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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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灰間「そうだ・・・!あんた。親父と一緒にペンダントの眠った遺跡に、

行ったんだろ!?教えてくれ・・・!親父はどうなったんだ!?」

老人「・・・・・残念ながら、わしは灰間鉄郎と共に、

発掘はしておらん。じゃが、彼らの探検隊が来る前、

既にわしはあの遺跡にいたんじゃ・・・。わしは、

灰間鉄郎にペンダントや魔族、

太古の伝説の事を教えた。その時じゃった。

灰間鉄郎がペンダントを手にした途端、遺跡が急に崩れ始めたのじゃ。

わしは慌てて、逃げたが。灰間鉄郎は・・・・。」

灰間「まさか・・・・!死んだってのか!!?」

老人「いや。遺跡が崩れ落ちた後、わしは感じたんじゃよ。

灰間鉄郎の気配を。そう。灰間鉄郎は生きておる!」

灰間「そっか・・・。生きてたんだな。でも、生きてるのに。

何で行方不明になってんだ?生きてるなら、

既に俺や母さんのところに帰っているだろうし・・・。」

老人「それには、ワケがあるのじゃよ。」

灰間「ワケ・・・・?」

老人「うむ。それは言えない。」

灰間「何で言えないなんだよ?」

老人「言ったら、お前は驚き、

ショックし、悲しむに違いないからな。」

灰間「どんな事だろうが、俺はショックしたり悲しんだりするか!」

老人「そうか。じゃが、わしの口からは言えん。じゃが、

その手がかりなら言える。灰間鉄郎は姫君の亡霊と出会い、

ある魔法をかけた。魔族の手から逃れるために・・・。」

灰間「魔族・・・・!?」

老人「そうじゃ。遺跡が崩れたのも、実は・・・・。っ!?」

灰間「はっ!?ま、魔獣・・・!!」

その時、キングジンジャーが灰間と老人に近づいて来た。

キングジンジャー「キャアアアァァァァオゥ」

灰間「畜生・・・!おい!!どっかへ逃げろ!!」

老人「うむ・・・!そうじゃな。では、また会おうかの!」

老人は走って逃げると、

灰間はバルガンの銃弾でキングジンジャーを攻撃する。だが、

その程度ではキングジンジャーにダメージを与える事はできない。

灰間「くっそ!!こうなったら・・・!ティアーズ!!」

灰間はティアーズに変身しようとすると、

キングジンジャーは口から火炎を吐き出し、灰間を攻撃する。

灰間「うわああぁぁぁっ!!?」

灰間は敵の火炎から間一髪、避けた。だが、

今の魔獣の妨害でティアーズに変身できなかった。

灰間「これじゃ、変身できねーぜ!」

その時、日下部が走って来た。

日下部「何やってるのよ!全く・・・!」

日下部はバルガトリングを連射して、キングジンジャーの顔を攻撃する。

キングジンジャー「キャアアァァァァオゥ」

キングジンジャーは顔を攻撃されて、痛がりながらさがる。

バルワンダーDXはレーザーバルカン連射で、さらに魔獣を攻撃。

キングジンジャー「キャアアアァァァァオゥ」

その時、キングジンジャーは地面に潜り始めて、

地底へ逃げて行った。

灰間「魔獣が逃げて行く・・・!」

日下部「恐らく、攻撃を受けすぎて地底で休むつもりね。

我々も基地に戻るわよ。あの魔獣の対策を考えなきゃ・・・。」

灰間「了解。・・・・・っ。」

灰間は辺りを見回す。まるで、老人を探しているように。

だが、ここにもう老人はいなかった。恐らく、どこかへ去っただろう。


BAR基地の司令室に戻った灰間たち。

大神「魔獣は既に地底に住み込んでいる間に、

野生の力が強まって凶暴になった。それが、わしの考えじゃのォ。」

日下部「・・・と言うか、あの魔獣は既に野生かと思います。」

叶野「どっち道、魔獣はこの地球を滅ぼす気だろう。」

上川「そうですよね。何とかして、魔獣を倒さないと。」

隊員たちが会話している間、灰間は心の中で呟き続けていた。

灰間(親父は行方不明なまま、生きていた。それも、

何かのワケで。確か、あのジジイは、

姫君の亡霊と出会って、ある魔法にかかったと言ったな?

親父をどこかの世界へ避難させたのか。それとも・・・。

だが、親父が生きているのは確かかも知れねェ。もう一度、

あのジジイに会って、詳しく聞かなければ・・・。色々と。)


そして、灰間は自宅に帰った。

灰間は、廊下を歩く美由紀に話しかける。

灰間「・・・母さん。」

美由紀「ん?何かしら?翔。」

灰間「・・・・・信じられないかも知れないけど、

すっげー情報を手に入れたんだよ。」

美由紀「凄い情報って・・・?」

灰間「うん・・・。親父は今、行方不明だけど・・・。

生きていると思う。しかも、何かの理由で姿をくらましながら・・・。」

灰間が切なそうに言うと、美由紀も切なそうな微笑みで言う。

美由紀「・・・・そう。生きているのね。もう会えないと、

紙に書かれてあったけれど・・・。でも、私。思うの。

今もどこかで生きているんじゃないかって・・・。」

灰間「そうか。俺もそう思ったんだ?・・・うまく行けば、

もうすぐ親父にまた会えるかも知れない。」

美由紀「そうね・・・。」

美由紀がそう言うと、灰間は階段へと登って行った。

その時、美由紀の目から涙が流れ始めた。


自分の部屋に来た灰間は、机の前の椅子に座りこむ。

つづく

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