壁は青と黒が合わせたような色であった。
カズーイ「あああぁぁぁう!!ここ、すっごく寒い!!」
カズーイは寒がるような体勢をとる。バンジョーやプルレス、ボトルズも。
プルレス「ほ、本当だ!!何!?ここ・・・!!」
ボトルズ「まるで、氷の洞窟みたいですね・・・。」
ミル「地面がまるで、雪が積もっているような感じがするわ。」
アシナガ「おっ!マジだ。洞窟でも雪は降ってるんか?」
テル「そんな事、ありえるワケなかろう。もしかしたら、
この洞窟の外は激しい雪が降り続けている可能性があるな。」
マンボ「・・・・皆。あれ、見る。」 バンジョーたち「え??」
一同はマンボが杖を向けた方向を見る。そこには、
壁に張り付いている大きな写真があった。その写真は、
マンボまうんてんやおたからザクザクびーちの時のように、
まるでジグソーのように欠けている部分があった。
その部分は8つあり、まるで8個が必要らしい。
絵は何故か巨大な雪だるまのような感じがしていた。
バンジョー「こ、これは・・・・!!」
ボトルズ「ジグソーのように欠けている絵・・・。ま、まさか!!」
バンジョーたちはその絵に近づく。そのパズルのように、
欠けている部分のある絵の近くには、ジグソーパネルがあった。
ボトルズ「や、やはり・・・!パズルの絵だ!!」
カズーイ「おたからザクザクびーちの前から、
随分と久しぶりに見たわ。」
アシナガ「ぱ、パズルの絵だと!?何で、そんなもんが!?」
ユミ「グランティがよく使うトラップらしいわ。
奴らはジグソーの力を利用して、その仕掛けを作ったの。」
アシナガ「そ、そうか・・・。」
ボトルズ「巨大な雪だるま・・・!まさか、僕たちが向かう、
次のステージはあの例の雪山と言う事に・・・!?」
カズーイ「そうとわかれば、行く価値があるわね!バンジョー!!」
バンジョー「うん・・・・。結構、久しぶりだけど・・・。」
バンジョーはさっそくジグソーパネルの上に立つ。すると、
バンジョーが持ち出した8個のジグソーが輝き出す。
バンジョー「ジグソーセット!!!!!」
バンジョーはその8個のジグソーを投げる。すると、
その8個のジグソーがパズルの絵の、
欠けている部分の8つ全てにはめ込んだ。
そして、完成した絵が一瞬だけ光り、
巨大な雪だるまがそびえる雪山の絵となる。
その時、別の場所では。そこは完全に白い雪に満ちていた。
そこにある謎の大きな絵のような壁にある水色らしい鉄の扉が開く。
だが、その扉の前には、あの熊がいた。
熊「・・・・フローズンズンやま・・・・・。」
バンジョー「久しぶりにジグソーが減ったな・・・。」
今まで91個を持っていたバンジョーだが、
今のジグソーセットにより、8個のジグソーを失ってしまった。
と言う事は、バンジョーの持つジグソーは83個目と言う事になる。
カズーイ「まあ。良いじゃない?どうせ、また、
別のステージにもありそうだし。」
ユミ「そうね。パズルの絵は他にも多くあるし・・・。」
マンボ「・・・・・っ!?感じる。」
ボトルズ「何をですか?」
マンボ「近くに、強い魔力。感じる・・・!あの方向からだ!!」
バンジョー「あっ!ど、どこへ・・・・!」
マンボは走った。それを見たバンジョーたちも続いて走る。
そして、一行は別の洞窟へと穴の中へと走る。
その洞窟の中を走り続ける一同。そして、ある広い場所へと来た。
そこは緑か青かわからない不思議な色に満ちている洞窟であった。
壁も床も天井も氷に近い感じであった。そこには、
不思議にも、両目があり、浮かんでいる、奇怪な一冊の本がいた。
バンジョー「っ!?な、何だ!?あの本は・・・・!」
カズーイ「目が付いているなんて、何て不気味な本なの!?」
マンボ「・・・・強い魔力。この本、発した。」
バンジョー「何だって!?じゃ、じゃあ・・・。あの本は・・・!」
その時、奇怪な本は浮かびながら、バンジョーたちに近づく。
つづく
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