これでは、バンジョー一行がジグソーをゲットした事にはならない。
ガンズ「さァ。行くぞ。白熊の村にあの二人がいるんだろう?」
ボトルズ「・・・・・ええ。行きましょう。」
ボトルズたちは白熊の村へと進もうとする。その時。
マンボ「・・・・・・っ!!?」
マンボは急に止まった。何かを感じたかのように。
ボトルズ「どうしたのですか!?」
マンボ「殺気、感じる・・・・!」
フラエ「もしや、また敵が来たってワケじゃねーよな?」
ガンズ「残念だが、フラエ。その通りだぜ・・・。」
ボトルズたちの近くに、オギソの部隊が現れた。
ボトルズ「・・・・っ!!?ぐ、グランティ!?」
フラエ「もしや、インフェロンの手下か?」
オギソ「私の名はオギソ。その通り、インフェロン様の手下よ。
やっと見つけたわ・・・。我らの敵・・・・!」
ガンズ「俺たちを抹殺するつもりか!?」
オギソ「ええ。私はあなたたちのような連中を、
殺すために送り込まれたの。
我らがインフェロン様にとって邪魔だからね・・・。」
フラエ「俺らが邪魔?邪魔なのは、お前らだろが?
特に女。その可愛さ、グランティにはもったいねェと思うぜ?」
トーブ「っ!?貴様!!オギソ様を悪く言うつもりか!!?」
オギソ「およしなさい。トーブ。
この者たちなど殺せば済むの事。」
マンボ「皆。気を付けろ!あの女。人間じゃない。雪女だ!」
オギソ「そう・・・。しかと受けなさい。私の吹雪を!!」
オギソは自身の周りから吹雪を起こし、
その吹雪でボトルズたちを襲う。
マンボ「うっ!!?」 ボトルズ「さ、寒い・・・・!!」
ガンズ「まるで凍ってしまうような感覚だ・・・!」
フラエ「畜生・・・・!!」
オギソ「ふっ。このまま凍らせてあげるわ・・・・!」
オギソはさらに吹雪を起こし、
ボトルズたちの身体を凍らせようとする。だが。
フラエ「この俺様を・・・なめんじゃねえええぇぇぇぇ!!!!」
フラエは両腕の筋肉を強化して、物凄いスピードでオギソに近づく。
そして、ガンズもジャンプでオギソに接近する。
オギソ「何ですって・・・・・!!?」
ガンズ「俺らブレンティの戦士はこの程度に敗れはせん!!」
オギソ「ちぃ・・・・!!行きなさい!!」
ブルーグラントリングたち「おおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
オギソがそう言うと、
4人のブルーグラントリングがフラエとガンズに襲いかかる。
フラエ「おらあああぁぁぁぁ!!!」 ガンズ「ふん!!!」
フラエは強烈なパンチで二人のブルーグラントリングを殴り飛ばす。
ガンズは正確な射撃で、
二人のブルーグラントリングの頭を撃ち抜いた。
フラエ「ブルーグラントリングなど、
俺らにとっては雑魚に過ぎん!!」
その時、右の方向から巨大な火炎が出て、フラエとガンズを襲った。
フラエとガンズ「うわあああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」
フラエとガンズはオギソから離れたところで倒れた。
だが、二人はすぐに立ち上がった。
オギソの近くにトーブが来た。
トーブ「大丈夫ですか!?オギソ様!!」
オギソ「ええ。ご覧の通り。けど、ブレンティ。恐ろしい奴らね。」
トーブの熱を出す部分から煙が出ていた。そう。
火炎を出したのはトーブで、それでオギソを守ったのだ。
よく見れば、このトーブは石油ストーブ型で、対流形となっている。
フラエ「ぐ・・・っ!?このストーブ野郎が出したのかよ・・・!!」
トーブ「俺の名はトーブ。オギソ様の部下だ。
貴様たちを燃やしてやるわぃ!!!」
ガンズ「燃やせたらの話だがなァ!!」
フラエとガンズは立ち上がり、トーブに近づく。
フラエ「おらあああぁぁぁぁぁ!!!」
フラエの拳がトーブに決まる。だが。
トーブ「ぐっ!!?・・・・にや!」
フラエの拳はトーブの熱を出す部分にあたっている。
トーブはこのまま熱を発生させる。
そして、フラエの拳から煙が出る。
フラエ「ぐおおおおぉぉぉぉ・・・・!!?」
フラエは拳が焼けたところに苦しみ、トーブから離れる。
ガンズ「大丈夫か!?フラエ!!」
フラエ「ぐ・・・っ!このストーブの熱さ。
半端じゃねェ感じがしたぜ。」
トーブ「俺様は普通のストーブと違い、
最大999万度の熱を出す事ができるのさ。
その熱を武器とする。その武器の一つを見せてやろう・・・!」
トーブは熱を最大限に発生させる。前の部分から煙が出る。
ボトルズ「け、煙が出た・・・・!?何が起きるんだ!?」
トーブ「999(トリプルナイン)ファイアー!!!!!」
トーブから強大な火炎を放射した。
その火炎がフラエとガンズを襲う。
マンボ「気をつけろ!!!
この火炎、999万度の熱さ、持っている!!!」
フラエ「ぬうううぅぅぅぅ・・・・!!」
ガンズ「おのれ・・・・っ!!」
フラエとガンズはその火炎から離れて、回避する。
トーブ「逃がさん・・・・!むっ!?」
その時、トーブは左の方向から、
マンボが襲いかかってくる事に気づき。
マンボ「マジックソード!!!」
マンボは魔法の剣でトーブを斬る。
トーブはこれを受けてひるむ。
トーブ「ぐあああぁぁぁ・・・・!!?」
これにより、トーブの火炎は消え、フラエとガンズは助かった。
ガンズ「た、助かったのか・・・・!?」
フラエ「あの骸骨!余計な事を・・・・!」
攻撃を受けたトーブだが、まだ立っている。
トーブ「き、貴様は・・・・!?」
マンボ「ミーはマンボ・ジャンボ。不死の魔術師!」
つづく
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