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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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その頃、ウルトラマンクリスタルとシャイン星人が戦っているマック学園の図書室では、

シャリオが目を開けて、ゆっくりと立ち上がった。

シャリオ「ん・・・うう・・・・・。・・・・・・・母さん・・・・・・・。」

シャリオはそう呟くと、図書室から出た。

学園の外では、ウルトラマンとシャイン星人が戦っていた。

シャイン星人「・・・・・・・・・・・・!!」

ウルトラマンクリスタル「まさか・・・・・あなたが・・・・・・宇宙人だなんて・・・・・・。」

シャイン星人「シャインダークネスウェーブ!!!!」  ビビビビビビビビビビビ

シャイン星人は頭部の2本の角から青い光線を出した。

ウルトラマンクリスタル「くああああ・・・・・・・ぐうううううう・・・・・・・・・!!」

ウルトラマンは青い電撃を浴びているように苦しんでいるが、

気合でその電撃を払い、必殺光線を放った。

ウルトラマンクリスタル「はあああああっ!!!エクセリック光線!!!!!」

ウルトラマンクリスタルのエクセリック光線がシャイン星人に命中した。

しかし、星人は光線を浴びていて苦しんだ。しかし・・・・・・。

シャイン星人「・・・・・・・・・・・・・!!!!!」

シャイン星人は両腕を広げ、その光線を払うと同時にまたも消えていった。

ウルトラマンクリスタル「っ・・・・・・ショワ!!」

ウルトラマンは後ろを向く。すると、そこにシャイン星人がいた。瞬間移動をしていたのだ。

シャイン星人「・・・・・・・・・!・・・・・・・・・・!!」

ウルトラマンクリスタル「っ・・・・!うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・!!!!」

ウルトラマンと星人。両方とも正面に走った。ぶつけ合いと思いきや両者とも消えてしまった。

ドカァァァァァァァァンといきなり地面が爆発すると、

ウルトラマンと星人が現れた、それぞれ敵の後ろにいながら。

ウルトラマンクリスタル「う”ううううう・・・・・・・っ!!!」

ウルトラマンはさっきの激突で、右肩を痛め、左の膝がついた。右肩は左手で抑えている。

しかし、シャイン星人は余裕で、その証拠に笑っているように顔を上下に動かした。

一方、シャリオは廊下を歩いていた。

シャリオ「・・・・・・お母さん・・・・・・・・・・。」

シャリオは6年前の出来事を思い出す。これは、母シャメルとともにとある砂漠を歩いている場面だ。

空に宇宙船が飛んでいた。どうやら宇宙船は彼女たちを運んでいただろう。

その時のシャメルとシャリオは無愛想でまるで氷のような冷たい表情だった。

旅に進むにつれ二人はSHINE党を設立し、シャメルはこの店の店長となった。

そして、シャリオはマック学園のセーラー服を着た。彼女は喜んでいたが、

シャメルは無愛想だった。彼女はシャリオに友達作るなと言った。

そのため、シャリオは周りの人が友達になっていても、自分だけできなくて寂しかった。

夜の学園の裏側で彼女は泣いていた。友達ができないという悲しみに耐えられなかった。

その悲しみを背負いながらこの学園を卒業し、SHINE党で働いていた。

そして、ついに彼女にも光が訪れる。涙を流している彼女の前に初めての友達、

サキの笑顔が輝いていた。そして、現在、シャリオは涙を流しながら廊下を走った。

学園の外では、ウルトラマンクリスタルとシャイン星人はお互い正面を向いていた。

ウルトラマンクリスタル「くっ・・・・・・・!!」

ウルトラマンは後ろにゆっくりとさがり、シャイン星人は攻めるようにじりじりとゆっくり進んでいった。

そして、ウルトラマンの後ろにもう一匹のシャイン星人が現れた。

ウルトラマンクリスタル「っ!?わっ!!」  ウルトラマンは後ろを見て驚き、右の方向に移動する。

ウルトラマンの前には二人の星人が襲い掛かりそうに構えていた。 ピコンピコンピコンピコンピコン

さらにウルトラマンのカラータイマーが赤に変わった!もうすぐ3分立ってしまう。

一方、シャリオはロビーにいた。彼女は今、前の壁にあるスイッチを見た。

シャリオ「・・・・・シャイン星人は暗闇のところなら忍者のような幻覚攻撃ができる。

でも、逆に光あるところならその能力は使えなくなる。ごめんなさい・・・・・母さん・・・・・・・・。」

シャリオはそう言うとスイッチに触れ、触れた左手から青い光が発した。  カッ

そして、学園から光が出た。学園の全ての部屋の電気がついたからだ。

さらに、外のライトも一斉に輝きだした。シャイン星人はいきなり学園が明るくなることに驚く。

シャイン星人「・・・・・・・・・!?・・・・・・・・・・・・・・!!!」

二匹のシャイン星人は学園から放つ光によって、一匹が消えた。そいつは分身だった。

シャイン星人「・・・・・・・・!!・・・・・・・・・・・・・!!!!」

シャイン星人は頭と抱え、苦しんだ。やはりシャイン星人は光が苦手だった。

ウルトラマンクリスタル「今だ・・・・・・・・・・えっ!!!」

ウルトラマンはジャンプして学園から離れたところに着地し、少し星人から遠ざかった。

ウルトラマンクリスタル「エクセリック光線!!!!!」

ウルトラマンは遠くからもう一度エクセリック光線を放つ。星人に命中した。

シャイン星人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!・・・・・・・・・・・・・・!」  ズシィィィン ボォォォォォ

光線を浴びたシャイン星人は今度こそ倒れた。そして、青い炎に包まれていた。

次の日の朝、SHINE党にある一つの墓標があった。

これは、母シャメルの墓。シャリオは切ない表情で墓の前に花束を置いた。

シャリオ「母さん・・・・・・。私・・・・・・。」

シャリオはまた違う意味の寂しさを感じた。そこにサキとコリスとモモが来た。

シャリオ「あ、サキさん。それに、モモさんにコリス君。」 シャリオは少し明るい表情で二人に向く。

サキ「・・・・・あなたのお母さんは・・・・・・・。」

シャリオ「・・・・・・・・昨日、ウルトラマンと戦って死んだわ。」

コリス「・・・・・・ごめんなさい。」  コリスが落ち込みそうな声で誤るとシャリオは頭を振った。

シャリオ「ううん。誤ることないよ。今でもこうして平和になれるならそれでも・・・・・・。」

モモ「サキから聞いたわ。あなたたちは宇宙人だって。」

シャリオ「はい。でも・・・・・私・・・・・・・・・。」

モモ「わかってる。この星で暮らしていいよ。」

シャリオ「・・・・・え?」

モモ「それが・・・・・あなたの夢なんでしょ?」

シャリオ「夢・・・・・・?」

サキ「そうだよ。あなたは・・・・この星の人と友達になりたいという夢を持ってたのよ。」

コリス「素敵な夢ですよ。シャリオさん。夢は・・・・この星に住む人の命だから・・・・・。」

シャリオ「うん。ありがとう。サキさん。」

サキ「なに?シャリオさん。」

シャリオ「・・・・・・DGCの仕事に戻って。」

サキ「うん。そのつもりだけど・・・・・・私たち、どんなに離れても友達よ。」

シャリオ「うん。私、この店に店長になったの。この店でたくさんの友達を作ります。」

モモ「うん!それでこそ夢よ。素敵な事を言うわね。」

コリス「頑張ってください。シャリオさん。」

サキ「シャリオさん。もし、寂しくなったら、思い出して。私たちは友達だって。」

シャリオ「はい。ありがとう。これからもずっと友達でいようね。サキさん。」

サキとシャリオは笑顔を見せあい、両手を触れ合った。

こうして、シャイン星人による地球侵略は未然にも防ぎました。

その星人の少女、シャリオはこの星を愛しています。正反対の母は死に、

シャリオはSHINE党の店長になって、これからもこの星の人と友達になろうと生きていくことでしょう。

人は誰もが友達が欲しい。母の言いつけでできなかったシャリオも、

やっと友達ができました。あなたも友達が欲しくありませんか?きっと、その先には幸せがありますよ。

次回につづく

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サキ「ひっ・・・・・・!?・・・・・・・・・。」

シャメルがレバーを引いたとたん、サキはいきなり青い光を浴びて、眠っていった。

シャメル「ショックシステム。これを受けたらどんな生物でも眠ってしまうわ・・・・・・。」

そして、夜を迎えた町に、光が発して、その光からコリスが姿を表した。

コリスはワーピルでマック学園の近くに来たのだ。

コリス「・・・・・・・・・あ!」

コリスは後ろを向く。そこにマック学園の入り口があった。

マック学園・3-1では、シャリオが眠っていた。そして、今目を覚まし、気がついた。

シャリオ「ウ・・・うぅ・・・ん・・・・・。」

シャリオはゆっくりと立った。

シャリオ「っ!?サ・・・・・・サキさん?サキさん!?」

シャリオは気づいていなかったのだ。サキはシャメルに捕らわれた事を。

しかし、彼女にとっては何故かサキがどこへ消えたかわからなかったのだ。

シャリオは教室を出て、廊下を走りながら、サキの名を呼んだ。

シャリオ「サキさん!!サキさぁぁん!!!」

シャリオは様々な教室を見ながらもサキを探した。大切な友達が消えるなんてありえない。

いや。むしろいなくなるなんて望まない。シャリオは友達であるサキを探し続けた。

シャリオ「サキさん!!」  シャリオは図書室に来た。そこに、シャメルの声が。

シャメル「お友達を探してるのね。シャリオ。」

シャリオ「!!お・・・・お母さん・・・・!!」

シャリオの前にシャメルが笑みを浮けべて来た。

シャメル「シャリオ。ついに上層部からの決定が下ったわ。」

シャリオ「え?じゃ・・・・・・じゃあ、この星を共存できるんですね!!?」

シャリオはやっとこの地球の人と友達になれると思い笑顔になる。

だが、甘かった。彼女は気づいてないのだ。

シャメル「共存?いえ、違うわ。」

シャリオ「え・・・・・・・?」   シャリオは違うと聞いて驚いた。不安そうな表情になる。

シャメル「この星は・・・・・・破壊するわ。地球人は死ぬのよ。」

シャリオ「そ・・・・そんな・・・・・!私、やっと地球人と友達に・・・・・!」

シャリオは発言を続けようとするが、シャメルに顎を触られたため、声を止める。

シャメル「友達?愚かね・・・・・・・・。私はこの星なんかどうでもいいのに・・・・・・。

いつまでこの星でくつろいでるつもり?それとも、この親である私に反感を持ってる?」

シャリオ「・・・・は・・・反感なんか持ってない・・・・・・・。

お母さんだってこの星好きだったんでしょ?あの時、私をこの学校に入れてくれのは知ってる。

でも、お母さんは友達を作るなっていったけど、この星に友達をいつか持ちたかったの!」

シャメル「まだ気づいてないみたいね?私はこの星なんか嫌いよ。」

シャメルはシャリオの顎から手を放す。すると、シャリオは突然土下座した。

シャリオ「お願いします!!・・・・・・この地球を・・・・・破壊しないで!!」

シャメル「・・・・・なぜ?」

シャリオ「私・・・・・この星が好き!たとえ母さんがこの星が嫌いでも、

私、この星の人と友達になりたいっ!!だからお願い!!この星は!!!」

シャメル「上層部からの命令は絶対よ。この星を占領せよとね。」

シャリオ「だったら、その上層部にお願いして!!この星を破壊しないでと!!」

シャメル「何故そんな事いうの?」

シャリオ「サキさんが言ったんです。【私は私。私にはやりたい事がある。

親に禁止されても、やりたいの。】・・・って。それから、【親の無理やりなんか・・・・。】とも。

その後は聞いてなかったけどわかる気がする。【親の無理やりなんかに縛られないで、

自由に生きて】って!!!だから・・・・・・・・。」

シャメル「そう・・・・・・。あなたは地球人に汚染されたのね・・・・・。」

シャメルはそう言うと、ナイフを持ち出す。シャリオを刺し殺すつもりだ。

シャリオ「私は汚染されてなんかない・・・・・お母さん・・・・・私・・・・・!!」

シャリオはそう言うとシャメルを押し出した。

シャメル「なっ!!?くぅっ!!!」 シャメルもシャリオを掴み押し合った。

シャリオ「んう!ええぃっ!!!」   シャリオは力いっぱいシャメルを突き飛ばす。

シャメル「ぐっ!!???ああ・・・・・・!!」

突き飛ばされたシャメルはすぐ本棚に隠れる。すると、そこから体中が青く、

頭に2本の角が突き出ている怪人が、キキキキココココと奇怪な音を発しながら出てきた。

その怪人こそがシャメルが変身した怪物でありシャイン星人の本当の姿である。

シャイン星人「・・・・・・・・!・・・・・・・・・・!!」

シャリオ「母さん・・・・・!?」

シャリオは逃げるために図書室の扉に向かうが、そこから青い光が発した。

これはシャイン星人の超能力で、シャリオをこの部屋の扉に近づけないようにした。

シャイン星人「・・・・・・・・・・・・・!!!」   キキキキココココキキキキココココ

シャイン星人は奇怪な音を発しながらシャリオに迫る。

シャリオ「くうううっ!!!」

シャリオはシャイン星人の体を掴むが、力がまだなく、星人に殴られる。

シャリオ「あうっ!!」   シャリオは本棚に叩きつけられ、その本棚とともに倒れた。

シャイン星人「・・・・・・・・・・・・!!」

シャイン星人は傷ついたシャリオをそのまま蹴り飛ばす。

シャリオ「あう!!お母さん・・・・・やめてっ!!!」

しかし、シャイン星人(シャメル)にはもう聞く耳もなくそのままシャリオに迫る。

シャリオ「きゃあああぁぁぁぁぁっ!!!!」

廊下では、コリスが歩いていた。すると、シャリオの悲鳴が聞こえた。

コリス「!?・・・・ここか!!」

コリスは右の方向にある扉を見た、それこそが、図書室の扉である。

コリスはすぐにその扉を開けた。

コリス「大丈夫ですか!?あっ!!!」

コリスは見た。シャリオを押し倒し彼女の服を脱がそうとしているシャイン星人の姿を。

コリス「な!くう!!」

コリスはすぐに星人を止めようとするが、既に気づいたシャイン星人がコリスを殴った。

コリス「くあ!!」

コリスはひるんだ。シャイン星人は図書室から出ようとすると、後ろからコリスに抑えれらる。

コリス「くっ!んんん・・・・!!」

シャイン星人「・・・・・・・・・・!!・・・・・・・・・・・・!!!」

シャイン星人はコリスを払い、彼の前に向いた。コリスはウルトラ・シューターを構える。

コリス「宇宙星人!!!」

コリスはウルトラシューターを撃とうとするが、シャイン星人が突然走り出した。

シャイン星人「・・・・・・・・・!」

そして、勢いで両手を伸ばしコリスの首をつかみ出した。シューターはその衝撃で床に落ちる。

コリス「あ!!!」

さらに、シャイン星人はそのままコリスを押し出した。

コリス「あああっ!!ぐっ!!!うああぁぁっ!!!!」

コリスはシャイン星人に突き飛ばされ、倒れた本棚に隠れる。

すると、その本棚からウルトラマンクリスタルが飛び出した。

ウルトラマンクリスタル「でえええぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

コリスは本棚に隠れ、等身大のウルトラマンクリスタルに変身していた。

シャイン星人「・・・・・・・・・・!??!?」

シャイン星人はウルトラマンを見て、驚く。そして、窓を突き破ってこの部屋から出た。

ウルトラマンクリスタル「っ!?ショワ!!!」

ウルトラマンもシャイン星人を追うべく、同じ窓を潜りぬいてこの部屋から出た。

夜の校舎はとても不気味で静かだった。そこに巨大な影が。そして青い光が発し、

巨大なシャイン星人が不気味な音とともに現れた。

シャイン星人「・・・・・・・・・・・・・・・」

またも青い光が発した。その光とともに同じく巨大化したウルトラマンクリスタルも静かに立っていた。

両者、静かに攻撃のチャンスを待っている。

ウルトラマンクリスタル「・・・・っ・・・・・・・!」

ウルトラマンクリスタルは戦闘の構えを取る。

シャイン星人「・・・・・・・・・」

シャイン星人は突然不気味な音を消し、静かにゆっくりと腕を組んだ。相手をなめているだろうか?

ウルトラマンクリスタル「ぬ・・・・・・・・・・!!」

ウルトラマンは攻撃するために走ろうとすると、いきなり宇宙人が消えた。

ウルトラマンクリスタル「う!!・・・ど、どこに・・・・・・!!」

ウルトラマンは敵がいきなり消えたので奴がどこにいるかわからなかった。

ウルトラマンクリスタル「・・・・・・・・うわっ!!!」  カァッ

ウルトラマンはいきなり発した青い光を浴び、地面に叩きつけられる。

ウルトラマンクリスタル「くうう・・・・・・!!」

そして、再び青い光が発した。

ウルトラマンクリスタル「えっ!ぬ・・・・・・!」

クリスタルは両腕をクロスし、青い光から両目を守った。そして、すぐに両腕を開けて前を見る。

そこに、シャイン星人が不気味な音とともに薄く見えていた。

ウルトラマンクリスタル「っ!?ちいいっ!!」

ウルトラマンが走ると、シャイン星人は自然に消えていった。

ウルトラマンクリスタル「は!また消えた・・・・・・おお!!」

ウルトラマンは空を見て驚く。そこにシャイン星人の顔が見えてきた。

しかし、それだけではない。右の空にも同じ星人の顔が!

さらに、もう3つも・・・・・夜空に星人の顔が横に5つも並んでいた。

ウルトラマンクリスタル「くっ・・・・・!!こいつ・・・・一体・・・・・・む!?」

夜空の敵の分身に戸惑うウルトラマンは左の方向を向く。

町にシャイン星人の顔が見えてきた。

ウルトラマンクリスタル「この・・・・・・・・!!」

ウルトラマンクリスタルは右手を敵に向けて。その手から白い光線を出した。

光線は星人にあたるが、まるで、効いてないかのように余裕に踊って、消えていった。

ウルトラマンクリスタル「クリスタルレーザーが効かない!?」

クリスタルがそう言うと、いきなり後ろからシャイン星人が現れ、

いきなり星人がすぐに後ろに気づき向いたウルトラマンを殴り飛ばす。

ウルトラマンクリスタル「うああああぁぁぁっ!!!?」

ウルトラマンクリスタルは殴られた衝撃で体育館ホールにぶつかってしまい、

ウルトラマンの重さに耐えられず体育館が崩れてしまう。

ちなみにクリスタルレーザーはさっきクリスタルが発射した光線の事である。

ウルトラマンクリスタル「ちいい・・・・・・!!」

ウルトラマンクリスタルはゆっくりと立つ。

シャイン星人はウルトラマンの前にまるで笑っているかのように顔を上下に動かしていた。

ウルトラマンクリスタル「ムーン・ギロチン!!!!」

ウルトラマンクリスタルは左手を横に振って、横型のムーン・ギロチンを投げつけた。

シャイン星人「・・・・・・・・・!?・・・・・・・・・・・!!」  ズバ

シャイン星人は首を切断されてしまう。だが、切断された首が浮いている。

ウルトラマンクリスタル「何!?」

星人の首がそのままクリスタルに迫る。クリスタルはチョップでそれを弾いた。

ウルトラマンクリスタル「とう!!」

チョップに叩かれた首はそのままシャイン星人の体に戻り、シャイン星人は元の体に戻った。

シャイン星人「・・・・・・・無駄よ。いくらウルトラマンでも我々には敵わないわ・・・・・!」

ウルトラマンクリスタル「っ!?その声・・・・・・シャメルさん??」

ウルトラマンは星人の声を聞くと、その声がシャメルの声であると気づく。

ウルトラマンクリスタル「な・・・・・なぜ・・・・・!?」

シャイン星人「ふふふふふふふ・・・・・・・!!!」

一方、シャイン星人の部屋でサキが目覚め始めた。

サキ「う・・・・・ん・・・・・。はっ!!!」

サキはここが星人の基地であると気づき、動き出す。すると、何故か手足を縛ったベルトが破れた。

サキ「・・・・・よし!!・・・・・・そうだ!!シャリオさんが・・・・・・!!その前に隊長に連絡を・・・・!」

サキは携帯電話でモモに報告しようとした。

サキ「サキより本部へ!サキより本部へ!!」

モモ『こちら、モモ!どうしたの!?』

サキ「SHINR党のシャリオさんとシャメルさんの正体がわかりました!それは・・・・・・・。」

つづく

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シャリオとサキは誰もいない食堂の中で静かにテーブルでケーキやクッキーを食べていた。

シャリオ「・・・・・・・・・。」

シャリオはフォークでケーキの一部を食べた後、サキが静かに言う。

サキ「・・・・・・・・なんか、こういうのも、悪くないな。」

シャリオ「・・・・・・・うん。今は・・・・二人っきりだからね。」

シャリオの言うとおり、ここにいるのは、彼女とサキだけであった。

時間が立ちと、もう食事は終わっていた。

サキ「ごちそう様でした。」

シャリオ「こちらもごちそう様でした。おいしかった?」

サキ「うん!おいしかったよ。」

シャリオはそれを聞いてほっとした。自分の料理を友人が認めてくれたのだ。

窓から夕日の光が漏れ、その光が二人を浴びせていた。

サキ「よし。じゃあ、私の教室、行ってみる?」

シャリオ「いくいく!」

サキとシャリオはランチルームから出て二人ではしゃぎながら廊下を走った。

まるで、知らない人がもう本当の友達になったかのように・・・・。

二人は三階にあがり、3-4の教室の前に立った。

サキ「ここが、三年生の頃の私の教室だよ。」

二人は教室に入る。一見、背景は普通のよくある教室に見える。

シャリオ「ここがサキさんの教室かぁ・・・・。」

サキ「まあ。懐かしいわぁ。」

サキにとっては、懐かしい風景だった。サキは机一つ一つに声をあげた。

サキ「ここがコーウェンで、ここがリンちゃん。あ、ここはオデロで。あと、ここは・・・・。」

サキはまるで、子供のように友人の名前をあげた、シャリオはそれを見守り、心の中で呟く。

シャリオ(・・・・サキさん。学生時代にも友達が・・・・・・たくさんいたんだね。

それに比べ、私なんか・・・・・・そんなのいないんだ・・・・・・・・。)

サキ「・・・・・・・あはは。なんかここにいると、思い出すなぁ。

修学旅行の頃、漢字検定の頃、文化祭に運動会も・・・・・・。」

サキは今までの学生での思い出を語っている間に徐々に寂しい気持ちになっていく。

シャリオも彼女の寂しい表情を見ると、同情するように切なくなる。

シャリオ「さ・・・・・・サキさん・・・・・。」

サキ「・・・・・あ。ご、ごめん・・・・・。」

シャリオ「ううん。気にしてないよ・・・・・。ただ、友達と放れると・・・・寂しいんだね・・・。」

サキ「うん。そうね・・・・・・。じゃ、次はシャリオさんの教室へ案内して!」

サキは急にけろっと笑顔でシャリオに聞いた。

シャリオ「え!?;ま・・・・まあ、いいけど。ついてきて。」

サキ「うん。」

サキはわくわくな気持ちで、シャリオは不安な気持ちとともに3-4の教室から出た。

一方、SHINE党のシャメルの部屋ではシャメルが何か腹立たしい表情で呟いた。

シャメル「シャリオがいない・・・・・。まさか、あの女と本当に・・・・!?

だとしたら・・・・・・・!」

シャメルはそう言うと、壁にある一つの青いボタンを押した。

すると、食器棚が横に動きだす。すると、その後ろには壁がなく、大きな四角い穴がある。

これは秘密通路。食器棚をドア代わりにしていたのだ。シャメルはその通路に入った。

通路では階段が下の段へと続く。シャメルはその通路を通る。その向こうには・・・・。

まるで、近未来のような部屋だった。そう、ここがシャイン星人の本当の部屋であるのだ。

シャメル「ふふふふふふふ。シャリオ。あなたは逃げられないわ。たとえ、どんなところでもね・・・・!」

シャメルはモニターの前の機械のスイッチを押す。すると、モニターに画面が移った。

画面には、学園の廊下に歩いているサキとシャリオの姿が!

シャメル「くすっ。マック学園ね。かつて、シャリオが通った学園・・・・・懐かしいけど、

逃がさないわ・・・・・・・!」

シャメルはそう言うと、電送機の方に歩き、それに入る。すると、体が青く光消えていった。

DGC本部司令室

コリス「ねえ・・・・じゃなかった。隊長。」

モモ「どうしたの?」

コリス「サキさんは・・・・・・。」

モモ「えーっと・・・・・たぶん。マック学園・・・・・だっけかなぁ。」

コリス「マック学園・・・・・。」

モモ「サキが若い頃に行った事ある学園らしいわ。」

コリス「・・・・わかった!じゃあ、行ってみます!!何か嫌な予感がするので・・・・・。」

コリスはそう言うと、司令室から出た。モモは呼び止めようとするが、今のコリスには聞く耳がなかった。

モモ「コリス!!・・・・・・・んもぅ・・・・・。」

マック学園・3-1の教室の中にシャリオとサキがいた。

シャリオ「ここが、私の教室よ。」

サキ「へぇ。ここで何かいい事、あった?」

シャリオ「・・・・・ううん。いい事なんて・・・・ないわ。」

サキ「え?で・・・・でも、修学旅行とかは・・・・・。」

シャリオ「・・・・・・確かにあったわ・・・・。でも、私・・・・・友達いなかったの。

どんな状況でも・・・・・・私一人ぼっちだったの・・・・・。」

サキはそう聞くと切ない表情になりシャリオも悲しくなってきた。

サキ「な・・・・・なぜ・・・・・?」

シャリオ「私・・・・・・お母さんに言われたの・・・・・友達を作ってはいけないって・・・・・・・。」

サキ「・・・・・・親の・・・・・命令のせいね・・・・・・。」

シャリオ「うん・・・・・私の親は・・・・・・厳しかったの・・・・・。」

サキ「私の嫌と似ているね・・・・・・・。」

シャリオ「え?」

サキ「私の父はね・・・・・・宇宙科学スタッフの一人なの。

私が幼い頃、父にひどい仕打ちをされたわ。私がアイドル歌手になりたいと言ったら、

いきなり殴って・・・・やめろ!って言われちゃった・・・・・・・。」

シャリオ「・・・・・・・・・・。」

サキ「でも、私は私。私にはやりたい事がある。親に禁止されても、やりたいの。

だから、私は部活のアイドル歌手クラブに入ったの。卒業後、DGCに入隊したけど、

もう一つは・・・・・アイドル専門のプロダクションに入っているけど、

DCの任務でこっちにはあんまり通ってないわ・・・・・・。

あなたも人間でしょ?だから・・・・・・親の無理やりなんか・・・・・・・。」

シャリオ「いや。私・・・・・人間じゃない・・・・・。」

サキ「え・・・・・・?」

サキはそう言って驚く。シャリオは発言を続ける。

シャリオ「私は・・・・・私と母さんは・・・・・・地球人ではない。宇宙からこの星を調査に来た、

シャイン星人です・・・・・・・。」

サキ「しゃ・・・・・シャイン・・・・星人・・・・・・??」

シャリオ「ええ。私たちは地球の調査をしているの。侵略か共存か・・・・わからないけど・・・・・。」

サキ「あ・・・・・あなたは・・・・・・。」

シャリオ「でも!私は・・・・・あなたと・・・・・この星の人と仲良くしたい!!

ごめんね・・・・・今まで黙って・・・・・・・・。でも、シャイン星はこの星を許してくれるかどうか・・・・・。」

悲しく言うシャリオの肩をサキが優しく手を触れた。

サキ「たとえ、シャイン星が許さなくても・・・・・私は・・・・・あなたを許すよ・・・・・・。」

シャリオ「サキさん・・・・・・・。」

サキ「あなたが宇宙人でも、私は友達だよ・・・・・・。」

シャリオ「サキ・・・・・さん・・・・っ1!?」

シャリオは涙を流し、彼女を抱きしめようとすりその時・・・・・・。カッ

いきなり青い光が発し、シャリオは倒れた。

サキ「シャリオさん!!・・・・・っ!?」

サキの前にいきなりシャメルが現れた。

シャメル「・・・・・・・・・・・・・・・。」

サキ「あ・・・・・あなたは・・・・・・・!」   カッ

シャメルはサキに問われるといきなり無言で右手から青い光を発し、サキを気絶させた。

サキ「・・・・・・・はっ!!」

サキは目覚めた。彼女は今、シャメルが使っていたハイテクな部屋。

そう、シャイン星人の基地内にいて、台所で横になっていたのだ。

サキ「こ・・・・・・ここはっ・・・・・・!!」

サキは動こうとするが、手足が銀色のベルトに縛られているため動けない。そこに、シャメルが来た。

シャメル「ふふふふ。お目覚めかしら?地球人のお嬢さん。」

サキ「しゃ・・・・・シャメルさん!!なぜ・・・・?」

シャメル「なぜって?これが、シャイン星の秘密を知った者への行為よ。」

サキ「シャイン星人は・・・・・この地球に何をしようとするの!?」

シャメル「今にわかるわ。丁度、上層部からの指令が出るわ。

私が長い年月をかけて待っていた指令がね!」

サキ「くっ・・・・・・!」

シャメル「・・・・・・もうすぐね。」

サキ「もうすぐ・・・・・・?」

そして、モニターが青く光った。そこから、老人の男性のような声が発した。

シャイン星人上層部の声『シャイン星調査隊地球担当のシャリオ。

ついに決定が下った・・・・・・・この星を侵略せよ!!!!』

シャメル「かしこまりました。」

サキ「っ!!?!?!!???」

サキは驚いた。まさか、シャイン星人がこの星を侵略をするなどと・・・・彼女にとってはありえなかった。

それに比べ、シャメルはこの星の事などなんも思わぬように不気味な笑みを浮かべた。

シャイン星人上昇部の声『かつて、地球は我々の同士を殺したとの情報が入っている。

よって、この地球を我がシャイン星人の占領地を化す。」

シャメル「決まったわね・・・・・。」

サキ「待ってください・・・・・・!」

シャメル「何?」

サキ「あなたの娘は・・・・この星の人たちと友達になる事を望んでいたんですよ!?

あなたはそんな自分の子の願いなんてどうでもいいのですか!??」

サキは学園でのシャリオの寂しいところを思い浮かべながらそう語った。

シャメル「ふーん・・・・・それで?」

サキ「え・・・・・・?」

シャメル「だから?自分の子が何?確かにシャリオは私の子。でも、あの子は裏切ったわ。」

サキ「裏切ったのは・・・・・この星を愛してるからです・・・・・。あの子がこの星を愛するのに、

なのがいけないんですか!!あなたも親なら、シャリオさんの気持ちを・・・・・・・!!」

シャメル「たとえ、あの子はこの星を愛しても、私は元よりこの星を憎んでいたわ・・・・・・。」

サキ「な・・・・・・なんですって・・・・・!?」

シャメル「あなたにはこの星の生物としての生体実験のサンプルになってもらうわ・・・・・。

そのために一度、眠りなさい・・・・・・・。」

シャメルはそう言うと、とあるレバーを引いた。

つづく

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SHINE党・駐車場

サキ「おはようございまーす!」

ロードラッシュから降りながらそう言うと、迎えに来たシャリオが笑顔で返事した。

ちなみに、サキはこの仕事の後にDGCの仕事に行くため、隊員服を着ていた。

シャリオ「おはよう。サキさん。」

サキ「今、何時?」

シャリオ「今、7時51分、ギリギリ間に合ってるわ。」

サキ「開店は8時から。よかった。」

シャリオ「じゃ、いきましょ!」

サキ「うん。」

DGCの司令室では、コリス、シュドー、テブリッシュ、イチゴが、

モニターでサキがSHINE党に入っていくところをこっそり見た。

コリス「ずいぶんと頑張ってますね。サキさん・・・・・。」

シュドー「サキもいいけど、シャリオちゃんの方がよっぽろ可愛いな~www」

テブリッシュ「しかし、あいつ、こっち(DGCの仕事)より、お菓子屋に優先するとはなぁ。」

イチゴ「仕方が無いさ。女性って理解不能な人が多いからね。」

シュドー「まあ、そうかも知れねぇけど。女の子は可愛けりゃそれでいいじゃん。」

コリス「・・・・・・・・・・・・////」

テブリッシュ「どうした?コリス・・・・・ぶっ!!!」

コリスは赤くなって、テブリッシュは吐き気がして口をふさいだ。

二人が見たモニターにサキが更衣室で着替えている場面がうつっている。

シュドー「んお!!サ、サキィ!????・・・・・・シャリオちゃんは?」

シュドーは驚いた後に黒く呟いた。

テブリッシュ「・・・・・って、なんでこんなのも映れる!!???」

テブリッシュは恥ずかしがりながら、イチゴに怒鳴る。

イチゴ「まあ、コリスがどうしても心配そうなので、発信機つけといたよ。」

コリス「そんなの頼んでませーん!!!///////」

モモ「みんな、おは・・・・・・・・・・・。」

コリスたち「あ・・・・・・・・・・・・;;;;;;」

司令室に入ってきたモモはいきなり固まった。なぜならコリスたちがモニターで、

サキが着替えているところを見ているからだ。女性の恥を見た彼らにモモは・・・・・・。

モモ「な・・・・・何やってんのよおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!??????」

コリスたち「ごめんなさああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!;;;;;」

モモの怒鳴り声が本部中に響いた。一方、SHINE党では。

サキ「シャリオさーん!ハチミルケーキはできたよ。」

シャリオ「うん!あそこに置いといて。」

サキ「はい!」

サキはお菓子を既に作り終わり、そのお菓子の置くところはシャリオが教えた。

客もいっぱい集めり、グルメ・ルームでは多くの客が御菓子を食べていた。

中にもサキの作ったお菓子がとてつもなくおいしかったらしい。

持ち帰りする客はシャリオのところに次々と近づいていた。

シャリオ「ふう。今日はなんか繁盛ね。あ!次の客だわ。」

客「これ、ください。」

中学生の少女がシャリオにイチゴショートケーキを見せる。

シャリオ「それは・・・・・・1000円ですね。」

シャリオは笑顔で答え、客も笑顔で1000円札を出した。

客「買います。」

サキ「・・・・・よし!」

サキもレンジに入れたクッキーが焼けるのを待った。ちょうど時間がたったので、

レンジをあけ、クッキーを出す。綺麗に焼けている。

サキ「よし!いい匂いだわ!」

店内では、客たちは笑顔になって、最近のお菓子はおいしいと思う人が多くいた。

「なんか今日のお菓子、美味しいぜ。」 「噂ではDGCの女の子が新しく働いているんだって。」

「ママー。このお菓子おいしそー。」 「こりゃお持ち帰りだ。」 「明日も行こうかな。」

そんな大繁盛なSHIBE党であったが、時は過ぎ夕日となる。

その時、客は自然に少なくなり、全員帰っていった。

元の隊員服に着替えたサキはシャリオと一緒にSHINE党の外にいて、一緒に夕日を見た。

シャリオ「綺麗ね・・・・・・・・。」

サキ「ええ・・・・・・とっても・・・・・・。」

シャリオ「ねえ・・・・・もう行くの?」

サキ「うん・・・・・私、DGCとしての仕事もあるから。」

シャリオ「私は・・・・・サキさんがこの店にいてくれると・・・・嬉しいな。

だって、サキさんの作ったお菓子、とっても美味しいもん・・・・。」

サキ「・・・・・私、お菓子作りもよかったけど・・・・・・もっと、叶えたい夢があるの。」

シャリオ「お菓子つくりよりも?」

サキ「そう・・・・・・私ね・・・・・夢があるの?」

シャリオ「夢?」

サキ「うん。それは、自分がどうしてもやり遂げたいと言う目標と言う事よ。

私の夢はね・・・・・・・アイドル歌手になる事よ。」

シャリオ「・・・・・・・・・・・・歌手か・・・・・・。じゃあ、この仕事は・・・・・・。」

サキ「もちろん、行くわ。」

シャリオ「・・・・・ありがとう。」

サキ「・・・・・・そうだ!シャリオさん、今日はどこかに連れて行ってあげるわ。」

シャリオ「え?でも・・・・・DGCの・・・・・。」

サキ「・・・・・気がかわったの。なんか・・・・・・シャリオさんとどこかに行って遊びたい気分なの。

隊長に連絡しておくわ。あ、その前にどこか行きたい?」

シャリオ「え?・・・・・でも・・・・・・・じゃあ、サキさんが行きたいところで・・・・・・。」

サキ「・・・・・・・私が行きたいところ・・・・・・。」

シャリオ「・・・・・ごめんなさい。私、最近、他の場所に行ってないの・・・・・。

だから、選べなくて、ついそう言って・・・・・。」

サキ「・・・・・・・じゃあ、私が昔通っていた学園でいいかな?」

シャリオ「高校?」

サキ「え?知らないの?」

シャリオ「あ・・・・・・。い、いえ。私もちゃんと高校に通っていました。」

サキ「じゃあ、行って、学園の事・・・・・・もう一度、一緒に思い出すために行こうか。」

シャリオ「・・・・・・・はい。(・・・・・お母さん・・・・ごめんなさい・・・・・・・。)」

DGC本部・司令室にて、テーブルに置いている電話機が鳴り出した。

モモ「はい。こちら、モモ。」

モモは受話器を取り出し、電話する。相手はサキである。

サキ『こちら、サキ。』

モモ「サキ!・・・・今日はどうだった?」

サキ『ええ。今日は繁盛でした。』

モモ「それはよかったわ。」

サキ『・・・・・・あの・・・・・すみませんが・・・・・・。』

モモ「お休みしたいでしょ?」

サキ『え?なぜ、それを?』

モモ「今日は繁盛したから、大いに疲れてでしょ。だから、今日は思い切って羽を伸ばしなさい。」

サキ『はい・・・・。ありがとうございました。』

夕日の町をロード・ラッシュが走っていた。そして、ついにロードラッシュは、

学園についた。サキとシャリオは車から降りて、学園の前を歩いた。

シャリオ「あ!」

サキ「ここが、私の通っていた・・・・・マック学園よ。」

シャリオはここ、マック学園の名を聞いて笑みを浮かべながら言う。

シャリオ「・・・私、知ってる。」

サキ「え?」

シャリオ「私・・・・・一年前、ここを卒業したわ。」

サキ「うふ。まさか、あなたがここで通っていたなんて・・・・知らなかったわ。

私は・・・・・二年からこの学園を卒業したわ。」

シャリオ「そうですか。・・・・・じゃ、入りましょ。」

サキ「ええ。」

サキとシャリオはマック学園に入った。まずは、玄関の方を見て、懐かしがった。

サキ「うわぁ~。懐かしいわ。旧友と一緒によくここから始まったの。学園生活が。」

シャリオ「・・・・・私は・・・一人で来たわ。」

サキ「そう。・・・・・じゃあ、私たち二人で、学生に戻ったつもりで学園内を探検しようか。」

シャリオ「え・・・・。うん!」

二人は学園内を歩いていた。そして、見たことのある風景を見て懐かしがった。

二人は今、ランチルームにいた。

サキ「どこも懐かしいけど、ここもよかったなぁ。」

シャリオ「うん。よくここで給食を食べた事は覚えているわ。」

サキ「うん。じゃあ、次は私の教室に行く?」

シャリオ「うん!その前にせっかくここに来たんだから、ここで食べる?」

サキ「え?」

シャリオは笑顔でどこからともなく、ケーキの箱二つとチョコクッキーの袋を持ち出した。

つづく

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DGC本部の指令室でモモがテーブルの前で隊員たちからの連絡を待っていた。

モモ「・・・・・・・・あ!」

テーブルに置いてある電話が鳴り出したので、モモはその受話器を取り、電話をする。

モモ「こちら、モモ。」

コリス『隊長・・・・・・・・。』

電話の相手はコリスであった。しかし、彼の声は少しだけ暗かった。

モモ「どうしたの?まさか・・・・・何かが起きたの!!?」

コリス『じ・・・実は・・・・・・・;』

コリスはモモにある事を語った。しばらくすると・・・・。

モモ「なにいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!???サキが、SHINE党で働くううぅぅぅぅ!????」

モモは驚いた。それは当たり前だ。戦うはずの隊員がいきなりお菓子作りの仕事に移るからだ。

コリス『はい・・・・。喜んで志願しましたが・・・・・・どうしましょう;』

モモ「うーん!!・・・・・やらせてみましょ!!」

モモは焦って考えた後、キッパリとそう発言した。

コリス『え?!!』

モモ「実は・・・あなたたちが行動している間に、私に新たな情報が入ってきたの。

どうやら夜のSHINE党に謎の青い物体が出ている噂があるらしいわ。宇宙人かも知れない・・・。

まだ完全に確認しきれてないけど・・・・念のため、ここはサキに任せましょ。」

コリス『はあ・・・・・・。わかりました。』

午後3時、SHINE党の入り口で、サキの前に、隊員たちが横に並んでいた。

シュドー「んじゃ、頑張れよ。」

テブリッシュ「おいしいお菓子を作れるといいな。」

サキ「はい。頑張ります。」

コリス「・・・・・サキさん。」

コリスは暗そうに言った。サキは優しい声で返事する。

サキ「どうしたの?」

コリス「・・・・気をつけて・・・・くださいね・・・・・・。」

サキ「うん。もし、宇宙人が襲ってきてもやっつけるから、安心してね。」

隊員たちを乗せたロードラッシュはサキに見送られ、本部に戻るために走った。

SHINE党・キッチン

シャリオ「じゃ、まずはケーキの作り方を教えますね。まずは簡単な方にしましょう。」

サキ「はい。お願いします。」

シャリオがケーキを作り、サキはそれをお手本として見た。次はサキが作る番だ。

サキもケーキを作り出す。スポンッジケーキにホイップクリームを塗り、

さらに、その上にイチゴやキルシェなどを乗せた。

サキ「・・・・ふう。これでいいですか?」

シャリオ「うーん・・・・・。」

シャリオはケーキのクリームを指で摘まんでそのクリームを舌で舐めて味見した。

シャリオ「・・・・・うん!なかなか上出来ですよ!」

サキ「やったぁ!ありがとうございます。」

サキは自分の作ったお菓子がおいしく食べてもらえたので、嬉しがった。

シャリオ「では、この調子でどんどんいきましょ。」

サキ「はい!」

サキとシャリオはまるで仲が良いように一緒にお菓子を作っていった。

そして、時間が過ぎて夕日となった。

サキとシャリオは誰もいなくなった店内にいた。

シャリオ「・・・・今日はありがとうございました。手伝ってくれて。」

サキ「いいよ。こっちもお菓子作らせてくれてありがとうね。また、ここで働いてもいいかな?」

シャリオ「ええ。いつでも・・・・・・・。」

シャリオは少し辛い表情を一瞬で表した。しかし、サキは笑顔でこう言った。

サキ「じゃ、また来るわね。また一緒にケーキ作りましょ。」

シャリオ「一緒に・・・・?」

サキ「うん。なんか・・・・シャリオさんと友達になっちゃった気がしそうだね。」

シャリオ「友達・・・・・?」

サキ「そう。友達はね、好きな人、ずっと一緒にいたい人の事よ。」

シャリオ「じゃぁ・・・・・あなたは・・・・・私を・・・・・。」

サキ「ええ。あなたも・・・・私の事・・・・・どう思う?」

シャリオ「・・・・・・・。なんか・・・・・あなたを見ると、ずっと一緒にいたいと思うの。

もっと・・・・・あなたの事が知りたいの。」

サキ「くすっ。じゃあ、あなたも私の事、友達だと思ってくれるね?」

シャリオ「友達・・・・・うん。友達。」

サキとシャリオはお互いの両手を取りながら、見つめ合っていた。

サキは更衣室から出て、元の隊員服に着替えた。

サキは誰もいない店内で店を出ようと出入り口に向かって歩いた。

しかし、彼女の背後で、謎の青い手が食品置き場から出た。

サキ「・・・・はっ!!」

サキは後ろから何かを感じたので後ろを見る。

そこに、青い怪物が一瞬に姿を見せ、すぐにお菓子の置かれているテーブルに隠れた。

サキ「っ・・・・・・!」

サキにとっては一瞬だけ見えたのでなんなのかわからず、焦って店から出ていた。

そして、怪物の隠れたテーブルからシャメルが出てきた。怪物はもういなくなったようだ。

シャメル「・・・・・・・くすっ。」

シャメルは笑みを浮かべた。しかし、これは優しい笑顔ではなかった。

午後9時46分、DGC本部・司令室で隊員たちがテーブルの前で座っていた。

そこに、サキが司令室に入ってきて帰ってきた。隊員たちは彼女の方に向いた。

サキ「サキ、ただいま戻りました!」

コリス「サキさん!」

コリスが立って、サキの前に来る。

サキ「ただいま。コリス君。」

コリス「おかえりなさい。サキさん・・・・・。・・・・・・何か、ありましたか?」

サキ「うん。実は・・・・・シャリオさんと友達になったの。」

テブリッシュ「ええ!?シャリオさんとだって??」

シュドー「すると・・・・・シャリオちゃんがここに来るかも!!!」

テブリッシュは驚き気味で言って、シュドーは嬉しそうに言った。

コリス「・・・・・それだけですか?」

サキ「うん。それだけよ。」

コリス「・・・・・・・・よかったぁ・・・・・。」

サキ「え?何が?」

コリス「いえ、なんでも・・・・・。」

イチゴ「明日も、行くの?」

サキ「はい。シャリオさんとは友達になったから。」

モモ「友達を持つことは素敵な事よ。ねえねえ。今度、シャリオちゃんと話したら、

その話を・・・・・私たちに聞かせてくれないかしら?」

モモはにやけながらそう聞くと、サキは少し焦りながら返事した。

サキ「は・・・・はいw;できたら素敵な話をしますから・・・・・あははははは。」

コリス「友達・・・・・・・。」

一方、夜のSHINE党の部屋の一つ、シャメルの部屋。

そこは普通の女性が住みそうな部屋とは変わりはない。

シャメルとシャリオはそこにいて、二人は笑顔であった。

シャメル「今日もご苦労ね。シャリオ。」

シャリオ「はい。お母さん。」

しかし、シャメルはいきなり笑顔ではない表情になる。

シャメル「・・・・・・・あいつに好意を持ったのね?」

シャメルが冷たくそう言うと、シャリオも辛い表情になった。

シャリオ「・・・・・・はい・・・・。」

シャメル「でも、まだこの星の人とは友達になっちゃ駄目よ?

計画の準備が終わるまでね・・・・・・・。」

シャリオ「・・・・・それが終わったら・・・・・あの娘と・・・・。」

シャメル「友達になってもいいよね?って言いたいでしょ?」

シャリオ「・・・・・6年前、私たちは親子でこの星に降り立った。

それで、この地球を探るべく旅立って、今はこの店を立てて・・・・・・。

一体・・・どんな計画なの?お母さん!」

シャメル「・・・・・わからないわね。間もなく上司から決定が下るわ。」

シャリオ「・・・・・私・・・・サキさんと友達に・・・・・・・。」

シャメル「なってしまったわね?なってもいいけど。」

シャリオ「え!?」

シャリオはなってもいいと聞いて笑顔になる。しかし、シャメルは喜ばなかった。

シャメル「・・・・・・ただし、なったフリになりなさい。」

シャリオ「え?」

シャリオはそう聞いてまた落ち込む。

シャメル「・・・・・わかっているはずよ。私たちシャイン星人は、

地球人との関わり次第で決定が変わる。それがわかるまで、決して好意を持ってはいけないのよ。」

シャリオ「・・・・・・・はい。わかってます・・・・・。」

シャメル「じゃ、自分の部屋に戻ってお休みなさい。明日も働くからね。」

シャメルはそう言うと、シャリオはシャメルの部屋から出て、自分の部屋に戻った。

シャリオ「・・・・・・・・・・お母さん・・・・・・。」

シャリオはベッドで横になり、寂しそうに呟いた。ちなみに彼女の部屋も一般系の部屋である(ぁ

そして、次の朝、サキはロードラッシュでSHINE党に到着した。

つづく

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