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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ティップタップ「ここで、何を落ち込んでいるのです?」

コッパ「け・・・っ!別に落ち込んじゃいねェよ。」

ティップタップ「そうですか。僕は結構、落ち込んでるけどね。

・・・話は聞ききました。コッパ君。この沼から、

この戦争から逃げても良いのですよ?それが、望みなら。」

コッパ「っ!?何故、それを・・・・!?」

ティップタップ「知ってるのですよ。あなたが、

今すぐにでも、この戦争から逃げたいと言う事を。そして、

ティックちゃんもそう思っているハズですから・・・。私も、

今すぐにこの戦争から逃げ出したい。でも、私は弱いから、

私には愛すべき弟子たちを見捨てられず、逃げれませんでした。

ですが、あなたは見事に逃げ切りました。ですが、

どうして、ここに戻って来たのです?」

コッパ「・・・俺を拾ったクラッシャーのボスが、

グランティがこの沼に対して本格的な侵略を始めたっつーからよ。

本当はこの沼なんざどうでも良かったけど、

ボスがその故郷を守れっつーから仕方なく戻ってやったのよ。」

ティップタップ「クラッシャー。では、あなたは、

前に我々の味方になってくれた組織の一員だったのですね。

どうして。その組織に入ったのですか?」

コッパ「この沼から出て数日。俺は一人旅をしていた。

それで、俺はあらゆる敵を二刀流で倒し続けた。それを、

クラッシャーって奴らがそんな俺を評価して、その一人のエゥーラが、

俺をクラッシャーに入れたんだ。クラッシャーの戦士になった俺は、

グランティと言う悪の組織と戦ったんだ。その戦いは、

この沼での戦争よりはマシだった。食事も遊びも悪くない。

俺はこのまま、クラッシャーとして生きようかと思っていた。

この沼の戦争がなくなる日まではな・・・。」

ティップタップ「そうですか。

私も弟子たちと一緒に外の世界に行きたかったですね。

そうすれば、私は別のコーラス団で静かに暮らしていたでしょう。」

コッパ「じゃあ、勝手にそうすりゃ良いじゃねーか。」

ティップタップ「言ったハズですよ?私は弱いと。とても、

この沼から逃げる気が持てません。それに、私がいなければ、

誰がカメ族を癒してくれるだろうか・・・・。コッパ君。

あなたは・・・あなたの思いたい事をやりなさい。この戦争は、

他のカメはもちろん、他のクラッシャーたちに任せましょう。」

コッパ「・・・わかったよ。そうするわ。」

コッパは立って、ゆっくりとどこかへ歩いた。

ティップタップ(そうです。あなただけはこの戦争から逃げてください。

そして、必ず生きてください。

あなたはカメ族最後の1匹となる存在だから。)


ワニ族の住み処では、多くのワニたちが不安そうにしていた。

ワニA「俺たち・・・。もう終わりなのか?」

ワニB「もうすぐ、奴らがこっちに来ちまう。」

ミドリ「皆・・・。凄く落ち込んでる。まあ、無理もないよね。

誰も見つからないこの住み処がついにカエル族に見つかったから。

・・・・そう言ったよね。マンボ。」

マンボ「ああ。マンボ、確かに予言した。カエル族、

グランティと一緒にこのワニ族の住み処、攻撃してくる。」

ミドリ「もし、それが本当だったら。僕らワニ族は、

どうやって迎え撃てば良いんだ・・・・!!避難しようにも、

待ち伏せで余計な被害が増えるに違いないし。僕らは、

このまま負けてしまうのかな?」

ミドリは不安そうに切なくそう言い、他のワニたちも、

絶望に満ちているのか、恐怖に怯えたり、泣き崩れたりしていた。

その時、さらなる絶望を与えるかのように悲劇が起きる。

1匹のワニが慌てて走って来て、叫ぶ。

1匹のワニ「大変だ!!!!避難しようとしたワニたちが、

黄色いカエル共に虐殺されちまったぞおおぉぉぉ!!!」

それを聞いた多くのワニたちはさらなる絶望でショックする。

ワニA「も、もう駄目だ・・・!俺たち、逃げられない!!」

ミドリ「ど、どうしよう。マンボさん!何とかならないの・・・・!?」

マンボ「マンボの魔法なら、カエル族、倒せると思う。だが、

ワニたち、元気にする事、できないかも知れない・・・。」

ミドリ「それでも良いから、お願いだよ!僕らを助けるつもりで・・・。」

ワニA「そんな奴、ほっとけよ!!クロコタスの緑目!!」

ワニB「そうだ!!大体、こんな髑髏の奴が変な事を言うから、

こんな悲劇を生んだじゃないか!!どうしてくれるんだ!!!」

ワニC「ま、まさか!お前がカエル族を呼んだんじゃないのか!?」

ワニD「もしかして、あんた!!グランティだったの!?」

ワニE「そんなのやだ!!嘘だと言ってよ!!!」

ワニF「そして、助けろ!!俺たちを・・・・!!」

多くのワニが一斉にマンボに怒鳴る。その時。

ミスターバイルの声「静まれ!!!偉大なる民たちよ!!!!!」

バイルの怒声に驚き、静まるワニたち。マンボとミドリの隣に、

ミスターバイルが歩いて来た。バイルはマンボの隣でこう叫ぶ。

ミスターバイル「カエル族とグランティが、

この住み処を知ったからと言って、何になるワニ!?

まだ住み処を発見された時点で負けたワケではないワニ!!!

俺たちには力があるワニ!!熱い心があるワニ!!それを持てば、

いくらカエル族が何十匹攻めて来ようが負けるハズないワニ!!!

必ず生き残れるワニよ!!!さァ!!戦闘準備ワニ!!

勇敢なるワニの戦士たちよ!!

共にこの住み処と民を全力で守るワニ!!!!!」

ワニたち「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

バイルの言葉により、ワニたちは一斉に元気を取り戻し、叫び続けた。

マンボ「凄い・・・!ワニたち、バイルの叫びで元気になった・・・!」

マンボはバイルの偉大さに驚き、ミドリは笑顔でその偉大さを語る。

ミドリ「ミスターバイルはワニ族の中で最も慕われている存在なんだ。

誰もが彼を信頼している。その信頼がミスターバイルの強さでもあるんだ。

多くのワニたちがミスターバイルから勇気を分けてもらっているんだ!」

マンボ「そうか。バイル。やはり、お前はワニ族のエース。」


その頃、カエル族の住み処では、イエローボスが、

2匹のイエローフリビッツからの報告を受けていた。

イエローフリビッツA「ゲコゲコ!!先攻部隊!!

いよいよ、ワニ族の入り口で戦闘準備を完了しました!!」

イエローフリビッツB「後は、攻撃命令を待つだけです!!ゲコ!!」

イエローボス「うむ!!では、即座に攻撃をさせろ!!今すぐに、

ワニ族を全滅させるのだ!!ゲコゲコ・・・・!」

2匹のイエローフリビッツ「ははっ!!!」 2匹は離れる。

そして、今度はエスメラルダが歩いて来た。

つづく

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