子供の赤いフリビッツ「うぎっ!!!」
子供の赤いフリビッツはそのバットに頭を打たれて死んでしまう。
バンジョーとカズーイ「ああっ!!」
バンジョーとカズーイはそれを見て、驚く。
カメ「もう1匹だあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
もう1匹のカメが斧で、もう1匹の子供のフリビッツを襲おうとする。
子供の赤いフリビッツ「ひ、ひぃ!!?」 バンジョー「やめろ!!!」
その時、バンジョーが子供を殺そうとしたカメの手を掴んで止める。
カメ「離せよ!!こいつらは殺さなきゃならねーんだ!!」
バンジョー「やりすぎなんだ!!君たちは・・・!
このカエルたちには戦う力も悪意も全くない!!
僕はそう感じるんだ!!」
カズーイ「要するにアレよ。このカエルたちは悪い奴じゃない。
つまり、カエル族の全てが悪い奴じゃないって。あたいは、
それを今になって知ってしまったわ・・・。」
子供の赤いフリビッツ「う、うええええぇぇぇぇぇぇん!!!」
そして、フリビッツの子供たちが泣き叫び、
他の大人のフリビッツたちも泣き崩れる。それを見た、
カメとワニたちは少しだけ動揺し始める。
ワニ「で、でもよォ。こいつら。グランティと自ら手を組んだだろ?
あの組織は悪の軍団だから、こいつらも悪の集団かと・・・。」
赤いフリビッツ「確かに、俺らはグランティっつー組織と同盟した。
奴らが、
あの暴力的な凶悪なテロ組織だと言う事はわかっていたよ。
でも。俺、そんな悪い奴らと同盟なんて望んでなかったよ・・・!」
赤いフリビッツ「僕だって・・・。あんな怖くて悪い奴らの事、
好きじゃなかったんだよ・・・・。それなのに、僕らの長が、
自分からそいつらとの同盟を結んだんだ・・・。それから、
ほとんどのカエルたちがみーんな黄色くなっちゃったんだ。」
女性の赤いフリビッツ「恐らく、そのカエルたちは皆、
グランティに入って、性格が凶暴に変わったせいだわ。」
カメ「まさか、お前ら。グランティには入らねーのか・・?」
赤いフリビッツ「あ、ああ・・・。」
バンジョー「・・・・と言うワケで。皆さん。
このカエルたちの皆さんの命を、全て助けてはくれませんか?
このカエルたちは絶対に悪い事はしません!
もし、そうならなかったら、僕を殺せば良い・・・・。」
バンジョーも言葉にカメとワニは動揺している。その時、
ユミとミクスが歩いてくる。そして、コッパやバイルも。
コッパ「良いんじゃねーの?一般の奴らくらい。」
カメ「おおっ!コッパ・・・!!」
ミスターバイル「そうワニ。熊の言う通り、戦う力も悪意もないワニ。
流石に殺してはいけない気がするワニ。」
ワニ「み、ミスターバイル・・・。」
コッパ「確かに俺らはカエル族を滅ぼすのが目的だ。初めは、
俺やバイルも一般に見える奴らを殺そうとしたよ。けど、
この女たちのせいで、気が変わっちまったよ・・・。」
コッパはユミとミクスに指をさして、言う。
ユミ「一般で弱いカエルたちは殺しちゃ駄目だって、言っておいたわ。
だって、可哀想じゃない?でしょ?ミクス。」
ミクス「私。皆殺しなんてしたくないの・・・。だから、
一般のカエルさんたちには手を出したくない。皆さんも、
カエルさんたちを殺さないでください!お願いします・・・。」
ミスターバイル「・・・ってなワケで。一般のカエルは殺すなワニ。
代わりに、この沼から追放する事にするワニ。」
コッパ「そうすりゃ、この沼からいなくなる事になる。よう。
一般のカエル共。今から、お前たちはこの沼から去り、
別の沼に住み着いてもらう。
お前らの保護はクラッシャーにやってもらうからよ。」
赤いフリビッツ「お、俺らを助けてくれるんですか!?」
コッパ「助けるから、早くこの沼を出て行けって!早くしねーと、
他の荒くれ者共が殺しに来ちまうぞ!?」
赤いフリビッツ「わ、わかった!!ありがとう!!行くぞ!!皆!!」
そして、一般のカエルたちはこの沼を去ろうと一斉に移動した。
ミスターバイル「他の一般のカエルたちも、
この沼から去るように言ったワニ。」
バンジョー「そうか・・・。ありがとう。皆・・・。」
そこで、アシナガが叫んで来る。
アシナガ「おーい!!敵のカエル共がどんどん少なくなっていくぜ!!
この戦争は俺たちの勝ちに確定したぜぃ!!!」
コッパ「・・・・って事はいよいよ・・・。」
ミスターバイル「ワニワニ・・・。」
コッパとバイルは睨み合う。これは戦おうとする感じだ。もし、
カエル族を倒したら、カメ族とワニ族は戦う約束をされているからだ。
つづく
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