とある夜の谷。そこは大量の霧が辺りを覆っていた。
そこでは、巨大な姿が二つ存在していた。そう。
謎の巨人が二人、いるのだ。その二人は何故か争っているのだ。
一人は、まるで人間そのもののような姿で女性。
水色の髪で、青い衣装。海豹に似た不思議な帽子をしていた。
しかも、青いヤリを持っている。もう一人は、
黒に近い色で顔が異形な人型であった。宇宙服らしい衣装である。
異形の巨人「・・・・!・・・・・!!」 女性の巨人「・・・・・!!・・・・・!」
異形の巨人は女性の巨人を襲っているような感じであった。
異形の巨人が常に女性の巨人に向かって走っている。だが、
女性の巨人はその異形の巨人を投げ飛ばし、逃げようとしている。
何故、このような事が起きたのか説明しておこう。
異形の巨人の名前はバム星人。星人はこの謎の女性の巨人を、
嫁にしてしまおうとこの地球にまで追っていたのだ。しかし、
女性の巨人はバム星人が大嫌いであった。どうしても、
自身を好きになってくれない女性にバム星人はついにストレスを込み上げた。
バム星人「おとなしく俺様の嫁になりやがれ!!」
バム星人は女性の巨人に殴りかかるが、女性の巨人は、
ヤリでガード。そして、キックで星人をさがらせた。
女性の巨人「・・・・っ!?はっ!!!」
バム星人「・・・・・!?・・・・・!!」
痛みに耐えたバム星人は女性の巨人と組み合う。
女性の巨人「く・・・っ!!ふん!!えぃ!!」
女性の巨人は膝蹴りを二度も繰りだし、またも星人をさがらせる。
バム星人は怒って、機械的な棍棒を取りだし、
それで女性の巨人を叩く。すると、巨人の身体に電流が流される。
女性の巨人「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
女性の巨人は倒れた。そして、バム星人が女性の巨人を襲おうとする。
女性の巨人「・・・・・・っ!!」
バム星人「・・・・!・・・・!・・・・!」
女性の巨人(う、動けない・・・!こ、このままじゃ逃げられない・・・!)
その時、灰間が操縦しているバルワンダー1号が飛んで来た。
パトロールの途中で女性の悲鳴を聞いた灰間はすぐにここに来たのだ。
バム星人「ケケケケケ・・・・・!!さァ!!
一緒に我がバム星人へ行ってもらおうか!!そこで、
いっぱい楽しい事をしようやァ・・・!あひゃはははは!!」
バム星人は女性の巨人を掴んでしまう。
女性の巨人「い、いやああぁぁぁぁ!!!」
だが、バルワンダー1号がバム星人に接近する。
灰間「あの巨人が悪そうだな・・・!」
バルワンダー1号は火薬状のバルカンでバム星人を攻撃する。
バム星人「・・・・!?・・・・・・!!」
攻撃を受けたバム星人は素早く跳び、女性の巨人から離れる。
バム星人「何やっとんか!!!このクソ戦闘機!!!!」
バム星人は棍棒から電撃光線を発射。バルワンダー1号はそれを避ける。
灰間「お前が変な事をしようとしてっからだ!!」
バルワンダー1号は次にレーザーバルカンを連射。星人はこれにひるむ。
バム星人「・・・・・・!!・・・・・!?」
バム星人は倒れそうになるが、バック転ですぐに立ち上がる。
そして、女性の巨人はフラフラしながら去っているところを見る。
それを見たバム星人は追おうとするが、バルワンダー1号が、
レーザーバルカンで妨害。バム星人は少しだけ受けて、
すぐにバック転でレーザーバルカンを避け続ける。
バム星人「・・・・・!・・・・・・・!!!」
だが、1号は星人が立った瞬間を狙ってレーザーバルカンを連射。
攻撃を受けたバム星人は棍棒で接近する1号を打撃するが、
避けられる。そして、
バルワンダー1号はまたもバム星人にレーザーバルカンを浴びせる。
攻撃は受けたが、星人は素早いアクションで避ける。
バム星人「くっそおおおおぉぉぉぉ・・・・・!!!」
バム星人はジャンプして、どこかへ去った。
灰間「逃げたか・・・。俺も帰るとしますか。」
1号も基地へと戻ろうと飛んだ。女性の巨人はどこかへ消えたそうだ。
ウルトラマンティアーズ 第31話・水辺の天使
魔水少女・スィール
暴漢宇宙人・バム星人
登場
そして、夜明けとなった。ある町で、緒川が歩いていた。
つづく
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