バンジョーとカズーイ「ワンダーウィング!!!!!!!!」
バンジョーとカズーイはワンダーウィングを再び発動した。
二人から放った光が大きく輝いていく。
ワニ族の主はその光の輝きに負けず、物凄く走り続ける。
バンジョーとカズーイを倒すために。そして、二人は素早く走る。
バンジョーとカズーイ「おらあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
巨大な体のワニ族の主と、巨大な光を纏うバンジョーとカズーイが、
互いに近づき合う。その光を見たコッパとバイルが驚く。
コッパ「な、何だ!?あの光は・・・!?」
ミスターバイル「熊の身体から光が出ているワニ!!」
ミル「あれは、奇跡の翼。ワンダーウィングよ!」
テル「デスブラザーの最大最強の技だ・・・!」
そして、バンジョーとカズーイの必殺技とワニ族の主の巨体が、
ぶつかり合う。ワニ族の長は口を大きく開けて、
バンジョーとカズーイを食べようとする。だが、
その閉じようとする大きな口がバンジョーとカズーイを纏う光に、
押されそうになる。ワニ族の長は何とか喰らおうと必死になる。
バンジョーとカズーイも、
ワニ族の長に食べられぬように光を大きく増す。
ワニ族の長「グルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!」
バンジョーとカズーイ「ぬうううううぅぅぅぅ・・・・・!!!」
そして、二人の身体からさらなる光が増していく。
その時、バンジョーとカズーイの光が急に小さくなり、
ワニ族の主がついに口を閉ざし、二人を食べてしまった。
ミクス「ああっ!!ふ、二人が・・・・!!」
ユミ「食われてしまった・・・!」 一同はその展開に凄く驚く。
笑みを浮かべようとするワニ族の長。だが、その表情が急に、
絶望と苦痛に満ちた表情に変わり、不気味な悲鳴をあげる。
ワニ族の主「グビャボギバゴビャピギャオリギワアアァァァ!!!!!!!」
ワニ族の主の身体から強烈な光が出て、その身体が、
粉々に散り、吹き飛んでしまう。
そこから光に包まれたバンジョーとカズーイが出た。
バンジョーとカズーイはワニ族の長の体内に入り、
その体内を攻撃して、
巨大な光でワニ族の長を倒してしまったのだ。
アシナガ「バンジョー!!カズーイ!!お前ら、生きてたのか!!!」
バンジョー「ワンダーウィングの光が僕らを守ってくれたんだ。」
カズーイ「やっぱり、この技は最高だわ!!」
バンジョーは立ち、カズーイと共に喜ぶ。
マンボ「これが、奇跡の翼・・・・。熊と鳥。使えるのか。
だが、その技、デスブラザーしか使えないハズ・・・・。」
コッパ「へへっ!!あの熊よ鳥。やりやがったぜ・・・。
これで、ワニ族の長は死んだってワケだな。おい。」
コッパは笑って言う。バイルは切なそうな表情でこう言う。
ミスターバイル「長よ。あなたは長とはいえ、
あまりに自分勝手すぎたワニ。
残念だが、もう長として崇めるつもりはないワニ・・・!」
ユミ「やったあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!
私たちは勝ったのよ!!」
ユミは喜び、ミクスは泣きそうになりながら微笑む。
ミクス「これで、戦争が終わるのね・・・。」
皆はこの戦いで勝利した事により、笑顔になる。だが。
ミル「待ちなさい?戦争はまだ続くわよ?」
バンジョー「え・・・?」 ミクス「ど、どう言う事?」
テル「カメ族は滅んだ。残りはワニ族とカメ族の二つだけとなった。
・・・と言う事は、最後はカメ族とワニ族の全面戦争になるだろう。」
マンボ「そう。その戦い、最後の戦争。
戦争で勝った種族、生き残れる。」
カズーイ「あっ!!そうだったわ!!
まだカメ族とワニ族が戦うんだったわ!!」
バンジョー「う・・・・っ!何とか止められないのかな・・・。」
そう。次はいよいよ、カメ族とワニ族の決戦が始まるのだ。
コッパ「・・・・よぉ。バイル。ちょっと、
てめーに言いてェ事があるけどな。」
ミスターバイル「奇遇ワニ。俺様もお前に言いたい事があるワニ。」
コッパとバイルは恐ろしいオーラを秘めた感じで睨み合う。
ミクス「た、戦っちゃうの・・・!?」 ミクスは泣きそうになる。
バンジョー「で、できれば・・・。やめた方が良いんだけど・・・・。」
カメ族とワニ族。やはり戦ってしまうだろうか。その時。
コッパとバイルは急に笑顔になる。何をしようと言うのだろう。
コッパ「・・・・もう戦争なんてやめちゃおうぜ?」
バンジョーたち「え・・・・??」
コッパの言葉にバンジョーたちはぽかんとする。
バンジョー「え?こ、コッパ・・・・?」
ミスターバイル「ワニワニ!俺様もそう思うワニ。」
カズーイ「ば、バイル・・・!?」
コッパとバイルは何故か戦争を止めるように会話していた。
一体、何故。いきなり戦争を止めるようになったのだろう。
コッパ「この戦いで感じたんだよ?お前らワニ族と一緒なら、
この沼を良くできるってよ。だから、
もうお前らとは戦わねー事にした。」
バンジョー「コッパ・・・・。」
バンジョーはそれを聞いて嬉しそうになる。
ミスターバイル「俺たちワニ族の、
リーダーである主はもういないワニ。
主のいない種族にもはや戦力はないワニ。よって、
俺たちワニ族はお前たちカメ族の元に下るワニ!」
テル「組織には、組織を支配するボスがいる。
そのボスがいなくなると、
組織の士気が一気に落ちて、
戦力が大幅なくなっちまうからな・・・。
ミル「でも、良いじゃない?こう言うのって。」
ミクス「ユミさん。カメさんたちとワニたちが仲良くなっていく・・・!」
ユミ「ええ。この沼の戦争が本当に終わるんだわ!」
アシナガ「よっしゃああああぁぁぁぁぁ!!!!」
ユミ、ミクス、アシナガは戦争が終わると聞いて、喜ぶ。
コッパ「・・・ってなワケで、これから仲良く行こうぜ。ワニ族。
この沼は俺たちとお前ら二つの種族のもんだ!」
ミスターバイル「ワニ。今まで傷つきあった事は水に流すワニ。
これから、この沼を平和な沼にしていこうワニ!」
こうして、コッパとバイルは熱い握手を交わす。ここに、
ワニ族とカメ族は共存を果たし、沼は平和となったのだ。
そして、集まってくる無数のワニとカメの皆さん。
コッパ「お前ら!!これから、俺たちはワニ族と共存をする!!
もうワニ族とは戦わない!!!これから、そいつらと、
この沼を良くするんだ!!喧嘩なんかするんじゃねーぞ!!」
ミスターバイル「ワニ族も、カメ族と共にこの沼を支配するワニ!!
もし、カメ族に手を出す者がいたら、処刑してやるワニ!!!
二つの種族でこの沼を平和にするワニ!!!」
ワニ&カメ「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
ワニとカメは一斉に喜びの声をあげる。バンジョーたちも、
笑顔になって、それを見届ける。ついに戦争は終わったのだ。
だが、その光景を見て、快く思わぬ者がいた。その者は、
赤い目の熊であった。熊は遠いところから見て、
苛立っていたのだ。
そして、すぐにどこかへ去った。
暴走するワニ族の長は死にました。これにより、
ワニ族とカメ族は戦争を止め、共存する事になりました。
こうして、この沼から戦争がなくなり、これから、
二つの種族が協力し合って、平和な沼にする事でしょう。
次回につづく
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