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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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だが、ニアギルクはティアーズを思い切り殴り飛ばす。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!?」

ティアーズは倒れるが、すぐに立ち上がる。

ニアギルク「グギャアアァゴオオオオオォォォォォォォ」

ニアギルクは走って、またもパンチする。

ティアーズは右腕でガードして、魔人にパンチをする。

ニアギルクは痛がるが、負けずにアッパーで反撃する。

ウルトラマンティアーズ「・・・・!・・・・・・・・!!」

またも倒れたティアーズにニアギルクが迫る。

ニアギルク「グギャアアアァァァゴオオオォォォォォォ」

だが、ティアーズは迫る魔人の両手を両手で掴み、

そのまま敵を投げる。次に倒れたニアギルクに、

立ち上がったティアーズが迫ろうとジャンプする。

ウルトラマンティアーズ「ショワッ!!」

だが、ニアギルクは跳び込んで来るティアーズから離れようと、

自身を横の方へ転がして逃げる。

ニアギルク「グギャアアアアァァァァァゴオオオォォォォォォ」

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!デヤ!!!」

ティアーズは逃げるニアギルクの背中に跳び込み、

馬乗りになる。

ニアギルク「グギャアアァァァァゴオオオオオォォォォォォ」

魔人は必死にティアーズを切り離そうと、

馬のように荒々しく動き回る。必死に離そうとしないティアーズだが。

ニアギルク「グギャアアアアァァァァァゴオオオオォォォォォ」

ニアギルクは思い切り立ち上がる。それにより、

ティアーズは勢いに飛ばされて倒れる。

ウルトラマンティアーズ「ウワァ!!?」

ニアギルク「グギャアアァァァゴオオオオォォォォォォ」

そして、ニアギルクは、

顔の赤い部分から紫色の太いビームを発射した。

ティアーズはそれを避けるが、民家に命中してしまう。

すると、その民家が一瞬光り、ドロドロに溶け始めてしまう。

叶野「民家が溶けた・・・っ!?もしや、

あの毒のおにぎりは奴の光線から作られたと言うワケか!!」

そう。人々を襲う毒のおにぎりの正体は、

ニアギルクから発射する猛毒光線のエネルギーを分解して、

それを一粒の塊にして、その塊の多くで作り上げた物だった。

ウルトラマンティアーズ『あの毒光線を、

出す部分を何とかしねーと!!』

ティアーズは両手でニアギルクの顔の赤い部分を掴む。

ニアギルク「グギャアアアァァァァァゴオオオオォォォォォォ」

対する魔人も両手でティアーズを掴む。

すると、両者は倒れて、

転がりながら組み合っていく。そして、両者は離れ合い、

ニアギルクが立ち上がって、右手を振り光弾を出す。

ニアギルク「グギャアアアアァァァァァゴオオオオォォォォ」

ティアーズはこれを避けるが、

魔人は左手を振りまた光弾を出す。

ウルトラマンティアーズ「ハッ!!ジャンピングショット!!!!」

ティアーズはジャンピングショットで反撃するが、

ニアギルクはかろうじて避けた。

地面の爆発で身体が少し焼けそうになったが。

ニアギルク「グギャアアアアァァァァァァゴオオオオォォォォォォ」

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・・!!!」

ティアーズが着地すると、ニアギルクは右手を手刀にして構える。

ニアギルク「グギャアアアアァァァァゴオオオオオォォォォォォ」

その手刀を振るうと、

一瞬だけその手から光の剣のような物が出る。

その光の剣を避けるティアーズ。その剣は消えてしまう。

ニアギルクはまたも手刀を振るい、

光の剣でティアーズを攻撃する。

ティアーズはまたもそれを避ける。

ニアギルクは3回目の攻撃をする。

ニアギルク「グギャアアアアァァァァァゴオオオオォォォォォ」

ウルトラマンティアーズ「セカンズ・アームズガード!!!」

ティアーズは両手を前に出して、その互いに向き合った、

手の平から青い光線を出し、光の棒を作り出す。

その光の棒で敵の光の剣を跳ね返した。

これに驚くニアギルク。

ニアギルク「グギャアアアアァァァァゴオオオオォォォォォ」

魔人はまたも光の剣で斬りかかるが、ティアーズは、

またもセカンズアームスガードで受け止める。

ウルトラマンティアーズ「ショワアアァァァァッ!!!」

ティアーズはさらにキックでニアギルクを蹴り付ける。

ニアギルク「グギャアアアアアァァァァァゴオオオオォォォォォ」

ニアギルクは怒って、両手を刀手にして、

その両方を一気に振るう。

二つの光の剣で襲いかかるが、ティアーズは、

セカンズアームズガードでそれを受け止める。だが、

流石に跳ね返せずに、少しずつ押されていた。

ウルトラマンティアーズ『くぅ・・・っ!!お、重ェ・・・!!』

ニアギルク「グギャアアアアァァァァァゴオオオオオォォォォォォ」

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!ショワッ!!!」

ティアーズは何とか力を出し切って、押し返す。

ニアギルクはこれにひるみ、さがる。だが、すぐに、

赤い部分から毒の太いビームを発射。

ティアーズに命中してしまう。

ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアァァァァァ・・・・・!!!」

ティアーズはこれを受けて、物凄い苦しみを味わう。

叶野「ティアーズが毒を受けてしまった・・・・!!」

ティアーズは毒の苦しみに耐えられずに倒れそうになる。

カラータイマーが赤く点滅を始めた。

ウルトラマンティアーズ(熱い・・・!

身体が溶けちまいそうだ・・・!!)

だが、ニアギルクは何故か不安を感じた。

ティアーズの身体が、

溶けそうに見えない。そう。ティアーズの身体は、

ニアギルクの毒などで溶ける事はないのだ。苦痛は感じるが。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!!」

ニアギルクは光弾を2回発射する。

どちらもティアーズに避けられる。

さらにまたも毒のビームを発射する魔人。だが、

ティアーズはバック転でそれを避ける。

ニアギルク「グギャアアアアアァァァァァゴオオオオオォォォォォォ」

そして、また毒のビームで攻撃するニアギルク。

ティアーズはまたもそれを避けて、ゆっくり立つ。

その時、日下部と上川が叶野のところに走って来た。

日下部&上川「叶野さん!!!」

叶野「おお・・・!二人とも。あの魔獣が犯人だったんだ・・・!!」

ウルトラマンティアーズ「アームズシュート!!!!!!」

ニアギルク「グギャアアアアァァァァゴオオオォォォォ」

ティアーズはアームシュートを発射するが、同時に、

魔人も毒のビームを発射して、両者の光線が相打ちになる。

叶野「一斉攻撃だ!!!」

3人の隊員が一斉射撃でニアギルクを攻撃する。

ニアギルク「グギャアアアアァァァァゴオオオオォォォォォォ」

ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!!!」

これをチャンスにティアーズはアームシュートで魔人を攻撃。

魔人は大ダメージで、ティアーズはさらなる攻撃に出る。

ウルトラマンティアーズ「シューティングスラッシュ!!!!!!」

ティアーズはシューティングスラッシュで、

ニアギルクを身体を斬る。

上半身と下半身に分かれるように切断され、上半身が落ち、

下半身が倒れた。ニアギルクはついに死んだ。

叶野「やったか・・・・・!」

ウルトラマンティアーズ「・・・・・ショワッチ!!!」

勝利したティアーズは夜空を飛び去った。


次の日。BAR基地の司令室に集まっている、

大神、灰間、日下部、上川の4人。

上川「そう言えば、叶野さんがいませんね。」

灰間「きっと、どこかの仕事でしょうよ。ん?」

その時、叶野が来た。何かの袋を持って。

大神「おお。遅いやないの。叶野。」

叶野「すみません。皆。良い物をやるぞ。」

日下部「良い物?」 上川「何ですか?それは。」

叶野「それは・・・・これだ。」

叶野は袋から何かを出し、テーブルの上に置く。それは、

多くあるコンビニのおにぎりであった。

日下部「お、おにぎり!!!!??」

上川「な、何で!!?」 隊員たちはおにぎりを見て驚く。

叶野「安心しろ。このおにぎりはもう毒の塊ではない。」

上川「そ、そうですか・・・・?」

大神「犯人である魔獣は死んだので、

二度と毒のおにぎりは現れんけ。

おにぎりは平和な味に戻ったんじゃ。」

叶野「皆。仕事を頑張ってるからな。

ご褒美にこれを食べさせようと思ってな。」

日下部「そうだったのですか・・・・。」

灰間はおにぎり一個を食べてみる。すると。

灰間「・・・・美味い。

確かに平和な味がするっすよ。叶野さん。」

上川や日下部もおにぎりを食べる。皆、笑顔になっていく。

上川「本当だ!凄く美味しい!!」

日下部「ありがとうございます。叶野さん。」

叶野「いや。俺はそれ程の事はしていない。そうだな。

礼を言うなら、

おにぎりを救ってくれたティアーズに言うべきだな。」

叶野も笑顔になって、おにぎりを食べている。大神も。

大神「そうじゃの。今は平和を満喫するためにも、

このおにぎりをゆっくりと味わおうやないの。」

こうして、

おにぎりを殺人兵器に変えようとする魔獣ニアギルクは、

倒され、おにぎりは平和な食べ物へと戻りました。

それにしても、皆の食べ物に毒を植え付けるとは、

魔族の連中はとんでもない奴ばかりですね。次は、

どんな恐ろしい作戦で人々に牙を剥くのでしょう。

ですが、BARはその謎の作戦を解明して、

今日も魔族を追い詰めていく事でしょう。

次回につづく

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灰間「そうだよ。BARの研究によって、

そいつはおにぎりじゃなくて、毒の塊なんだってさ。

ま。そんなえげつねーもんを作ったのも、魔族の仕業よ。」

徳丸「でも、今の僕っておにぎり食べたい気分何だよねェ。」

森下「私もォ~っ。」

徳丸と森下はおにぎりを食べたい気持ちでいっぱいだった。

灰間「・・・・あの毒の塊でもか?」

徳丸「食べてみなきゃわかんないじゃん?」

野口「あははは。じゃあ、私の家に来てよ。

おにぎりいっぱい作ってあげるよ。」

徳丸&森下「本当!!!?」

徳丸と森下は笑顔になってそう言う。

野口「うん。本当だよ。灰間君も来る?」

灰間「うむ・・・。ま、来てやっても良いけど?ん?」

その時、4人は目の前に謎の商人らしき者がいた。

その者は前に箱みたいな物の上に多くのおにぎりを置き、

黒いローブを身に纏っていた。まるで売っているように。

徳丸「おにぎりがいっぱい!!」

森下「美味しそ~う!!」

徳丸と森下は多くのおにぎりを見て、喜びに満ちる。

野口「あの・・・・。誰ですか?」

野口が恐る恐る黒いローブの者に聞いてみる。

黒いローブの者「私はおにぎり屋さんです・・・。」

灰間「おにぎり屋さん・・・?」

黒いローブの者「そうです。最近、

全ての店におにぎりの販売が、

中止されて食べられなくて困っているのでしょう?

そこで、私が、そんな困っている人たちにおにぎりを、

食べさせようと思って、こうしているのです・・・。」

徳丸「それじゃ、僕らにおにぎりをくれるの!!?」

黒いローブの者「ええ。無料で差し上げますよ。」

そして、黒いローブの者は一個のおにぎりを手に取り、

灰間たちに近づける。

徳丸と森下が笑顔でそのおにぎりに近づく。

森下「わわわわっ!!頂戴!!頂戴!!」

黒いローブの者「そうです。思い切り食べなさい・・・!

ヒヒヒヒヒヒ・・・・・ッ!!!」

灰間「・・・・・違うな。ぬっ!!」

その時、

灰間が黒いローブの者のおにぎりを持つ手を蹴り出す。

黒いローブの者「ぬぉ!!?」

それにより、おにぎりが弾き飛ばされて、地面に落ちる。

その時、そのおにぎりが紫色に変わりながら溶けていった。

徳丸、森下、野口「ああ・・・・・っ!!」

3人はこれの驚き、灰間が黒いローブの者の頭を掴む。

灰間「てめェ・・・。例のおにぎり職人って奴だな?おい!!」

灰間は思い切りそのローブを脱がす。

そのローブを奪われた者の、

正体が明らかになる。それを見た野口たちはさらに驚く。

徳丸「わっ!!!!」 森下「きゃっ!!!!」

野口「か、怪人!!!??」

そう。その正体は魔族の使者であるニアギルクであった。

ニアギルク「ちぃ・・・・っ!!バレちまったか!」

ニアギルクはそう言って、素早く逃げ出した。

灰間「あっ!!待て!!皆!!先に行ってな!!!」

灰間はニアギルクを追おうと走り出す。


そして、夜になった。とある大学の近くで、

灰間はニアギルクを追って走り続けていた。

灰間「待ちやがれ!!クソ魔族ううぅぅぅぅ!!!!」

ニアギルク「しつこい野郎めェ・・・!くらえ!!」

ニアギルクは立ち止まって灰間の方に向かい、

右手を前に振ると同時に、そこから白い光弾を出した。

灰間「おわっ!!」

灰間は右の方に跳んで避ける。

敵の光弾が地上に命中して爆発。

ニアギルク「はは・・・っ!!」 

そして、魔人はまた走って逃げる。

灰間「くそ・・・っ!!バルガンがねェから、上手くいけねェ・・・!」

ニアギルク「ひゃははっ!!お前は所詮、人間!!

人間が俺に逃げられるワケがないんだよ・・・。おちゃ!!」

ニアギルクは突然、謎の銃弾に撃たれて倒れる。

灰間「っ!?・・・あっ!!叶野さん!!!」

灰間は右の方に向く。そこに、

バルガンを構えている叶野がいた。

叶野「町中でおにぎりを、

無断で売っている誰かがいると聞いてな。

そいつを早くも見つけるとは好都合だ。それに、

正体がやはり魔族だったとは、予想通りだ・・・っ!!」

ニアギルク「グルル・・・!!てめェ・・・!

この俺様に傷をつけやがったなっ!?お!!」

ニアギルクは立ち上がった。まだ倒れていないようだ。

叶野「ここはかつて、俺がよく通い卒業した大学だ。

お前のような外道に、

この思い出の場所を荒らさせるワケはいかん。」

ニアギルク「んなもん知るか!!おらあああぁぁぁ!!!」

ニアギルクは左手を前に振り、そこから光弾を発射する。

叶野「はっ!!ぬん!!!」

叶野はそれを避けながら、素早く銃弾を撃つ。

ニアギルク「ぎえっ!!!」 ニアギルクは頭を撃たれて痛がる。

灰間「凄ェ・・・!何て射撃の腕だ。」

叶野「なめるなよ?

俺は特殊部隊の元隊長だ。その特殊部隊が、

貴様らの魔獣のせいで、半分失ってしまったがな・・・・っ!!」

叶野はその語尾と共に再び射撃する。

ギアニルク「ぐっ!!このやろああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

ギアニルクは怒って、素早く叶野に襲いかかる。

灰間「だあああぁぁぁぁ!!!」

その時、灰間がジャンプキックでニアギルクを蹴り飛ばす。

ギアニクル「うわ・・・・っ!!」

魔人は攻撃を受けて叶野に届かずに倒れる。

叶野「灰間!!」

灰間「なめんなよ?俺はミラクルマンと呼ばれた男だぜ!」

ギアニルク「ぬうううぅぅぅぅ・・・・!!ふざけやがって!!

てめーらまとめてぶっ殺してやる!!

があああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

そして、ギアニルクは光と共に巨大化した。

声が人間の声から怪獣の声へと変わっていった。

ただし、姿はそのままである。

ギアニルク「グギャアアアァァァゴオオオオオォォォォォ」

叶野「魔獣になったか・・・・っ!!だが!!」

叶野はバルガン連射でギアニルクを攻撃する。

ギアニルク「グギャアアァァゴオオオオォォォォォォォ」

だが、魔獣となったギアニルクには銃弾は通じない。

叶野「くそっ!!もはや銃弾は効かないか!!灰間!!」

叶野は自分のシーバーを外して、灰間に投げつける。

灰間「おっ!か、叶野さん!?」 灰間はそれを受け止める。

叶野「上川と日下部が別の場所で行動している!!

このシーバーで二人を呼べ!!大至急だ!!!」

灰間「は、はい!!

灰間より日下部へ!!灰間より日下部へ!!」

灰間は隊員に連絡している間に叶野が走りながら、

ギアニルクを撃つ。どうやら、魔獣をこちらに誘導する気だ。

ギアニルク「グギャアアアアアァァァァゴオオオオォォォォォ」

叶野「こっちに来い!!魔獣め!!!」

ニアギルクは逃げる叶野を追おうと歩く。そして、

叶野は見事に魔獣を大学から離れさせて行く。

灰間「よし・・・!叶野さん!!

二人に伝えておきました!!」

灰間は走りながら、叶野に向かって叫ぶ。

叶野「わかった!!お前はどっかに隠れてろ!!

武器は持ってないし、足手まといになるからなァ!!!」

叶野にそう言われた灰間は立ち止まり、小さく呟く。

灰間「武器なら・・・・。あるッスよ。」

灰間はペンダントを握ってそう言う。その時。

ニアギルク「グギャアアアアァァァァァゴオオオオォォォォ」

ニアギルクが前に振った右手からの光弾で叶野を襲う。

光弾が叶野の近くで爆発し、その爆風で叶野が倒れる。

叶野「うわあああぁぁぁっ!!?」

灰間「叶野さん!!!ティアーズ!!!!!」

灰間はウルトラマンティアーズに変身して、巨大化する。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!」

ニアギルク「グギャアアアアアァァァァゴオオオオオォォォォ」

ティアーズと魔人はいきなり激突し、組み合いにかかる。

つづく

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スタッフ「お”ああああぁぁぁぁぁ・・・・!!!」

血を吐きながらもがき苦しむスタッフに近づく上川。

上川「どうしたんだ!?スタッフ!!」

スタッフ「か、体の中が・・・!!溶け・・・る・・・・っ。

おにぎりにっ!!ど、どっく・・・・が・・・・。ぁ。」

そして、スタッフはゆっくりと目を閉じた。

上川「し、死んだ・・・・っ!!それに、

おにぎりに毒って、まさか!!!」

上川はスタッフは食べたおにぎりを持って見る。

その時、他のスタッフ4名が駆け付ける。

他のスタッフ「どうしました!!上川隊員!!!」

上川「っ!!ああ。スタッフ1名が、おにぎりを食べて、

身体の中が溶けるとか言って死んでしまったらしいんだ!!

もしかすると、このおにぎりが・・・・っ!!

そうだ!!叶野さんに知らせなきゃ!!」

上川はそう言って、叶野のいる研究室へ走り出した。

他のスタッフ「あっ!!ちょっと、上川隊員!!?」


叶野と科学班がおにぎりを研究している部屋に、

上川が慌てて入って来て、叶野にこう叫ぶ。

上川「叶野さん!!事件の真相がわかりました!!」

叶野「・・・・このおにぎりの事だろう?」

叶野は冷静に言うと、上川は急に落ち着いて返事する。

上川「そ、そうですけど・・・・。」

そして、叶野と上川はカプセルに入っているおにぎりを見る。

すると、おにぎりが白から紫へと色が変わってしまう。

上川「あっ!!おにぎりの色が・・・・っ!!」

叶野「あれはおにぎりではない。毒の塊だ。」

上川「えっ!?な、何故わかるようになったんですか?」

叶野「ついさっき、この毒の塊について解明できたんだ。

データによれば、一粒一粒が米ではなく、溶解液を固くした、

物体らしい。わかめは本物らしいが。恐らく、

誰かがおにぎりに似せるようにカモフラージュして、

毒殺させようと考えただろう。」

上川「その誰かと言えば、魔族ですよね!?」

叶野「その通り、毒の塊をおにぎりに見えるようにしたのも、

魔族以外はあり得ないハズ。

おにぎりが毒物である事がわかったが、

後は毒のおにぎりを作った魔族の正体だな・・・。」

上川「それは僕が知りました。どうやら、

おにぎり職人と言う者らしいです。

そいつが魔族ではないかと思います。

それに、これを見てください。」

上川は一個のおにぎりを叶野に見せる。

叶野「これは・・・・?」

上川「はい。おにぎり職人特製おにぎりと言います。

これに、毒の塊が化けていると思います。

コンビニに売られているかと。」

叶野「そうか・・・。ふむ。良し!!さっそく全地区の全コンビニに、

おにぎりの販売を中止させるんだ!!その間に、

おにぎり職人とやらを探して、抹殺するのだ!!!」

上川「了解!!!!」


一方、灰間は自宅の2階の部屋で宿題をしていた。

その時、美由紀が入って来て、

一個のおにぎりを持って来た。

美由紀「随分とやっているわね。おにぎり一個買ったから、

宿題終わったらお食べ。」

美由紀はそのおにぎりを灰間の机の上に置く。

灰間「まぁ。気が向いたらね。」

そして、美由紀は部屋から出て、灰間はそのおにぎりを見る。

その時、灰間のペンダントが輝き出す。

灰間「・・・・違うな。こいつはおにぎりじゃねェ。

きっと魔族が作った毒物らしいな。後で処分しとくか。」

灰間はそう言って宿題を続ける。灰間も、

おにぎりが毒の塊だと言う事を知ったのであった。


次の日。BARの指示によって全てのコンビニ及び、

スーパーやデパートなどでおにぎりの販売は中止された。

これで、

人々はおにぎりに化けた毒物を食べずに済むハズだったが。

それを知った例の怪人は町を歩きながら、呟いていた。

怪人「ぬぅ・・・・っ!全ての店でおにぎり販売中止となれば、

俺の作った毒物を人間共に食べさせる事ができないな。

しかし、まだ手はある。おにぎり職人として、

自ら毒のおにぎりを売れば良いのだ!!」

怪人はそう言って、黒いローブを身に纏う。そう。

この怪人こそがおにぎり職人であり、魔族であったのだ。

この魔族の者の名前はニアギルク。この事件の真犯人だ。


BAR基地の司令室で電話を受ける大神は急に驚く。

大神「何じゃとォ!!?」 大神の叫びに、叶野と上川は驚く。

上川「な、何があったんですか!?隊長!!!」

大神「数人がおにぎりを食べて死んだそうだ・・・!!」

上川「そ、そんな!!

全ての店でおにぎりの販売は中止したハズ!!

もう人々はおにぎりを食べられないハズです!!もしかして、

泥棒とかが来て、おにぎりを密かに盗んだとか!?」

大神「そのような事は起こっとらん!!一体、

何があったんじゃぃ・・・!」

叶野「おにぎり職人自らが動き出したそうですね。」

大神「何!?それはどう言う意味だ!!」

叶野「おにぎり職人はおにぎりを作れるそうです。

もしかすると、どこかの町で、自分だけでおにぎりを、

販売しようとしていると思われます。」

大神「うむ。確かにそれはあり得るかも知れない。

流石は叶野。君のひらめきには毎日参るわぃ。」

叶野「それより、急いでおにぎり職人を探しましょう!!

また大勢が犠牲になる前に・・・・っ!!」

大神「そうじゃのっ!!」


夕日の町を歩く灰間、野口、徳丸、森下の4人。

徳丸と森下は何故かお腹が減った感じであった。

森下「あぁぁ~っ。お腹が減ったァ・・・・。」

徳丸「おにぎり職人のおにぎり食べたかったなァ・・・。」

灰間「やめとけ。死ぬぞ。」

徳丸「ええ~っ!?食べたら死ぬの!?」

森下「でもォ。おにぎりって平和な味がするんだよ?」

灰間「けど、

平和を壊す味を持ってるおにぎりだってあるんだよ。」

野口「それが、おにぎり職人特製のおにぎりなの?」

つづく

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叶野「お任せください。科学班と一緒に、

一生懸命に研究します。必ず、事件の真相を、

突きとめてみせる・・・・!」

大神「頼んだぞ。叶野隊員。エリートの君なら、

うまくやってくれる事を信じとる。」

叶野「はい。昔、科学を勉強した経験を活かして、

おにぎりの謎を解明しようと思います。」

灰間「叶野さんがエリート?」

上川「うん。叶野さんはこの隊に入る前は、

どこかの特殊部隊の隊長を務めていたらしいんだ。

戦いの腕はもちろん、頭も凄く良いってさ。」

叶野「お前ら!ぶつぶつ会話するな!!」

灰間&上川「ぎくぅっ!!!」 二人は叶野に怒鳴られて驚く。

日下部「はぁ・・・。何やってるのよ。」

日下部はそのやりとりを見て、ため息をする。

叶野「では、隊長。さっそく始めます。」

叶野はおにぎりを持って、司令室から出た。

上川「研究室に行って、解明しようとするんだね。

隊長。僕らはどうすれば良いでしょう?」

大神「ふむ。今日は帰って良し。」

灰間、日下部、上川「了解!!!!」

灰間と日下部は普通だが、上川は喜んで返事する。

大神「ただし、上川はわしと一緒にここで待機じゃ。

灰間と日下部は明日の学校に備えてもらわんとあかんけ。」

上川「そんなぁ・・・・。」 上川はヘナヘナしそうに言う。

灰間「・・・っつーワケだ。また会いましょ。上川さん。」

日下部「一応、学生をやってますので・・・^^;」

灰間と日下部も司令室から出た。

残るは上川と大神だけになった。


同じ頃、とあるコンビニの中では、

二人の店員が会話していた。

店員A「いやぁ。今回の商品も品ぞろえが良さそうだ。」

店員B「ええ。

特にあのおにぎりは最高に美味いと思います。」

店員A「お?あの最近、例のおにぎり職員って奴が、

作ったおにぎりの事か?一度食べてみたいもんだ。」

店員B「今度、僕が食べさせてあげますよ。」

店員A「本当かぃ?楽しみにしてるよ。」

店員Aが笑顔で去って行く。その時、店員Bが呟く。

店員B「そのおにぎり職人ならここにいるけどね・・・。」

そして突然、店員Bが倒れ出して、そこから、

恐ろしい怪人が現れた。その怪人の姿は、

頭と胸の部分が全く白く、顔は青い目らしい部分と、

口元には赤いトゲトゲの宝石のような物が生えていた。

他の身体の色は黒に近く、人間とほぼ同じの体型であった。

怪人「このコンビニにも、武器を置いた。

さっそく、新たなおにぎりを作らねば・・・。」

怪人はそう言って、コンビニから出た。


かくして、叶野は科学班と共に被害者の男が、

食べかけたおにぎりを研究していた。そして時間が進み、

夜となった。研究室で、結果を待ち続ける叶野だが。

叶野「むぅ・・・・。まだ解明できんのか。」

研究員「はい。ですが、間もなく結果が出つつあります。」

叶野「そうか・・・。急いでやるんだ。」

研究員「はいっ!!」


上川は廊下を歩いて行った。どうやらトイレに行ったらしい。

上川「ふぅ。スッキリした。ん?どうしたんだぃ?君。」

上川は一個のおにぎりを食べながら袋を持っている、

スタッフの男を見かけて、彼に話しかける。

スタッフ「ああ。実は、毎日頑張っている部下たちに、

差し入れようと思って、持って来たんです。

この僕が食べているおにぎりと同じ物です。」

スタッフの袋の中は、

全て彼が食べているおにぎりであった。

上川「そうか。それで、このおにぎりは何だぃ?」

スタッフ「ええ。これは、おにぎり職人と言う者が、

作ったおにぎりと言って、中には何もないらしいですが、

普通のできたておにぎり以上の美味しさがあるんです。」

上川「へぇ・・・。良いなァ。それ。」

スタッフ「むぐむぐ・・・。良かったら、

上川さんも一口どうですか?」

上川「いや、やめとく。明日、自分で買うよ。」

スタッフ「そうですか。では。」

スタッフと上川がそれぞれ離れる。その時。

スタッフ「うっ!!ぐあああぁぁぁぁ・・・・!!!」

一個のおにぎりを食べ終えたスタッフが突然、

苦しみだし倒れた。

上川「えっ!!?」 それに、上川が気づき、驚く。

つづく

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こうして、BARは新たに発生した謎の事件を追うために、

出撃する。魔族は今回、何を企んでいるだろうか。


灰間と叶野はバルターボで街をパトロールしていた。

叶野がバルターボを運転しているそうだ。

灰間「しかし、魔族の奴。今回はどうやって、

人間を殺したんだろうね。マジックか?」

叶野「奴らは我々人間と違う。やり方も特にだ。

だが、そこに必ずヒントはあるハズだ。

レーダーをしっかり見ろよ。それで魔族を探すんだ!」

灰間「はいっ!!」

その時、この街の歩道で一人の男がおにぎりを食べていた。

男「うぅ~ん!やっぱ、

おにぎりは美味いなぁァ。・・・うっ!?」

その時、男は突然、倒れた。これに近くにいた人たちは驚く。

灰間「っ!?ちょっと後ろの方を走ってくれませんか!?」

叶野「ん?あ、ああ・・・・。」

灰間はその事に気づいたか、

バルターボは後ろの方を走る。

叶野「・・・・むっ!?何だか騒がしいな・・・・!」

バルターボは人が集まっているところの近くに停まり、

灰間と叶野が降りて来た。そして。

叶野「おお・・・っ!!」 灰間「やはり、死んでたか・・・!」

二人は血を吐きながら倒れている男を見る。

灰間「何故、その人が倒れたんです?」

灰間は近くにいる男性に聞いてみる。

近くにいる男性「・・・さっぱりわかりません。急に、

倒れたもんで。何があったか、全くわかりません・・・。」

叶野「・・・・・・っ!うむっ!?」

その時、

叶野は死んだ男の手に持つ食べかけのおにぎりに目をつける。

叶野「これは・・・・・!」

叶野はそのおにぎりを手に持ってみる。その時、

叶野のシーバーが鳴りだし、叶野がその連絡を受ける。

叶野「こちら、叶野・・・!」

日下部の声『大変です!!また被害者が出ました!!

それも少数です・・・!現在、病院に運ばせています。』

叶野「わかった。・・・・・っ。」

そして、叶野はおにぎりを見続ける。まるで、

このおにぎりはカギを握っているかと思うように。


BAR基地の司令室に戻った隊員たち。

大神「・・・・それで、情報は何も得られなかったちゅーんかぃ。」

上川「はい。

事件のヒントになる物が一つも見つけられませんでした。」

大神「そうか。今回の事件。かなり迷宮入りだな・・・!」

叶野「ヒントなら既に見つかったと思います。」

叶野の発言に一同は驚く。

隊員たち「えっ!?」  大神「それは何じゃぃ!?」

叶野「本当かどうかわかりませんが、

それは、このおにぎりかと思います。」

叶野は被害者の男が持っていた食べかけのおにぎりを見せる。

日下部「お、おにぎり・・・・・っ!?」

上川「このおにぎりがどうかしたんですか・・・・?」

叶野「ああ。どうも、これに引っかかってな。

まるで、

こいつが事件を引き起こしているように思ってるんだ。

言っておくが、食べさせんぞ?

こいつは研究する必要があるからな。」

灰間「・・・とか言って、叶野さん一人で食べるつもりでしょ?」

灰間のふざけた発言に叶野は怒りの表情で静かにこう言う。

叶野「今の状況で暢気に食べる奴があるか・・・!」

大神「とりあえず、このおにぎりが何なのか研究する必要が、

あるな。うまく行けば、

そのおにぎりから犯人を捜せるかも知れない。」

つづく

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