白熊の子供C「だって、初めて会うんだもん・・・・。」
こうして、バンジョーたちは白熊の子供たちに自己紹介をした。
白熊の子供たちも自身らを紹介していた。
Aがグロッギー、Bがソギー、Cがモギーであった。
ユミ「・・・・まあ、こんなところね。」
モギー「僕らはこの山に住んでいる白熊族なんだ。
ところで、本当にプレゼントとパパを探してくれるの?」
バンジョー「うん。もちろんだよ!」
カズーイ「でも、何だか寒いしィ・・・。」
グロッギー「うーん・・・。じゃあ、ちょっと待ってて!」
グロッギーは氷のタンスから何かを取り出す。それは、
複数の虹色のマフラーであった。
テル「それは何だ?」
グロッギー「このマフラーを巻くといつも温かくなるんだ。
どんな寒さだってヘッチャラになるよ。」
ソギー「パパったら、念のためとか言って、
いっぱい買っちゃったのよ。」
プルレス「おお!これはありがたい!!」
バンジョーたちはそれぞれ、マフラーを巻いた。
バンジョー「おお!温かくなったぞ!」
カズーイ「さっきの寒さが嘘みたい!!」
プルレス「これで、
プレゼントやボギーと言う白熊を探す事ができるね!」
バンジョー「じゃあ、僕らは行ってくるよ。白熊の子供たち。
君らのパパとプレゼントは必ず探してきてあげるからね!」
カズーイ「ご褒美の用意は必ずするのよ!」
ユミ「私とミクスは、
ここで白熊の坊やたちの面倒を見る事にするわ。」
マンボ「わかった。任せる。」
こうして、バンジョーたちはユミとミクスを残して、
かまくらの家から出た。
巨大な雪だるまの方を見るバンジョーたち。そして、彼らの前には、
坂道があった。その坂道を進むバンジョーたち。すると。
バンジョー「おお!!」 カズーイ「か、かまくらがいっぱいだわ!!」
バンジョーたちの前には、多くのかまくらの家があった。
ボトルズ「まるで、何かの村のようですね・・・。」
マンボ「・・・・っ!出て来る!大勢!!」
アシナガ「何!?おおっ!?」
多くのかまくらの家から、さらに多くの白熊たちが出た。
プルレス「おおっ!ここは白熊たちの住み処だったのか!?」
ミル「でも、何だか皆。おかしいわ!?」
テル「ああ。まるで俺たちを敵と見ているようだ。」
そう。白熊たちがバンジョーたちを歓迎する気などなく、
むしろ憎しみや怒りをぶつけるような表情をしていた。
白熊たち「グルルルルルルルルルル・・・・・!!!」
バンジョー「あ、あの・・・。少し、お聞きしたいのですが・・・。」
白熊A「何故、戻って来た!?デスブラザー!!!」
カズーイ「ちょっ!?あんたたちまで!?」
白熊B「さっきは俺たちをあれ程、酷い目に合わせた!!
まだ足りないってのかよ!?」
プルレス「ち、違うよ!!この熊と鳥はデスブラザーじゃないよ!?」
白熊C「ジンジョーがいるだと!?それに、色んな奴も・・・!
まさか、デスブラザーの奴隷にされているのか!!?」
ボトルズ「どうやら、凄い勘違いをしているそうですね・・・!」
テル「違う!俺たちはデスブラザーの奴隷ではない!」
ミル「それに、この熊君は黒くないから、
デスブラザーじゃないわよ!?」
カズーイ「そうよ!
あたいたちは決してデスブラザーなんかじゃないわ!!」
白熊A「え・・・・っ!?そ、そうなのか!?確かに、
デスブラザーは単独だけであったし・・・。あしながぐつも土竜も、
髑髏のお化けも、この山に住んでいなかったし・・・・。」
マンボ「お化け、余計。だが、事情、話して欲しい。」
バンジョー「この山でデスブラザーが現れたような感じですけど、
一体、何かあったのですか!?どうか、教えてください・・・。」
白熊A「・・・・どうやら、君はデスブラザーじゃないみたいだね。
ごめん。誤解してしまったよ・・・・。」
一方、この山の別の場所をエゥーラとセイリーが歩いていた。
つづく
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