ミクス「ち、近づいて来た!!」
ユミ「まるで、生きているようだわ!!一体、何の本なの!?」
ミル「テル・・・!この本。もしかして・・・!」
テル「ああ・・・。あの魔本か・・・・!!」
そして、バンジョーたちに近づいた奇怪な本から声が発した。
奇怪な本「私はチイト。魔法の本である。
君たちに魔法のコードを教えてやろう。」
バンジョーとカズーイ「魔法の本!?」
ボトルズ「そして、魔法のコードですって!?」
アシナガ「それって、魔法が使えるってワケか!?」
プルレス「そうだとしたら、すごいよ!!」
奇怪な本の名前はチイトだと言う。そのチイトの言う、
魔法のコードとは何か。その時。
グランチルダ『こらこおおぉぉぉぉぉら!!チイト!!!
何を言ううううぅぅぅぅぅぅ!!!?わしいいぃぃぃぃの、
魔法をバラすでなああああぁぁぁぁぁぁい!!!!!!』
カズーイ「っ!?そ、その声は・・・・!!」
バンジョー「グランチルダ!!!!!」
アシナガ「何っ!?今の不気味なババアの声って、
あのとっても凶悪な魔女であるグランチルダの声なのか!?」
ユミ「ええ・・・。私たちブレンティも、
奴の声は前に何度も聞いたわ。」
テル「俺やミルも、テレビかラジオで聞いた・・・!」
グランチルダの声『チイイイィィィィィト!!!もおぉぉぉぉし、
あの死にぞこなああぁぁぁぁぁい共に魔法を教えたあああぁぁぁら、
どうなるかわかっっっっとるぢゃろおおおぉぉぉぉぉうな!!!??』
チイト「あんたは私をなくした。見つけたのは、熊と鳥たちだ。
だから、魔法は彼らの物!」
カズーイ「そうよ!!この魔法はあたいらの物よ!!!
さァ!!教えて頂戴!!魔本君!!」
チイト「・・・ここでは、
私は君たちに一つの魔法しか教える事ができないのだ。」
バンジョー「それはどう言う事だぃ?」
チイト「君たちは魔法は使えないだろう。魔法が使えない者には、
魔法のコードを一つしか与える事ができないのだ。まあ、
ほとんど魔法をマスターしたグランチルダなら、
全ての魔法のコードを自身から奪えるようになるのだがな・・・。」
バンジョー「例え、一つしかなくても、僕たちを助ける魔法なら、
何でも良い。早く、魔法のコードを・・・!」
カズーイ「そうよ!早く早く!!」
チイト「良いだろう!それでは、これを読んでくれ!」
チイトは自身のページをバンジョーとカズーイに見せる。
だが、チイトのページには見た事もない文字に満ちている。
カズーイ「な、何よ!?これ!!読めないじゃないの!?」
ボトルズ「今までにない文字だ・・・!」
マンボ「これ、魔法文字。その魔法文字を簡単に読める者。
魔法使いになれる。魔法使いになるには、魔法文字、
マスターする必要、ある・・・!」
チイトは次のページをバンジョーたちに見せる。だが、
そのページにも読めない文字でいっぱいだった。
バンジョー「このページも読めないぞ・・・!?」
チイト「そう。君たちが読めないページは、
君たちが使えない魔法と言う事になる。だが・・・!」
チイトは3回くらいページをめくる。その時。
そのページの読めない文字が光り始める。
バンジョー「っ!?こ、このページは・・・!?」
カズーイ「い、今まで読めない文字が変形していく・・・!?」
マンボ「どうやら、熊と鳥。この魔法文字、読めるらしいな。」
そう。今まで読めなかった魔法文字が英語の文字に変わっていくのだ。
バンジョー「英語の文字になった!!これなら、読めるぞ!!」
アシナガ「英語の文字!?
俺たちから見ればちっとも変ってねーぞ!?」
ユミ「私たちからは奇怪な文字のままよ?」
恐らく、文字が変わったところが見れるのはバンジョーとカズーイだけで、
それ以外の者たちは魔法文字と全く変わってないように見えていた。
チイト「さァ!熊と鳥!!このページを読んでくれたまえ!!」
バンジョーとカズーイ「・・・・BLUE・EGGS!!」
チイト「よく言った。では、その魔法のコードを、
君たちの頭に記憶してやろう。必ず忘れないように・・・。」
バンジョー「チイトさん。ありがとう!」
そして、チイトは元の体勢に戻り、こう言う。
チイト「私・・・。いや、我々チイト族は一冊だけではない。
他にもまだ魔法の本はこの世界の中に隠されている。
探した方が良いぞ!!グランチルダを倒すために・・・!」
カズーイ「ええ・・・!わかっているわ!!」
バンジョー「他の魔法の本って、あなたと同じ形の本だよね!?」
チイト「ああ。そうだ。
私はもう君たちに魔法のコードを教える事ができない。
他の私の同族を見つけて、彼らから新しい魔法を教わると良い。」
その時、グランチルダの声がまたも響き始めた。
グランチルダの声『おのおぉぉぉぉれ!チイトオオォォォォォ!!!
よおおぉぉぉぉくも熊と鳥に、
魔法のコードを与えたなああぁぁぁぁぁ!!?』
カズーイ「また、あのおばさんか・・・!!」
つづく
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