どうやら、倒れている間に魔族によって、連れて行かれたと、
灰間は今すぐに悟った。
灰間「早くノエルと徳丸を助けねェと・・・!!」
灰間はそう言って、ペンダントを手に持ち、光らせる。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間はウルトラマンティアーズに変身。今回は、
久しぶりに等身大である。
ウルトラマンティアーズ「ショワッチ!!!!!」
ティアーズはパンチ1発で織を破壊し、牢屋から出て走る。
廊下を走るティアーズ。その前に二人の魔族がいた。
魔族A「っ!!ティアーズだ!!!」
魔族B「生きてやがってのかァ!!」
魔族Bはいきなりティアーズに殴りかかる。だが、
ティアーズは右腕でガードし、左手で魔族Bを殴った。
魔族B「うわっ!!」 ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!」
続いてティアーズは魔族Aを蹴る。だが、魔族Aは倒れない。
魔族A「ぐぁ!?くらあああぁぁぁぁ!!!」
魔族Aは蹴り返そうとするが、ティアーズはバック転で避ける。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!・・・・・・!!」
そして、ティアーズは素早い手刀で魔族Aを倒す。
魔族A「うぎゃ・・・・っ!!」 だが、また次の魔族が現れる。
魔族C「おい!!ぎょらあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
魔族Cは両手に斧を持って、ティアーズに斬りかかる。ティアーズは、
何回もその攻撃を避け続け、キックで敵の両手を蹴る。
魔族C「なっ!?」 魔族Cは両手を蹴られて、斧を弾き飛ばされる。
ウルトラマンティアーズ「ハアアアアアァァァ!!!」
ティアーズはキックで魔族Cをノックダウンさせる。
魔族D「きいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
遠くから釘付きバットを持った魔族Dが走って来て、
ティアーズに襲いかかる。
ウルトラマンティアーズ「アームショット!!!!」
ティアーズはアームショットで魔族Dの身体を爆発させて倒した。
ウルトラマンティアーズ『時間がねェ!!
一気に飛んで行くか!!ショワッ!!』
ティアーズは飛び、廊下の中で空中移動を行う。
廊下を飛びまわる姿を見た魔族が数人もいたが、追いつけない。
飛び続けるティアーズの前に4人の魔族がそれぞれ、
ショットガン、ピストル、マシンガン、ライフルと言った銃器で迎撃する。
魔族たち「ぐおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
無数の銃弾がティアーズを襲うが、複数命中して効き目がないらしい。
ウルトラマンティアーズ『どっきやがれええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!』
ティアーズはそのまま前へと飛び、銃器を持つ魔族たちを突き飛ばした。
魔族たち「ぴゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」 銃器を持った魔族たちも倒れた。
リーダーのアジトでは、複数の魔族がノエルに近づいていた。
魔族たち「いっひっひっひっひっひっひっひっひっひ・・・・!!!」
ノエル「・・・・・っ!」 徳丸「止めろ!!ノエルちゃんに近づくな!!」
リーダー「まずはノエルの衣装を全て引ん剝き、それから、
あらゆる拷問で嬲り尽くせ!!
ノエルがとっても醜い死体になるまでなァ・・・・!!」
その時、出入り口のドアが壊れ、
そこから複数の魔族が吹き飛んで来た。
魔族たち「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
リーダー「な、何だ!?」 ノエル「・・・っ!!ティアーズ!!!」
壊れたドアから、ティアーズがやって来た。ノエルと徳丸はこれに喜ぶ。
徳丸「ティアーズ!!助けに来てくれたんだね!!」
リーダー「ティアーズ・・・!!てめェ!!生きてやがったのか!!!」
ウルトラマンティアーズ『てめーか!討伐軍のリーダーは・・・!!』
リーダー「その通り!!お前ら!!ティアーズからぶっ殺せ!!!」
魔族たち「おるあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
多くの魔族がティアーズに襲いかかる。だが、ティアーズは、
得意の格闘を駆使して、次々と魔族を倒していく。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!!・・・・・・・!!」
だが、この部屋に次々と他の魔族が集まってくる。
他の魔族たち「ごぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ウルトラマンティアーズ「・・・・!ショワッチ!!!」
ティアーズは増援した魔族の一人をパンチで倒す。
ティアーズはこのまま、
魔族の数を少しずつ減らす。だが、魔族も負けてはいなかった。
魔族A「ごあああぁぁぁ!!!」 魔族B「うぎゃああぁぁぁぁ!!!」
魔族Aはパンチ、魔族Bはキックでティアーズを攻撃した。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?トオオオオォォォォ!!!」
攻撃に耐えたティアーズはキックで二人の魔族を倒す。さらに、
釘付きバットを持った魔族を倒し、釘付きバットを奪い自分の物にした。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!・・・・・・!」
ティアーズは釘付きバットを振るい、次々と魔族を倒していく。
徳丸「良いぞ!!頑張れ!!ティアーズ!!!」
リーダー「ちぃ・・・・!!何やっとんか!!!そうだ!!
他の同胞はまだ別のどこかに残ってるハズ・・・!!
連絡して増援を・・・!!」
ウルトラマンティアーズ「ショワッ!!」
ティアーズは釘付きバットで一人の魔族の頭を打つ。その時。
魔族「きああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
別の魔族がナイフでティアーズの持った釘付きバットを弾き飛ばす。
ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアァァァァァ!!!」
魔族「しいいいいぃぃぃぃぃ・・・・・!!べん!!!!」
その時、魔族は後ろから何かの銃弾に撃たれて、倒れた。
魔族は倒れた。何と。日下部がこの部屋に来ていた。
徳丸「く、日下部さん!!!」
日下部「このビルに凄い魔族反応があったわ・・・!!この部屋以外の、
魔族共は上川隊員と叶野隊員が倒している!!すぐ助けるから!!」
ティアーズは落ちたナイフを手に、一人の魔族を切り裂く。
魔族「のやろォ・・・・!!」 その時、遠くから弓矢を持った魔族が。
遠くからティアーズを狙っているが、ティアーズはそれに気づく。
ウルトラマンティアーズ「シューティングスラッシュ!!!!!」
ティアーズはシューティングスラッシュでその魔族を斬った。
魔族「えげ!!」 ウルトラマンティアーズ「・・・・・!!」
さらに、ティアーズは別の方向にナイフを投げつける。そこには、
逃げようとする一人の魔族がいて、その魔族がナイフに刺されて倒れた。
日下部「もう大丈夫よ。」 ノエル「ありがとうございます・・・。」
日下部が徳丸とノエルを解放した。
ウルトラマンティアーズ『残りは貴様だけだぜ・・・・!!』
リーダー「てめェ・・・・!!調子のんなよ!!おらあああぁぁぁぁ!!」
リーダーはいきなりパンチする。その打撃を受けたティアーズは倒れる。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?・・・・!・・・・・!」
立ち上がったティアーズはミドルキックで反撃する。
リーダー「ぐふっ!!んなろォ!!!」 リーダーはキックを仕掛ける。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!シュワッ!!!」
ティアーズは敵の攻撃を避け、アッパーでリーダーを殴る。
リーダー「ぐおあああぁぁぁ・・・・!!!」
ウルトラマンティアーズ「ショワアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」
ティアーズは回転キックでリーダーを蹴り飛ばした。
リーダー「うぉああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
リーダーは倒れた。だが、すぐに立ち上がる。
リーダー「ざけんなよ・・・・!!
このクソッタレがああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
リーダーは口から火炎を吐いて、ティアーズを襲う。だが。
ノエル「はああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ノエルはジャンプして、空中キックでリーダーを倒す。
リーダー「うわっ!!?」 リーダーはノエルの攻撃を受けて、倒れる。
ノエル「今よ!!ティアーズ!!!」
ウルトラマンティアーズ「ファイティウム光線!!!!!」
ティアーズはファイティウム光線でリーダーを倒す。
リーダー「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
リーダーは爆発を起こして、粉々になって死んでしまった。
徳丸「やった!!!!」 日下部「ティアーズの勝ちね!!」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!ショワッチ!!!!」
ティアーズは窓を突き破り、空を飛び去った。
静かな夜の街で、ノエルが灰間と徳丸の前でこう語っていた。
ノエル「私は。この大鳥町を去ろうと思います。」
灰間「何だって!?」 徳丸「じゃあ。もう・・・会えないの!?」
ノエル「ごめんね・・・。だって、私のせいで。
徳丸君はもちろん、この町の人たちに迷惑かけちゃったから・・・。」
灰間「討伐軍はもう全滅したろ?もう安心して良いんじゃねーの?」
徳丸「そうだよ!僕たち。せっかく友達になれたじゃないか・・・!!
それなのに、すぐに御別れだなんて・・・。嫌だよ!」
徳丸は涙目で切なく言う。ノエルも切なそうな表情だが、微笑んだ。
ノエル「これから、私は別の街で私と同じこの星を愛している魔族を、
集めて反乱軍を再結成するわ。もし、地球に平和が戻ったら、
徳丸君。また、会いに行くよ。絶対に・・・・。だって友達だもん。」
徳丸「ノエルちゃん・・・。そうだよね。僕ら、友達だよね。
いつか・・・。また、いつか。必ず会えるよね!?」
ノエル「ええ・・・・。必ず。それまでは、さようなら。また会おうね。」
ノエルは笑顔で手を振りながら、徳丸と別れをした。だが、
これが最後ではない。いつかは必ず会えるのだから。
魔族の中にも優しき存在がいました。ノエルがその象徴です。
魔族は悪だけではなく、善も存在する。それを知った、
灰間と徳丸は大変、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
いつか、魔族と地球が共存できる可能性もある。その可能性を高めようと、
灰間は魔族の悪を取り除こうと、改めて戦う決心をしました。
次回につづく
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