ウルトラマンティアーズ。灰間翔と言う少年が、
不思議なペンダント、ウルティメイトペンダントの光で、
変身する光の巨人である。だが、そのペンダントの正体は、
姫君の涙と言う存在であった。ウルティメイトペンダントは、
太古の姫の想いが誕生させた、神秘のアイテムだったのだ。
夜の灰間邸。自分の部屋で、灰間はペンダントを、
見続けていた。まるで、その謎に疑問するかのように。
灰間(親父は昔、行方不明になる前に俺に送った。そして、
魔獣が出現し始めた時、俺はこのペンダントで、
ウルトラマンになった。だが、あの時、倒した魔族の王は、
このペンダントは姫君の涙と言ったな?確か、
太古の姫と言う奴がペンダントに涙を付けて、
不思議な力を与えた・・・ってワケだよな?けど、
俺には信じられねェ。あの魔族の王の言った事が・・・。)
ウルトラマンティアーズに変身できるペンダントは、
太古の時代で造られた。魔獣たちに対抗するために。
だが、初めは無意味であったが、謎の姫が涙を流し、
その一粒の涙がペンダントにかかる。すると、
そのペンダントに光が宿り、ティアーズになれる能力を持ったと言うのだ。
灰間(そもそも、涙でペンダントが不思議な力を持てるなんて、
普通はありえないぞ?太古の時代で不思議な奴が多いのか?
親父なら、このペンダントの本当に秘密が、わかるだろうか?)
ウルトラマンティアーズ 第30話・姫君の涙
地底魔獣・キングジンジャー
登場
秋田学園の某クラスでは、灰間と野口たちがいた。
灰間は一人だけ考え事をしていた。
灰間(俺はこのペンダントで、多くの魔獣と戦ってきた。
けど。それでも、親父との再会は果たせない。
魔獣たちと戦い続ければ、親父に会えるかと思ったが、違ったか。
まさか、親父はもう・・・。いや、きっとどこかで・・・・!)
森下「翔ちゃん!」 その時、後ろから森下が元気に声をかける。
灰間「うわっ!?お、脅かすなよ!?」
森下「だって、聞いてないないように見えるんだもの。」
灰間「何を・・・・?」
徳丸「今日ね。皆でプリンセス・ティアーズと言う古代の時代が舞台の、
映画を見に行くんだよ!
夕方に映画館で集合しようと思うんだけど。どう?」
灰間「・・・・悪い。今はそんなつもりはねェ。」
野口「そうよね。灰間君って、BARの任務で忙しいからね。」
灰間「・・・・まあな。」
確かに、灰間はBARの任務で忙しいそうだが、灰間には、
もう一つやらねばならない事がある。それは、
行方不明になった父、灰間鉄郎を探す事であった。
徳丸「じゃあ、今日はサボれば良いじゃない?」
森下「そうだよォ。翔ちゃんも映画を見ようよォ。」
灰間「映画なんて興味ねーから。まっ。事を終えたら考えてやるけど。」
数時間後、ある荒野が揺れ始める。地震か。否。
地面から剣が生えたような大きな触手のような、
物体が出てきた。これは魔獣の身体の一部だ。
BARの司令室では、魔獣出現の警報が鳴り出した。
上川「ポイント・KG-36で魔獣が出現しました!!」
大神「近くには村があると聞く。村に近づけてはいかん!!
BAR!!出撃せよ!!!」
隊員たち「了解!!!」
バルワンダーDXでは上川と叶野。バルターボでは、
灰間と日下部が乗っていた。その間に、灰間が何かを考えている。
灰間(また魔獣か・・・!魔族の王が死んでも、
魔獣共がこの地球を狙い続けてやがるぜ。早く、
魔獣を倒して、親父を探す事を考えないとな・・・!!)
荒野では地面から現れた魔獣が歩いていた。
つづく
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