バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST
第31話・紅のワニ・バイル
カメ族の剣士にして、クラッシャーの戦士である、
コッパを助けたバンジョーたちはクロコタスの案内で、
ワニ族の住み処に来る。そして、ここに、
あのマンボまうんてんで一緒に戦ってくれた、
不死の魔術師・マンボジャンボと再会する事になった。
だが、マンボは、バンジョーとカズーイを、
デスブラザーではないかと疑っていた。そして、
テルはマンボに復讐を果たそうとしているのだ。
こうしている間にも、グランティは、
第7特命隊のモンスターたちを一斉に送り込み、
ワニ族、カメ族、トンボ族、ピラニア族に対し、
総攻撃を仕掛け始めたのである。
今、マンボはテルと対峙をしていた。
バンジョー「な、何をやってるんだ!?君たちは!!」
テル「黙れ熊公・・・!俺はこいつに借りがあってな。
それに、こいつは生かしちゃおけない気がするんだよ!」
カズーイ「かと言って、ここで争って、
良いワケないじゃない!ちょっと!ミル!!
何とかしなさいよ!!説得するとか!!」
カズーイにそう言われたミルだが、
何故か辛そうな表情で静かにこう言う。
ミル「そうしたいけど・・・。テルはね、
一度怒りだすと、もう止められないの・・・!」
アシナガ「マジかよ!?」
テル「さァ。あの時のリベンジだ・・・!!
あの時は剣で斬ろうとしたが、あれは本気ではない。
今度は、本当の武器で本気で行くぞ・・・っ!!」
マンボ「来い。所詮、お前、また負ける・・・!」
マンボの冷たい言葉に、テルの堪忍袋の尾が切れる。
テル「黙れああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
テルはエネルギーの集まった左手から、
エネルギー弾を発射して、マンボを攻撃する。
マンボ「マジックソード!!!」
マンボはステッキを光らせて魔法の剣に変える。
それで、テルのエネルギー弾を斬り、かき消した。
カズーイ「杖が光の剣に!!?」
ミル「さっそく魔法ね・・・!」
テル「ぐっ!!そりゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
今度は光で包んだ拳でマンボに殴りかかるテル。
マンボ「・・・・ふっ!!」
だが、マンボは剣でそれを受け止める。
マンボ「それが、本気か・・・・。」
テル「ちぃ・・・っ!!おのれィ!!」
テルとマンボは離れて、再び対峙する。
バンジョー「いい加減にしてくれ!!君たち!!
何でそこまで争わなくちゃいけないんだ!!!」
アシナガ「そうでェ!!ここはよォ。
仲良くするのが、一番じゃねーのかぃ!?」
バンジョーがマンボとテルを止めようとした。その時。
謎の声「そこまでだァ!!!!!」
バンジョーたち「っ!!!??」
謎の声に一同は驚き、マンボとテルは、
それぞれ魔法を解く。そして、出入り口の方に向く。
そこには、複数のワニたちがいた。声を出したのは、
1匹のワニである。何故か、物凄い怒りを感じる。
ワニたち「グルルルルルルルルルル・・・・・!!!!!」
つづく
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