ミドリ「それええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
4匹のクロコタス「えええええええぇぇぇぇぇぇい!!!!!!」
5匹のクロコタスはそれぞれイエローフリビッツに噛み付き始める。
イエローフリビッツA「うわああぁぁっ!?」
イエローフリビッツB「な、何だ!?お前らは!!!」
イエローフリビッツC「ぐぁ!?は、放せェ!!」
ミドリ「坊やたち!!逃げるんだ!!!」
ミドリの叫びに、子供のワニたちは一斉に逃げ出した。
子供のワニたち「わあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
子供のワニたちは逃げ出し、イエローフリビッツたちから離れた。
マンボ「マジックソード!!!!!」
マンボは杖を光の剣に変え、クロコタスたちに襲われている、
イエローフリビッツたちを全て切り裂いた。
イエローフリビッツたち「ゲロオオオオオォォォォォ!!!??」
ワニA「人質はいなくなった!!」
ワニB「形勢逆転だ!!やっちまええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
ワニたち「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
ワニたちは一気に動き出し、フリビッツたちへの攻撃を再開し始めた。
フリビッツ「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
フリビッツたちはワニたちの攻撃に次々と死んでいく。
マンボ「イエローフリビッツ。ほぼいない。外の方、行く!」
マンボは外の方へ行こうと走っていた。
バイルとその手下たちが抑えている住み処の入り口に来たマンボ。
バイルは今でも戦い続けている。だが。
マンボ「・・・・・っ!ミスターバイル。」
バイルの身体は傷だらけになっていた。
イエローフリビッツ「ゲロォ!!」 ミスターバイル「うっ!?」
イエローの攻撃を受けるバイルだが、何とか耐えて反撃する。
ミスターバイル「ワニイイイィィィ!!!」 イエローフリビッツ「ぐぁ!!」
ミスターバイルは突進で1匹のイエローを倒す。
ワニA「っ!!おい!!何だ!?あれは!!?」
ワニB「むっ!?あれは・・・カエル族の援軍だ!!!」
そう。この住み処の近くに、
物凄く大勢の数を誇るフリビッツたちが来ていたのだ。
赤いフリビッツが3000匹、イエローフリビッツが1000匹もいる。
マンボ「敵の数。とても多い。4000くらい。」
ワニA「そんなに多いのかよ!?」
ワニB「どうすんだよ!?一体・・・・!」
ミスターバイル「ワニ・・・!ワニワニイイイィィィ!!!!」
カエル族の新たな軍勢に恐怖するワニたちをよそに、
バイルは1匹だけでその軍勢を倒そうと走る。
ワニ「み、ミスターバイル!!無茶だ!!今のあんた1匹じゃ・・・!!」
イエローフリビッツ「ワニ族のエースを狙え!!!」
何十匹の赤いフリブッツたちが一斉にバイルを狙う。
ミスターバイル「クロコファング!!!!!!」
ミスターバイルはクロコファングでその何十匹のフリビッツ全てを倒す。
イエローフリビッツたち「ゲロオオオオオォォォォォォ!!!!!」
だが、次に10匹くらいのイエローが一斉にバイルに体当たりする。
ミスターバイル「ワニイイイイイィィィィィ!!!」
それを受けたバイルは吹き飛んだ。マンボの近くに倒れるが、
まだ諦めていないか、ゆっくり立とうとしている。
ミスターバイル「ま、まだワニ・・・・!まだ行けるワニ。」
マンボ「いや。もうお前の出番。ない。」
ミスターバイル「ワニっ!?ど、どう言う事ワニ!?」
マンボ「マンボ。魔法で決着、付ける。」
ミスターバイル「ワニッ!?まさか、お前一人で・・・・!!」
マンボは迫るフリビッツ軍団の前に立ち、杖を上に向ける。
マンボ(さっきの戦いで魔力、減った。恐らく、
この魔法、使う確率、低いかも。だが、懸ける!!)
そして、杖の先端から物凄い光が出る。
ミスターバイル(こ、これは・・・!何か凄い事が起きそうワニ!!)
マンボ「マンボ・ビッグ・サンダー!!!!!」
マンボがそう叫ぶと、フリビッツたちの真上から何か巨大な光が落ちてくる。
それはとても巨大な雷であった。その雷が大勢のフリビッツを襲う。
フリビッツたち「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
雷がフリビッツたちを焼き、消滅させていく。
ワニA「す、凄い・・・!」 ワニB「あんなに多いカエル共が・・・。」
ミスターバイル「これが・・・不死の魔術師の力・・・・!!」
バイルたちはマンボの強大な強さに驚いていた。そして、
雷が消え、残ったフリビッツは一気に少なくなった。
イエローフリビッツA「い、今のすげー雷・・・!あの骸骨が!?」
イエローフリビッツB「な、何て強ェ奴なんだ・・・!!」
イエローフリビッツC「今ので不味い状況になった!!撤収だ!!!」
残ったフリビッツたちはマンボに恐怖を感じ、一斉に逃げ出した。
ワニA「やったあああああぁぁぁぁぁ!!!!」
ワニB「あの骸骨が俺らを救ったぞおおおぉぉぉぉ!!!」
マンボたちの必殺魔法によって、敵軍は消えた。それにより、
ワニたちは大いに喜んだ。バイルは微笑んでマンボに感謝する。
ミスターバイル「お前のおかげで住み処は守られた。感謝するワニ。」
マンボ「だが、今の魔法で魔力、全部なくなった。
魔力は完全に戻るには、明日かかる。」
ミスターバイル「それまでは魔法が使えないワニか。何とかして、
奴らの住み処を探し出し、反撃する方法を考えないとワニ・・・・。」
マンボ(そう。明日になったら何としてもカエル族の住み処。探さねば。
この戦争。必ず止めなければ・・・・!)
ワニ族の住み処の攻防戦が終わり、夜になった。
カメ族の住み処では、とても静かな雰囲気であった。
一人歩くコッパの前にティックが歩いてきた。
ティック「コッパ君・・・。」 コッパ「ん?お前か・・・。」
ティックとコッパは互いの前に立つ。
ティック「・・・言いたい事があるの。言い?」
コッパ「さっさと言えば?」
ティック「あのね・・・。一緒にこの沼から逃げない?」
コッパ「は・・・?」
ティック「カエル族はまた、この住み処に攻めてくるかも知れないわ。
もしかしたら、もうこの住み処は滅びちゃうかも知れない。だから、
私とあなただけでも生き残るために、どっかへ逃げよ?そうすれば・・・。」
コッパ「二人だけで幸せになれる・・・か。それも良い。けど。」
ティック「けど・・・?」
コッパ「何かよ。この沼にいなきゃなんねー気分なのよ。
もう一度、この沼の戦争を止めるために戦おうと思うんだ。」
ティック「コッパ君・・・・。」
コッパ「そして、お前は俺を応援してくれ。お前の応援さえあれば、
俺はやる気がいっぱいになって、いつでも戦えるから。」
コッパの言葉に、ティックは笑顔で言い返す。
ティック「・・・・ええ。私。あなたを応援するわ。」
コッパ「・・・・・ああ。」 コッパは微笑んで、頷く。
クラッシャーたちの陣地にある一つのテントの中では、
バンジョーたちが眠ろうと、それぞれベッドで横になる。
カズーイは床に置いたリュックの中から顔を出している。
カズーイ「・・・・今日は珍しく戦ってなかったわね。」
バンジョー「うん。こんな日は初めてだよ。けど、
明日は物凄い戦いの数々が待っているに違いない・・・!」
ボトルズ「そうですね。カエル族は明日、総攻撃を仕掛ける事もあります。」
アシナガ「だよなァ。そうすりゃ、俺らとカメ族全員が合わせても・・・。」
プルレス「敵わない・・・か。どうやって防げば・・・。」
ユミ「残念だけど、いっぱい対策を考えたけど、無理だったわ・・・。」
ミクス「防衛戦を続けても、こちらの数が減るだけですし。
やはり、敵の本拠地を探さないとなりません。それも無理ですけど・・・。」
ミル「あーあ。何か奇跡とか起きないかなァ。」
テル「だが、俺たちは戦い続けなければならん。それまでは・・・。」
バンジョー「今はいっぱい寝よう。それじゃ、お休み・・・。」
バンジョーはそう言うと、すぐに眠りにつく。
カズーイ「早っ。ま、良いか。あたいも寝るから。」
カズーイを始め、他の者たちも眠り始めた。
カメ族の住み処の前では、謎の手が何かの紙を持っていた。
カエル族はワニ族の住み処にも攻撃を仕掛けました。ですが、
マンボの強大な魔法でその攻撃を防ぎました。カメ族とワニ族。
それぞれの本拠地を知ったカエル族に対して、
どう倒すのでしょうか。カエル族を倒すヒントを与える者は、
いるのでしょうか。
次回につづく
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