異形の怪物「だが、いつまでものんびりしてる場合じゃねェぞ。
クラッシャーの奴ら、徐々に我らグランティの戦力を、
削っていきやがる。このままでは、グランチルダ様。
あんたも本部全員も滅びる日も近いかも知れん。」
異人の青年「そうだよねェ。既にワーラ率いる、
第8特命隊が全滅してるからね。もしかして、
特命隊で全滅したのは、あの狼男が初めてかしら?」
グランチルダ「ケッ!あああぁぁぁぁぁぁの狼が、
ただ役に立てなかっっっっっっだけじゃろ!!
心配するでなああぁぁぁぁい!!特命隊は基本、
全滅する事はなあああぁぁぁぁぁいのぢゃ!!!!!」
その時、暗いところで4つの赤い目が輝いた。
その者の姿は全く見えないが、不気味に声を出す。
4つの赤い目の者「その通り、既に我ら第3特命隊は、
既にフランス全土を攻略した。第9、第5の特命隊も、
今でも各地で政府とクラッシャーを攻撃しているハズだ。」
異形の怪物「ほぉう。ならば、俺ら第6特命隊も、
ゴビバレーさばくへの攻略を急がねェとな・・・。」
グランチルダ「思いっっっっっきり行け!!!特命隊よ!!!
この世界の全てをわあぁぁぁぁぁぁれらの手にいいぃぃぃ!!
わしもじきいいぃぃぃぃぃに、
真の美しさを手に入れるううぅぅぅぅ!!!
そうすりゃ、好きなもん食べ放題いいいいいぃぃぃぃぃ!!!!!」
グランチルダはそう言いながら、ハンバーガーを食べつくしていた。
異形の怪物と異人の青年(あんたは既に食べ放題じゃないか・・・。)
2大幹部が心の中でツッコミを入れた。
グランチルダ「ディングポットよ!!!!!」
グランチルダがそう叫ぶと、鍋のディングポットが出てきた。
ディングポット「な、何でしょうか!?グランチルダ様・・・。」
グランチルダ「れええぇぇぇぇいのシステムはああぁぁぁぁと、
何日で始まるううううぅぅぅぅぅぅ!??」
ディングポット「そ、それがまだ、たった一週間だけでして、
システム作動までまだ長い月日が必要かと思います。」
グランチルダ「・・・・クランゴ!!他の部隊にいぃぃぃぃぃ!!
つたあぁぁぁぁえろ!!もおぉぉぉぉし!!あの熊と鳥が、
ブクゲコ沼から去っっっっった時は、即座に集中うぅぅぅ的に、
抹殺しろとなああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
クランゴ「イェッサー!!グランチルダ様!!!」
テントの中で眠っているバンジョーたち。だが、
テルとミルの姿がない。そう。二人は外にいたのだ。
ミル「どうして眠れないのかしら?テル。」
テル「・・・お前も何故眠らん?」
ミル「・・・ふふっ。だって、テルが気になるもの。
もしかして、あの熊君や鳥ちゃんの事、まだ許せない?」
テル「無論だ。奴らはデスブラザーだ。デスブラザーはいずれ、
俺たちが滅ぼさなきゃいけない・・・!お前もそのつもりのハズだ。」
ミル「そうだよね。デスブラザーは許せない。けど、私。思うの。
あの熊と鳥はデスブラザーじゃないって気がするわ。」
テル「だが、俺から見ればデスブラザーそのものを感じる。
いずれ俺はあの熊と鳥を殺すつもりだ。
お前も協力してもらうからな。」
ミル「・・・・うん。だって私、テルの相棒だから。
・・・・じゃ、そろそろ寝るわね。テルはどうする?」
テル「・・・・まだ眠れる気がしない。ちょっと、
カエル共のところへ行ってくる。」
ミル「そう。じゃ、お休み。一人でどっか行くとか、駄目だよ?」
ミルがテントの中へ入ると、テルは静かにどこかへ歩いた。
その頃、ここはトンボ族の住み処。トンボのバズボムたちが、
無数に飛び交うところである。この住み処は、
高く大きい木が無数にあり、その木にはドアや窓がある。
バズボムたちはそれぞれ、その木の中に住んでいるのだ。
大勢のバズボムが集まり、会話をしていた。
バズボムA「なぁなぁ。このままじゃ、不味いんじゃねーのか?」
バズボムB「そうだよなァ。俺らトンボ族の数が、
一番多く減っていきやがる。
これ以上戦えば、全滅しちまう恐れがあるぜ。」
バズボムC「けど、降参すれば他の種族に虐殺されちまう。
ジグソーも全て取られてしまう・・・・!」
バズボムD「だが、まだ勝機はある。
この住み処さえ落ちなければ、まだ勝てる自信がある。
俺たちの住み処は誰にも見つかった事はないからな!」
バズボムE「そうだ!!まだ逆転の時が来るかも知れない・・・!」
その時、1匹のバズボムが慌てるように飛んで来た。
バズボムG「た、大変だああああぁぁぁぁぁ!!!!」
バズボムA「ど、どうしたんだぃ!?」
バズボムG「か、カエル族の大部隊が・・・・!
このトンボ族の住み処に来ちまった!!!!!」
バズボムGの言葉に、大勢のバズボムが驚く。
バズボムたち「な、何だって!!!??」
バズボムA「そ、そんなハズでは・・・!あっ!!!」
バズボムたちはある方向に向かう。そこには、
無数の赤いフリビッツとイエローフリビッツが大勢いて、
それぞれ葉っぱの船に乗っていた。その先頭には、
エスメラルダの一の手下であるラミジャもいた。
バズボムA「か、カエル族!!??
それに、何だ!?あの怪人は!!」
ラミジャ「これより、このトンボ族の住み処は我らグランティと、
カエル族が占領する!!!貴様たちは我らの虐殺を受け、
その命と全てのジグソーを我が手中に落ちるのだ!!!
かかれええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
ラミジャの言葉に、無数のフリビッツが一斉に跳びかかった。
フリビッツたち「ゲコゲコゲコゲコオオオオォォォォォォ!!!!!!」
バズボムたち「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
バズボムたちの悲鳴と共にカエル族は、
ついにトンボ族の住み処を攻撃した。
ついに、ブクゲコ沼の種族の一つ、トンボ族が、
カエル族とグランティの連合の襲撃に敗れてしまいました。
残るは、
カエル族、ワニ族、ピラニア族、カメ族となってしまいました。
他の種族の拠点攻略を手に入れたカエル族とグランティに、
バンジョーたちとカエル族はどう立ち向かうでしょうか。
そして、マンボとワニ族は。ブクゲコ沼の戦争が、
いよいよ終盤を迎える事になったのです。
次回につづく
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