バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST
第44話・謎の魔本と雪山への入り口
戦いの続く冒険の過酷さに疲れたバンジョーたちは、
洞窟にある温泉で癒そうと泊まる事にした。
しかし、そこにグランティの部隊が現れて、
温泉を占領しようとして来た。だが、
そのグランティの部隊もバンジョーたちの活躍で、全滅。
見事に温泉を守る事ができた。今度こそバンジョーたちは、
まるで休日のような一日を満喫していた。
グランチルダのアジトでは、グランチルダは部屋中を歩いていた。
まるで、何かを探し回っているかのように。
グランチルダ「ぬうううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!
いっっっっっっったあああぁぁぁぁい!!!どおおぉぉぉぉこに、
あるんんんんんぢゃ!!!!れええぇぇぇいのあれはああぁぁぁぁ!!!」
クランゴ「ドウナサレタノデスカ!?グランチルダ様!!」
グランチルダ「なあああぁぁぁぁぁぁいのぢゃよ!!!!
あれえええぇぇぇぇぇが!!あれええぇぇぇぇぇで、
バンジョーたちを倒そおおぉぉぉぉぉかと、
思っっっっっっとったんぢゃがのおおおぉぉぉぉぉぉう!!!!」
異形の怪物「どっかになくしたんじゃねェか?
グランチルダ様はよく部屋を散らかすと聞くしよ。」
クランゴ「ソンナハズ、ナイ!!アレハグランチルダノ物!
常ニグランチルダ様ノ、オ近クニ存在シテイルハズダ!!」
グランチルダ「そのとおおおぉぉぉぉぉり!!ぢゃが、
そいつがなあああぁぁぁぁぁぜ、わしの側から消えるううぅぅぅのぢゃ!!?」
ディングポット「グランチルダ様!!例のあれが見つかりました!!」
グランチルダ「何いいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!??」
同じ頃、バンジョーたちは一隻の大きなイカダに乗っていて、
色が白くなりつつある洞窟を半分、覆っている水上を移動していた。
ミクスが空気の力でイカダを移動させている。
アシナガ「よく頑張ってるなァ。ミクスちゃん。」
ユミ「無理しなくても良いのよ?私、オールがあるから。」
バンジョー「僕も持っているよ。それでイカダを動かせるから・・・。」
ミクス「い、いえ・・・。このままやります。だって、
私。もっと皆の役に立ちたいですから・・・。」
カズーイ「そ、それにしても、何だか寒くなって来たわね・・・!」
プルレス「ほ、本当だ!まるで、氷か雪の世界へ行くみたいだ。」
ボトルズ「っ!?そう言えば、
温泉のオーナーである老夫婦から聞きましたが、
この先は雪山へと続いているらしいです!」
ミル「って事は。次の舞台は雪山って事ね。
雪男とか雪女とか出るかしらね。多分・・・。」
テル「その雪山とは一体・・・?」
ボトルズ「詳しくはわからないそうです・・・。ですが、
とっても巨大な雪だるまがそびえていると聞いています。」
カズーイ「あううぅぅぅぅっ!!さらに寒くなって来たわ!!」
マンボ「冷気、どんどん大きく感じる・・・。」
アシナガ「むっ!?皆!!見ろ!!あそこを!!」
一同「・・・・っ!?」
イカダが向かっている先には、洞窟の出口らしいところがあった。
そこには、水上が続かず、イカダから降りなければならないそうだ。
バンジョー「いよいよ、来たか・・・。皆。降りる準備は良いかぃ?」
ユミ「さっ。ミクス。もうやめても良いわ。十分だから・・・。」
ミクス「は、はい・・・・。」
ミクスは空気の力を止める。そして、急に倒れるところを、
ユミに抱えられる。眠りそうなミクスを見て、ユミは切なく微笑む。
ユミ「ここまで頑張れるなんて。偉いよ。ミクス。」
テル「来るぞ!!」
そして、イカダはついに洞窟の出口にある地面の前に止まる。
その地面はまるで雪が積もっているような感じであった。
バンジョーたちはそれぞれ、その地面に足を踏み入れた。
ユミはミクスを抱えていて、飛んでいるが。
つづく
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