そして、ティアーズの近くの地面にまたドルッジが現れる。
ドルッジ「ヂュイイイィィッヂュイイイィィィィン」
ウルトラマンティアーズ「・・・!?・・・・・・!!」
ティアーズはそのドルッジに近づこうとするが、
ドルッジはまた地面に潜ってしまう。
そして、また現れるドルッジ。
バルワンダーDXが電気ビームで攻撃するが、
ドルッジは素早く地面に潜って、避けてしまう。
また別の場所で現れてしまう。そこに気づいたティアーズは。
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!」
ティアーズはアームシュートで攻撃するが、
ドルッジはそれを避けて地面に潜る。
そして、ドルッジは何度も違う地面から現れては消える事で、
ティアーズやBARを翻弄し続ける。時に、
両目からの光線で攻撃する事も数回ある。
このままでは、3分が過ぎてしまう。どうする。ティアーズ。
その時、ティアーズはひらめいた。
地面の中に衝撃を与える事で、
その中のドルッジにも影響が出るのではないかと。
ウルトラマンティアーズ「ウルトラアースショック!!!!!」
ティアーズは左手を光らせて、
その手を勢い良く地面に張り付ける。
すると、この荒れ地が急に揺れ出した。
その一部の時間からドルッジが飛び出た。
ドルッジ「ヂュイイイィィィィッヂュイイイイイィィィィィン」
ドルッジは宙に舞い、落ちてしまう。
だが、すぐに立ち上がってしまう。
吉田「・・・魔獣は両手の爪で、
地面に潜っているかも知れない!!
その爪を破壊すれば、地面に潜り確率は少なくなると思うぞ!」
叶野「よし!!やってみるか!!!」
バルワンダー3号は赤いレーザー光線で、
ドルッジの右手を攻撃する。
そして、爆発により、右手の爪が全て壊されてしまう。
ドルッジ「ヂュイイイィィッヂュイイイイィィィィィン」
ドルッジは右手を痛がっている。さらに、バルワンダー3号は、
赤いレーザー光線を再び発射して、ドルッジの左手を攻撃する。
その左手の爪も爆発により、失ってしまう。
ドルッジ「ヂュイイイィィッヂュイイイィィィィィン」
吉田「さァ!!潜ってみろ!!悪魔め!!」
ドルッジは地面に潜ろうとするが、
今の魔獣の手に爪などない。
素早く地面を掘ろうとするが、うまく掘る事ができない。
叶野「やはり、魔獣は大きな爪で穴を掘っていたのか!!」
ウルトラマンティアーズ「・・・!トオオオォォォォウ!!!!」
ティアーズは走り、必死に掘ろうとするドルッジを蹴る。
ドルッジ「ヂュイイイィィィッヂュイイイイイィィィィィィン」
ドルッジは倒れるが、またも立ち上がる。
ウルトラマンティアーズ「ティアーズナックル!!!!」
ティアーズはティアーズナックルでドルッジを連続で殴る。
その時、カラータイマーの点滅が段々と早くなっていく。
ウルトラマンティアーズ(いかん・・・!のこり20秒を切った!!)
そして、ティアーズはドルッジからさがる。
ウルトラマンティアーズ「ファイティウム光線!!!!!!」
ティアーズはファイティウム光線で、ドルッジを攻撃した。
ドルッジ「ヂュイイィィィッヂュイイイイィィィィィィン」
ドルッジは大爆発で粉々に吹き飛んでしまった。
ドルッジはこの世を去り、
緑の獣を装った殺戮はここに終わった。
この自然に満ちた森で、
BAR隊員の皆さんと吉田が歩いている。
吉田「・・・・叶野。お前の言う通り、
これから自然だけではなく、
人間を愛した方が良いかも知れないな。
だが、あの魔獣が死んだ今、
一部の人間たちがまた自然を壊すだろうな。
俺は人間をうまく愛せるだろうか・・・・。」
叶野「止めれば良い。自然の破壊を止めさせるように。そして、
信じるんだ。人間を。お前ならきっと信じる事ができる。
だってお前は俺たちと同じ人間じゃないか。」
吉田「・・・・そうだな。信じてみるよ。俺も人間だから。
そして、人間たちを自然を真な共存をさせたいと思う。」
灰間「自然との共存。良いじゃない。それ。」
日下部「素敵です。」
上川「僕たちも応援します!!」
吉田「・・・叶野。俺は君のあの言葉を、
自然防衛機構の仲間たちに、
伝えてみるよ。そして、自然と人間を共存させる方法を探すよ。
君はBARの仲間たちと一緒に、
魔獣から人間たちを守ってくれ。」
叶野「ああ。任せておけ。互いに頑張ろう!」
叶野と吉田は熱い握手を交わした。二人は仲直りしたのだ。
次の日。灰間たちBAR隊員は、別の町の公園にいた。
その公園の近くに森があり、その森に近づく子供たちがいた。
日下部「あの子たちも、自然が大好きね。」
灰間「ああ。・・・まあ、将来、
自然を破壊するような汚い大人にならなきゃ良いが。」
叶野「そんな事はさせない。仲良くさせるさ。
あの子たちのような人間と美しい自然をね。
それが、地球の理想だからな。」
灰間「そうですね。これからも、この自然を守らねば・・・。
あの吉田さんのような辛い過去で、
憎むような奴が増えないように・・・。」
ドルッジと吉田は自然のみを愛しまくる者たち。ですが、
ドルッジはその執着のあまり、吉田にも手をかけました。
あなたがもし、過去に何かあったとて、
何かに依存するあまり、他の存在全てを憎み、
壊そうと思っていませんか。そう思っては、
ドルッジと同じ道を歩んでいる事になるでしょう。
ですが、何か一つに依存するより、全てを受け入れる事が、
人間ではないでしょうか。そして、これからは、
自然と共存しなければなりません。
また自然を破壊してしまっては、
ドルッジが襲いかかる事になるでしょう。
ですから、くれぐれも自然を汚すような真似はやめましょう。
次回につづく
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