不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
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その頃、ウルトラマンクリスタルとシャイン星人が戦っているマック学園の図書室では、
シャリオが目を開けて、ゆっくりと立ち上がった。 シャリオ「ん・・・うう・・・・・。・・・・・・・母さん・・・・・・・。」 シャリオはそう呟くと、図書室から出た。 学園の外では、ウルトラマンとシャイン星人が戦っていた。 シャイン星人「・・・・・・・・・・・・!!」 ウルトラマンクリスタル「まさか・・・・・あなたが・・・・・・宇宙人だなんて・・・・・・。」 シャイン星人「シャインダークネスウェーブ!!!!」 ビビビビビビビビビビビ シャイン星人は頭部の2本の角から青い光線を出した。 ウルトラマンクリスタル「くああああ・・・・・・・ぐうううううう・・・・・・・・・!!」 ウルトラマンは青い電撃を浴びているように苦しんでいるが、 気合でその電撃を払い、必殺光線を放った。 ウルトラマンクリスタル「はあああああっ!!!エクセリック光線!!!!!」 ウルトラマンクリスタルのエクセリック光線がシャイン星人に命中した。 しかし、星人は光線を浴びていて苦しんだ。しかし・・・・・・。 シャイン星人「・・・・・・・・・・・・・!!!!!」 シャイン星人は両腕を広げ、その光線を払うと同時にまたも消えていった。 ウルトラマンクリスタル「っ・・・・・・ショワ!!」 ウルトラマンは後ろを向く。すると、そこにシャイン星人がいた。瞬間移動をしていたのだ。 シャイン星人「・・・・・・・・・!・・・・・・・・・・!!」 ウルトラマンクリスタル「っ・・・・!うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・!!!!」 ウルトラマンと星人。両方とも正面に走った。ぶつけ合いと思いきや両者とも消えてしまった。 ドカァァァァァァァァンといきなり地面が爆発すると、 ウルトラマンと星人が現れた、それぞれ敵の後ろにいながら。 ウルトラマンクリスタル「う”ううううう・・・・・・・っ!!!」 ウルトラマンはさっきの激突で、右肩を痛め、左の膝がついた。右肩は左手で抑えている。 しかし、シャイン星人は余裕で、その証拠に笑っているように顔を上下に動かした。 一方、シャリオは廊下を歩いていた。 シャリオ「・・・・・・お母さん・・・・・・・・・・。」 シャリオは6年前の出来事を思い出す。これは、母シャメルとともにとある砂漠を歩いている場面だ。 空に宇宙船が飛んでいた。どうやら宇宙船は彼女たちを運んでいただろう。 その時のシャメルとシャリオは無愛想でまるで氷のような冷たい表情だった。 旅に進むにつれ二人はSHINE党を設立し、シャメルはこの店の店長となった。 そして、シャリオはマック学園のセーラー服を着た。彼女は喜んでいたが、 シャメルは無愛想だった。彼女はシャリオに友達作るなと言った。 そのため、シャリオは周りの人が友達になっていても、自分だけできなくて寂しかった。 夜の学園の裏側で彼女は泣いていた。友達ができないという悲しみに耐えられなかった。 その悲しみを背負いながらこの学園を卒業し、SHINE党で働いていた。 そして、ついに彼女にも光が訪れる。涙を流している彼女の前に初めての友達、 サキの笑顔が輝いていた。そして、現在、シャリオは涙を流しながら廊下を走った。 学園の外では、ウルトラマンクリスタルとシャイン星人はお互い正面を向いていた。 ウルトラマンクリスタル「くっ・・・・・・・!!」 ウルトラマンは後ろにゆっくりとさがり、シャイン星人は攻めるようにじりじりとゆっくり進んでいった。 そして、ウルトラマンの後ろにもう一匹のシャイン星人が現れた。 ウルトラマンクリスタル「っ!?わっ!!」 ウルトラマンは後ろを見て驚き、右の方向に移動する。 ウルトラマンの前には二人の星人が襲い掛かりそうに構えていた。 ピコンピコンピコンピコンピコン さらにウルトラマンのカラータイマーが赤に変わった!もうすぐ3分立ってしまう。 一方、シャリオはロビーにいた。彼女は今、前の壁にあるスイッチを見た。 シャリオ「・・・・・シャイン星人は暗闇のところなら忍者のような幻覚攻撃ができる。 でも、逆に光あるところならその能力は使えなくなる。ごめんなさい・・・・・母さん・・・・・・・・。」 シャリオはそう言うとスイッチに触れ、触れた左手から青い光が発した。 カッ そして、学園から光が出た。学園の全ての部屋の電気がついたからだ。 さらに、外のライトも一斉に輝きだした。シャイン星人はいきなり学園が明るくなることに驚く。 シャイン星人「・・・・・・・・・!?・・・・・・・・・・・・・・!!!」 二匹のシャイン星人は学園から放つ光によって、一匹が消えた。そいつは分身だった。 シャイン星人「・・・・・・・・!!・・・・・・・・・・・・・!!!!」 シャイン星人は頭と抱え、苦しんだ。やはりシャイン星人は光が苦手だった。 ウルトラマンクリスタル「今だ・・・・・・・・・・えっ!!!」 ウルトラマンはジャンプして学園から離れたところに着地し、少し星人から遠ざかった。 ウルトラマンクリスタル「エクセリック光線!!!!!」 ウルトラマンは遠くからもう一度エクセリック光線を放つ。星人に命中した。 シャイン星人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!・・・・・・・・・・・・・・!」 ズシィィィン ボォォォォォ 光線を浴びたシャイン星人は今度こそ倒れた。そして、青い炎に包まれていた。 次の日の朝、SHINE党にある一つの墓標があった。 これは、母シャメルの墓。シャリオは切ない表情で墓の前に花束を置いた。 シャリオ「母さん・・・・・・。私・・・・・・。」 シャリオはまた違う意味の寂しさを感じた。そこにサキとコリスとモモが来た。 シャリオ「あ、サキさん。それに、モモさんにコリス君。」 シャリオは少し明るい表情で二人に向く。 サキ「・・・・・あなたのお母さんは・・・・・・・。」 シャリオ「・・・・・・・・昨日、ウルトラマンと戦って死んだわ。」 コリス「・・・・・・ごめんなさい。」 コリスが落ち込みそうな声で誤るとシャリオは頭を振った。 シャリオ「ううん。誤ることないよ。今でもこうして平和になれるならそれでも・・・・・・。」 モモ「サキから聞いたわ。あなたたちは宇宙人だって。」 シャリオ「はい。でも・・・・・私・・・・・・・・・。」 モモ「わかってる。この星で暮らしていいよ。」 シャリオ「・・・・・え?」 モモ「それが・・・・・あなたの夢なんでしょ?」 シャリオ「夢・・・・・・?」 サキ「そうだよ。あなたは・・・・この星の人と友達になりたいという夢を持ってたのよ。」 コリス「素敵な夢ですよ。シャリオさん。夢は・・・・この星に住む人の命だから・・・・・。」 シャリオ「うん。ありがとう。サキさん。」 サキ「なに?シャリオさん。」 シャリオ「・・・・・・DGCの仕事に戻って。」 サキ「うん。そのつもりだけど・・・・・・私たち、どんなに離れても友達よ。」 シャリオ「うん。私、この店に店長になったの。この店でたくさんの友達を作ります。」 モモ「うん!それでこそ夢よ。素敵な事を言うわね。」 コリス「頑張ってください。シャリオさん。」 サキ「シャリオさん。もし、寂しくなったら、思い出して。私たちは友達だって。」 シャリオ「はい。ありがとう。これからもずっと友達でいようね。サキさん。」 サキとシャリオは笑顔を見せあい、両手を触れ合った。 こうして、シャイン星人による地球侵略は未然にも防ぎました。 その星人の少女、シャリオはこの星を愛しています。正反対の母は死に、 シャリオはSHINE党の店長になって、これからもこの星の人と友達になろうと生きていくことでしょう。 人は誰もが友達が欲しい。母の言いつけでできなかったシャリオも、 やっと友達ができました。あなたも友達が欲しくありませんか?きっと、その先には幸せがありますよ。 次回につづく PR サキ「ひっ・・・・・・!?・・・・・・・・・。」
シャリオとサキは誰もいない食堂の中で静かにテーブルでケーキやクッキーを食べていた。
シャリオ「・・・・・・・・・。」 シャリオはフォークでケーキの一部を食べた後、サキが静かに言う。 サキ「・・・・・・・・なんか、こういうのも、悪くないな。」 シャリオ「・・・・・・・うん。今は・・・・二人っきりだからね。」 シャリオの言うとおり、ここにいるのは、彼女とサキだけであった。 時間が立ちと、もう食事は終わっていた。 サキ「ごちそう様でした。」 シャリオ「こちらもごちそう様でした。おいしかった?」 サキ「うん!おいしかったよ。」 シャリオはそれを聞いてほっとした。自分の料理を友人が認めてくれたのだ。 窓から夕日の光が漏れ、その光が二人を浴びせていた。 サキ「よし。じゃあ、私の教室、行ってみる?」 シャリオ「いくいく!」 サキとシャリオはランチルームから出て二人ではしゃぎながら廊下を走った。 まるで、知らない人がもう本当の友達になったかのように・・・・。 二人は三階にあがり、3-4の教室の前に立った。 サキ「ここが、三年生の頃の私の教室だよ。」 二人は教室に入る。一見、背景は普通のよくある教室に見える。 シャリオ「ここがサキさんの教室かぁ・・・・。」 サキ「まあ。懐かしいわぁ。」 サキにとっては、懐かしい風景だった。サキは机一つ一つに声をあげた。 サキ「ここがコーウェンで、ここがリンちゃん。あ、ここはオデロで。あと、ここは・・・・。」 サキはまるで、子供のように友人の名前をあげた、シャリオはそれを見守り、心の中で呟く。 シャリオ(・・・・サキさん。学生時代にも友達が・・・・・・たくさんいたんだね。 それに比べ、私なんか・・・・・・そんなのいないんだ・・・・・・・・。) サキ「・・・・・・・あはは。なんかここにいると、思い出すなぁ。 修学旅行の頃、漢字検定の頃、文化祭に運動会も・・・・・・。」 サキは今までの学生での思い出を語っている間に徐々に寂しい気持ちになっていく。 シャリオも彼女の寂しい表情を見ると、同情するように切なくなる。 シャリオ「さ・・・・・・サキさん・・・・・。」 サキ「・・・・・あ。ご、ごめん・・・・・。」 シャリオ「ううん。気にしてないよ・・・・・。ただ、友達と放れると・・・・寂しいんだね・・・。」 サキ「うん。そうね・・・・・・。じゃ、次はシャリオさんの教室へ案内して!」 サキは急にけろっと笑顔でシャリオに聞いた。 シャリオ「え!?;ま・・・・まあ、いいけど。ついてきて。」 サキ「うん。」 サキはわくわくな気持ちで、シャリオは不安な気持ちとともに3-4の教室から出た。 一方、SHINE党のシャメルの部屋ではシャメルが何か腹立たしい表情で呟いた。 シャメル「シャリオがいない・・・・・。まさか、あの女と本当に・・・・!? だとしたら・・・・・・・!」 シャメルはそう言うと、壁にある一つの青いボタンを押した。 すると、食器棚が横に動きだす。すると、その後ろには壁がなく、大きな四角い穴がある。 これは秘密通路。食器棚をドア代わりにしていたのだ。シャメルはその通路に入った。 通路では階段が下の段へと続く。シャメルはその通路を通る。その向こうには・・・・。 まるで、近未来のような部屋だった。そう、ここがシャイン星人の本当の部屋であるのだ。 シャメル「ふふふふふふふ。シャリオ。あなたは逃げられないわ。たとえ、どんなところでもね・・・・!」 シャメルはモニターの前の機械のスイッチを押す。すると、モニターに画面が移った。 画面には、学園の廊下に歩いているサキとシャリオの姿が! シャメル「くすっ。マック学園ね。かつて、シャリオが通った学園・・・・・懐かしいけど、 逃がさないわ・・・・・・・!」 シャメルはそう言うと、電送機の方に歩き、それに入る。すると、体が青く光消えていった。 DGC本部司令室 コリス「ねえ・・・・じゃなかった。隊長。」 モモ「どうしたの?」 コリス「サキさんは・・・・・・。」 モモ「えーっと・・・・・たぶん。マック学園・・・・・だっけかなぁ。」 コリス「マック学園・・・・・。」 モモ「サキが若い頃に行った事ある学園らしいわ。」 コリス「・・・・わかった!じゃあ、行ってみます!!何か嫌な予感がするので・・・・・。」 コリスはそう言うと、司令室から出た。モモは呼び止めようとするが、今のコリスには聞く耳がなかった。 モモ「コリス!!・・・・・・・んもぅ・・・・・。」 マック学園・3-1の教室の中にシャリオとサキがいた。 シャリオ「ここが、私の教室よ。」 サキ「へぇ。ここで何かいい事、あった?」 シャリオ「・・・・・ううん。いい事なんて・・・・ないわ。」 サキ「え?で・・・・でも、修学旅行とかは・・・・・。」 シャリオ「・・・・・・確かにあったわ・・・・。でも、私・・・・・友達いなかったの。 どんな状況でも・・・・・・私一人ぼっちだったの・・・・・。」 サキはそう聞くと切ない表情になりシャリオも悲しくなってきた。 サキ「な・・・・・なぜ・・・・・?」 シャリオ「私・・・・・・お母さんに言われたの・・・・・友達を作ってはいけないって・・・・・・・。」 サキ「・・・・・・親の・・・・・命令のせいね・・・・・・。」 シャリオ「うん・・・・・私の親は・・・・・・厳しかったの・・・・・。」 サキ「私の嫌と似ているね・・・・・・・。」 シャリオ「え?」 サキ「私の父はね・・・・・・宇宙科学スタッフの一人なの。 私が幼い頃、父にひどい仕打ちをされたわ。私がアイドル歌手になりたいと言ったら、 いきなり殴って・・・・やめろ!って言われちゃった・・・・・・・。」 シャリオ「・・・・・・・・・・。」 サキ「でも、私は私。私にはやりたい事がある。親に禁止されても、やりたいの。 だから、私は部活のアイドル歌手クラブに入ったの。卒業後、DGCに入隊したけど、 もう一つは・・・・・アイドル専門のプロダクションに入っているけど、 DCの任務でこっちにはあんまり通ってないわ・・・・・・。 あなたも人間でしょ?だから・・・・・・親の無理やりなんか・・・・・・・。」 シャリオ「いや。私・・・・・人間じゃない・・・・・。」 サキ「え・・・・・・?」 サキはそう言って驚く。シャリオは発言を続ける。 シャリオ「私は・・・・・私と母さんは・・・・・・地球人ではない。宇宙からこの星を調査に来た、 シャイン星人です・・・・・・・。」 サキ「しゃ・・・・・シャイン・・・・星人・・・・・・??」 シャリオ「ええ。私たちは地球の調査をしているの。侵略か共存か・・・・わからないけど・・・・・。」 サキ「あ・・・・・あなたは・・・・・・。」 シャリオ「でも!私は・・・・・あなたと・・・・・この星の人と仲良くしたい!! ごめんね・・・・・今まで黙って・・・・・・・・。でも、シャイン星はこの星を許してくれるかどうか・・・・・。」 悲しく言うシャリオの肩をサキが優しく手を触れた。 サキ「たとえ、シャイン星が許さなくても・・・・・私は・・・・・あなたを許すよ・・・・・・。」 シャリオ「サキさん・・・・・・・。」 サキ「あなたが宇宙人でも、私は友達だよ・・・・・・。」 シャリオ「サキ・・・・・さん・・・・っ1!?」 シャリオは涙を流し、彼女を抱きしめようとすりその時・・・・・・。カッ いきなり青い光が発し、シャリオは倒れた。 サキ「シャリオさん!!・・・・・っ!?」 サキの前にいきなりシャメルが現れた。 シャメル「・・・・・・・・・・・・・・・。」 サキ「あ・・・・・あなたは・・・・・・・!」 カッ シャメルはサキに問われるといきなり無言で右手から青い光を発し、サキを気絶させた。 サキ「・・・・・・・はっ!!」 サキは目覚めた。彼女は今、シャメルが使っていたハイテクな部屋。 そう、シャイン星人の基地内にいて、台所で横になっていたのだ。 サキ「こ・・・・・・ここはっ・・・・・・!!」 サキは動こうとするが、手足が銀色のベルトに縛られているため動けない。そこに、シャメルが来た。 シャメル「ふふふふ。お目覚めかしら?地球人のお嬢さん。」 サキ「しゃ・・・・・シャメルさん!!なぜ・・・・?」 シャメル「なぜって?これが、シャイン星の秘密を知った者への行為よ。」 サキ「シャイン星人は・・・・・この地球に何をしようとするの!?」 シャメル「今にわかるわ。丁度、上層部からの指令が出るわ。 私が長い年月をかけて待っていた指令がね!」 サキ「くっ・・・・・・!」 シャメル「・・・・・・もうすぐね。」 サキ「もうすぐ・・・・・・?」 そして、モニターが青く光った。そこから、老人の男性のような声が発した。 シャイン星人上層部の声『シャイン星調査隊地球担当のシャリオ。 ついに決定が下った・・・・・・・この星を侵略せよ!!!!』 シャメル「かしこまりました。」 サキ「っ!!?!?!!???」 サキは驚いた。まさか、シャイン星人がこの星を侵略をするなどと・・・・彼女にとってはありえなかった。 それに比べ、シャメルはこの星の事などなんも思わぬように不気味な笑みを浮かべた。 シャイン星人上昇部の声『かつて、地球は我々の同士を殺したとの情報が入っている。 よって、この地球を我がシャイン星人の占領地を化す。」 シャメル「決まったわね・・・・・。」 サキ「待ってください・・・・・・!」 シャメル「何?」 サキ「あなたの娘は・・・・この星の人たちと友達になる事を望んでいたんですよ!? あなたはそんな自分の子の願いなんてどうでもいいのですか!??」 サキは学園でのシャリオの寂しいところを思い浮かべながらそう語った。 シャメル「ふーん・・・・・それで?」 サキ「え・・・・・・?」 シャメル「だから?自分の子が何?確かにシャリオは私の子。でも、あの子は裏切ったわ。」 サキ「裏切ったのは・・・・・この星を愛してるからです・・・・・。あの子がこの星を愛するのに、 なのがいけないんですか!!あなたも親なら、シャリオさんの気持ちを・・・・・・・!!」 シャメル「たとえ、あの子はこの星を愛しても、私は元よりこの星を憎んでいたわ・・・・・・。」 サキ「な・・・・・・なんですって・・・・・!?」 シャメル「あなたにはこの星の生物としての生体実験のサンプルになってもらうわ・・・・・。 そのために一度、眠りなさい・・・・・・・。」 シャメルはそう言うと、とあるレバーを引いた。 つづく SHINE党・駐車場
DGC本部の指令室でモモがテーブルの前で隊員たちからの連絡を待っていた。
モモ「・・・・・・・・あ!」 テーブルに置いてある電話が鳴り出したので、モモはその受話器を取り、電話をする。 モモ「こちら、モモ。」 コリス『隊長・・・・・・・・。』 電話の相手はコリスであった。しかし、彼の声は少しだけ暗かった。 モモ「どうしたの?まさか・・・・・何かが起きたの!!?」 コリス『じ・・・実は・・・・・・・;』 コリスはモモにある事を語った。しばらくすると・・・・。 モモ「なにいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!???サキが、SHINE党で働くううぅぅぅぅ!????」 モモは驚いた。それは当たり前だ。戦うはずの隊員がいきなりお菓子作りの仕事に移るからだ。 コリス『はい・・・・。喜んで志願しましたが・・・・・・どうしましょう;』 モモ「うーん!!・・・・・やらせてみましょ!!」 モモは焦って考えた後、キッパリとそう発言した。 コリス『え?!!』 モモ「実は・・・あなたたちが行動している間に、私に新たな情報が入ってきたの。 どうやら夜のSHINE党に謎の青い物体が出ている噂があるらしいわ。宇宙人かも知れない・・・。 まだ完全に確認しきれてないけど・・・・念のため、ここはサキに任せましょ。」 コリス『はあ・・・・・・。わかりました。』 午後3時、SHINE党の入り口で、サキの前に、隊員たちが横に並んでいた。 シュドー「んじゃ、頑張れよ。」 テブリッシュ「おいしいお菓子を作れるといいな。」 サキ「はい。頑張ります。」 コリス「・・・・・サキさん。」 コリスは暗そうに言った。サキは優しい声で返事する。 サキ「どうしたの?」 コリス「・・・・気をつけて・・・・くださいね・・・・・・。」 サキ「うん。もし、宇宙人が襲ってきてもやっつけるから、安心してね。」 隊員たちを乗せたロードラッシュはサキに見送られ、本部に戻るために走った。 SHINE党・キッチン シャリオ「じゃ、まずはケーキの作り方を教えますね。まずは簡単な方にしましょう。」 サキ「はい。お願いします。」 シャリオがケーキを作り、サキはそれをお手本として見た。次はサキが作る番だ。 サキもケーキを作り出す。スポンッジケーキにホイップクリームを塗り、 さらに、その上にイチゴやキルシェなどを乗せた。 サキ「・・・・ふう。これでいいですか?」 シャリオ「うーん・・・・・。」 シャリオはケーキのクリームを指で摘まんでそのクリームを舌で舐めて味見した。 シャリオ「・・・・・うん!なかなか上出来ですよ!」 サキ「やったぁ!ありがとうございます。」 サキは自分の作ったお菓子がおいしく食べてもらえたので、嬉しがった。 シャリオ「では、この調子でどんどんいきましょ。」 サキ「はい!」 サキとシャリオはまるで仲が良いように一緒にお菓子を作っていった。 そして、時間が過ぎて夕日となった。 サキとシャリオは誰もいなくなった店内にいた。 シャリオ「・・・・今日はありがとうございました。手伝ってくれて。」 サキ「いいよ。こっちもお菓子作らせてくれてありがとうね。また、ここで働いてもいいかな?」 シャリオ「ええ。いつでも・・・・・・・。」 シャリオは少し辛い表情を一瞬で表した。しかし、サキは笑顔でこう言った。 サキ「じゃ、また来るわね。また一緒にケーキ作りましょ。」 シャリオ「一緒に・・・・?」 サキ「うん。なんか・・・・シャリオさんと友達になっちゃった気がしそうだね。」 シャリオ「友達・・・・・?」 サキ「そう。友達はね、好きな人、ずっと一緒にいたい人の事よ。」 シャリオ「じゃぁ・・・・・あなたは・・・・・私を・・・・・。」 サキ「ええ。あなたも・・・・私の事・・・・・どう思う?」 シャリオ「・・・・・・・。なんか・・・・・あなたを見ると、ずっと一緒にいたいと思うの。 もっと・・・・・あなたの事が知りたいの。」 サキ「くすっ。じゃあ、あなたも私の事、友達だと思ってくれるね?」 シャリオ「友達・・・・・うん。友達。」 サキとシャリオはお互いの両手を取りながら、見つめ合っていた。 サキは更衣室から出て、元の隊員服に着替えた。 サキは誰もいない店内で店を出ようと出入り口に向かって歩いた。 しかし、彼女の背後で、謎の青い手が食品置き場から出た。 サキ「・・・・はっ!!」 サキは後ろから何かを感じたので後ろを見る。 そこに、青い怪物が一瞬に姿を見せ、すぐにお菓子の置かれているテーブルに隠れた。 サキ「っ・・・・・・!」 サキにとっては一瞬だけ見えたのでなんなのかわからず、焦って店から出ていた。 そして、怪物の隠れたテーブルからシャメルが出てきた。怪物はもういなくなったようだ。 シャメル「・・・・・・・くすっ。」 シャメルは笑みを浮かべた。しかし、これは優しい笑顔ではなかった。 午後9時46分、DGC本部・司令室で隊員たちがテーブルの前で座っていた。 そこに、サキが司令室に入ってきて帰ってきた。隊員たちは彼女の方に向いた。 サキ「サキ、ただいま戻りました!」 コリス「サキさん!」 コリスが立って、サキの前に来る。 サキ「ただいま。コリス君。」 コリス「おかえりなさい。サキさん・・・・・。・・・・・・何か、ありましたか?」 サキ「うん。実は・・・・・シャリオさんと友達になったの。」 テブリッシュ「ええ!?シャリオさんとだって??」 シュドー「すると・・・・・シャリオちゃんがここに来るかも!!!」 テブリッシュは驚き気味で言って、シュドーは嬉しそうに言った。 コリス「・・・・・それだけですか?」 サキ「うん。それだけよ。」 コリス「・・・・・・・・よかったぁ・・・・・。」 サキ「え?何が?」 コリス「いえ、なんでも・・・・・。」 イチゴ「明日も、行くの?」 サキ「はい。シャリオさんとは友達になったから。」 モモ「友達を持つことは素敵な事よ。ねえねえ。今度、シャリオちゃんと話したら、 その話を・・・・・私たちに聞かせてくれないかしら?」 モモはにやけながらそう聞くと、サキは少し焦りながら返事した。 サキ「は・・・・はいw;できたら素敵な話をしますから・・・・・あははははは。」 コリス「友達・・・・・・・。」 一方、夜のSHINE党の部屋の一つ、シャメルの部屋。 そこは普通の女性が住みそうな部屋とは変わりはない。 シャメルとシャリオはそこにいて、二人は笑顔であった。 シャメル「今日もご苦労ね。シャリオ。」 シャリオ「はい。お母さん。」 しかし、シャメルはいきなり笑顔ではない表情になる。 シャメル「・・・・・・・あいつに好意を持ったのね?」 シャメルが冷たくそう言うと、シャリオも辛い表情になった。 シャリオ「・・・・・・はい・・・・。」 シャメル「でも、まだこの星の人とは友達になっちゃ駄目よ? 計画の準備が終わるまでね・・・・・・・。」 シャリオ「・・・・・それが終わったら・・・・・あの娘と・・・・。」 シャメル「友達になってもいいよね?って言いたいでしょ?」 シャリオ「・・・・・6年前、私たちは親子でこの星に降り立った。 それで、この地球を探るべく旅立って、今はこの店を立てて・・・・・・。 一体・・・どんな計画なの?お母さん!」 シャメル「・・・・・わからないわね。間もなく上司から決定が下るわ。」 シャリオ「・・・・・私・・・・サキさんと友達に・・・・・・・。」 シャメル「なってしまったわね?なってもいいけど。」 シャリオ「え!?」 シャリオはなってもいいと聞いて笑顔になる。しかし、シャメルは喜ばなかった。 シャメル「・・・・・・ただし、なったフリになりなさい。」 シャリオ「え?」 シャリオはそう聞いてまた落ち込む。 シャメル「・・・・・わかっているはずよ。私たちシャイン星人は、 地球人との関わり次第で決定が変わる。それがわかるまで、決して好意を持ってはいけないのよ。」 シャリオ「・・・・・・・はい。わかってます・・・・・。」 シャメル「じゃ、自分の部屋に戻ってお休みなさい。明日も働くからね。」 シャメルはそう言うと、シャリオはシャメルの部屋から出て、自分の部屋に戻った。 シャリオ「・・・・・・・・・・お母さん・・・・・・。」 シャリオはベッドで横になり、寂しそうに呟いた。ちなみに彼女の部屋も一般系の部屋である(ぁ そして、次の朝、サキはロードラッシュでSHINE党に到着した。 つづく |
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