アカ「と、トンボ族が・・・・っ!?」
ミズイロ「一体、どうして!?カエル族は、
どうやって今まで見つからなかったトンボ族の住み処を、
発見できて攻撃できたんだ・・・・!!?」
ミドリ「わかんない!?一体、奴らはどんな方法で・・・!」
マンボ「恐らく、グランティとの協力、あったから。」
アカ「グランティだって!?」
オレンジ「まさか、例の暴力組織じゃ・・・!?」
マンボ「そう。グランティ、カエル族と手を組んだ。
グランティ、カエル族をサポートする事、装って利用している。」
ミドリ「酷い話だ・・・!カエル族自身だけではなく、
グランティがやった事なんだ・・・!戦争に水をさすなんて!!」
アオ「もし、カエル族が勝ったら、
この沼がグランティに乗っ取られるんじゃないの!?」
アオは不安そうに言う。他のクロコタスたちも不安そうになる。
ミズイロ「もしそうなったら、どうなるんだろう・・・?」
ミズイロは涙目で怯えながら言う。
ワニB「けど、トンボ族はまだ壊滅したワケではない。
生き残りが大勢、どこかに散らばっていると聞いているぜ。」
ワニC「マジか?・・・・それにしても、
トンボ族が負けちまったとなると、いつかは、
他の種族も全滅するんじゃないのか?戦争はいよいよ、
最終局面に近づきつつあるみてーだな?おい。」
マンボ「確かに、戦争。終わりが近い。」
ワニD「それじゃ、俺らワニ族がこの沼の物になれるのか!?」
マンボ「それ、違う。」
ワニE「じゃあ、俺たちが全滅になるってのか!?」
マンボ「わからない。だが、感じる。終わり、近い。」
ワニG「ワケわからん事を言うんじゃねーよ!この髑髏野郎!!」
ミドリ「本当なの?マンボさん・・・。」
ミドリの発言にワニたちに怒りを向けられるマンボは少し頷く。
オレンジ「ところで、バイルさん。どうしてるかな?
こんなに騒いでいると言うのに・・・。」
アカ「他のワニが伝えに来て、納得してんじゃない?」
同じ頃、ワニ族の長が眠っている場所では、
ミスターバイルがその長を見ながら、1匹のワニの話を聞いていた。
ミスターバイル「そうか。カエル族がトンボ族を・・・。と言う事は、
初めてこの沼に住む種族の一つが負けたワニな。さがって良いワニ。」
ワニ「はい・・・・。」 こうして、1匹のワニはどこかへ去った。
ミスターバイル「・・・・聞いたワニか。長よ。残るは、
カエル、カメ、ピラニアだけとなったワニ。敵は減ったワニ。
だが、あなたからは恐ろしき何かを感じるワニ。長よ。
あなたはお怒りをしておられるのかワニ?」
バイルは切なそうに問うが、ワニ族の長は眠っているそうだ。
沼の中。そのとても暗い緑色な光景の水中でラミジャが泳いでいた。
ラミジャ「この沼・・・。実はとても深かったのか・・・!?
前は浅いところがあったと言うに・・・。待てよ。
このとても深い部分があると言う事は・・・・!?」
ラミジャはこの深い水中の下の部分へと泳ぎ続けていた。
泳げば泳ぐほどに深くなり暗くなりつつある。だが。
ラミジャ「むっ!?こ、これは・・・・!!」
ラミジャが見たのは、緑色に光る大きな物であった。それは、
まるで都市のようなところであった。その都市には、
無数のピラニアが泳いでいる。
そう。ここはピラニア族の住み処であったのだ。
ラミジャ「まさか、ここがピラニア族の住み処だったとは・・・!
ククク・・・!調度良い。これで敵はまた一つ減るワケだ!!」
ラミジャは都市へ向けて素早く泳いだ。
その頃、カメ族の住み処では、まさに祭りであった。多くの屋台があり、
その屋台のほとんどがそれぞれ食べ物を売っていた。
参加しているカメたちは、
そのそれぞれの食べ物を食べながら楽しんでいた。
プルレス「おおっ!この魚、美味いね!おじさん!この魚、何なの!?」
プルレスは何だか焼けた魚らしいのを食べながら、
それを売っている屋台の中年のカメに聞く。カメは喜作に答える。
中年のカメ「ああ。これはね、ピラニア焼きってんだ。」
プルレス「ぴ、ピラニア焼き・・・・!?」
プルレスは自分が食べているのはピラニアと聞いて、驚愕する。
ユミとミクスは丸太の椅子で一緒に座っていた。
ユミは手に持つドラ焼きの一つをユミに近づける。
ユミ「はい。ミクス。あーん。」
ミクス「あーん。むぐむぐ・・・。美味しい。」
ドラ焼きの一部を食べたミクスは嬉しそうになる。ユミもそのドラ焼きを食べる。
ユミ「ええ。とっても美味しいわ。このドラ焼き。」
そして、近くにいたティックもドラ焼きを食べている。
ティック「うふふ。これはね、カメ族特製のドラ焼きなの。
このドラ焼きはとっても美味しいわ。あなたたちも、
美味しく食べて、私も嬉しい。」
ユミ「そう。でも、この祭りにたこ焼きがないのは残念ね・・・。」
ミクス「食べたかった・・・。」
ユミとミクスはたこ焼きがない事に不満する。
この祭りにはたこ焼きが全くないらしい。
ティック「ごめんね。近くに海とかがないから、
ピラニア以外の魚は取れないの・・・。代わりに、
ピラニア焼きやカエル焼き、トンボ焼きにワニ焼きがあるから!」
ユミとミクス「えぇ・・・・・。;」
ユミとミクスはそれを聞いて、冷や汗を流す。
アシナガはチャラい雰囲気をしているカメと一緒に、
テレビゲームをしていた。そのゲームは、どうやら格ゲーらしいそうだ。
カメはコントローラを両手に持っているが、
アシナガは手がないので、
地面についたコントローラのボタンを踏み続けていた。
チャラい雰囲気のカメ「ぬっ!!むん!!でぃ・・・!!」
アシナガ「ぅお!!でや!!そぃや!!」
カメA「おい!!凄いぞ!!ながぐつの奴が使ってるカラミティ。」
カメB「ああ!一流ゲーマーのグラビティを圧倒してやがる・・・!」
画面では、カラミティムーンが、
グラビティベースを圧倒的に斬り続けていた。
ボトルズは古い品が売ってそうな屋台にいた。
ボトルズ「おお・・・・!!こ、これは・・・・。」
つづく
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