バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST
第42話・終戦!ブクゲコ沼
バンジョーたちの活躍により、カメ族とワニ族の連合軍は、
ついにカエル族とグランティ第7特命隊が滅び、
何者かによって暴走したワニ族の長を倒した。
そして、コッパとバイルは互いに共存する事を宣言した。
こうして、戦争は終わり、ブクゲコ沼はカエル族とワニ族の、
物になった。これで、この事件は終わる。その時であった。
バンジョー「コッパ。ミスターバイル。本当に、
一緒に共存するんだね!?」
カズーイ「まさか、こう言う展開が来るなんて思わなかったわ。」
コッパ「ああ。これ以上、戦争をしても、
意味がねーって事がわかったのさ。」
ミスターバイル「そうワニ。俺様もさっき、
これ以上、カメ族と戦い続けたら、どうなるかと考えたワニ。」
カズーイ「本当に戦いたくないのね・・・・??」
コッパ「マジだ。」 ミスターバイル「真ワニ。」
他のカメやワニたちも互いに笑顔を見せていた。
この戦場にもはや戦いなどなく、皆は笑顔で仲良くしているのだ。
テル「しかし、カエル族はまだ残っている。その生き残り共は、
今でもどこか別の沼に行ったハズだが・・・。」
ミル「まあ、良いんじゃない?その生き残りは一般の者たちだし。」
カズーイ「そうよね。もうこの沼を狙う事はないでしょ。」
ミクス「これで、カメさんとワニさんはずっと仲良くできるよね?」
ユミ「ええ。これからは幸せな時間が続くと良いわね。」
バンジョー「・・・・・・でも。」
バンジョーは切なそうな表情で、遠くの何かを見る。
そこには、エスメラルダとラミジャの死体があった。
バンジョー「あの女の人。ちょっと可哀想な気がする・・・。」
カズーイ「何を言ってるの?奴はグランティでしょ?
今更、悪人に同情するなんてありえないわ。」
バンジョー「そうかな・・・・。彼女は・・・。」
マンボ「エスメラルダ。過去、両親のせいで、村、追放された。
エスメラルダ、その過去のせいで、悪人になった。
グランティには、荒んだ過去で悪人になった者、多くいる。」
テル「確か、第7特命隊は気獣使いの子供を、
追放した村を壊滅させたらしい。」
ミル「じゃあ、もう復讐は終わったんじゃない?」
バンジョー「・・・・エスメラルダには、別の目的ができたと思う。
それは、他の悲しい過去を背負った怪物を集めて、
自分たちで幸せになろうとしているんじゃないのかな・・・?」
ミクス「それで、グランティに入って悪い事をいっぱい・・・。」
ミクスは悲しそうな表情になる。
ユミ「けど、例えどんな奴だろうと、
グランティを倒さなきゃならない。でしょ?」
マンボ「そう。グランティ、一人残らず滅ぼさなければならない。」
テル「俺は元々、手加減する気などない。誰だろうとな。」
ミル「私もテルと同じくらいかな。」
バンジョー「・・・・できれば、彼女も幸せな時を・・・・。」
その時、ボトルズとプルレスの叫び声が聞こえ始める。
ボトルズとプルレスの声「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉい!!!!!」
一同「・・・・・・っ!?ああっ!!」
一同はある方向を見て驚く。
そこから、ボトルズとプルレスが歩いて来た。
二人は何やらとても大きな袋を付いているロープで持っていた。
バンジョー「ボトルズ!プルレス!一体、どうしたんだぃ!?」
カズーイ「な、何よ!?このでかい袋!!?」
ボトルズ「僕らも何か役立とうと、カエル族の倉庫に行ったんです!!」
プルレス「そして・・・・。これがいっぱい入ったんだ!!」
ボトルズとプルレスはロープを思い切り引き、
巨大な袋がその中身を見せる。そこから金色に輝く者が、
無数に落ちて来た。一同はこれに驚く。
つづく
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