プルレス(クラッシャーがバンジョーさんとカズーイさんに命令・・・。
一体、どんな事をやらせるのだろう・・・。)
タルト「エルメェスさん。デスブラザーは元より悪人っす。
悪人なら平気で何かを壊す事も可能ですぜ。」
エルメェス「そうね・・・。デスブラザーよ。あなたたちには、
この街で大暴れしてもらうわ。」
カズーイ「大暴れ!?」
バンジョー「まさか、僕らにこの街の平和を乱せって事では!?」
エルメェス「そうね・・・。けど、ただ暴れるだけではないわ。
この街にある食料や金、
玩具にゲームに漫画も奪い取ってもらうわ。」
カズーイ「は?」
アシナガ「それって、つまり・・・。泥棒もやれってのか!?」
エルメェス「・・・・ええ。」
タルト「俺たちはこの街からあらゆる物を奪って、
生活力を得ていたのさ。」
クリグミ「じゃあ、皆・・・。悪い事をしちゃったの!?」
テナン「・・・・言いたくないけど、しちゃったさ。
だって、この街の連中。僕らを嫌っているもん。
金も食料も全く貰えない。」
ツース「だから、俺たちはその金と食料を街の連中から奪ったのさ。」
タルト「それに、この街を支配している警察がドッゲノクを使い、
俺たちを常に追い出そうと活動しているのさ。ドッゲノクにより、
何人ものクラッシャーの同志が死んじまった・・・。」
エルメェス「生活力が怠らないためにも、
これ以上同志たちを減らさないためにも・・・。
デスブラザー。あなた方は私たちのために、
この街で金と食料を奪って貰うわ。その命令を拒否するなら・・・。」
ツース「この土竜さんの命はねーぞ?」
ボトルズ「ば、バンジョー・・・。カズーイ・・・。」
バンジョー「あわわわわ・・・。どうしよう!?カズーイ。」
カズーイ「く・・・っ!眼鏡君の命には代えられないわ。
わかったわ。引き受けましょう。」
クリグミ「え!?お兄ちゃんとお姉ちゃん!悪い事をしちゃうの!?」
バンジョー「・・・・ボトルズを助けるためには、
そうするしかない・・・。」
エルメェス「そう。あなたたちは、私たちに従うしかないの。」
タルト「できるだけ、多く持って来い。金の方はなるべく、
高い金を稼いでいそうな店から奪え。
貧乏らしいのはできるだけ止めな。」
バンジョー「・・・・わかった。行こう、
カズーイ!ボトルズを助けるために!!」
カズーイ「ええ!行きましょう!!」
一方、ユミ、ミクス、フラエ、ガンズ、テル、ミルは、
ガムロを探すために、街を歩き回っていた。
フラエ「全然見つかんねェな。ガムロさん。」
ガンズ「ガムロさんは結構タフな男だから、
既に復活して、どこかに行ってるのではないか?」
ミクス「けど、ガムロさんはこの街にいると聞いています。
今でも、この街のどこかに・・・。」
ユミ「そうね。徹底的に探せば、必ず見つかると思うわ。」
フラエ「ユミ。お前、空を飛べるんだろ?空中から探せよ。」
ユミ「そうしたいのは山々だけど、
空を飛べば化け物扱いされるからねェ。
この街のような場所では・・・。」
ミクス「・・・・・っ!?」
その時、ミクスが突然に歩きを止めた、
ユミ「どうしたの?ミクス。」
ミクス「・・・何やら恐ろしい空気を感じます・・・。まるで、
戦いから起きた音から出たような感じです。」
フラエ「まさか、この街のどこかで戦争が始まったのか!?」
テル「行ってみる必要があるな。」
ミル「そうね!ミクス。その空気を辿れるかしら!?」
ミクス「や、やってみます!!」
ユミ「よし!行ってみましょう!!
そこに、ガムロさんがいるかも知れない・・・!」
ユミたちは走った。戦場となった場所へと。
それを一人の人間の男が見ていた。
男「あの連中・・・。どこかで見たような・・・。
まさか、クラッシャーか!?」
その時、人間の女性が慌てて走って来た。
女性「大変よ!!デスブラザーが街で暴れ出したわ!!」
つづく
[0回]
PR