バンジョー「そ、そんな・・・!?」
タルト「嘘・・・・だろ・・・・・っ!?」
テナン「ぼ、僕らの・・・アジトが・・・・。」
ロドシー「グランティの襲撃を受けたらしいわ。奴らは、
あなたたちが警察の拠点を襲撃している間を狙って、
エルメェス部隊のアジトを攻撃していたの。」
タルト「つまり・・・。俺らは・・・・。
負けた・・・・と言うのね・・・・・。」
テナン「違うよ!全然、負けてない・・・。
むしろ、僕らは勝ったんだよ!?あの警察共に・・・!
そして、熊と鳥もグランティの幹部を倒してくれた!
もう、この街で僕らに歯向かう者はいないんだ!!」
タルト「そうか・・・・。なら・・・良い・・・・。」
そこに、エルメェスや子供たち。
残ったメンバーたちが近づいて来る。
エルメェス「タルト!大丈夫!?」
タルト「え、エルメェス様・・・。
も、申し訳ありません・・・。お、俺は・・・・。
俺はもう・・・駄目みたい・・・です・・・。」
エルメェス「く・・・っ!医療班は!?」
クラッシャーの戦士「医療班はさっきの襲撃により、
ほとんど失ってしまいました・・・!しかも、
タルトのこの状態ではもう・・・・。」
エルメェス「そ、そんな・・・・!?それじゃ、
タルトは助けられないの!?
奇跡は・・・起こらないの・・・!?」
タルト「そうっすね・・・。エルメェス様。
けど・・・これで良いと思うんですよ。」
エルメェス「タルト・・・・!?」
雨が降り続け、アジトを燃やしている火が徐々に消されていく。
タルトは血を吐くが、その後すぐに微笑む。
タルト「エルメェス様・・・。
覚えていますか?初めて俺と出会った事。」
エルメェス「ええ。あの時、あなたは私に、
【僕は悪くない。グランティって奴が悪いんだ。
それを信じずに意地悪する警察も悪い】・・・と。私が、
そのグランティと警察を倒すと言った時、
あなたもそいつらを倒したいと、メンバーになったわね。」
タルト「ええ・・・。
あなたは俺の話を一番に信じてくれた・・・。
そして、テナンたちも俺を仲間として、信じてくれた・・・。」
テナン「当たり前だよ。だって、クラッシャーこそ、
僕らの雄一の居場所だもの・・・!」
タルト「そうか・・・。その居場所は、
俺らの安らぎ・・・。
守るべき者だもんな・・・・。かはっ!!」
エルメェス「タルト!もう喋らないで!!」
タルト「・・・・っ!エルメェス様・・・。
皆・・・。い、今まで、
ありがとう・・・・ござい・・・まし・・・た・・・・・。」
エルメェス「た、タルト・・・。あなた・・・!」
タルトはゆっくりと目を閉じた。
そう。タルトは死んでしまったのだ。
エルメェス「た、タルトおおおぉぉぉぉぉ!!!」
エルメェスは泣きながらタルトの死体に抱き着いた。
テナン「う、ううぅぅぅぅ・・・・っ!」
テナンも泣いた。
そして、子供たちもクラッシャーの戦士たちも。
バンジョー「死んだ仲間のために涙を流す。
それが、クラッシャーの良いところなんだね・・・。」
ユミ「そうだよ。私たちには仲間が必要だもの。
心が安らぐために、居場所を感じるために・・・。」
ボトルズ「・・・・・っ。」
ボトルズはエルメェスたちにツースの死骸を見せる。
エルメェスたちはそのツースの死を知り、さらに泣いた。
グランチルダのアジトでは、
グランチルダがディングポットの中を見て、怒っていた。
グランチルダ「ぬうううぅぅぅぅぅぅ!!!
おのおおぉぉぉれ!!
バンジョーとカズーイめえええぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ディングポッドの中から、バンジョーとカズーイが、
キャノンエッグでキッカを倒している場面が映っていた。
グランチルダ「あのチイトの魔力うううぅぅぅぅぅを、
使っっっっって、新技を編み出あああぁぁぁぁぁすとわ!!!
ますまああぁぁぁぁす、
厄介な事にいいぃぃぃぃなったわああぁぁぁい!!!
そして、キッカもおおぉぉぉぉキッカぢゃゃゃゃゃゃゃ!!!!
役に立たずううぅぅぅぅに死におっっっっっって!!!
戻っっっったら、
死刑いいぃぃぃするところぢゃっっっったわ!!!!」
クランゴ「デスガ、ソノオカゲデ、
ステーションシティ署ハ滅ビ、
エルメェス隊ノ戦力モホボ失ッテイマシタ。」
4つの赤い目の者「それだけでも、
奴は役立ったと思いますが・・・。」
異形の怪物「だからよォ・・・。そうヒスってんじゃねェよ。
俺様なら、あんなでかいタマゴなど軽くぶっ壊してやるぜ?」
俺の第6特命隊が、
あの熊と鳥を何とかして見せっからよォ。」
謎の黒い衣装の女「今年はまだ始まったばかり。
だが、我々グランティが一気に総攻撃できれば、
今年はグランティが世界を制覇する記念すべき年となろう。」
グランチルダ「そおおおぉぉぉぉぉうぢゃな!!
戦いは始まっっっっったばかりであああぁぁぁる!!!
熊と鳥は次いいいぃぃぃぃの日より、
ステーションしてぃをおおぉぉぉ去るぢゃろっっっっっ!!!
そこを迎ええええぇぇぇぇぇ撃つのぢゃゃゃゃゃゃ!!!」
クランゴたち「ハハッ!!!」
異形の怪物「ぐふふふふ・・・・!次はこの俺、
第6特命隊の隊長、オグフ様に指定しなァ・・・。
デスブラザーよォ・・・!
ゴビバレーで待っているぜ・・・・。」
こうして、ステーションしてぃでの戦いは終わりました。
仲間たちの犠牲により。クラッシャーの誇り高き戦士は、
この戦いで多く死んだ事でしょう。ですが、
エルメェスたちはそれを悲しみ、胸に刻みながらも、
前へと進むしかないのです。立ちはだかる敵を倒すために。
バンジョーたちはそのクラッシャーの志を改めて知りました。
戦場の街、ステーションしてぃでの物語。
最後は一体、どうなるでしょうか。
次回につづく
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