ガムロ「・・・君らにとって悲しいお知らせで、
我らにとって嬉しいお知らせだ。」
ボトルズ「それは一体・・・!?」
ロドシー「あなたたちのおかげで、私たちブレンティ、
ロドシー班の主力メンバーがこうして再び集まる事ができました。
真に感謝いたします・・・。」
バンジョー「それはどうも・・・。」
ロドシー「従って、我々ブレンティはこれより、
あなた方一行から離脱しようと思います。」
プルレス「えっ!?ま、まさか・・・!」
ユミ「私たち。ここで御別れなの。」
そう。今までバンジョーたちと、
共に戦ったブレンティの戦士たちが、
これより、彼らと別れる事にしてしまうのだ。
クリグミ「お姉ちゃんたち、どこかへ行っちゃうの!?」
ユミ「うん・・・。いつまでも、
あなたたちと一緒には行けないから・・・。
私たちブレンティには、全てのグランティを滅ぼす使命があるの。
そのためにも、あなたたちから離れなきゃいけない。」
フラエ「クククク!・・・つーワケだ。お前らから、
離脱できるたァ。せぇせぇするぜ。うひひひ・・・!
今まで味方としなきゃいけねェから、我慢したが。
次よりてめェらは抹殺できるワケだ。
また会うのが楽しみだねェ?おい。」
カズーイ「フラエ・・・・っ!!」
ガンズ「我々は元より貴様たちと、
共闘するつもりはなかったのだ。
お前らデスブラザーは許されない存在だ。ので、
次に会ったところで、我々はお前らを倒す事だろう。」
アシナガ「で、でもよォ!
お前らだって、俺らと一緒に冒険できて、
ちょっとでも嬉しかっただろ!?お前らはよ・・・。
今まで俺らを助けてくれた。
これからも、一緒に冒険できるハズだ!」
ガムロ「クラッシャーの法律により、
デスブラザーは許してはいけない存在だ。
何があろうとも、貴様らはクラッシャーにとって、
愛してはいけないのだからさ。」
カズーイ「だから、
あたいたちはデスブラザーじゃないって言ってるでしょ!?
今まで一緒に戦ったんだから、もうわかるハズでしょ!?」
ミクス「わかります・・・。わかるよ・・・・っ。でも、
でも・・・。それでも、
クラッシャーが熊さんたちは悪い存在だと思ってるの。
私・・・。熊さんたちの事、
悪い奴じゃないと思ってるけど・・・・。」
ミクスは泣きそうな声で言う。
いや、涙が流れてるから、既に泣いているのだ。
ボトルズ「・・・本当に御別れなのですか?」
ロドシー「・・・・・ええ。」
ミクス「・・・ひっく!えぐ。
いやだ・・・。いやだよォ。
熊さんたちと別れるなんて・・・。そんなの・・・・っ!」
クリグミ「お、お姉ちゃんたちと別れるなんて、
やだ・・・!
もっと・・・お姉ちゃんたちと遊びたいよォ・・・!」
クリグミも泣き始めた。
そんなクリグミの頭をプルレスが撫でる。
ユミ「本当はね。私もあなたたちと一緒に冒険したいのよ?
バンジョー君。カズーイちゃん。もし、私とミクスが、
クラッシャーのメンバーではなかったら、これからも、
ずっと一緒に冒険できるかな・・・?」
バンジョー「なら、今すぐそのクラッシャーを辞めて・・・!」
バンジョーの言葉をユミは拒否するように首を振った。
ユミ「・・・無理よ。だって、クラッシャーだけが、
私とミクス、そして、皆の雄一の居場所なんだから・・・。」
ロドシー「・・・また会うのが、楽しみね。
できれば、敵としてではなく、
味方として会いたいものね・・・。」
カズーイ「ふん!もう良いから、さっさと行きなさいよ。
ちょうど、あんたたちの顔を見飽きたから・・・。」
バンジョー「・・・・ブレンティの皆さん。今まで、
ありがとうございました。これからは、僕らだけの手で、
グランティから自分の妹を取り戻します。」
ロドシー「ふっ。期待しているわ。それでは、
ブレンティの諸君。我が潜水艦へ戻るわよ。」
ミクス「熊さん。鳥さん。また、会えると良いですね・・・。」
ユミ「私たちも、できたら、
バンジョー君の妹を救出できるように、
お手伝いをしたいわ。それでは、さようなら。」
つづく
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