そして、バム星人は女の子の持つお菓子を素早く奪った。
女の子「あっ!!」 バム星人「うあぁ!!・・・がつがつ!!」
バム星人はそのお菓子を荒々しく食べた。
それを見た女の子は泣きだす。
女の子「うえええええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」
またある場所では、
常に笑いながら歩いている男女のカップルがいた。
そこにも、バム星人が跳びだした、現れた。
バム星人「おらあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
カップル「わああああああぁぁぁぁぁ!!!?」
バム星人「幸せそうにしてんじゃねェ!!
このクソ女がああぁぁぁぁ!!!」
バム星人は女性の方を蹴り飛ばす。
女性「きゃああぁぁ!?」 男性「な、何をする・・・!ぐは!?」
バム星人「黙れ!!!わあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
バム星人は男性を殴り飛ばし、棍棒で女性を何度も打撃した。
ある場所で、一人の女性が歩いていた。そこにもバム星人が現れる。
バム星人「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
星人は棍棒でその女性を打ち、物凄い電流を流し込む。
女性「あぴゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
女性の身体から一瞬だけ骨が見え、その身体から多くの煙が出た。
スィールを見つける事ができない悪のバム星人は、
恐ろしくストレスを感じ、
その発散のために次々と女性たちを襲い続けていた。
その事件発生を受けたBARはただちに出動した。
もちろん、灰間も携帯電話でその連絡を受けていた。
灰間「何っ!?宇宙人が暴れている!?」
日下部の声『ええ!!
この近くの町にいる女性たちを襲っているわ!!』
灰間「わかった!!すぐ行く・・・!すまねェ!宇宙人が現れた・・・!」
スィール「・・・・現れたのですね。バム星人が・・・!」
灰間「バム星人・・・・!?」
スィール「私を追っている宇宙人で、とても醜悪で悪意の塊です。」
灰間「そいつは大変だ!じゃ、そいつをぶっ倒してくる!!」
灰間は緒川とスィールを残して、バム星人を倒そうと素早く走った。
スィール「・・・・大丈夫でしょうか?あの灰間さんと言う人。」
緒川「心配ないわよ。これから、私と一緒にどこかへ行きましょ。」
スィール「は、はい・・・・。」
町では、バム星人が別の女性を追っていた。
女性「た、助けてええええぇぇぇぇぇぇ!!!」
バム星人「死ねええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
バム星人は棍棒から電撃光線を発射して、女性を焼き殺した。
女性「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
女性が倒れると、日下部、上川、叶野の3人が走って来た。
日下部「そこまでよ!!宇宙人!!!」
3人はバルガンからの銃弾を連射して、バム星人を攻撃。
バム星人「ぬっ!?うあああぁぁぁぁ!!!ぐるるるる!!」
星人はバック転で避け、走って逃げる。その星人を追う隊員たち。
日下部たち「待てええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
そして、とある工事現場らしきところに来る星人と隊員たち。
バム星人「ふうううぅぅぅぅぅぅ・・・・・!!」
バム星人は無数の石の山の上に立つ。上川と日下部が、
地面からその星人を撃とうとするが、命中しない。星人の後ろから、
叶野が出てきて、バム星人を蹴り上げる。
叶野「とあ!!」 バム星人「ぐあああぁぁぁぁっ!!?」
石の山から転がって倒れたバム星人を近くの上川が射撃し始める。
上川「このやろ!!このやろ!!」
バム星人「ぐっ!!ぬううぅぅぅ・・・!!畜生!!!」
日下部「くらいなさい!!」
日下部が立ち上がったバム星人を連射で攻撃する。
バム星人「ぎぎっ!?ふざけんなよ・・・・!!」
何発かが命中したが、バム星人はダメージを受けただけで倒れず、
日下部に襲いかかる。上川が彼女を守ろうとバム星人に近づく。
上川「させるか!!」 上川は星人を殴るが、通用しない。
バム星人「うっ!?邪魔だああぁぁぁぁ!!!」
バム星人は上川を蹴る。上川は倒れそうだが、何とか持ちこたえる。
上川「うわああぁぁぁぁ!?・・・おっとっと!!」
バム星人「バーカ!!!」
星人は上川を棍棒で打つ。上川は倒れる。
上川「いでっ!!・・・やっぱり、
僕って格闘は無理だなァ・・・。がくっ。」
日下部「か、上川さん!?・・・・きゃっ!!!」
バム星人「ずああああぁぁぁ!!!」 星人は日下部を棍棒で打つ。
叶野「貴様・・・・!!ぐあ!!」 バム星人「きいいいぃぃぃ!!」
叶野が近づいて来るが、バム星人がその叶野を膝蹴りで攻撃。
バム星人「ぐえ!!ぐえ!!ぐえ!!」 叶野「がっ!!おあ・・・!!」
星人はさらに、叶野の頭を棍棒で何度も打撃した。
そして、倒れた日下部に棍棒を付け、電流を流した。
日下部「きゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
バム星人「ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!!」
その時、灰間が走って来た。バム星人はそれに気づく。
灰間「おらあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
灰間はパンチでバム星人を攻撃。だが、星人はそれを避ける。
バム星人「ぎっ!?ボケがああぁぁぁ!!!」 星人は棍棒で攻撃。
灰間はそれを避け、キックとパンチの連携攻撃をする。
灰間「ふん!!でぃ!!やああぁぁぁぁ!!!」
バム星人「ぐふっ!?どわああああぁぁぁぁ!!!?」
バム星人は倒れるが、すぐに立ち上がる。
バム星人「てめェはウルトラ・・・!」 灰間「言うんじゃねェ!!」
灰間は強烈なキックを星人に浴びせる。
だが、星人はまた立ち上がる。
バム星人「ぐるるるるるる!!!こらあああぁぁぁぁぁ!!!!」
バム星人は棍棒からの電撃光線で攻撃。
光線が灰間の前に地面に命中し、爆発。
灰間「く・・・・っ!!」 灰間はバック転で避ける。
バム星人「・・・・・っ!!」
星人はジャンプする。そのまま消えてしまった。
灰間「また逃げやがった・・・・!っ!!そうだ!!日下部!!」
灰間は倒れた日下部のところへ走る。
その頃、緒川とスィールはとある喫茶店に来ていた。
二人はテーブルの上にある、アップルパイを食べていた。
スィール「こ、これが地球人の作った食べ物・・・。」
緒川「ええ。美味しいでしょ?」
スィール「はい。とても美味しいです。特にこのアップルパイは、
魔族にない食べ物ですが、とても素晴らしい味ですね。
この喫茶店の他にも、服屋には色んな素敵な洋服があったり、
ゲームセンターとかでは楽しいお遊びがいっぱいだったり、
図書館では面白い本が多くあったり、
地球には楽しい事がいっぱいです。」
スィールは地球の素晴らしさを笑顔で感心した。
緒川「でしょでしょ?他にもいっぱい、頼んで良いのよ?」
スィール「はい。・・・・でも、心配です。灰間さんや、
他にBARの皆さんがバム星人にやられていないか・・・。」
スィールは灰間たちがバム星人に負けていないか不安になる。
緒川「大丈夫よ。悪い魔族と互角に戦っていたもの。
宇宙人なんて・・・。」
その時、緒川の携帯電話が鳴り出した。緒川は電話をする。
緒川「緒川です!」
灰間の声『こちら!灰間。星人は逃がしてしまった・・・!
日下部が奴の攻撃を受けて、怪我をしてしまった・・・・!!』
緒川「何ですって!?」 スィール「・・・・・・っ!!?」
スィールは悲しそうな表情で手で口を塞ぐ。
BARのメディカルセンターに来た、緒川とスィール。
ベッドの上で日下部が眠っている。
身体中には電撃で焼かれた跡があったか、
その身体中に包帯が巻かれていた。大神と初め、隊員が全員揃う。
大神「星人のガキ・・・!女性には容赦せんとは・・・!!」
叶野「まるで、女性に恨みがあるみたいですね・・・。」
上川「例え、何かあったとしても、僕はあの星人を許せない・・・!」
大神「市民からの報告によると、宇宙人は女性ばかりを襲っとる。
何故、女性を狙うんなら?まず、その謎を・・・。」
灰間「それよりも、日下部の事を何とかしねーと・・・!」
灰間は傷だらけの日下部の手を握ってそう言う。
灰間(まだ生きているみてェだが、あれだけ激しい電流を受けたんだ。
このまま何とかしねェと、死んでしまうかも知れない。)
緒川「日下部さん。どうして・・・。」
スィール「私のせいです・・・。」
大神たち「え・・・・?」 大神たちはスィールの方に気づく。
スィール「私のせいで、日下部さんが・・・っ。」
スィールは泣きそうに言う。
大神「君は確か、緒川君が救出した女性じゃないかね?」
つづく
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