ここに、バンジョーとカズーイは今、
再びマンボと互いの顔を合わせたのである。
マンボ「・・・・久しぶり。熊と鳥。
マンボまうんてん以来だな。」
バンジョー「・・・・何で、ここに来たんだぃ?」
カズーイ「この争うの沼に何の用なのよ?」
マンボ「お前たち、ここに来ると思ったからだ。
そして、今日。お前たち、来てくれた。」
カズーイ「何で、あたいたちが来るのをわかったの?
まるで、あたいたちに会いたいような感じね。」
マンボ「そう。マンボ。お前たちに会いに来た。
そして、マンボ。この沼に来る前の時に、
旅をしている時。お前たちがこの沼に来ると予知した。」
バンジョー「何故、僕らに会いたいんだぃ?
マンボまうんてんから出てまでに・・・・。」
テル「その前に、俺たちの方にも挨拶してもらおうか!
不死の魔術師。マンボ・ジャンボ・・・!」
不機嫌そうなテルにマンボは気づく。
マンボ「・・・お前たちも久しぶりだな。人間よ。」
ミル「あなたが、不死の魔術師ね。」
マンボ「お前、男の連れだな?」
ミル「ええ。初めまして。ミルよ。」
テル「・・・俺はテル。マンボ・ジャンボ。
貴様。何故、ここにいる!?」
この険悪そうにムードになりつつある事を、
ムラサキを感じて、恐れそうになる。
ムラサキ「・・・・こ、この部屋には漫画とか、
フィギュア、ゲームウォッチとかがあるから、
で、できれば仲良くくつろいでね・・・っ。じゃ!!」
ムラサキは焦って走りながら、ここから出た。
この部屋には、確かに漫画がいっぱいある本棚や、
ゲームウォッチが多く入っている箱などもあった。
ちなみに、壁には複数のポスターがある。
マンボ「言ったハズ。マンボ。熊と鳥に会いに来たと。
だから、お前たちに用はない。人間どもよ。」
テル「貴様・・・・・っ!」
テルが殴りかかろうと、右手を出す。その時。
バンジョー「待ってくれ!テル!!」
バンジョーがテルの左腕を掴み、殴るのを止める。
これに、テルは凄く怒る。
テル「邪魔するな!俺はこいつを許せんのだ!!
それに、こいつは不死の魔術師!!
何が起こるかわからないんだぞ!?」
バンジョー「その前に、聞きたいんだ!!何故、
マンボが僕らに会いたいのかを・・・・っ!!」
カズーイ「そうよ!あたいたちに何か用でもあるの!?」
マンボ「・・・・聞きたいか?」
バンジョー「・・・・聞きたい!」
マンボの冷たそうな問いに、
バンジョーは険しそうな表情で返事する。
マンボ「本当に良いんだな?」
カズーイ「良いから、さっさと答えなさいよ!!」
カズーイが怒鳴ると、マンボは少しだけ目を瞑って頷く。
そして、目を開くと同時に言葉を放つ。
マンボ「・・・・お前たちの真実、知るために。」
その言葉にバンジョーとカズーイは、驚く。
その頃、とある沼のところで、ワニ族とフリビッツ族の戦争が、
繰り広げていた。だが、ワニ族の方が有利であった。
少数の赤いフリビッツたちに、
大勢のワニたちがじりじりと迫っている。
ちなみに、ワニたちは普通のワニである。
フリビッツA「ゲコ・・・!このままじゃヤバい!!」
ワニ「グヘヘヘ・・・・!!お前たちも喰ってやる!」
フリビッツB「ゲコゲコ!!だが、俺たちには、
心強い味方ができたんだぜ!?第7特命隊と言う、
味方がよォ!!!ゲコゲコ!!!」
ワニ「けっ!なーにが心強い味方よ・・・・!いつもの、
黄色い・・・・・!フギッ!!」
その時、1匹のワニが謎の光球を受けて粉々に吹き飛ぶ。
他のワニA「うわっ!!?」 他のワニB「な、何だ!?」
他のワニが1匹のワニが謎の攻撃で死んだ事に驚く。
フリビッツA「ゲコゲコ!!
来てくれたぜ。特命隊の戦士たちが!!」
そして、フリビッツたちの後ろから、
顔が普通の人間と同じらしいが、
体が、恐ろしい人型の怪物に近い者が歩いて来た。
怪物のような人間「これが、ワニ族。意外と脆いな・・・・。」
ワニA「な、何だ!?こいつ!!見た事ねー奴だ!!」
ワニB「むっ!?おい!!沼の方が変だぞ!?」
ワニたちは沼の方を見て、驚く。その沼の方から、
ピラニアが複数浮かび上がって来る。
まるで、死んでいるようだ。
ワニA「し、死んでる・・・!?あっ!!」
その沼から身体がダルマに近い形だが、
顔が恐ろしい魔物に近く、
下半身には蜘蛛の足が6本生えている怪物が現れる。
ダルマに近い姿をした怪物「俺がやったぞぉ~っ。」
ワニB「お、お前らは一体・・・・!?」
怪物のような人間「悪いけど、君らの仲間じゃない。
僕はウィゾル。このカエルさんたちの味方だよ。」
ダルマに近い姿をした怪物「俺はビーラゴス。
お前ら、俺と遊んでくれるかぁ?」
フリビッツ「ケケケケ・・・!!ってなワケで、
二人とも、お願いしますぜェ・・・・!」
ウィゾル「わかった。」 ビーラゴス「任せとけィ!」
そして、ほとんどの沼中にワニたちの悲鳴が響き始める。
ワニたち「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
バンジョー「僕らの・・・・真実!?」
マンボの言葉にバンジョーとカズーイは動揺する。
テル「もしかして、お前も思っているのか!?
この熊と鳥が、デスブラザーである事を・・・!」
テルがバンジョーとカズーイに手を向けて、そう聞く。
カズーイ「まさか、
あんたも疑ってるんじゃないでしょうね!?」
マンボ「・・・・・そうだ。」
そう。マンボも疑っていたのだ。バンジョーとカズーイが、
デスブラザーではないのかと。
アシナガはそれを聞いて、驚く。
アシナガ「ええっ!!?お前ら、あの世界に災いを齎した、
伝説の熊と鳥である、デスブラザーだったのか!!?」
カズーイ「違うわよ!!!」 カズーイはアシナガに凄く怒鳴る。
ミル「って言うか、何度も熊さんと鳥さんが、
誰かにデスブラザーって言われたところを聞こえたでしょ?」
アシナガ「い、いやァ・・・。気づいちゃいなかったんで・・・^^;
けど、チキンは俺を簡単に扱えたしなァ・・・。」
バンジョー「それで、僕とカズーイが本当に、
デスブラザーであったら、どうするんだぃ?」
マンボ「・・・・マンボ。お前たちをまだ、
デスブラザーを認識していない。」
バンジョー「認識していない?どう言う事だぃ?」
マンボ「マンボ。デスブラザーの正体を知らない。
だが、お前ら、デスブラザーと何か共通点を感じる。
これから、マンボ。お前たちを観察し、
お前たちがデスブラザーなのか確かめる。」
カズーイ「何それ!?ふざけてるの・・・・っ!!?」
マンボの発言に、カズーイはさらに苛立ちを感じる。
バンジョー「もし、僕らがデスブラザーでなかったら、
僕らに協力してくれるのか?僕と一緒に、
妹のチューティをグランチルダから救ってくれるかぃ!!?」
マンボ「お前の妹なら、助ける。それに、
真実を知らないままに、お前たちに死んだら困る。
だから、マンボ。お前たちと一緒に冒険する事にする!」
バンジョー「マンボ・・・・!」
バンジョーは笑顔になり、
マンボに手を向ける。握手のつもりだ。
カズーイ「待ちなさい。バンジョー。」
バンジョー「カズーイ!?」
カズーイの暗そうな声に、バンジョーは少し驚く。
カズーイ「あたいは信じないわ。こんな奴。」
どうやら、カズーイはマンボを許せないそうだ。
カズーイ「こいつもあたいたちを、
デスブラザーと疑ってるじゃない?
あたいはこいつを仲間にする気ができないわ・・・!」
バンジョー「でも、協力してくれるって・・・。」
カズーイ「いつ、
あたいたちを襲いかかってくるかわかんないでしょ!!?」
カズーイはいつマンボが、
自身とバンジョーを襲ってくるのかと思っているそうだ。
テル「俺も疑ってるさ。マンボ。貴様の事をな。」
マンボ「お前たちがどう思おうと勝手。だが、
マンボはあくまで、マンボの思うように動く。
誰の指図、受ける気ない。」
テル「俺も、俺の思うように動くつもりだぜ・・・!」
テルは右手にエネルギーを集める。
どうやら、殺す気だ。
ミル「待ちなさいよ。テル。
今は戦って駄目な雰囲気じゃない?」
テル「だが、俺は・・・・!!」
マンボ「良い。どうせ、人間にマンボを倒せるワケない。」
そして、マンボも立ち上がり、マンボステッキを出す。
バンジョー「お、おい!!君たち・・・・っ!!」
テルとマンボが争おうとしている。だが、その時。
1匹のワニがこの険悪な光景を見ていた。
そして、カメ族の住み処では。
1匹のカメが歩きながら叫んで来る。
カメ「大変だああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
その叫びに他のカメたちが気づき、そのカメに目線を向ける。
他のカメA「どうしたんだ?そんなに慌てて。」
他のカメB「何かあったのか?」
カメ「戦場の方で、カエル族の奴らが、
恐ろしい怪物どもを送り込んで来たんだよォ!!!」
他のカメA「ええっ!!?」 他のカメB「何だって!?」
カメ「多分、グランティの連中らしい・・・!」
その話を、ボトルズたちも聞いていた。
ボトルズ「ぐ、グランティだって・・・・!?」
ワニ族の住み処に来たバンジョーとカズーイの前に、
あの不死の魔術師・マンボジャンボと再会を果たしました。
ですが、それはさわやかな方向に行かず、
最悪な展開を迎える事になりました。マンボに、
強い憎しみを抱くテルが彼を殺そうとしたのです。
その時、グランティ第7特命隊の怪人たちが、
ついに動き出しました。この沼での戦争は、
過激になって行くでしょう。果たして、
バンジョーとカズーイ、そしてマンボの運命やいかに。
次回につづく
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