バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST
第45話・聖なる雪山
洞窟温泉をグランティの怪人たちから守ったバンジョーたちは、
氷と雪に満ちた巨大な部屋で新ステージへの道を開く、
ジグソーパネルを見つける。さっそくジグソーセットで、
そのステージへの扉を開いた。そこへと目指す一行の前に、
謎の魔本・チイトが現れた。チイトは元々グランチルダが、
なくした物で、自身を見つけたバンジョーたちに魔法のコードを与える。
その時、グランチルダはチイトとバンジョーたちを抹殺しようと、
今までのグラントリングより強い、ブルーグラントリングの部隊を、
送り込む。バンジョーたちは苦戦しつつも、その部隊に勝利した。
チイトと別れた一行は謎の白い靴と出会うが、すぐにその靴が消える。
そして、いよいよ新ステージ。美しい雪山。
フローズンズンやまへ突入した。ここで新たな戦いが始まる。
バンジョーたちは巨大な雪だるまの顔を見続けていた。
カズーイ「でっかい雪だるまね・・・。」
ボトルズ「ええ。ここが噂のフローズンズン山だったなんて・・・。」
ユミ「ここに、フラエとガンズがいるだろうか・・・。
ん?ミクス。どうしたの?」
ユミはミクスがかまくらの家を見続けている事に気づく。
ミクス「・・・あの家から悲しい空気が出ているの。」
ミクスは切なそうにそう言う。
マンボ「きっと、ワケ、ある。」
バンジョー「じゃあ、その家に入ってみようか。そうすれば、
何かがわかるかも知れない。」
そして、バンジョーたちはかまくらの家へと入った。
ここが、かまくらの家の中であった。壁も天井も雪で作られているが、
床は何故か氷でできているそうだ。壁には多くの写真があり、
普通の家具があるらしいが、テレビ以外はほとんど氷でできていた。
特に氷のテーブルが目立つそうだ。その部屋にいるのは、
3匹の白熊の子供であった。その3匹は何故か泣いていた。
3匹の白熊の子供たち「うええええええぇぇぇぇぇぇん!!」
プルレス「こ、これは・・・!?」
ミル「白熊の子供たちが泣いているわ・・・。」
ユミ「ミクス。あなたの感じた空気は、
この3匹から出していたのね?」
ミクス「はい・・・。」
バンジョー「とりあえず、何かあったのか聞いてみよう。」
バンジョーとカズーイは1匹の白い熊の子供に聞いてみる。
カズーイ「ちょっと。白熊君。何かあったか、話してみなさい?」
白熊の子供A「クリスマスのプレゼントが欲しいよおおぉぉ!!!」
テル「クリスマスだと?まだそんな時期ではないハズだが・・・。」
ボトルズ「この山はクリスマスの聖地。そのためか、
この山では、毎月の24日に、クリスマスパーティが行われ、
子供たちにプレゼントを与えると言う事になっています。」
白熊の子供B「僕らのパパ、ボギーはプレゼントを、
探しに行って、ずっと帰って来ないんだ・・・。」
白熊の子供C「うえええぇぇぇぇん!!うえええええぇぇぇぇぇん!!!」
ボトルズ「プレゼントを与えるのは親だと聞いていましたが、
ずっと帰って来ないなんて・・・。何が起こったのでしょう?」
アシナガ「こいつぁ可哀想だぜ。何とかなんねェのか?」
マンボ「この山で何か、起こった。それしか考えられない。」
バンジョー「ふむ・・・。よし!じゃあ、僕らが君たちのパパと、
プレゼントを探してあげるよ!!」
3匹の白熊の子供たち「え・・・・?」
カズーイ「ええ。何かご褒美とかくれるんだったらね。」
白熊の子供A「本当に僕らを助けてくれるの!?」
ボトルズ「ええ。本当です。」 一同は笑顔を見せる。
ただし、テルとマンボは相変わらず笑ってないが。
白熊の子供B「・・・・・でも、あんたたち。誰?」
バンジョーたち「・・・・・・・・・え?」
つづく
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