マンボ「・・・っ!?だ、誰だ!?貴様ら・・・!」
猛牛の顔をした怪人A「んん?見かけねェ顔だな。てめェ。」
猛牛の顔をした怪人B「ここは俺ら、
クラッシャーの基地なんだぜ?
許可なく入って来る奴はぶっ殺す!!」
マンボ「クラッシャー!?この村、
クラッシャーの基地なのか?」
猛牛の顔をした怪人A「おお、そうだよ。文句あるか?
ちなみに、この村の名は、ピンナむら。」
猛牛の顔をした怪人B「知りたけりゃ、見せてやるよ。
ただし、その後でフルボッコして殺すけどな。」
猛牛の顔をした怪人A「ついて来い!!」
マンボは二人の猛牛怪人の案内を受け、村へと入った。
こうして、マンボはピンナむらへと入った。そこには、
多くの人々がいた。しかし、酷い光景であった。
そこには、多くのクラッシャーの戦士たちが、
村人たちを虐げているではないか。
ある者は女性に無理やり料理を作らせたり、
ある者は少年とゲームをして、理不尽に怒鳴り散らしたり、
ある者は老夫婦に多くの物を運ばせたり、
ある者は男の子を殴ったり蹴ったりで虐待したり、
ある者は少女を全裸にして、襲おうとしたり、
ある者は男性に汚い食べ物を食べさせたり、
ある者は女の子のぬいぐるみを奪い壊したり。
こうして、村人たちは皆、それぞれ悲しい表情をしていた。
マンボ「虐げている者、全員、クラッシャーか・・・!?」
猛牛の顔をした怪人A「ああ。そうだぜ?せっかく俺らが、
この村を守ってやってんだ。ちったァ俺らのためにも、
役立ってもらわねェとな。」
マンボ「守ってやってる・・・だと?」
猛牛の顔をした怪人B「ああ。
この村はグランティに狙われてたんだよ。
しかし、この村は多くの金と食料、幸せがたくさんあってよ。
俺らクラッシャーにはとてもねェ程の数だったぜ。」
マンボ「まさか、それで、その村、支配したと言うのか!?」
猛牛の顔をした怪人A「支配?とんでもない!俺らはあいつらに、
お礼をさせてもらってるだけなんだぜ?」
猛牛の顔をした怪人B「他人の手伝いをしたら、
その他人から報酬を貰う。そうしているだけさ。」
マンボ「無理やり貰う。よくない・・・。」
猛牛の顔をした怪人A「あ?そう言うのは、我らがリーダー、
クーザーに会ってから、言えや。」
猛牛の顔をした怪人B「ほら。見えたぜ?クーザー様の家がよ。」
マンボの前に、
屋根に2本の角らしい部分が付いている家があった。
その家から犀の顔をした怪人とフクロウの顔をした怪人に、
運ばれている下着の少女が出てきた。その少女は、
何故か意識を失いそうな表情をしていた。
マンボ(女、可哀想・・・。クーザーとやら、
どんな卑劣な奴か・・・。見てやる・・・!)
その家の中に入ったマンボ。そこには、
大きな椅子に座っているとても屈強でハゲている、
派手な衣装を着た人間の男がいた。その近くに、
カマキリの怪物や目の付いたチェーンソーがいた。
人間の男「ほう・・・。今度はゾンビ・・・。いや、
骸骨のお化けか。ホラーな奴が出てきたのォ。」
猛牛の顔をした怪人A「そうなんですよ。クーザー様。」
猛牛の顔をした怪人B「しかも、
俺らのやる事に文句があるらしいんだよ。」
この人間の男がクーザーであった。
クーザー「そうかァ。なら、良い。
さがれ。モーギュ。ギュード。」
猛牛の怪人Aがモーギュで、猛牛の怪人Bがギュードであった。
モーギュとギューモはマンボから離れる。
クーザー「・・・で、骸骨のお化けよ。俺に何か、
言いたい事でもあるんじゃないのか?え?」
マンボ「・・・・ある。何故、この村の人々、虐げる?
この村の人々、お前らに悪い事、したか!?」
クーザー「ぐふふふ・・・!そうだな。村人たちは、
せっかく俺らが守ってやってるのに、
報酬はちょびっとだけだった。
どうやら、村人たちは俺らにお礼をする気はないと思ってな。
多くの報酬の欲しさのあまり、奴らを奴隷にしてやったさ。
そうやって、
俺らは奴らから報酬をいっぱい貰い続けているのよ。」
マンボ「そうか・・・。」
クーザー「他に文句あるか?言っとくが、
この村に入った旅人は一人残らず殺しているんだぜ?
てめェでちょうど10人目だ。」
そして、モーギュが長刀、
ギュードが長剣をマンボに向けて、構える。
クーザー「・・・殺れ。」
モーギュとギュードがマンボを襲う。しかし。
マンボ「マジックウェーブ!!!」
マンボは杖を上に掲げ、先端から大きな光が発する。
そして、マンボから光の波動が出て、
それがモーギュとギュードを吹き飛ばす。
モーギュとギュード「うわあああぁぁぁぁぁ!!?」
クーザー「何・・・・・っ!?」
マンボ「・・・マンボ。理解した。クラッシャーにも、
悪い奴、いる。そいつ、マンボ、倒す・・・!」
クーザー「倒す?もしや、俺様の事じゃねェよな?」
マンボ「・・・お前だ!クーザー!!」
村人を虐げる悪の心を持ったクラッシャーの戦士、クーザー。
クラッシャーに所属する戦士は善人だけではありません。
クーザーのような悪人も多くはいるのです。
何故、クーザーが村人に酷い事をしているのか。
マンボはその秘密を知り、彼を止める事ができるでしょうか。
次回につづく
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