灰間「確か、この辺りのハズだが・・・・。」
日下部「確かじゃないでしょ?絶対に、この山地よ。」
灰間は日下部にそう言われて、驚く。
灰間「お、おう・・・。(今日の日下部、何かどこか違うぞ?
何かあったのか?いや、いつもの事かな・・・。)」
その時、灰間の棒型異常反応探知機が鳴り出した、
灰間「っ!!日下部!!」 日下部「どうしたの!?」
日下部は灰間に近づく。
灰間「この方角より、大量の電波反応があるぞ!!」
灰間と日下部から前の方向に多くの電波があるらしい。
日下部「なら!さっさと進むわよ!!一刻も早く調査しなければ!!」
灰間「あっ!!ちょ、ちょっと待て!!」
日下部は素早く走り、灰間は慌てて走った。
BAR基地の司令室では、上川、叶野、大神がいた。
上川「しかし、あの二人だけで大丈夫でしょうか・・・?
あの二人はまだ子供ですのに・・・・。」
叶野「日下部は軍人の子供。灰間はミラクルマン。
その二人なら、どんな状況もクリアできる。
今まで二人で事件を解決できたところを何度も見ただろ?」
上川「そりゃそうですけど・・・。」
その時、テーブルに置いている電話が鳴り出す。
その電話の受話器を取る叶野。
叶野「もしもし、BARです。・・・・何!?」
大神「どうしたんなら?叶野。」
叶野「電波エネルギー研究開発センターで、
多くの宇宙人が現れたそうです!!」
大神「何じゃとォ!?まさか、
電波が消えたのも、宇宙人の仕業か!」
ある洞窟の前に来た灰間と日下部。
この洞窟に多くの電波があるそうだ。
日下部「この洞窟にあるのね・・・。」
灰間「ああ。あそこに電波が多くある。」
日下部「じゃ。さっそく行くわよ。灰間。」
灰間「ああ。早く電波を取り戻さねーと・・・!」
こうして、二人は洞窟の中に入った。
洞窟の中は暗そうだが、辺りは銀色になっているそうだ。
灰間「この洞窟は・・・誰かに造られているらしいな。」
日下部「要するに、電波を盗んだ犯人がいるって事でしょ?」
灰間「ああ・・・。
この洞窟は機械的に造られたと言って良いだろう。」
その時、灰間のペンダントが光る。
灰間「っ!?しゃがめ!!日下部!!」 日下部「え、ええ!!」
灰間と日下部はしゃがみ込む。すると、二人の前の方向から、
複数の水色のビームが出てきて、二人を襲う。だが、
一足先にしゃがんだので、命中せずに済んだ。そして、
二人の前にビームを発射した者が3人現れる。その3人は、
どれも同じ姿をしていて、
体全体が銀色で、顔には目も鼻も口もない。
両腕が銃器に似たような部分になっている。
灰間「お前ら・・・!宇宙人だな!?」
宇宙人「・・・・・・・!!」
宇宙人と呼ばれた3人は再び水色のビームを連射する。
灰間「危ねっ!!」 日下部「・・・・・・っ!!」
灰間は慌てて避けるが、日下部は避けようとせず、
バルガトリングを連射して、3人の宇宙人を全て倒す。
宇宙人「・・・・・・・!??」
日下部「敵が宇宙人だって事はわかったわ。
さっ。行きましょう。
早く立派に戦わなきゃ、立派な軍人には近づけないわよ。」
灰間「お、おう・・・。」
日下部は灰間と共に洞窟を歩き続ける。
その時、灰間が話しかける。
灰間「・・・・なあ。日下部。」
日下部「・・・・何よ?」
灰間「確か、立派な軍人って言ったよな?
その軍人になりたいのか?」
日下部「悪い?」
灰間「い、いや。その・・・。お前さ。俺と同じ中学生なのに、
何でBARに入っているのだろうと、前から思ってよ・・・。」
日下部「BARの前に、ある軍隊に入っていたわよ。
小学6年生からね・・・。」
灰間「そっか・・・。って、小学生から軍人かよ!?お前!!」
灰間は日下部が小学生から軍隊に入った事に驚く。
日下部「だって・・・。私、軍人の子供だから。」
つづく
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