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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ミル「・・・行っちゃったわね。」

テル「だが、奴も元々はグランティの一員に違いなかった。

今更、どうなろうと知った事ではない・・・。」

バンジョー「・・・チイトさんなら、またどこかで会える事を願おう。

彼の言う、フローズンズンやまとやらへ行ってみよう!」

カズーイ「そうね・・・。って、フローズンズンやまって、

どんなところかしら?眼鏡君。」

カズーイはボトルズに聞く。

ボトルズ「少ししか知っていませんが、フローズンズンやまとは、

巨大な雪だるまが聳える美しい雪山だと聞いています。

そこでは、クリスマスの聖地であるとも噂されています。」

アシナガ「クリスマスの聖地?」

ユミ「知ってるわ!確か、大昔のフローズンズンやまの住人たちは、

サンタクロースを歓迎し、彼と共に暮らしていたと。そして、

サンタは毎日、子供たちにプレゼントを与え続けていたと・・・。

って、ロドシーさんが教えてくれたんだけどね。」

カズーイ「難しい話は放っておいて、フローズンズンやまは、

時空の乱れし地に近いのかしら?

あたいは、その地にすぐ行きたいんだけど。」

ユミ「残念だが、全く近くはないわ。

時空の乱れし地はもっと遠くにあるわ。」

ボトルズ「まず、フローズンズンやまで情報とかを集めましょう。

その山には、村があると聞いていますし。それに、

ブレンティの仲間たちだって、きっとその山にいるかと・・・。」

ミクス「フラエさんとガンズさん・・・。あの二人にやっと会えるけど・・・。」

カズーイ「あいつらったら、またあたいたちに襲いかかりそうよね。」

バンジョー「けど、いつかは仲良くなれるよ。きっと・・・。」

カズーイ「そうね。さっさと、フローズンズンやまとやらへ行きましょうか。」

こうして、バンジョーたちは再び移動を初め、

氷の洞窟を歩き続けた。

進むたびに、壁も天井も床も白くなっていく。まるで、

雪が積もったかのように。それと同時に物凄い冷気に満ちていく。

その洞窟を進み続けるバンジョーたちは寒がりながらも、

耐え抜いた。


そして、ついに。とても広い巨大な部屋に付いたバンジョーたち。

カズーイ「おお!!とっても広いわ!!」

プルレス「前の壁に何か描いてあるよ!?」

バンジョーたちの前にある、巨大な壁には、何かが描かれていた。

それは、謎の雪だるまの怪物から、

逃げているバンジョーとカズーイの姿であった。

カズーイ「ちっ!まるであたいたちをコケにしているような絵ね。」

ミクス「何故、魔女はこんな絵を描いたのでしょうか・・・?」

ユミ「まるで、前からバンジョーとカズーイを知ってるんじゃないかしら?」

謎の声「この前は違う絵だったけどね。」

バンジョーたち「え・・・・!?」

バンジョーたちは謎の声に驚く。

その声は生意気そうな少年の声だった。

アシナガ「・・・ん?あっ!!こ、こいつは!!」

アシナガが見たところをバンジョーたちは見る。そこには、

普通の二つの靴で白かった。だが、

それぞれ一つに目が一つある。

白い靴「今日の絵は何だか違うみたいだ。前の絵は、

多くの雪だるまの怪物が、人々を襲った絵だったのにな。」

ユミ「だ、誰なの!?あなた・・・。」

ミクス「アシナガさんのように喋る靴がいたなんて・・・。」

白い靴「生きた靴がいて悪いかよ。」

アシナガ「なァ。お前。俺と同じ靴族の者だよな?俺は、

あしながぐつ族でブクゲコ沼の近くに迷い込んだんだけどよ。

お前は何で、こんなところにいるんだ?」

白い靴「自分から来たのさ。

俺はあらゆる場所を自由に走るのが大好きでね。

俺は【ターボシューズ】族のターシュー。俺には、

とっても素晴らしい能力を持ってるんだ。知りたい?」

カズーイ「どうせ、誰かが履けば、その能力が発揮するんでしょ?」

ターシュー「そう言う事。」

バンジョー「じゃあ、履いてみるよ。」

バンジョーは足でターシューに近づけてみる。だが。

ターシュー「未熟者のお前には、まだ俺は使いこなせない!!」

ターシューがいきなりバンジョーの足を蹴った。

バンジョー「うわ・・・・っ!?」

カズーイ「バンジョー!ちょっと!あんた!!」

ターシュー「そこの鳥。お前の足でも俺を履けそうだが、

今はまだ、その時ではない。俺を使いこなすには、

もっと強くならなきゃ駄目って事さ!あばよ!!」

そして、ターシューはバンジョーたちが通った道へと走った。

しかも、そのスピードは今までにない程、とても速かった。

ボトルズ「は、速い・・・・!何て凄い靴なんでしょう。」

マンボ「ターボシューズ族。スピード、とても速い。

履けばスピード、一気にアップする。」

バンジョー「でも、もう行っちゃったし・・・。」

カズーイ「まあ。また会える事を信じましょ。」

バンジョー「そうだね。じゃ、行こうか。」

バンジョーたちは大きなゲートが開いたところへと入って行った。


ここは、雪が多くもゆっくりと優しく降っている、雪山である。

ある洞窟からバンジョーたちが出て、その雪山に現れた。

バンジョー「ここが、フローズンズンやま・・・。」

カズーイ「うっ!!さらに寒くなってきているわ・・・!」

ミル「けど、ここ。本当にフローズンズンやま?

何だか寂しい感じがするんだけど・・・。」

テル「もしかして、グランティの罠か?それとも・・・。」

ユミ「っ!?見て!!近くに家らしいところがあるわよ!」

バンジョーたちの前には、かまくらっぽい家があった。

バンジョー「おお!確かに・・・。でも、何かかまくらっぽいね。」

ミクス「でも、この家から何だか悲しい空気が・・・。」

プルレス「あううぅぅ・・・!と、とりあえず凄く寒いし・・・っ!」

アシナガ「お、おう!そうだな・・・。は、入っちまおう!」

プルレスとアシナガ、そしてカズーイも凄く寒がっている。ユミも。

ユミ「そ、そうね・・・!家には人がいるだろうし。」

バンジョー「まずは、その人から情報を聞き出そう・・・。」

バンジョーたちはかまくらの家に近づく。その時。

カズーイ「・・・ん?あっ!!何!?あれ!!」

カズーイは左の方向を見て、驚く。バンジョーたちもその方向を見る。

バンジョー「え・・・?おお!!これは!?」

ボトルズ「きょ、巨大な雪だるまだ・・・!」

マンボ「やはり、ここは。フローズンズンやま。」

バンジョーたちが見たのは、

とても巨大な雪だるまの半分であった。

巨大な頭と笑顔のような表情がまるで、

バンジョーたちを歓迎していた。

その雪だるまの近く、バンジョーたちからとても遠くに離れた場所では、

あのエゥーラの部隊がいた。

ほとんどのメンバーが巨大な雪だるまを見ている。

そう。この雪山こそが、クリスマスの聖地と噂されている、

新たなるステージ、フローズンズンやまです。

バンジョーたちはこの美しい雪山で、新たな戦いを始めるのです。

今回の戦いは今までとは一味違う事になるでしょう。

この雪山で、バンジョーたちの新たな冒険が始まるのでした。

次回につづく

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