忍者ブログ
不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
[75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

シュドーと テブリッシュは椅子に座り、テーブルの上の漫画数冊を置いた。

シュドーは「ロザリオとバンパイア」の本、テブリッシュは「仮面ティーチャー」の本を読んでいた。

シュドー「んで?次はいつから行動するんだ?」

テブリッシュ「うむ・・・・・。20分たったらまたパトロールに戻るか。」

シュドー「うん・・・・・?おい、あいつは?」

テブリッシュ「なんだ?・・・・お!」 シュドーが指差したところに、

黒い鎧のような衣装を着ている少年がいた。そいつはゴダルだ!

ゴダルは何故かこの喫茶でくつろぎ、「ドラえもん」の本を読んでいる。

ゴダル「この絵でお話を作っている・・・・漫画か・・・・・。しかし、この漫画とやらは、

わけわからんな・・・・・・。」   ゴダルは無愛想に読んでいた。それを見た二人は?

シュドー「あいつ・・・・・・変な格好してるぜ?」

テブリッシュ「まさか・・・・・宇宙人か?しかも、あいつ、漫画を知らないそうだな・・・・。」

ゴダル「・・・・・・ふん!」  ゴダルは本を置いたまま、喫茶から出た。

シュドー「あいつ・・・・なんか怪しいぜ!」

テブリッシュ「・・・・・・一度、追跡してみようぜ・・・・・!」

シュドーとテブリッシュも漫画を置いたまま喫茶から出て、ロードラッシュに乗った。

一方、病室では、コリスがサキがネリーを見ているところ、彼女がゆっくりと目を覚ます。

ネリー「う・・・・ん・・・・・・・。」   そして、ネリーはゆっくりと上半身を起こし、二人を見る。

コリス「目覚めた・・・・・・。」

サキ「よかった!あの時、何があったの?」

ネリー「あ・・・・あなたたち・・・・・・・。」

サキ「私はサキ。コリス君と同じ、DGCの隊員よ。」

コリス「・・・・・・・・・・・。」

ネリー「え・・・・・あ、ああ。助けて頂きわざわざありがとうございました。」

サキ「ええ。困ってる人は放ってはおけない・・・・。それが私たちの使命なの。」

コリス「あの遺跡から怪獣が目覚めてしまったんです。」

ネリー「うん。私、この目で見たわ。怪獣ゴルドラスが突然、目覚めたの?」

サキ「何故目覚めたかはわかるかな?」

ネリー「わからない・・・・・。急に復活したんですもの・・・・・。」

サキ「・・・・・そう。無理しなくて考えなくてもいいよ。まだ安静しなきゃ。」

サキはそう言うと、ネリーの上半身を寝かせ、さらに、布団でその体に被せた。

ネリー「・・・・・・・・。」  ネリーは二人の知らないところで笑みを浮かべた何かを企んでるらしい。

サキ「・・・・じゃ、私はジュースを買ってくるから、コリス君はネリーちゃんをお願いね。」

コリス「はい・・・・・・・・・・。」  サキが病室からでようとすると、ネリーが突然叫ぶ。

ネリー「待って!!!」   ネリーの叫びを聞いたサキは彼女の方に向く。

サキ「どうしたの?」

ネリー「実は・・・・・頼みたいことはあるんです。」

サキ「頼みたいこと?」

ネリー「あの・・・・・・身体検査とか、手術とかは・・・・・やらないようにって先生に伝えて・・・・・・。」

サキ「どうして?」

ネリー「・・・・・・・私、自分の裸見られるの嫌なの・・・・どんな事でも・・・・・・。」

サキ「恥ずかしいんだね?わかったわ。女の子って裸見せるの恥ずかしいからね。

じゃ、裸見せるような審査を受けさせないように先生にも言っておくわ。じゃ。」

サキはそういうと、病室から出た。その時、コリスは何故か不安した。

コリス「・・・・・・・・・・・・・。」  そして、そんなコリスにネリーが笑みとともにこう発言した。

ネリー「・・・・・・・怖い?」

コリス「っ!!?」

そう言われたコリスはぞっとし、ネリーの方に向く。脅えそうな表情だ。

コリス「・・っ・・・・・。・・・・どうして、審査を受けたくないんですか?」

ネリー「ふふっ。そう聞かなくても、あなたなら私の秘密を知ってるはずよ・・・・・・。

マリンナーサの王子であるあなたならね・・・・・・!!」

コリス「ど・・・・どうして・・・・・!?」

ネリー「どうして?・・・・・あなた、私の正体はわかってるわよね?」

コリス「・・・・・・・わからない・・・・でも・・・・・!」

ネリー「怖いわよねぇ・・・・。そうだ。今しかないからここであなたの恐れた事について話すわ。」

コリス「・・・・・・・・・。」  コリスは恐る恐るでネリーの話を聞いた。

ネリー「・・・・・・・・怪獣ゴルドラスは、冥界の王子とともに復活したわ・・・・。」

コリス「め・・・・冥界の王子・・・・・!?」

ネリー「ふふふふふふふふ・・・・あの石版の絵柄は見たかしら?」

コリス「石版の絵柄・・・・・?」  コリスは昨日の事を思い出す。

ネリーの持つ石版に不気味な巨人の絵柄がある。

そして、その巨人はかつてのイメージに出てきた黒い仮面の巨人と同じ姿だった。

コリス「まさかっ!!!??」

ネリー「そう・・・・・・それこそ・・・・あなたとその姉モモが恐れた・・・・・冥界の王子よ!!」

コリス「冥界も王子!!???」

一方、赤信号によって、止まっているロードラッシュは街を歩くゴダルを密かに監視していた。

シュドー「あの黒いの・・・・・次はどこへ行く気だ?」

テブリッシュ「わからんな・・・・・。よし!シュドー!あの黒いのを追ってくれ!!」

シュドー「わかった!運転を変えよう!お前が怪獣の行方を捜すんだろ?」

テブリッシュ「ああ!頼む。」

シュドー「おう!任せな!!」  シュドーがロードから降りて、今度はテブリッシュが運転席に座った。

テブリッシュ「怪獣め!必ず見つけ出してやる!!」  青信号になって、ロードは走り出す。

同じく、シュドーもゴダルの後についていった。

ゴダル「・・・・・・・・・・・。」

シュドー「さーて・・・・・こいつはどう行動に出るか・・・・っと!」

ゴダル「・・・・っ!?」  ゴダルは後ろで誰かがついている気配がしたため、後ろに向く。

しかし、シュドーは知らないふりをして、両手を頭の裏で組、左上に向かって口笛を吹いた。

ゴダル「・・・・・・・ふん。」  ゴダルは後をつく者がいないとわかったため、前に向かって歩いた。

シュドー(ちっ・・・・!危ねぇとこだったぜ・・・・!!)  シュドーはすぐに普通の体勢に戻り、追跡した。

病室では、コリスはネリーと対話をしていた。

ネリー「あなたの姉は知ったわよ・・・・冥界の王子の事をね・・・・・・!」

コリス「・・・・・・だから、お姉さんがあんなに苦しんで・・・・。」

ネリー「あなたも・・・・・冥界の王子のうわさを知ったでしょ?」

コリス「知ってません・・・・・。でも、なんか体が震えて・・・・・・・。」

ネリー「・・・・・・・夢の国では・・・・・・・ある恐ろしい伝説があったの。

冥界より現れし、黒い仮面の王子が複数の兵を率いて現実世界を襲おうとしたらしいわ。

でも、あなたとモモの父である王は夢の国の同士たちとともに、

その軍団を追い払ったと聞いたわ。」

コリス「パパたちが・・・・・・・!それで、他に何かありましたか!?」

ネリー「・・・・私が話せるのはそれだけよ。詳しくはモモかシャドーに聞くことね。」

コリス「っ・・・・・・・!!」

ネリー「そして、その冥界の王子の名前を教えてあげるわ・・・・・・。名は・・・ゴダル!」

コリス「ご・・・・ゴダル・・・・・?」

ネリー「その男が現れたら最後・・・・・あなたは・・・・・!!」

ネリーが発言の途中に、サキがドアを開いて病室に戻ってきた。

サキ「ただいま。」    コリスとネリーはサキが戻ったので、急に静かになった。

ネリー(・・・・・命拾いしたわね・・・・・!)

サキ「はい。コーラ三個買ったよ。はい。コリス君。」

サキはコリスにコーラを渡す。その時、コリスの表情に笑顔はなかったところを見る。

サキ「どうしたの?コリス君。」  サキは笑顔のないコリスに聞く。

コリス「・・・・・・サキさん。ネリーさんは・・・・・・・。っ!!?」

コリスの頭に突然電撃が走る。ネリーからのテレパシーだ。

ネリー『今、ここで・・・・・・私の正体を知ったら、ここで暴れてサキという女も殺すわよ。

ま、悲しい目に会いたくなかったら私の正体を明かさないことね・・・・・。』

コリスはネリーのテレパシーを受けて、さらに震えだす。

サキ「コリス君・・・・・?」

コリス「あ・・・・い、いえ・・・・・なんでもありません・・・・・・・・。」

サキ「・・・・・何があったか知らないけど、大丈夫ならいいよ。」

コリス「すみません・・・・・・。」

サキ「謝らなくてもいいのよ。・・・・・はい。これがネリーちゃんの分ね。」

サキはネリーのところに来て、彼女にコーラを渡した。

ネリー「ありがとう。」  ネリーはさっそくコーラを飲み始めた。

サキ「先生に言っておいたわ。考えておくって。」

ネリー「すみません・・・・。」

サキ「謝らなくてもいいよ。早く退院できるといいね。」

ネリー「はい。」   ネリーは再び密かに不気味な笑みを浮かべた。

その頃、シャドー城のとある部屋で、シャドーがモニターでネリーの様子を見ていた。

シャドー「昨日、復活した怪獣にやられて、病院に運ばれた。

そして、DGC隊員がお見舞いに来て、スキを見つけて奴らを倒そうと・・・・・。

意外なひらめきを持ってるのね、ネリマリスは。

いいわ。ゴダルも同じ街を歩き、怪獣ゴルドラスもじきにその街に・・・・・!

さあ、ネリマリス・・・・ゴダル・・・・・・。どちらかでもいいから、コリスをやっつけなさい・・・・・!!

特に、ゴダル。今日からあなたを私の最強の兵士に仕立て上げてあげるわ。」

街の中でシュドーはゴダルをひっそりと追っていた。

ゴダル「・・・・・・・・・・・。」

シュドー(さぁぁ~何かしてみろぉぉ~!もし悪人だったらこの俺様がやっつけてやるぜぇぇぇ~!!)

シュドーは足を大きく前に踏み、音も立てずにゆっくりと必死にゴダルの後をついていった。

ゴダル「・・・・・くだらんな。」   その時、ゴダルが冷たい声で呟く。

シュドー(はっ!!!!????)   シュドーはそれを聞いて、手足を広げ、驚く。

ゴダル「この人間界は以前より変わったな・・・・・・・。

同士で争ったり、自然を破壊したり、自分たち以外の生物を殺す・・・・・・。

全く。僕が生まれた世界・・・・冥界よりたちが悪そうだ・・・・・。」

シュドー(冥界・・・・・・!?まさか・・・・・こいつ、やはり人間じゃないのか!!?ならば・・・・!!)

シュドーは後ろからゴダルに殴りかかる。そして、ゴダルは後ろからの拳を左手で受け止めた。

シュドー「な・・・・・・!やはり・・・・・・・!!」

ゴダル「なんだ人間?いきなり殴りかかるとは変わった奴だな。」

シュドー「やいやいやいやいやい!!!てめぇ人間じゃねぇな!!?異次元人だろ!???」

ゴダル「・・・・・ふっ。そうかもね・・・・・・・。」  ゴダルは笑みを浮かべながら、そう言った。

DGC本部の司令室で、モモが呟いた。

モモ「・・・・・・・感じるわ・・・・・。あいつは・・・・・・・既に動いている・・・・・・!!」

モモは震えている体を両手で抑えていた。

モモ「シャドー・・・・・・あなたは・・・・・何をしたの・・・・・?」

そして、病室にて。

コリス「・・・・・・・・・・あ!」  

コリスの携帯電話が鳴り出した。コリスは電話をする。

コリス「こちら、コリス。」

モモ『モモよ。ネリーから何か聞いた?』

コリス「っ!?はい・・・・・一応・・・・・・。」

モモ『では、後はサキに任せて、あなたは本部に戻って。そこでお話しましょう。』

コリス「はい・・・・・・。」  コリスは電話を切った。

サキ「隊長から?」

コリス「・・・・はい。僕だけ本部に帰れって・・・・・・。」

サキ「そう・・・・・。じゃ、気をつけて。」

コリス「・・・・・はい・・・・。必ず戻ってきます。」

コリスはそう言うと、病室から出た。

つづく

拍手[0回]

PR
ゴルドラス「クアアアアアアァァァァァァ」

ゴルドラスは足音で地響きを鳴らしながら進行を始めた。

探検隊の一同は逃げ出した。

「わぁぁぁぁぁ!怪獣だあぁぁ!!」  「逃げろぉぉぉぉぉ!!」 「サーベルマンさんも早く!!」

サーベルマン「わかっておる!!ぬぅぅぅぅぅ・・・・一体何が・・・・・!!」

サーベルマンは歩くゴルドラスを見て、震えた。まさか、あのゴルドラスがいきなり復活するなどと・・・・。

サーベルマン「ありえぬ・・・・・!こんな事が・・・・・・!!」

「おお!!DGCだ!!」 「スカイラッシュが来てくれたぞ!!!」

夜空からスカイラッシュ部隊が飛んできた。

一号機はシュドー、二号機はテブリッシュ、ZEROはコリスがそれぞれ操縦していた。

シュドー「あれは・・・・・ゴルドラス!!あの怪獣は封印されているはず!?」

テブリッシュ「何者かが封印を解いたのか!?いや、そんな事はありえない!!」

コリス(・・・・・・・どうして、あの怪獣が?まさか・・・・!?)

コリスはネリーのあの言葉を思い出す。

ネリー『グッバイ・プリンス。』

コリス「・・・・・・ううん!そんな事ない!!!」

コリスはそう言うと、スカイラッシュZEROを加速させた。

テブリッシュ「おい!コリス!!」

シュドー「無茶すんな!!」

怪獣に近づきつつあるスカイラッシュZEROはレーザーバルカンを発射した。

ゴルドラス「クアアアアァァァァァァァァァ」

ゴルドラスはいきなりZEROに撃たれたが、ひるんでいない。

続いて、スカイラッシュ1やスカイラッシュ2も機関砲で攻撃した。

ゴルドラスは攻撃を受けたが、やはりひるんでいない。

コリス「くっ!僕たちの攻撃が効かないなんて・・・・・!!」

スカイラッシュ1とスカイラッシュ2が機関砲を連射した。

ゴルドラス「クアアアアァァァァァァァ」

攻撃を受けたゴルドラスは反撃に出る。口から火炎を吐き出した。

その火炎はスカイラッシュ1やスカイラッシュ2に向けたが、二機ともうまくかわせた。

ZEROはレーザー光線で怪獣の背中を撃った。

ゴルドラス「クアアアアアアアアアァァァァァァァァァ」 ビ―――――  ドカァァァァァァン

ゴルドラスは後ろから攻撃を受けたので、後ろから飛ぶZEROに向いてそれを睨む。

コリス「ディバイン・レーザー!!!!」

ZEROはディバイン・レーザーでゴルドラスを攻撃した。

ゴルドラス「クアアアアアアァァァァァァァァァ」

ゴルドラスはディバイン・レーザーを直接受けて、ひるんだ。

シュドー「怪獣がひるんだぜ!!」

テブリッシュ「今ならっ!!!」

一号機や二号機も機関砲でひるんだゴルドラスに集中攻撃した。

ゴルドラス「クアアアアアァァァァァァァ」

ゴルドラスは攻撃を受けすぎたため、何故かしゃがんだ。

シュドー「あいつ!地面に潜って逃げる気か!?」

テブリッシュ「そうはさせん!!」

一号機と二号機、ZEROは一斉に機関砲を発射し、ゴルドラスを攻撃した。

ゴルドラス「・・・・・・・・・・・・!・・・・・・・・・・!!」   ゴルドラスは攻撃を受ける。

すると、突然、黄色い霧が出てきて、ゴルドラスの体を包み込んだ。

コリス「あ!怪獣が逃げていく!!!」

霧が消えると、ゴルドラスも完全に消えていった。

シュドー「逃げやがった・・・・・・!」

テブリッシュ「・・・・・・!?見ろ!遺跡が!!」

古い神殿であったゴルドラ遺跡も怪獣の復活によって、今は廃墟となった。

シュドー「ひでぇ・・・・・!」

コリス「・・・・・・・は!!」

コリスは見た。廃墟となった遺跡にネリーが倒れているところを。

彼女は遺跡の瓦礫に挟めれていた。

コリス「・・・・・・・ゴルドラ遺跡に逃げ遅れた人が倒れています!!」

シュドー「なんだって!!?」

テブリッシュ「よし!今から救助に入る!」

そして、朝が来た。廃墟となった遺跡の前にたくさんの人が見ていた。

なお、遺跡では、科学局員や後から来たサキ、イチゴを加えたDGC隊員が探索していた。

イチゴ「本当に逃げ遅れた人がいるの?」

コリス「はい。この目ではっきり見ました。」

シュドー「む!?いたぞ!!あいつだろ!!?」

シュドーが指差すところに瓦礫に挟まれているネリーがいた。

サキ「女の子がこんな目に!!」

テブリッシュ「助けるぞ!!!」  隊員たちはネリーのところに走った。

シュドー「まずはこの瓦礫を・・・・・・!!」

シュドーとテブリッシュは一緒に瓦礫を持ち上げた。この瓦礫はタンスと同じ大きさだったらしい。

テブリッシュ&シュドー「そらっ!!!」

テブリッシュとシュドーはそのまま瓦礫を前に突き倒した。ネリーを挟む物はなくなった。

サキ「大丈夫!!?」

イチゴ「しっかり・・・・・・!!」  コリスとサキとイチゴは倒れているネリーに駆け寄る。

コリス「・・・!ネリーさん・・・・・!!」

イチゴ「知り合い?」

コリス「昨日、遺跡で会ったばかりです。」

サキ「じゃあ、なんとかしないと!」

イチゴ「脈を調べて!!」

サキ「はい!!」  サキはネリーの手首に触れた。

コリス「・・・・・・・・・。」

サキ「・・・・・・呼吸が・・・・・・。まだ生きています!」

イチゴ「よし!さっそく救急車に運ぼう。」

サキ&コリス「はい!!!」

こうして、ネリーは救急車に運ばれ、リライト病院に入院した。

一方、シャドーは自分の部屋でネリーが病室のベッドで眠っているところを見た。

シャドー「ネリマリスは怪獣にやられたそうね。でも、彼女はそんなんで死にはしないわ。

いずれ彼女は蘇る。ネリマリスが本気を出せば、怪獣などただの小動物よ!

・・・・・・・して、ゴダルの奴。本当にどこかに行ってしまうとはね・・・・・!

一体どこへ・・・・!?」

リライト病院の廊下でコリスとサキが歩いていた。

サキ「あのネリーさんって人、どんな人だった?」

コリス「え?あ・・・ああ・・・・・・・。」

コリスは昨日の事を頭に浮かべる。ネリーはコリスに不気味な笑みを見せた。

コリス(あの時のネリーさんは・・・・・・恐ろしい感じがしていた。

でも、あの人は人間なんだ。でも、何故・・・僕に睨んだあの表情が人間に見えないんだろ?

それに、僕の事・・・・・・プリンスだなんて・・・・・・。)

サキ「コリス君!」

コリス「!!あ、はい・・・。」

サキ「ここだよ。ネリーさんの病室は。」

コリス「ネリーさん・・・・・・。(よし!もし、目覚めたら聞いてみよう・・・・・!」

コリスとサキはネリーのいる病室に入った。

サキ&コリス「失礼しまーす!」

病室の中ではベッドがいっぱい並べてあるが、ネリー以外誰もいなかった。

二人はネリーの眠るベッドのところに来た。

サキ「・・・・・まだ安静が必要だって。少し私たちが様子見てみようか。」

コリス「は・・・・はい・・・・。(・・・・・・・・・・・・・・・)」

ネリーの寝ているときの表情は普通の少女と同じだ。しかし、コリスにとっては、

この表情からどこかおかしい感じがした。

DGC本部の司令室では、復活した怪獣ゴルドラスを懸命に追っていた。

モモ「イチゴ!怪獣ゴルドラスの現在地点は?」

モモはレーダーで怪獣を探しているイチゴに聞いた。

イチゴ「それが・・・・・まだわかりません。」

モモ「・・・・・・そうか。シュドー!テブリッシュ!ロード・ラッシュでパトロールしなさい!!」

シュドー&テブリッシュ「了解!!!!」

一方、とある街で、ゴダルが歩いていた。ゴダルは冥界にいた時の全裸の姿から、

黒い鎧のような衣装を着ていた。

ゴダル「・・・・・ここが人間界か・・・・・・。以前より汚れていったな・・・・・。」

ゴダルは周りの光景を見回りながらそう言った。

大人たちが静かに歩き、親子が楽しく遊んだりと平和に見えるではないか。

街だってデパートだの会社だの立派な建物が建てられている。

車が多くも走っている。どれも普通の社会らしい光景だ。

しかし、ゴダルにとってはそれが気に入らなかった。

この街でロードラッシュがパトロールのために走っていた。

シュドーが運転し、テブリッシュがレーダーを確認していた。

シュドー「奴の反応はあるか?」

テブリッシュ「それがまだ見つかってはいない。だが、奴はいつどこで出るかわからない。」

シュドー「怪獣め!見つけたらとっちめてやるぜ!ん?」   いきなり通信音が鳴った。

テブリッシュ「隊長からの連絡だ。こちら、テブリッシュ!」 テブリッシュはマイクを使った。

モモ『二人とも、パトロールはどう?』

テブリッシュ「それが、まだ見つかってません。」

シュドー「だいぶ時間が過ぎてるんですが、それでも気配が全くありません。」

モモ『・・・・・・じゃあ、少しだけ休憩してなさい。』

テブリッシュ「しかし・・・・・!」

モモ『疲れたままで走っちゃ後で体力がなくなるわよ。』

シュドー「・・・・わかりました。」

テブリッシュ「どうする?シュドー。」

シュドー「どうするっつってもなぁ・・・・・。」

テブリッシュ「・・・・・・・隊長の言うとおり、どこかに寄って休むか。」

シュドー「だな。」

ロードラッシュは漫画喫茶の前の到着し、二人はロードから降りて、そこに入った。

つづく

拍手[0回]

シャドーの前に何かが移っていた。これは、悪夢の国よりもっとも暗く黒い・・・・・。

冥界の場面だ。シャドーは冥界を見つめていた。まるで、何かを探しているかのように。

シャドー「・・・・・・見つけたわ・・・・・・・・。」

シャドーは冥界のとある部屋のようなところが移っているところを見て、そう言った。

そこは、触手などが壁のように溢れて、その中央には黒く古びた棺おけがあった。

シャドー「・・・・・・・ゴダル・・・・・・・。」

そして、その棺おけのところから。ゴルドラ遺跡の場面に移っていた。

シャドー「・・・・・・後は・・・・・ネリマリスが、封印を解く方法を発見できたら・・・。

フフフフフフフフフフ・・・・・・・!!」  シャドーは美しくも不気味に笑っていた。

DGC本部・司令室

コリス「っ!!??」  コリスはいきなり胸を押さえ、倒れるが、サキに抱えられる。

サキ「どうしたの!?コリス君!!」

テブリッシュ「何かあったのか!?」

コリス「な・・・・・・何か・・・・・・恐ろしい感じがして・・・・・・・。」

シュドー「お・・・恐ろしい感じだってぇ!?」

サキ「何か・・・・起こるの・・・・・?」

コリス「うう・・・・・・・。まだ・・・・言えないんです・・・・・・。」

コリスは胸から手を放れ、ゆっくりと立った。

イチゴ(・・・・・・恐ろしい感じ・・・・・何かが起こる・・・・・・一体なんなんだ?)

モモ(コリスも・・・・・あのウワサは・・・・聞いていた・・・・・私でも、はわかる気がするけど、

まだ・・・・言ってはいけない・・・・・・!!)

一方、ネリーはゴルドラ遺跡付近のキャンプにいた。そこは、探検隊のキャンプであった。

ネリーはそこで石版を見ていた。ちなみに、このキャンプの一つのテントでは、ネリー一人だけだった。

ネリー「・・・・・・この石版の謎を解けば・・・・・・・復活が近いわ・・・・・・!!」

ネリーは不気味な笑みでそう言った。

ネリー「・・・・・あの方が、ゴダルの居場所を突き止めたわ・・・・・・!

あとは私がこの石版を・・・・・!ふふふふっ!読める・・・・・今なら読めるわ!!!」

ネリーはそう笑うと、テントから出て、探検隊のキャンプから離れた。

ネリーがとある不気味な雰囲気がする森の中に入ると、

空からシャドーが移った。ネリーはひざまづきながらそのシャドーを見上げる。

シャドー「・・・よく頑張ってるわね、ネリー・・・・いえ、ネリマリス。

私はもうとっくにゴダルの居場所を見つけたわよ。」

シャドーがそう言うと、ネリーが彼女に石版を見せながら喜んで返事した。

ネリー「はい。私も・・・・ようやく石版の文字が読めるようになりました。

それをあなたに聞かせて欲しくて・・・・・・。」

シャドー「うふふふふふふ。そう・・・・・・。では、教えなさい。その石版に刻まれたパスワードを!」

ネリー「はい・・・・・!それは・・・・・・・・。

『カース・ヘル・パラライズ・デス・キュリア・ガディス・キープ・ゴダル』です!!!」

シャドー「ふっ!そういう事ね・・・・・・・!では、これより遺跡に入りなさい。私が指示するわ!」

ネリー「はい!!!」

DGC本部の廊下でモモとコリスが歩いていた。

他の隊員たちは、もう今日の仕事が終わったのでそれぞれ帰っただろう。

モモ「っ・・・・・・・・!」  モモはいきなり倒れた。

コリス「ね、姉さん!!」

コリスはモモに駆け寄った。モモは手で胸を押さえて苦しんでいた。

モモ「ん!くう・・・ああ・・あ・・っ・・・・・!!」

コリス「姉さん・・・・・・胸が・・・痛むんですか?」

モモ「くっ・・・!うう・・・・く・・・・来るわ・・・・・・!」

コリス「え・・・・・?」

モモ「私もなんだかわからない・・・・でも、その何かが私と・・・・・あなたの心に入り込んでいるわ!」

コリス「僕の・・・・・・くあっ!!!」

コリスもいきなり胸を手で押さえて苦しむ。

コリス「む・・・・・胸が・・・・・!!あああ!うっ・・・うああ!!」

モモ「どんな感じがするかわかる・・・・?」

コリス「え?・・・・あ・・・あああ・・・・・・!!!」

コリスは見た。目の前に黒い仮面を被った者の姿が。その者がコリスに速く近づく。

コリス「あ、あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

コリスは目を瞑って叫んだ。仮面の者に襲われると思って。

モモ「コリス!!!!」

コリス「っ!?」   コリスはモモの声を聞いて、目を開けて正気に戻った。

コリスは目の前にモモがいるとわかった。

コリス「ね・・・・・姉さん・・・・・。」

モモ「どんな感じだった?」

コリス「・・・・・お・・・・恐ろしかった・・・・・・。まるで、黒い仮面を被った巨人のようでした・・・・・・。」

コリスは震えながら言った。さっきのせいで恐怖を覚えただろう。

モモ「・・・・・・私も・・・そう思ったわ・・・・・。」

コリス「姉さん・・・・・・もし、あの仮面が目覚めたら・・・・・・!」

モモ「コリス。残念ながら私はまだ魔法を使える力を取り戻せない。

でも、コリス。今のこの世界を救えるのは・・・・ウルトラマンクリスタル・・・・あなただけよ。」

コリス「・・・・・・・・はい・・・・・。」

一方、ネリーはシャドーの声に従い、ゴルドラスの眠る部屋にいた。

シャドーの声『ついたわね?』

ネリー「はい。怪獣ゴルドラスが今でも眠っております。」

シャドーの声『では、ここで知ってるものは他に何か知ってる?』

ネリー「いえ・・・・そこまでは・・・・。」

シャドーの声『くすっ。実は、このゴルドラ遺跡にはあなたも知らない大いなる秘密があるのよ。』

ネリー「すると?」

シャドーの声『怪獣の頭のところに行きなさい。』

ネリーは眠るゴルドラスの頭の近くに来た。

ネリー「来ました。」

シャドーの声『よし・・・・・・!では、その床に触れてみなさい。』

ネリー「はい。」

ネリーは床に触れた。そこから奇怪な音が発していた。

ネリー「っ!?こ・・・・・これは・・・・・!!凄い魔力反応です!!」

シャドーの声『でしょ?さあ、その床を破壊しなさい。』

ネリー「はい・・・・・でやっ!!!」  ネリーは力いっぱい拳を床にぶつける。

すると、床は粉々に吹き飛んだ。すると、床が消えた後のは、下へと続く階段があった。

ネリー「な・・・・・・!こ・・・・これは・・・・・・!!」

シャドーの声『見つけたわね。冥界への道を!』

ネリー「冥界への道・・・・!?この遺跡に・・・・まさか・・・・。」

シャドーの声『あなたは探検隊でこの遺跡の場所を何ヶ所探った?』

ネリー「はい。たぶん、全てだと思います・・・・・。ですが、まだ謎が残されていると・・・・。」

シャドーの声『その謎が、あなたの発見した冥界への道なのよ・・・・・。』

ネリー「冥界への道・・・・・!」

シャドーの声『ふふふふふふふ・・・・では、進みなさい・・・・・!真の姿に戻って!』

ネリー「はい・・・・・・!」

ネリーはそう言うといきなり自身を風につつむ。まるで竜巻のように風が舞い、

その風が急に消えた。そして、ネリーの身体が変貌していた。

身体全体が服らしき物がなく、胸や腕、下半身などを鳥のような毛皮で隠していた。

そして、両腕から翼が生えていた。そう、それこそが、ネリーもといネリマリスの姿なのだ。

ネリマリス「っ・・・・・!!はっ!!」

ネリスリスは両腕の翼を広げると、自身が浮かび上がる。

そして、そのまま飛んで、冥界への道へと進んだ。

ネリマリスは飛びながら下へと続いた。そして、その先の暗闇に入り込んだ。

ここは、あらゆる世界でもっとも暗い世界、冥界。

その暗闇の冥界をネリマリスは飛んでいたのだ。

シャドーの声『ネリマリス!あそこよ!あそここそが王子の眠り場への扉よ!!』

ネリマリス「・・・・・・・はい・・・・!」

ネリマリスは目の前に黒い扉があるところを見た。

そして、その扉が開いた。そこから暗黒のエネルギーが放出し、ネリマリスを包み込む。

ネリマリス「ふふふふふ。私は悪夢の使者よ。こんなもん怖くないわ・・・・!!」

ネリマリスは余裕でそう言うと、扉に入った。

王子の眠り場

ネリマリスは王子の眠り場という奇怪な部屋に入った。

壁は触手が何千本か絡ませたそうに見え、中央には黒い棺おけがあった。

ネリマリス「この棺おけに・・・・ゴダルとやらが・・・・・!」

シャドー「ネリマリス・・・・その棺おけに向かって呪文を唱えるのよ。石版に書かれた呪文を!!」

シャドーの命令を受けたネリマリスは石版を棺おけに向け、叫んだ。

ネリマリス「はい!『カース・ヘル・パラライズ・デス・キュリア・ガディス・キープ・ゴダル』!!!」

ネリマリスが呪文を唱えると、棺桶から紫と黒が混じった色のエネルギーがあふれ出し、

そのエネルギーが急にこの部屋を覆うように広げた。

すると、棺桶がゆっくりと開いた。

ネリマリス「・・・・・ついにゴダルの姿が見られるのね・・・・・!」

ネリマリスはドキドキしながら棺桶の中を見た。

ネリマリス「っ!!???」  ネリマリスは急に驚いた。中身を見たら何故か驚いたのだ。

棺桶の中には、全裸で黒く長い髪を持つ少年がいた。

ネリマリスはまさか人間だたっとはと思って有り得ないと思って驚いた。

ネリマリス「こ・・・・・子供・・・・?」

すると、少年は目を覚ました。彼の瞳は紫色に輝いていた。そして、ゆっくり立って、

ネリマリスの前に向いた。

ネリマリス「私は悪夢のプリンセスの使い、ネリマリス!あんた・・・・誰!?」

少年「・・・・・僕を目覚めさせたのは・・・・・あなたか?」

シャドー「いいえ。私よ!」

シャドーが突然、ネリマリスの隣に現れ、そう言った。ネリマリスはこれに驚く。

ネリマリス「あ!シャドー様!!?」

シャドー「安心して、ホログラム。強いて言えば幻影魔法よ。

ところで、あなたはゴダルでしょう?」

黒く長い髪の少年こそがゴダルであった。ゴダルは静かに答える。

ゴダル「・・・・・・・そうだ。あなたが・・・・・・・僕を目覚めさせたのか?」

シャドー「そうよ。・・・・・・さあ、ネリマリス。後は私に任せて地上に戻りなさい。」

ネリマリス「はい・・・・・・。」

ネリマリスは翼を羽ばたかせ地上に帰るべく飛び上がった。

シャドー「・・・・・一つ聞くけど、あなたは・・・・・今から封印から解きたい。そう思ったでしょ。」

ゴダル「・・・・・・・・・なぜ、わかる?」

シャドー「ふふ。私はね、あなたの力を感じ取ったの。それが、あなたが復活したがる証拠よ。

さあ、ゴダル。あなたは封印から逃れた今、何を望むかしら?」

ゴダル「・・・・・・・・伝説の力を・・・・・手に入れるためだ・・・・・・!!」   カッ

ゴダルはそう言うと、自身を闇に包み、消えていった。

シャドー「ふっ・・・・・・一足お先に出たわね。短気なところもあるわよねぇ。」

一方、ネリマリスはネリーの姿に戻り、遺跡に戻った。

ネリー「シャドー様・・・・・うまく行ってるだろうか・・・・・・む!?」

突然、遺跡に地震がおきたのでネリーは驚く。

ネリー「わ!な・・・・何なの!!?」   そして、眠っているはずのゴルドラスの目が、

いきなり開き、瞳が一瞬に赤く光った。

ネリー「っ!!こ・・・・この感覚は・・・・・・!!」

ネリーは後ろの怪獣の頭部を向く。その怪獣の口が動き出し・・・・・・・。

ゴルドラス「クアアアアアアァァァァァァァァ」  ゴルドラスは大きな声を出した。

ネリー「きゃああああああっ!!!」  ネリーはその大声の衝動で壁に叩きつけられた。

そして、遺跡が崩れ、怪獣ゴルドラスも自分の半分を封じた地面をバキバキと砕いた。

遺跡付近では、探検隊の一同も遺跡が崩れて落ちていくところを見て、驚いた。

「なんだなんだ!!」  「遺跡が壊れていく!?」 「何が起こるんだ!」 「まさか!?」

サーベルマン「ま・・・・・まさか・・・・・目覚めたのか・・・・!?ゴルドラスが!!」

そして、遺跡を突き破ってゴルドラスが現れた。

長い間に封印されていたゴルドラスがついにこの時に蘇ったのだ。

つづく

拍手[0回]

ウルトラマンクリスタル  第17話・ライバル出現!?クリスタル大ピンチ!!

冥界仮面ゴダル
古代怪獣ゴルドラス
魔鳥人・ネリマリス
登場

ある日、DGCは謎のゴルドラ遺跡に怪獣が封印されたとの情報が入り、現場に駆けつけた。

コリス、テブリッシュ、シュドーが探検隊の人々と対談していた。

テブリッシュ「すると、怪獣はこの遺跡に眠っていると?」

テブリッシュの質問にヒゲの生えた探険家のサーベルマンがこう応える。

サーベルマン「ああ。あれの名は確か、ゴルドラスと言ってな。

その者はかつて、古代の地球で暴れまわったと言われる恐るべしモンスターじゃった。

しかし、そのモンスターは謎の闇の巨人によって封印されたようだ。」

コリス(闇の・・・・巨人・・・・?)

コリスは闇の巨人と聞いて何か疑問を持つ。

シュドー「では、その怪獣が封印されているところを教えていただけませんか?」

サーベルマン「よかろう。ただし、腰抜くなよ?」

コリス「・・・・・・はい。」

コリスたちは、サーベルマンの後についていった。すると、

謎の赤いポニーテールの少女がそんな彼らを見ていた。

ここは、ゴルドラ遺跡の中心部である。古くて色が茶色いそうだ。ここに、なんと!

怪獣が地面と同じ色で、さらにその地面と合体したように横たわっていた。

しかも、この怪獣はとてつもなく巨大で、それを見たコリスたちは無理もなく驚いた。

シュドー「す・・・・・すげぇ・・・・!まるで棺おけに入りきってねぇようだけど・・・・。」

コリス「なんて・・・・・恐ろしい気迫・・・・・本当に眠っているの?」

テブリッシュ「これが・・・・封印された怪獣・・・・・ゴルドラス・・・・!」

サーベルマン「おっと!言い忘れていたが・・・・・。別名では全てを破壊せり魔獣と呼ばれていたぞ。」

コリス「全てを破壊せり魔獣・・・・・・。」 そこに、赤いポニーテールの少女がコリスたちのもとに来た。

赤いポニーテールの少女「奴は、その昔、伝説の夢の国をも襲撃したことがあると聞いたわ。」

少女の声を聞いたコリスたちは彼女の方に向いた。

テブリッシュ「な・・・・なんだ?君は?」

シュドー「お!可愛いじゃん。」

サーベルマン「おお。我が探検隊の助手であるネリーではないか。」

赤いポニーテールの少女改めネリーはコリスたちに可愛らしい笑顔で可愛らしい声で言った。

ネリー「昨日、サーベルさんたちとこの遺跡を探検したら、こんなものが見つかりました。」

ネリーはそう言いながら服から古びた石版を取り出した。何故か謎の巨人の姿が描かれていた。

テブリッシュ「これは・・・・石版か?」

シュドー「でも、古代文字があるぜ。それに・・・・なんか不気味な巨人の絵柄もあるぜ・・・・!」

ネリー「そうですね・・・・・私は・・・・・夢の国に似たところから来た者だと考えておりますが・・・・・・。」

ネリーはそう言った後、コリスにいきなり不気味な笑みを見せた。

コリス「!!!??」    コリスはいきなりネリーに睨まれ驚く。

シュドー「どうしたんだ?コリス。」

コリス「い・・・・いえ・・・・・!(まさか・・・・この人(ネリー)・・・・・・・・。)」

コリスが不安な表情を見せている時、ネリーがいきなりコリスに近づいてきた。

コリス「な・・・・なんですか・・・・・!?」

ネリー「くすっ・・・・・・・。」

ネリーはコリスに耳に顔を近づける。

ネリー「グッバイ・プリンス。」

コリス「っ!!!!」

ネリーは静かに不気味に密やかにそう言うと、コリスから離れた。彼女の笑顔は凶悪に見えた。

コリスは脅えていた、ネリーという謎の美少女に・・・・・。

一方、ここは人間界とは全く違うまるで周りが全て暗闇の世界に一つの棺おけがあった。

その中に、暗くてよく見えないが、少しだけ美しい眠り顔の人がいた。

コリスたちはゴルドラ遺跡から出た。皆は平等な気持ちであるが、

コリスだけが何故か見も心も震えていた。ネリーはそんなコリスを見てにやけていた。

サーベルマン「ネリーよ。一旦引き上げじゃ。また明日、探検しよう。」

ネリー「はい。」

サーベルマン「DGCの諸君。今日は付き合ってくれてありがとう。」

テブリッシュ「いえ、こちらこそ。怪獣は封印されているので何の被害もありませんし良いです。

ただ、その怪獣の封印が解かない事を願うばかりです・・・・・・。」

シュドー「ん?どうした、コリス。元気ないけど。」

震えるコリスを見たシュドーは彼に声をかける。

コリス「あ。ご・・・・ごめんなさい。なんか・・・・震えているんです・・・・・・。」

シュドー「そうか。まあ、あの巨体と迫力じゃぁ子供がビクついちゃ当たり前だろうな。」

コリス(違う・・・・・・・。そうじゃない・・・・・・。ネリーさんが何者かが知らないことが・・・・だけど、

それだけじゃない・・・・・・。誰かが僕に・・・・・殺意をかけている。

ネリーさんのじゃない・・・・・一体誰なんだ・・・・・?)

コリスたちはDGC本部の司令室に戻った。

モモ「それで、何か異変はあった?」

テブリッシュ「いえ、何も被害はありませんでした。」

シュドー「怪獣は封印されたままでずっとミイラ状態になるでしょ。」

コリス「・・・・・・・・・・・。」

イチゴ「どうしたの?コリス。元気ないけど・・・・。」

サキ「何か・・・・・あったの・・・・・・?」

コリス「い・・・いえ・・・・なんでもありません・・・・・・。」

モモ(・・・・・・このコリスの非常な震え・・・・・まさか・・・・・・。)

モモは自分の左腕に触れた。彼女の体も震えていたのだ。

モモ「この感覚・・・・・間違いない・・・・・・・。ついに・・・・訪れるのね・・・・・・!)

その頃、また人間界とは全く違う暗い空間、悪夢の国。その国の中心にシャドー城があった。

その城の中の一つの部屋に悪夢のプリンセス、シャドーが、

体中を触手が包みながらも笑みを浮かべていた。

シャドー「ふふふふふふふふ・・・・・ついにこの時が来たのね・・・・・・。

冥界に眠りし王子を今、蘇らせることが・・・・・・!」

つづく

拍手[0回]

シャドーは手下である怪鳥少女・ネリマリスを送り込み、

邪悪なる次元、冥界に眠る美少年・ゴダルを呼び覚ました。

その同時にとある遺跡に眠る大怪獣ゴルドラスも出現した。

クリスタルVS怪獣ゴルドラスVS怪人ネリマリスの決戦にゴダルは黒い仮面を被り巨大化する!

次回、「ライバル出現!?クリスタル大ピンチ!!」 ゴダル「お前が・・・・・敵か・・・・・。」

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか?第16話。

今回の登場した宇宙人のシャイン星人は暗いところで活躍していそうだなぁと思い、

ファミ劇で一度見て、炎を見ると怖がるところを光が苦手だと思い、

このお話のシャイン星人は光が弱点という設定にしました。

その星人の人間体であるシャメルとシャリオ(どっちもおにゃの子)ですが、

この二人は親子という設定で、娘が母に反応するシーンのために書いたり(ぁ

さらに、シャリオでエロい妄想したりw(こら  戦闘シーンはウルトラセブンの29話の、

セブンVSプロテ星人の戦闘シーンのオマージュにしました。

あの不気味な戦闘シーンのパクリパロディ?を書いてみたかったんです^^(まて

次回はなんと!クリスタルのライバルが登場します。よくあるエピソードだと思われ(ちょ

本当にライバルが次回に登場します。  本来なら使おうかどうか迷ってたけど(ぁ

それでは!ノシ

拍手[0回]



忍者ブログ [PR]
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
Web恋姫†無想 黄忠を育成中!
最新コメント
[11/20 いのぴー]
[11/07 ウルトラ38]
[10/28 A-chan]
[10/17 A-chan]
[08/04 ウルトラ38]
最新記事
プロフィール
HN:
ゆー1
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1989/04/29
職業:
学生
趣味:
いろんなサイトへいく事 など
バーコード
ブログ内検索
カウンター
カウンター
最新トラックバック