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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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バンジョー「な、何だって・・・・!?」

アシナガ「そんな事できるワケねーだろ!?

この沼はまだ戦争中だろが!!

それにカエル族はお前らを狙って、滅ぼそうとしてやがる!!!

俺はほっとけねーよ!!お前らの事をよォ!!」

コッパ「去れっつってんだろ!!うんざりなんだよ!!

てめーらのせいで、俺らはもう御終いだ!!!俺らは滅びる!!

お前らのせいだ!!お前らが余計な事をしなけりゃ・・・!!」

プルレス「じゃあ、僕らがこの住み処を守ってあげるよ!!

そして、必ずこの戦争を終わらせるから・・・・っ!」

コッパ「できっこねェよ!!カエル族とワニ族は強い!!!

俺らは絶対に負ける!!やっぱり、この沼に戻るべきじゃなかったんだ!!!!」

コッパは泣きそうになりながら、走り去って行った。

カズーイ「・・・何よ。あのヒステリーなカメは。」

ティックの声「ごめんね。コッパがあんなので・・・。」

バンジョー「っ!?ティックちゃん・・・。」

バンジョーたちの近くに、ティックが歩いてきた。

ティック「コッパ。昔はあんな怒りっぽくなかったのよ。」

バンジョー「戦争のせいでだんだん荒んだ事はわかっているよ。

コッパはこの戦争が終わらないせいで、去ったんだろ?」

ティック「ええ。でも、

本当にこの沼を去る気になったのは、別の理由にあるの。」

カズーイ「別の理由・・・・?」

ティック「ええ・・・。あれは、彼がこの沼を去る日・・・。」


数年前、コッパとティックはタンクタップのところに来ていた。

コッパ「タンクタップ様・・・!この沼の戦争は・・・・。

いつになったら終わるんだ・・・!?」

タンクタップ「それはわからない。我らカメ族が無数にいると同じく、

他の種族も無数に存在しているからだ。」

コッパ「それじゃ、永遠に終わらないではありませんか!!

他の種族の住み処はどうやったら見つかるのです!!!」

タンクタップ「残念ながら、他の種族の者たちは、

それぞれの住み処を別の場所に移した。君が戦争を終わらせたい気持ちは、

私と同じだ。私もすぐにこの戦争を終わらせたい・・・・。だが、

現実はそう甘くない。戦争が終わる日はまだ遠い・・・。」

コッパ「じゃあ、一生戦争するってのかよ!?このままじゃ、

俺ら全員、滅びるんだぞ!?戦争のせいで、大切な者を失った奴が、

多く出ている!!そんな奴が増えて嬉しいのかよ!!もう良い!!

そのまま戦争し続ければ良いんだよな!!

もうあんたなんか頼りにしねェ!!」

コッパは怒って去ると、ティックが慌ててコッパの後を追う。

タンクタップの右目から少しだけ涙が出ようとしていた。


コッパとティックは病院にいた。そこには、負傷したカメが、

多くいた。死んだカメもいて、そのカメの親戚が泣いていた。

コッパ「くっそ!!いつまで続きやがるんだ。こんな悲劇がよ。」

ティック「恐らく、どちらかが最後まで生き残るまで・・・。」

コッパ「何!?お前まで何て事を言うんだ!?」

ティック「だって、他の種族の事・・・何か気づいてない?

私、聞いたわ。ワニ族では噂の紅のワニが、

またも数匹を喰い殺した事。カエル族なんて、どこかの暴力組織と、

手を組んで戦力を増加したと聞いてる。トンボ族やピラニア族も、

負けてない。だとすれば・・・・。」

コッパ「一番、戦力を整えてねーのは・・・俺らだけか!?」

ティック「・・・そうみたい。でも、安心して!?いつか、

私たちにも奇跡が来るわ!私たちは必ず生き残れる!!

あなたたちならきっと勝ってくれる!!」

ティックが必死に説得しようとする。だが。

子供のカメ「ねェ。お母さん。次は僕たちも死んじゃうの。」

母親のカメ「そうかも知れないわね・・・。」

男のカメA「俺・・・戦士になるの、止めようかな。」

男のカメB「そうだな。戦うと死んじまうしよ。」

女のカメ「あたし!!嫌よ!!絶対に死にたくないわ!!」

他人の声を聴いていたコッパは徐々に恐れと共に震えていた。

老人のカメ「どうせ皆は死ぬんじゃ。

この沼に生まれた者はそう覚悟するしかない。」

少年のカメ「じゃあ、この沼から去れば、命を落とさずに済むのかな・・・。」

少年の言葉を聞いたコッパに異変が起きた。

コッパ「・・・・あ。あは・・・。あははははははははは・・・・!!」

ティック「こ、コッパ・・・?何を言い出すの?」

コッパ「そうだ・・・。この沼から去れば良いんだ。

俺はまだ死にたくない!!

このまま戦い続けて、死ぬなんかもうやっだ!!!もうこんな沼は、

やだ!!今すぐ!!今すぐに逃げてやる!!!

俺の全てがおかしくなる前に、

今すぐに逃げる!!逃げるんだああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

コッパは狂ったかのように叫びながら、この病院。いや、

この沼から去ってしまった。


そして、現在。ティックは切なそうにこう言う。

ティック「それから、コッパは昨日までこの沼に戻る事はなかった。

この沼の戦争が彼に絶望を与えすぎたせいね。きっと・・・。」

バンジョー「そうか・・・。あとは、何故コッパは、ク

ラッシャーに入ったか・・・だな。」

カズーイ「そうね。戦いが嫌なのに、何故クラッシャーとして戦ったのかしら。」

ティック「ごめん。それは流石に、私もわからないわ。」


誰もいないところで、コッパは座り込んでいた。そこに、ティップタックが来る。

つづく

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