バンジョー「ま、まさか・・・!君たち!?」
コッパ「俺らは勝った・・・。っつー事は、
いよいよ俺らカメ族と、
お前らワニ族の最終戦争になるワケだぜ?」
ミスターバイル「そうワニね。互いの住み処へのルートを、
教え合わないワニか?そろそろ決着を着けたいワニよ・・・!」
コッパ「へっ!良いだろう。そうしなきゃ、
いつまでも戦いが終われねーしよ・・・。」
カズーイ「どう止める?バンジョー。」
バンジョー「うう・・・。この戦いに勝ったら、
戦争して良いって言ってしまったし・・・。今更、
止めようとすれば、何だかヤバい事になってしまう。」
マンボは周りを見ていた。周りには、大勢のワニとカメの、
攻撃を受けて、次々とカエルたちが減っていた。ちなみに、
クラッシャーの者たちもイエローフリビッツたちを倒して行った。
クラッシャーの部隊も既にこの住み処に来て、
戦っていたらしい。
マンボ「・・・・カエル族の兵力、とっても少ない。
あと数分、全滅。・・・・っ!!?」
突然、マンボは頭を痛み始めた。1匹のワニがそれに気づく。
ワニ「っ!?どうした!?ガイコツ!!!」
マンボ「・・・・ワニ族の住み処、恐ろしい展開、起こる・・・!」
ワニ「何を言ってるんだぃ?僕たちの住み処は全く安全だよ。
裏切り者なんていやしないから、大丈夫だって。」
マンボ「そうじゃない!住み処に、とても恐ろしい何者か、来た。
その者、住み処で良からぬ事、しようとしている・・・!!」
ワニ「ま、マジかよ・・・・!?」
ワニ族の住み処では、マンボの予想が当たろうとしていた。
ワニ族の長の眠る場所では、
5匹のクロコタスが傷だらけで倒れていた。
そして、赤き目の熊がワニ族の長に近づいてしまう。
ミドリ「うう・・・・っ!な、何をする気だ・・・!?
本当に・・・あのバンジョーさんなのか・・・!?いや、
ち、違う!あ、あいつは・・・・。くろ・・・・。」
ミドリは気を失ってしまう。熊は笑って、こう言う。
熊「はははははははは・・・・・!!おい!!!!!」
熊が物凄く叫ぶ。その時、
眠っていたワニ族の長の目がゆっくり開け始める。
熊「ワニ族の長よ。貴様はかつてのこの沼では、
巨大でありながらも、
今でもここでぼーっと眠り続けただろう。臆病だな。
憎しみ、ストレス、怒り、悪意によって暴走し、
悪魔となったハズだろ!?
そう。お前は・・・馬鹿だよ!!今のお前は平和など考えず、
殺す事だけを考える、
クレイジーな障碍児だ!!本当は暴れたいのに、
自由に暴れる事を自ら封じようとは、アホか!?病気だな。
ずーっとここで眠りたいのか?ん?
眠りを邪魔されると、怒るのか!?
お前の脳は筋肉でできているか!?あるいは、壊れているのか!?」
ワニ族の長「グルルルルルルルルルルル・・・・!!!」
ワニ族の長は熊の言葉を聞き続けて、怒りが込み上げていく。
熊「今こそ、お前を自由に暴れさせてやる!!そして、
プレゼントをやろう。今まで我が集めら負の塊を!!」
そして、熊は黒い闇のエネルギーを纏った右手で、
ワニ族の長の顔を殴りつける。
すると、ワニ族の長の目を完全に開け、
口を大きく開いて鳴き声を発する。
ワニ族の長「ギャアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
そして、ワニ族の長が地面を突き破り、目覚めた。
顔以外の身体が初めて見えるようになる。何と言う巨大なボディ。
熊「まずは、カエル族の住み処を襲え!!!」
カメ族の住み処では、タンクタップは不安そうな表情をする。
ティップタップ「どうしたのですか?タンクタップ様・・・。
いえ、お父さん。」
タンクタップ「嫌な予感がするのだよ。何だか、
とても巨大な者がこの沼を滅ぼそうとしている・・・。」
ティップタップ「もしかして、噂に聞く、
あのワニ族の長が目覚めたと言うのですか・・・?」
タンクタップ「かも知れん・・・。だが、それ以上に恐ろしい者がいる。
それが誰なのかはわからない。
だが、邪悪な心を持ってるのは確かだ。」
ティップタック「その者がいたとは。この沼は・・・大丈夫でしょうか?」
タンクタップ「信じよう・・・。あの熊たちなら、きっと・・・。」
カエル族の住み処ではフリビッツたちの数が少なくなっていく。
コッパ「・・・・・そろそろだな。」 ミスターバイル「ワニ・・・。」
その時、1匹のカメが慌てて、走って来た。
カメ「た、大変だああああぁぁぁぁぁ!!!」
コッパ「むっ!?どうした!?」
カメ「この住み処に何かとても巨大な奴が来ます!!」
コッパ「怪獣とかが出たのか?だが、この沼に怪獣など・・・。」
ミスターバイル「・・・・違うワニ。おい!その巨大な奴は!?」
カメ「そ、その・・・。何か。ワニのような形をしたような気がします。」
ミスターバイル「ワニ!?ま、まさか・・・!目覚めたワニか!?」
コッパ「何が目覚めたんだよ・・・・!??」
ミスターバイル「ワニ族の・・・・ワニ族の長が!!」
コッパ「ワニ族の長だって!?」
その時、謎の鳴き声が聞こえ始めた。
謎の鳴き声「ヴアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!」
カズーイ「っ!?バンジョー!!何か聞こえるわよ!!」
バンジョー「僕も聞こえる。そして、感じるよ・・・。
何やら、とても恐ろしい何かが来る・・・!」
ミクス「私も・・・。とても恐ろしい空気を感じます。」
ユミ「っ!?皆!!あれを見て!!!」
ユミが指をさした方向を一同は見る。そこから、
巨大なワニ族の長が物凄い勢いで走って来た。
つづく
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