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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ボトルズ「バンジョー!!!カズーイ!!!」

ボトルズたちはバンジョーとカズーイが倒れた事に驚く。

プルレス「バンジョーさん!しっかりしてください!!」

クリグミ「鳥さん!!死んじゃやだぁ!!」

タルト「ふん。どうせ、デスブラザーだし。

またすぐに復活するっしょ。」

タルトのその言葉にアシナガの堪忍の尾が切れた。そう。

タルトたちはバンジョーとカズーイが、

倒れたところを何とも思わないのだ。

アシナガ「てめェら・・・!こいつらはお前らのために、

こんなになるまでに戦ったんだぜ!!?

なのに、お前らはそんなこいつらの事を心配なぞしねェで・・・!

てめーら、血も涙もねェのかよ!!?」

タルト「・・・血と涙ねェ。俺ら、あるけど?」

ボトルズ「あるなら・・・・!!」

ボトルズが涙目でタルトに近づこうとするが、ツースがこう言う。

ツース「動くな!!」

ボトルズ「う・・・・・っ!」

ツース「お前は俺らに反感を持つ事すら許されない。」

ボトルズ「・・・・あなたたちは酷い。そんな酷いやり方で、

グランティたちと戦ったのですか!?」

テナン「うん。戦ったさ。あのような巨大な悪と戦うには、

少しでもやり過ぎでいかなきゃと思ってね・・・・。

そして、あの子たちのためにも。」

その時、ボトルズが右手が自身の首を掴む。これにボトルズは驚く。

そう。ツースが彼の手を操り、首絞めをさせようとしたのだ。

ツース「反感を持つなって言ったよね?」

ボトルズ「く・・・・っ!」

タルト「・・・・じゃあ、見せてやるよ。俺らが本当に、

血も涙もないのか。ついて来るんだ。」

プルレス「どこへ行かせるんだ?」


その頃、ロドシーたちブレンティ本隊が乗っている潜水艦では、

今でも海底の中を移動していた。

ブレンティの女性リーダーであるロドシーが、

操縦席にいるタコにこう言う。

ロドシー「ステーションしてぃへの港はいつ到着する!?」

タコ「はっ!このまま全速で行けば、

三日くらいになるかと思います!」

ロドシー「急ぎなさい!!ガムロさんは既に保護されているわ!

ユミたちはそれを知らずに、今でも探し続けてあの街にいる。

早くしないと大変な事になる確率は高い。早く、

私たちが行かないと・・・!!」

メンバーの猫「部隊長!!

ガムロさんの件をユミたちに伝えますか!?」

ロドシー「・・・お願い!!」


ステーションシティと言う街から離れたところである草原に、

一人の青年が立っていた。その青年こそがキッカであった。

キッカ「ふふふふ・・・。じきに僕が支配するステーションしてぃ。

そして、この街を支配せり政府の者たちよ・・・。

僕がお前たちにデスブラザーや、

クラッシャーを倒させてあげるよ・・・!

ククククククク・・・・!!」


ボトルズたちはタルトの案内である部屋に来た。

バンジョーとカズーイはプルレスとクリグミに抱えられている。

その部屋の光景を見たボトルズたちは、

まるで思いもよらない事態を見たかのように目を大きく開いていた。

ボトルズ「こ、これは・・・・!?」

ボトルズたちの目の前には、小さな子供たちが多くいた。

ほとんど人間の子が多く、全員エルメェスの側にいた。

アシナガ「子供たちだ・・・!?

この子たちもクラッシャーの戦士か!!?」

タヤマ「違う。この子たちは戦いのためにいるんじゃない。

この子たちはエルメェスに保護されているだけだ。」

幼い男の子「・・・あ!エルメェス様。

変な土竜と長靴とジンジョーがいるよ?」

幼い女の子「もしかして、新しいメンバーさん?」

エルメェス「・・・この者たちは、

私たちクラッシャーのお手伝いに来たの。」

小さなリスの子供「それ、ほんと?」

エルメェス「ええ・・・。」

小さなペンキ缶「じゃあ、僕らの居場所はさらに守れるんだね。」

よく見ると、子供たちはお菓子などを食べていた。

ボトルズ「お菓子・・・。まさか、あの多くのお菓子は!?」

ツース「そう。デスブラザーが俺らの命令で盗んだ者だ。」

ボトルズ「・・・・じゃあ、あなたたちはこの子たちのために、

あんな事をしたと言うのですか?」

タルト「ああ・・・。何故なら、この子供たちも、

俺たちと同じ社会から追い出された者だからね。」

プルレスとクリグミ「え・・・・!?」

タルト「この子供たちにはそれぞれ事情があるんだ。例えば、

いじめが原因で家に帰れなくなった者、親に虐待され続けた者、

貧乏で家を失った者、

過ちを生かして犯罪を犯してしまった者・・・。

そう言った居場所のない子供たちを、

俺らが保護して育ててやってるんだ。」

プルレス「そうだったのか・・・。」

クリグミ「何か・・・感動しちゃうよぉ・・・。」

テナン「この街では、そう言った子供たちを犯罪者扱いしているんだ。

警察・・・。特にドッゲノクに見つかれば、

噛み殺される確率は高い。」

ツース「俺らはそんな恐怖から子供たちを守っているつもりなんだ。

理解できたかや?土竜君。」

ボトルズ「・・・ええ。

あなたたちのやっている事はわかりました。」

エルメェス「この子たちはもう社会では生きていけない。」

アシナガ「・・・失礼な事かも知んねェけどよ。

まさか、この子供たちが大人になったら、

クラッシャーのメンバーにする気か?」

幼い男の子「うん!僕、クラッシャーになりたーい!!」

幼い女の子「そのためにも、早く大人になりたいの!」

小さな犀「ちょしてね。きょのくそみちゃいにゃ社会さんを、

僕たちの手で変えりゅんだよ?とっちぇも幸せな世界さんに。

凄いでちょ?」

アシナガ「君ら・・・。」

エルメェス「本当はね・・・。そうなって欲しくないけど、

本人らはどうしてもなりたいから・・・。でも、

あまりに幼すぎるし、戦わせたくないから・・・・。」

ボトルズ「そうですか・・・・。」

エルメェス「・・・・さ!そろそろ夕食ができるハズよ。

皆。食事へ行きましょ!」

子供たち「はーい!!」

エルメェスは子供たちを連れて、食事のする部屋へと移動した。

タルト「・・・・お前らも食いに行くか。」

ツース「エルメェス様は慈愛のあるお方だ。

悔しいが、お前らにも食事くらいは・・・。」

ボトルズ「・・・・ありがとうございます。それと・・・。」

ツース「あ?」

アシナガ「・・・この熊と鳥にも食事を与えてくんねェか?」

タルト「・・・・俺らのために頑張ったしな。

エルメェス様に話してみるよ。」

クリグミ「・・・プルレス君!僕たちも食べに行こ!」

クリグミ「うん。そうだね。」

エルメェスたちの本当の姿を見たボトルズたちは、

彼らを少しだけ許すようになった。ですが、

この新たな年における初の戦いで倒れたバンジョーとカズーイは、

果たしてまた戦えるでしょうか。

そして、新たなるグランティの戦士であるキッカは、

何を企むのか。この街での戦いはまだまだ続くそうです。

次回につづく

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