魔法力が回復しただと!?」
マンボ「カマッチ・・・!
何故、マンボとヨシカ!殺そうとする!?」
カマッチ「カマカマ!!決まってんだろ?
お前らがムカツクからだよ!!気に入らない奴は斬る!
それが、俺のモットーだ!!カマカマカマカマカマ!!!」
カマッチは両腕の鎌でマンボに襲いかかる。
マンボ「マジックソード!!!」
マンボは魔法の剣でカマッチの鎌を防いだ。しかし。
カマッチ「カマカマカマ!!」
カマッチはもう片方の鎌でマンボを斬った。
マンボ「ぐっ!?」
マンボはさがり、反撃に出る。
マンボ「はあああぁぁぁぁ!!!」
マンボはカマッチを思い切り斬った。
カマッチ「カマカマカマカマカマ!!?やるではないか!!」
カマッチは二つの鎌でマンボを突き刺そうとする。
マンボはマジックソードで防ぐが、突き飛ばされる。
マンボ「ぬおおぉぉぉぉ・・・・!!?」
ヨシカ「マンボさん!!」
カマッチ「カマカマカマカマカマカマ!!!!」
カマッチは連続で鎌を振るうが、マンボは何度も避ける。
マンボ(魔法力・・・少なくて、強い魔法、出せない。
しかし、カマッチの弱点、見つけた。それは・・・鎌!!!)
カマッチ「まだまだ行くぞォ!!カマカマカマカマカマ!!!!」
カマッチは両腕の鎌を左右に広げ、
物凄い回転をしながら、マンボに迫る。
ヨシカ「マンボさん!!危ない!!!」
しかし、マンボは避けようとせず、
マジックソードを構える。そして。
マンボ「はあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
マンボは魔法の剣を思い切り振るい、
カマッチの二つの鎌を切断した。
カマッチ「カマカマカマカマカマカマカマカマ!!!!??」
マンボ「マジックショット!!!!」
マンボは魔法の弾を連続で発射し、カマッチを攻撃し続けた。
カマッチ「カマアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!」
攻撃を受けすぎたカマッチは倒れた。
ヨシカ「や、やった・・・!あのカマキリを倒したわ。」
カマッチ「カマカマ・・・!くそォ・・・!!
強者が調子乗んなよ!?
お前ら、強くて幸せな人生を送ってる強者は、
弱者を虐げるしか能のないウ○コ野郎だぜ・・・!
てめェらはいつか、後悔する・・・!あまりの幸せに謳歌しすぎて、
その先の不幸が待っていると言う事に、
気づかずよ・・・・・・っ!」
マンボ「あいにく、マンボ。幸せな人生、送ってない。むしろ、
昔、大きな不幸、受けた。それで、今のマンボ、ある。
そして、この村、元々幸せではなかった。」
カマッチ「な・・・に・・・・・!?」
カマッチは驚き、目を閉じた。カマッチは死んでしまった。
ヨシカ「・・・・マンボさん。大きな不幸って・・・・。」
夜。マンボとヨシカは家に戻った。
ヨシカ「魔の髑髏・・・・!?」
マンボ「そう。マンボ、魔の髑髏により、
大きな力、手に入れた。だが、
その代償に大切な人、失った・・・。」
ヨシカ「大きな力・・・。さっきの魔法ね。」
マンボ「ああ。マンボ。元々、魔道師族の一人だった。
しかし、その昔のマンボ。あまりにも魔力が弱すぎた。
そこで、マンボ。力を求めて旅に出た。大切な人と共に。
そして、ついに大きな力の源である、
デスマッドパワーを見つけた。だが、その源により、
大切な人の顔が・・・・髑髏になった。それから・・・。」
ヨシカはマンボの話を聞き続けた。そして、涙が溢れた。
ヨシカ「・・・・まさか、マンボさんに、
そんな事があったなんて・・・・っ!」
マンボ「マンボ。あれから、幸せ、感じ取ってない・・・。
不死の魔術師だから、金も食料も、いらない。けど、
心、ある。生きる者としての心が・・・・。マンボ。
あの力を手にし、800年間、辛い想い、した。」
ヨシカ「え・・・!?800年間・・・。」
マンボ「・・・・もう、寝る。
すまない。これ以上、話せない。」
ヨシカ「・・・・良いのよ。お休みなさい。
私のベッド、使って良いから。私はテーブルで寝るから。」
ヨシカが微笑んでそう言うと、
マンボは切ない表情でベッドで眠りにつく。
そして、朝が訪れ、次の日が訪れた。
チェソーンが村人たちを強引に集めた。
チェソーン「聞けィ!!愚かな村人共!!
この村のどこかに髑髏の顔をした魔術師が潜んでいる!!
てめェらが隠しているのはわかる!!さァ!!
その魔術師を我らの前に差し出せ!!」
村人の男「何を言ってるんだ!?
俺ら、そんな奴、知らねェ!!
第一、この村に魔術師なんていねェし!!」
チェソーン「黙れ!!はあああぁぁぁぁ!!!」
チェソーンはジャンプし、その回転する刃で村人の男を斬った。
村人の男「うぎゃああああぁぁぁぁぁ!!!」
チェソーン「もし、見つからずに文句を言う者は殺す!!
今日中に見つけ出せ!!
1時間ごとに見つからなかった場合は、
女を3人ずつ慰み者にし、今日中に見つからなかったら、
お前ら全員、虐待する事になる!!!そうなりたくなければ、
探せ!!髑髏の顔の魔術師を探すのだああぁぁぁぁ!!!」
村人たち「ひ、ひいいいいぃぃぃぃぃ!!!!」
村人たちは恐怖のあまり、マンボを探そうと、動き出す。
つづく
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