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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ユミ「幼い頃に・・・何があったの?」

ティック「ええ。その頃のある日が、私とコッパの出会いだったの。

その日、私の家族は旅行に行こうとしてる最中に、

ワニ族とトンボ族の戦争に巻き込まれたの。それで、

両親は死んでしまって、私は一人ぼっちになった。けど、

私だけじゃなかった。私の他に泣いているカメがいたの。

そのカメが幼い頃のコッパだった。コッパも、

同じ戦争に巻き込まれて親を失ったそうよ。」

ミクス「コッパさんもティックさんも戦争で親を失ったんですね・・・。

わかります。私も両親を戦争でなくしてしまったんです。」

ユミ「戦争は大切な何かを壊すんだからね。改めて忌まわしいわ。」

ティック「そうね。戦争のせいで私たちのような子供が、

何十匹もできたんだから。中にはとても荒れていて、

屈強した凶暴な戦士に育ったカメもいる。今のコッパのように。

けど、昔のコッパは違った。戦争で親をなくしたばかりの、

私とコッパはその戦場の跡地ですぐに出会った。それから、

不思議な事に私とコッパはよく一緒にいたの。それで、

コッパはあんな事を言ったの・・・。」


過去の映像。少し成長した頃。コッパがティックにこう言った。

コッパ「この沼に戦争なんかなければ良いのに・・・。」

ティック「そうよね。戦争のせいで悲しいカメが多すぎるし。

いつになった戦争が終わるかしら・・・。いつになったら・・・。」

コッパ「だったら、俺が止めてやるよ・・・!」

ティック「え!?こ、コッパ・・・・!?」

コッパ「俺も戦士になって、戦争を早く終わらせる!」

コッパの発言に驚くティック。

コッパ「そうさ!そのためには強くならねーと。それには、

普通の剣じゃ駄目だ。だったら、剣を二つ持てば良い!」

ティック「む、無茶よ!二刀流をいきなり扱うなんて・・・!」

コッパ「やってみなきゃわかんねーって!!二刀流なんて、

早く慣れれば扱えるハズさ!!ティック。俺はな、

この戦争を止めてーんだ。・・・・お前を守るために。

お前のような可哀想な存在を増やさんために。」

ティック「コッパ・・・。わかったわ。あなたの望みだもんね。」

コッパ「ああ。いつか、お前の望みも叶えてやるよ。」


そして、現在。

ティック「それでコッパはカメ族のエースとして成長した。でも、

その成長でだんだんと荒んでいくようになったの。」

ユミ「けど、あんたを想う気持ちは変わらないでしょ?」

ティック「ええ。今でもコッパは私を愛しているんだから。でも、

コッパがエースとして戦っても、戦争は続く。その終わらない戦争で、

不満を頂点に立たせたコッパはついにこの沼を去ってしまった。

激しい怒りのせいか、私を置き去りにしてしまった・・・・。」

ミクス「戦争がここまで心を荒らすなんて・・・。」


住み処の近くである地点では、

少数のカメや少数のクラッシャーの戦士たち。

テルやミルもいた。ミルは退屈そうに言う。

ミル「あーあ。私も祭りを楽しみたかったなァ。」

テル「クラッシャーの戦士にそんな楽しみはいらん。それに、

お前も自らここにいるだろ?」

ミル「だって、この住み処をガードしないと、後が大変じゃない?」

テル「そうだな。だからこそ、我々がここにいなければわからない。」

カメA「まあ。楽しみたいなら楽しめよ。

どうせ、俺らが見張ったって。

他の種族に見つからねーさ。この住み処の入り口は。」

カメB「だよな。俺、ちょっとドラ焼き買ってくる。」

笑顔なカメBが歩こうとした、その時。一つの矢が飛んで来て。

カメB「ぎゃっ!!!」 カメBがそれに貫かれて死んだ。

ミル「えっ!!?」 テル「何ィ!?」

他の者たちがそれに驚く。1匹のトカゲが何かを見て驚く。

トカゲ「っ!?お、おい!!見ろ!!カエル族だ!!!」

カメA「何だって!?ああっ!!!」

そう。テルとミルたちの前には、カエル族の部隊が現れたのだ。

複数のイエローフリビッツが先頭に立っていて、

赤いフリビッツが無数にいて、数人が複数の弩砲を構えていた。

カメC「そ、そんな!!今まで見つからなかったのに・・・!?」

カメD「一体、どうやって見つかったんだ!?」

テル「グランティの仕業か!!!」

ミル「グランティの誰かが密かに、この住み処の入り口を探して、

カエル族の戦力に、そこをぶつれようとする作戦が成功したそうね!」

イエローフリビッツ「ゲコゲコ!!ついに見つけたぞ!!

カメ族の本拠地!!!カメ族諸君!!いよいよ貴様たちも、

地獄へ落ちる時が来たのだ!!

先攻部隊!!かかれええぇぇぇぇ!!!」

フリビッツたち「ゲコゲコオオオオォォォォォォ!!!!!」

大勢のフリビッツが突撃して、複数の弩砲も無数の矢を飛ばす。

イエローフリビッツA「ゲロ!!」 イエローフリビッツB「おら!!」

2匹のイエローフリビッツが少数のカメを体当たりで吹き飛ばす。

カメA「うわ!!」 カメB「がは!!!」

トカゲA「この野郎!!」 トカゲB「させっかよ!!」

トカゲAが剣で赤いフリビッツを斬り、

トカゲBが弓矢で別に赤いフリビッツを倒す。

ヘビ「どうよ!!」 赤いフリビッツ「ぐえええぇぇぇ・・・・!!」

ヘビも赤いフリビッツの身体を巻き付け、強く締め付ける。

テルとミル「ストレンジガトリング!!!!!」

テルとミルは両手から連続で発する無数のエネルギー弾で、

複数のイエローフリビッツを倒して行く。

イエローフリビッツ「ぐあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

だが、他のイエロー1匹がテルに突進して来た。テルはこれを受ける。

イエローフリビッツA「このォ!!」 テル「ぐあ!!」

ミル「て、テル・・・!?きゃっ!!!」 イエローフリビッツB「はっ!!」

ミルも別の1匹のイエローの突進を受ける。そして、

他のフリビッツもカメやクラッシャーの戦士たちを倒して行く。

ミル「このままじゃ、不味い!!ちょっと!!あいつらを呼んで来る!!」

テル「あいつらって祭りにいる同士たちの者か!?もしや、

あの熊と鳥をも呼ぶんじゃないだろうな!?」

ミル「もちろんよ!

カメ族がせっかくつかの間の楽しみに癒えてるもの。

それに私だって祭りを楽しみたい!!だから、あいつらを呼ぶ!!」

ミルはそう言って、住み処の方へ戻った。

テル「ミル!!くっ!!おのれえええぇぇぇぇ!!!!」

テルは光を纏った拳で3匹の赤いフリビッツを殴り飛ばす。


住み処にいるカメたちは祭りを楽しんでいる最中であった。

バンジョーとカズーイは、ユミ、ミクス、ティックの3人に会う。

カズーイ「あら。あんた。確か、昨日会った。雌カメね。」

ティック「ティックよ。忘れたの?名前。」

バンジョー「ごめん。ティックさん。ハチミツを売ってる店ってあるかな?」

ティック「え?ハチミツを売ってる店なら・・・。」

その時、ミルの叫び声が響いて来た。これに驚く一同。

ミルの声「みんなあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ミクス「っ!?あれは、ミルさんの声です!!」

そして、ミルが走って来るところを一同は見た。

カズーイ「どうしたの?急に慌てたような感じだけど。」

ミル「か、カエル族がこの住み処に攻めて来たの!!!」

バンジョー「な、何だって!!?」

ティック「そ、そんな!?今までそんな事はなかったのに・・・。」

ティックはミルの発言を聞いて、物凄く驚く。

ミル「けど、この住み処の近くでカエル族が攻撃しているわ!!」

カズーイ「それって本当かしら・・・?」

バンジョー「戦争の音なんて聞こえないんだけど・・・?」

その時、一つの矢が飛んで来て、バンジョーの近くに刺さった。

カズーイ「げっ!?」 バンジョー「うわわ!!こ、これは・・・!?」

バンジョーとカズーイは近くに矢が刺さった事に驚く。

ミル「恐らく、カエル族が撃った矢でしょう。わかる?

カエル族はこの住み処を狙っているのよ・・・!!」

ユミ「どうやら、本当の事らしいわね・・・!」

ミクス「はい。入り口の方で戦争の空気を感じます・・・!」

バンジョー「だとしたら・・・!行こう!!カズーイ!!」

カズーイ「OK!!

あんなゲコゲコ五月蠅い奴らをぶっ飛ばしましょ!!!」

ユミ「ティック。安心して。すぐに奴らを倒して来るわ。」

こうして、5人は急いで戦場へと走った。

ティック「皆・・・・。」


イエローフリビッツ「ゲロオオオオオォォォォォ!!!!!」

3匹のイエローがテルに突進する。

テル「ぐあああああぁぁぁぁぁぁ!!!?」

テルはそれを受けて倒れるが、すぐに立ち上がる。

テル「くそ・・・っ!このままでは・・・・!!」

トカゲ「敵の数が多すぎる。

このままでは住み処が侵攻されちまう!!!」

その時。バンジョーたちが走って来た。

バンジョー「みんな!!大丈夫かぃ!!?」

つづく

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