野口「そうなんだ・・・・。どんどん野菜が減っていく。」
そして、ギョブスンは全ての野菜を食べ終え、
お腹が丸く太り、ゲップをする。凄い満足をしたそうだ。
ギョブスン「キュウゥゥ・・・。キュウゥ。」
野口「ふふ。いっぱい食べたね。凄いわよ。ギョブスンちゃん。」
野口は転がるギョブスンの頭を撫でる。嬉しがるギョブスン。
ディム「君のような可愛いお姉さんがいっぱいいてくれると、
ギョブスンもきっと大喜びになるかもね。」
野口「そうかな・・・。私も他にも良い人がいっぱい、いると思うけど。」
その時、部屋が揺れ出した。これに驚く、野口、ディム、ギョブスン。
野口「きゃっ!!?」 ディム「なっ!!」
ギョブスン「キュウゥゥ!?キュウゥゥ!!」
野口「な、何が起きたの・・・・!?」
ディム「この家だけではない・・・!この町が揺れているんだ!!
もしかすると・・・・。怪獣が出たかも知れない!!!」
野口「な、なんですって!!?」
そう。ディムの言う通り、この秋田町の大地を突き破り、
ネロギラスが現れた。地面から現れたネロギラスは大暴れしようとする。
ネロギラス「ヂイイイイィィィギイイイイィィィィィン」
町の人々は悲鳴をあげながら、逃げ惑っていく。
ネロギラスは口から吐く溶解ガスで、
一部の人々を骨にするまで溶かしてしまう。
日下部「まさか、灰間の言う通りになるなんてねェ!!」
灰間「この町の皆を喰わせてたまっか!!!」
日下部はバルガトリング、灰間はバルガンの銃弾を連射して、
ネロギラスを攻撃する。
ネロギラス「ヂイイイイィィィィィギイイイイイィィィィィン」
攻撃を受けたネロギラスは灰間と日下部を襲おうとする。
日下部「二手に分かれましょ!」 灰間「ああ!!」
灰間と日下部はそれぞれに分かれて、行動する。
それぞれ違う場所についた灰間と日下部は、
ネロギラスを攻撃し続ける。
ネロギラス「ヂイイィィギイイイイイィィィィン」
攻撃を受けながらネロギラスは灰間か日下部を探そうと暴れ回る。
灰間「こいつ・・・!俺らの攻撃が全然、
効かねーぞ!?皮膚が頑丈すぎるぞ!!」
そこで、バルワンダーDXが飛んで来た。
上川と叶野が操縦している。
上川「怪獣め!もう逃がさないぞ・・・・!!」
叶野「攻撃開始!!!」
バルワンダーDXはレーザーバルカンでネロギラスを攻撃する。
ネロギラス「ヂイイイイイィィィィギイイイイィィィィィン」
ネロギラスは口からの溶解ガスで反撃する。だが、避けられる。
ネロギラスとBARの戦いをディム、野口、ギョブスンが見ていた。
ディム「駄目だ。BARの攻撃じゃ、この怪獣を倒せない・・・!」
野口「それ程に強いと言う事がわかるの!?」
ディム「うん・・・。恐らく、怪獣は本気でBARを倒そうとするらしい。
けど、このままでは時間がかかり、この町は崩壊するだろうね・・・。」
野口「どうすれば良いのよ!?」
ギョブスン「キュウゥゥ!キュウゥゥ!」
ギョブスンは野口に向かって、鳴く。
野口「え・・・!?ギョブスンちゃん!?ま、まさか・・・!」
ディム「そう。ギョブスンが巨大化して、怪獣と戦うんだ。」
野口「ギョブスンちゃん・・・!巨大化できるの!?」
ディム「うん。ギョブスン!いよいよ君の力を発揮する時が来たぞ。
君の魔獣としてのパワーで、あの怪獣をやっつけるんだ!!」
ギョブスン「キュウウゥゥ!!キュウウゥゥ!!」
ディムに言われた、ギョブスンは走って、ネロギラスの方に向かう。
ギョブスン「キュウウウゥゥゥ!!キュウウウゥゥゥ!!!!」
そして、ギョブスンは立ち上がり、姿を変えながら巨大化していく。
巨大化したギョブスンは魔獣のような姿になった。
4足型から2足型になり、顔の方は変わってないらしいが、
身体がやや屈強し、両手の爪が鋭かった。
尻尾が怪獣のようになったが、鈴を付けているのは変わっていない。
これが、ギョブスンのもう一つの姿だ。
ギョブスン「キキイイイィィィキキイイイィィィキキイイイイィィィィ」
ネロギラス「ヂイイイイィィィギイイイイイィィィィィン」
ネロギラスはギョブスンが来た事に気づき、魔獣を襲おうと走る。
ギョブスンも怪獣を倒そうと走り、2匹は激突し、押し合う。
ネロギラスはキックで、ギョブスンを蹴り飛ばす。
ギョブスン「キキイイィィキキイイィィィキキイイイイィィィィ」
立ち上がったギョブスンは頭突きでネロギラスをさがらせる。
ネロギラス「ヂイイイイィィィィギイイイイイイィィィィィン」
ネロギラスはパンチするが、ギョブスンはそれを避ける。
ギョブスン「キキイイィィィキキイイイィィィキキイイイイィィィィ」
ギョブスンは鋭い爪でネロギラスを引っ掻く。怪獣は凄く痛がる。
ネロギラス「ヂイイイイィィィィギイィイイイィィィィィン」
日下部「何なの!?別の魔獣が怪獣と戦っているわ!?
それにしても、あの顔・・・。まさか、ギョブスン!?」
灰間「さっきのペットみてーな魔獣。怪獣と戦ってやがる!
もしかして、守っているのか!?この町を!!
やっぱり、こいつは良い奴なんだな。」
上川「叶野さん!!もう1匹は魔獣のようです!!」
叶野「魔獣め!何か企んでいるみたいだな!?攻撃しろ!!」
ギョブスン「キキイイイィィィキキイイイィィィキキイイイィィィ」
ギョブスンは鋭い爪でネロギラスを連続で引っ掻き続ける。
だが、そこにバルワンダーDXがレーザーバルカンでギョブスンを攻撃。
ギョブスンはこの攻撃を受けて、ひるむ。
ギョブスン「キキイイイィィィィキキイイイィィィィィキキイイィィ」
野口「ああ・・・・っ!」
野口はギョブスンがBARの攻撃を受けた事に驚く。
ディム「不味いな。BARの皆はギョブスンを悪の魔獣だと思って、
攻撃しているんだ。けど、大丈夫。
ギョブスンもBARの攻撃じゃ死なないと思うから!」
上川「魔獣め!もう一度くらえ・・・!!」
上川はギョブスンを倒そうと、再びレーザーバルカンを出そうとする。
その時、通信機から灰間の声が出る。
灰間の声『今回の魔獣は良い奴で、
怪獣から町を守ろうと戦っています!
魔獣には手を出さないで、怪獣だけを攻撃してください!!』
叶野「しかし!奴は魔獣だぞ!?信用できるか!!」
灰間の声『責任は俺がとる!!魔獣を攻撃しないでください!!』
上川「どうします!?叶野さん!!」
叶野「むぅ・・・。今回は魔獣は確かに、怪獣だけを攻撃して、
町を破壊している様子はないらしいな。」
そう。ギョブスンは民家を一切壊さず、
ネロギラスと格闘だけをしているのだ。
叶野「よし!これから、魔獣を援護し、怪獣を倒す!!」
上川「魔獣攻撃隊が、魔獣を援護するとか、何だか珍しいね!!」
ネロギラス「ヂイイイイィィィィギイイイイイィィィィィン」
ネロギラスは頭の角でギョブスンを突き飛ばす。
魔獣は倒れるが、ゆっくり立ち上がろうとする。
ギョブスン「キキイイイイィィィィキキイイイィィィキキイイイィィィ」
ネロギラスはさらに角で突き飛ばそうとする。だが、
バルワンダーDXがレーザーバルカンでネロギラスを攻撃する。
ネロギラス「ヂイイイィィィィギイイイイイィィィィィィン」
ネロギラスは攻撃を受けて、ひるむ。ギョブスンはこれを好機に、
頭突きでネロギラスを突き飛ばす。
ギョブスン「キキイイイィィィキキイイイィィィキキイイイイィィィィ」
ネロギラス「ヂイイイイイィィィィィギイイイイイイィィィィィィン」
立ち上がったネロギラス。その時、
ギョブスンは口から水色の光線を発射して、
ネロギラスの身体の一部を大爆発させる。
ネロギラス「ヂイイイイィィィィギイイイイィィィィィン」
ギョブスンの攻撃を受けたネロギラスはゆっくりと倒れた。
野口「やった!!ギョブスンちゃんが勝ったわ!!」
ディム「凄いだろ?僕のギョブスンはとっても強いんだ!」
ギョブスンの勝利に喜ぶディムと野口。
日下部「凄い。可愛い顔なのに、
怪獣を圧倒的に倒しちゃうなんて・・・!」
日下部もギョブスンの強さに驚く。
その時、ネロギラスが立ち上がった。
ネロギラス「ヂイイイイイイィィィィィギイイイイイイィィィィィィン」
立ち上がったネロギラスは溶解ガスを吐く。
ギョブスンは溶解ガスを浴びて、凄く苦しむ。
ギョブスン「キキイイィィィィキキイイイィィィィキキキイイイイィィィィ」
溶解ガスに包まれた魔獣は苦しみ、倒れようと膝に地面をつく。
野口「あ!!ギョブスンちゃんが・・・!!」
ディム「いけない!!溶かされてしまう・・・・!」
灰間「いよいよ俺の出番だな!?ティアーズ!!!」
灰間はウルトラマンティアーズに変身し、ネロギラスに向かって走る。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・!!」
ティアーズはネロギラスに強烈なキックを浴びせる。
ネロギラス「ヂイイイイィィィギイイイイイィィィィィン」
ティアーズに攻撃された怪獣は溶解ガスを止め、倒れる。
それにより、ギョブスンは救われる。
ティアーズは魔獣に近づき、抱える。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!」
ギョブスン「キキイイイイィィィィキキイイイィィィキキイイィィ」
ティアーズに助けられたギョブスンは疲れたかのように座る。
ウルトラマンティアーズ『後は俺に任せな!』
そして、ティアーズはギョブスンから離れ、ネロギラスと対立する。
ネロギラス「ヂイイイイイィィィィギイイイイイィィィィィィン」
ネロギラスは走って、ティアーズを襲おうとする。
ウルトラマンティアーズ「ショワッチ!!!」
ティアーズはキックでネロギラスの動きを止め、
パンチでネロギラスをさがらせる。
ネロギラス「ヂイイイイイィィィィギイイイイイィィィィィン」
ネロギラスは怒って、ティアーズを殴る。攻撃は命中する。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!?・・・・・!」
何とか耐えたティアーズはチョップでネロギラスの頭を打つ。
ネロギラスは痛がるが、頭の角でティアーズを突き飛ばす。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!?」
ティアーズは倒れるが、すぐに立ち上がる。
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!」
ティアーズはアームシュートで攻撃する。
攻撃を受けたネロギラスは、
またも走って、頭の角でティアーズを突き飛ばす。
つづく
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