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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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日下部(・・・・やはり、ありえないわ。人間が簡単に、

ティアーズを呼びよせる事なんてできない。そう言えば、

灰間隊員。ミラクルマンって言ってたわよね。もしかして、

ティアーズが助けに来たのは、奇跡ってワケ・・・?)

そして、野口も同じく廊下を歩いていた。

野口「・・・・・・・っ。」

野口は何かを思って、黙っていた。そして、ついに。

日下部と野口は互いに近づき、止まった。

野口と日下部「あっ!!!」

日下部「の、野口さん・・・。おはよう。」

野口「日下部さん・・・!探してましたよ。」

日下部「さ、探した・・・?」

野口「はい。あなたにどうしても聞きたい事がありまして・・・。」

日下部「聞きたい事・・・・?」

野口「それは・・・。ちょっと恥ずかしいから・・・。

放課後、屋上で会話しませんか!?」

野口は恥ずかしそうな感じで言う。これを見た、

日下部は何かと戸惑いそうな感じで頷く。

日下部「え、ええ・・・。わかったわ。」


そして、クラスでは、森下と徳丸が灰間と野口の様子を見ていた。

灰間「・・・・・・・っ。」 野口「・・・・っ。」

徳丸「翔ちゃんと野口さん。何だか話してないね・・・。」

森下「うん。きっと、野口さん。浮気した翔ちゃんを許せてないかも・・・。

きっと、そう。だって、昨日まではあんなに仲良しだったんだもん。」

灰間「・・・・・野口。」 野口「ん?何かな。灰間君。」

灰間が普通に話しかけるが、野口は緊張しそうに聞く。

灰間「昨日は悪かったな。行けなくてよ・・・。」

野口「・・・・灰間君は悪くないよ。悪いのは、魔獣だもの。」

徳丸「普通に会話できるみたいだけど?」

森下「あれェ~っ?野口さんって灰間君の事をまだ許せてるみたい。」

野口「・・・ねェ。灰間君。」

灰間「何だよ?」

野口「・・・・・日下部さんとは、うまくやってる?それと、

どう言う関係になっているのかな・・・?」

灰間「・・・別に。同じBARの隊員として働いている仲間。

魔獣と一緒に戦う者同士。ただ、それだけよ・・・。」

野口「そう・・・。そうだと良いけどね・・・。」

そう。灰間にとって日下部とはBARの仲間同士だと思っているのだ。

だが、野口にとって、

その関係の中に最も大きな関係があると言う事を、

疑っているそうなのだ。例えば、浮気とか。

徳丸「日下部さん。何だか元気がないみたいだけど。」

森下「きっと疑ってるのよ。翔ちゃんが浮気したのかを。」

徳丸「そうなの?」


そして、放課後になった。廊下を歩いているのは、

灰間、徳丸、森下の3人だけであった。野口の姿がないが。

灰間「そういや、野口がいねーけど、どうしたの?」

徳丸「そう言えば、一緒じゃないね。何か都合でもあるんじゃない?」

森下「きっと、疑ってるのよ。浮気した翔ちゃんを。」

灰間「浮気?俺がか?」

森下「うん。野口さん。きっと浮気した灰間君とは、

うまく話し合いができないから、離れようとしたんだよ。

いえ、もう浮気したと確信したから、

もう一緒にいられないかと思ったり!!」

灰間「ちょっと待てよ!俺が浮気したって何だよ?」

森下「だって、灰間君。日下部さんに浮気したでしょォ~っ??」

灰間「何!?そ、そんな事してねーよ!?」

森下「だって、男と女って一緒にい続けると、

次第に恋心が湧いてくるって言うし~っ!」

灰間「そんな事、誰が言ったんだ!!」

徳丸「・・・・僕は黙った方が良いかなァ・・・?」


そして、学校の屋上では、野口と日下部がいた。

日下部「約束通り、来たけど。何か話したいよね?」

野口「・・・・日下部さんは灰間君とはどんな関係ですか?」

日下部「どんな関係って・・・。ただの隊員同士だけど?

別に付き合っているとか、そんな破廉恥な関係じゃないから。」

野口「じゃ、灰間君の事をどう思ってますか?

できれば、正直に思っている事を言ってくれれば助かりますが・・・。」

日下部「思ってる事?・・・・・っ。(最近、

灰間に対して思ってる事・・・。)」

日下部は灰間への思いを空想してみる。そして、彼女の脳裏には、

灰間と一緒に行動したり、一緒に戦ったり。さらに、

喧嘩もしたり話し合いもしたり。

そして、彼に助けられた事もあった。

日下部(あいつの事を考えると、何だか温かい感じがするわ。

これって、何なのかな。何なのかわからないけど・・・。)

灰間の事を考えている日下部は頬を少しだけ赤く染めつつあった。

日下部「・・・・私。灰間とよく一緒にいてね。何だか、

彼の事を・・・・大切な存在だと思うようになって来るの。」

野口「そう・・・・。そうなんですね・・・・。でもね、

私にとっては、もっともーっと大切な存在なんです。

言って良いですか?」

日下部「べ、別に良いけど・・・?」

野口「私・・・。灰間君の事が好きなんです。」

日下部はそれを聞いて驚くが、すぐに落ち着く。

日下部「・・・そうね。やはり、灰間君はあなたが似合うかもね。

私にとっては戦う者同士。戦い者同士じゃ恋もできないわ。」

野口「・・・今のうちなら、できると思います。」

日下部「いえ。灰間はあなたの物で良いわ。

どうせ、私には・・・。」

日下部はとても悲しそうな感じの表情になりつつある。

日下部「最初はね、灰間の事をよく拒んだの。

けど、私。気づいたの。

彼ともっと一緒にいたいって・・・。これって何なのかな・・・。

温かくなる気持ち。この気持ちって一体、どんなのかな?」

野口「それが・・・恋なのかも知れません・・・。」

日下部「えっ!?」 日下部は頬を赤く染めて驚く。

野口「日下部さん・・・・。やはり、あなたも・・・・。」

日下部「できれば・・・そんな事は・・・・。むっ!?」

その時、日下部の携帯電話が鳴り出した。

日下部はその電話を使う。

日下部「こちら、日下部!!」

上川の声『ポイント71で魔獣が進行しています!!

至急、灰間隊員と共に基地に来てください!!!』

日下部「わかりました!!・・・野口さん。

ごめん。また魔獣が暴れているから・・・・。」

野口「そうですか・・・。」

日下部「じゃ、行ってくるわ!!」

日下部が走り出すと、野口が呼び止める。

野口「日下部さん!!」 日下部「何!?」

日下部は走りを止めて、野口を見る。野口は切なそうに微笑む。」

野口「・・・・灰間君を、守ってください。」

つづく

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